12月23日(火・祝)

前回ご紹介した「進行性脊髄軟化症」
そして4歳になったばかりのトイプードルの女の子
PB048198 PB048201

その小さくて大きな命を救うために
そしてスタッフが一丸となって手術に臨みます。
PB048220
さぁ、始めます、頑張ろうね・・・

(今回は手術画像が多いため苦手な方は注意してください)
PB048214PB048234
皮膚を切開し通常通り側面より脊椎・脊髄にアプローチしていきます

通常と違い、障害を受けているであろう脊髄まで広範囲に術野を拡大していきます
椎間板ヘルニアの何倍もの体力がいります
PB058247 PB058248
通常の椎間板ヘルニアでは1つの椎間を開けますが
今回はおよそ10椎体にも及んでいます
BlogPaint
露出された脊髄を確認すると血行状態が悪いのか
綺麗なピンク色であるはずが暗赤色を呈しています

そして・・・
一番重要な硬膜切開を行います
硬膜とは脊髄を覆っている薄い膜のことですが
今回は脊髄を傷つけないように、この薄い膜を切開していくことが必要となります
PB058252PB058253
極めて細かい作業が必要になるので手術用ルーペをつけての作業です
小さな細い針で硬膜に穴をあけた後に
頭側まで大きく切り開いて脊髄の圧迫を取り除いてやります

すると障害を受けている部位では軟化(壊死)した脊髄がどろっと出てきました
BlogPaint
やはり診断は脊髄軟化症で間違いなし
手術を続行します

・・・そして手術は無事に終了
PB058259
傷口も大きく痛々しいですが
手術時間も3時間近くと長丁場でしたが
本当によく頑張ってくれました

この後は術後のモニタリング
炎症止めの治療、神経活性化治療を併用しながら
神様を信じます

要注意期間は1週間
(進行性脊髄軟化症の多くは発症後1週間以内に命を落とすためです)
この期間を乗り切れば、克服できたことになります

記事が長くなってしまいました
次回に 進行性脊髄軟化症〜術後経過編〜 は回します


それでは今日はこの辺で・・・・ 
出来ましたら、拍手をお願いします♪
(拍手も、ランキング参加も、いつも、スタッフ一同の励みになっています(o^∇^o)ノ)

  にほんブログ村 その他ペットブログ 動物病院・獣医へ