6月6日(金)


最近は暖かくなって皮膚病の子が増えてきたように思います
特にジメジメしていると毛量の多い子なんかはムレてしまて
膿皮症なんかを起こしやすくなってすまうので注意して下さい

ブラッシングを定期的にしたり
シャンプーで皮膚を衛生的に洗ったり
トリミングなどで短めにしてしまうのもいいかもしれませんね

さて今回紹介するワンちゃんは10歳程のシニア犬ですが
半年前程から急に皮膚が悪くなって痒みが止まらないとのこと
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培養検査など含め
様々な検査・治療をこれまでに行ってきましたが一向に良くならず
長期的なステロイドや抗生剤の服用、頻繁な薬用シャンプーの指示などで
とても大変な状況になっていました

しかしアトピーなどであればもっと若い頃から症状が出ているはず
アレルギーやストレスでもここまで強い痒みが出ることはありません
そこで当院にて初めから一つ一つ確認していきました

まずは病変の場所
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目の周りや、肘、耳介部といったところに特に強く症状が出ています
そういったことにも注意しながら丁寧に検査を進めていくと。。。

皮膚掻爬試験にて見つかりました
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皮膚の中を穴を掘ってモグラのように動き回るため
非常に強い痒みを生じる寄生虫

「センコウヒゼンダニ(通称:疥癬)」です
以前にも紹介したことはありますね

今回の痒みの原因はこの寄生虫ですから
いくら抗生剤やステロイドを使ったところで良くなることはありません

今回はセラメクチンという薬を皮膚に垂らすという治療を選択しましたが
一度付けただけで痒みは治まってくれました
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二週間後の写真でまだまだ毛は生えてきていませんが
カサブタもなくなって赤みもひいてくれています
何よりも四六時中痒くて痒くてという苦しみから解放されたことは何より前進でしょう

このように皮膚病と言っても原因は様々です
原因が違えば治療方法が違うのも当たり前です

痒いから「痒み止め」
赤いから「抗生剤」
とりあえずの「薬用シャンプー」

・・・ではなくて
原因に合わせた薬・シャンプー療法をを行うべきだと思います
検査などで面倒に感じるかもしれませんが
逆にもっとも早く苦しみから救ってやれると思っています

皮膚病に限らずお困りの際はすぐに御相談ください

では今日はこの辺で・・・・ 
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