6月5日(日)

先日も少しブログでお伝えしましたが、
6月より当院では京都市内で唯一の腹腔鏡(ふっくうきょう)での避妊手術を実施しております
腹腔鏡というのは人間の医療ではもはや常識となっているためご存知の方も多いかもしれませんね

腹腔鏡手術では従来の開腹手術と異なり、
お腹に開けた数箇所の小さな穴(5mm程)からカメラを挿入して手術や検査をおこなっていきます

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これが腹腔鏡手術で使われる器具で、お腹を膨らませる装置やカメラシステム、様々な鉗子が必要となります
当院では移転を機にこれらの機器が京都市内で初めて導入されました
(ドイツ・カールストルツ社製の最新型デジタル腹腔鏡システム)



メリットとしては
傷口が小さい(避妊手術では3カ所の小さな穴で手術が終了します)
痛みが少ない(傷が小さいのはもちろん組織を無理に牽引したりしないため)
回復が早い(腹壁等の損傷も最小限で、胃腸の動きも低下しません)
感染の可能性が低い(外気に触れることがないため )
癒着が少ない(開腹手術よと違い組織反応が少ないため)

デメリットとしては
費用が開腹手術より高め(従来の避妊手術にプラス腹腔鏡費用が必要となります)
高度な手技が必要(当院では十分に経験を積んだ獣医師のみ執刀します)
開腹する可能性がある(重度の癒着や出血の多い症例では腹腔鏡手術は適応されません)

当院でも既に何人かの方が腹腔鏡による避妊手術を受けていただいていますが、
「手術したとは思えないくらい元気」と 皆さんが仰られています

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手術風景ですが、このように複数台のモニターで状況を確認しながら手術を進めます
精細に映し出されるため肉眼よりも臓器がよく見えて安全です

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手術後の写真ですが、3カ所の小さな傷口で終了します
飼い主さんがお迎えにこられる夕方には元気ではしゃいでくれていました

避妊手術以外にも膀胱結石摘出術、潜在精巣摘出術、胆嚢摘出術、予防的胃腹壁固定術などの手術を腹腔鏡下でおこなうことができます

腹腔鏡手術は獣医師の目から見ても圧倒的に動物の負担の少ない手術であり、
当院では積極的にこの技術を用いた手術をおこなっていきたいと考えています

これから避妊手術を考えられている方
腹腔鏡手術についてお聞きになりたい方
はいつでもご相談下さい

動物にも飼い主様にも優しい医療を・・・
低侵襲医療を積極的に導入することによって、当院の目標に一歩でも近づいていきたいと思います 

院長


それでは今日はこの辺で・・・・ 
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