2008年12月10日

絲衣司(いとごろものつかさ)

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今回の京都旅行は丸や呉服店のたにかなさんが企画してくださったもので、個人旅行ではなかなかできない体験をたくさんすることができました。なかでも感動したのが、京都で伝統的技法にこだわるほんまもんの品々を作っている工房や職人さん達との出会い。

京都二日目、感動の南座吉例顔見せ歌舞伎鑑賞の後連れて行っていただいたのは、京絞り寺田さんの鹿羅菴。昔ながらの町屋造りを生かした、黒い格子の建物の中は、素敵な着物、帯、絞りのスカーフなどがたくさん展示されています。

それらは、京絞りの寺田さん、爪掻綴れの服部さん、伊勢型小紋の大野さんの作品。伝統的な手作業による一点ものばかりをお作りになるお三方で、絲衣司というグループでの活動もされているようです。

爪掻綴の工房と、伊勢型小紋の工房には翌日お邪魔したので、今日は京絞りのご紹介を。


1157924b.jpg最初は人形の服?と思った小さなブラウス。これ、大人サイズのブラウスに絞りを入れたもの。このまま染めると絞ってあるところには色がつかず白く模様が残るわけです。


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できあがりは、例えばこの左のブラウスや、右の袋みたいになります。右の袋は記念にと頂いたものですが、内布との配色も素敵で、見るたびにうっとり。他にもいろいろな絞りのスカーフがありました。スカーフ好きの私はかなりクラクラ来たけど、買ってもなかなか使わないから勿体ない、と我慢我慢。そういえば、写真を取り忘れましたが、玄関を入ってすぐに大判の絞りのスカーフが天井から吊してあるのも素敵だった。インテリアにもいろいろ利用できそうです。大判スカーフやはり買うべきだったかなぁ、、、。


7133c287.jpgこちらはまた違う形の絞り。黒字に白糸で円錐形に絞ってある形はまるでパンクロックの衣装のスパイクのよう。解いたものもまだまだスパイクがはっきり残っていて、このまま洋服にしてもアヴァンギャルドな感じで面白いかも。

ところで絞りといえば全体に模様の入ったものばかりをイメージしていましたが、必ずしもそうではないみたいです。前から素敵だな〜と思っていたたにかなさんのコート。若干グレーがかったコートにいくつか小さな白い模様が散らしてあって、桜の季節には花びらかしら…と思っていましたが冬見ると雪のひとひらにも見えてとっても素敵。そのコートも、京絞り寺田さんの作品だそうです。全て手作業で一点ものなのだから、お客様の要望を入れた品を作るのも特別なことではないと聞いて、なるほどな〜と思いました。私もイメージにあって長く着れる着物用コートを作っていただきたいなぁ〜。

でも、今回他にも欲しいものが見つかり…。悩ましいかぎり。

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最後にちょこっと昨日のご飯を紹介…のつもりが一昨日のご飯紹介になってしまいました。最近は帰りが遅くて、外食の誘惑にかられても気力なくうちに帰ってから食べてます。おかげで京都であんなに食べたのに京都前よりも体重ダウン!節約にもなるし、辛い日々もいいことあります。まぁ、週末には一気に反動が来そうですが。

最近は買い物にも行かず、野菜、とくに白菜を日々消化中。この日は、まずベーコンとにんにくを炒めた中に白菜半玉くらいを全部ザクザク切って投入。お水少々と野菜スープ少々でことことと煮込みました。

そしてお友達に頂いた北海道のメルヘンかぼちゃをくし切りにして、博多だしと白醤油で圧力鍋で5分。

鴨ごぼうご飯の残りは、香草のざく切りを混ぜて電子レンジで温めて。

あっという間に簡単ディナー。赤ワインが飲みたくなって、イタリアの赤を開けてしまいました。開けましたがまだ空けてはないです(^^ゞ

53e3c6b4.jpgついでに昨日の朝ご飯のご紹介。昼に食べたスタバのサンドイッチ、時間がなくて耳が食べきれなかったのですが、捨て切れず、持って帰ってました。帰ってすぐ牛乳と卵を混ぜた液に漬けて冷蔵庫へ。朝はそれをフライパンで焼き、チーズを乗せてオーブントースターで焼いてみました。甘くないフレンチトーストみたいな感じでなかなかいけます。パンの耳は昔から大好き。スタバのサンドイッチは高いけど、雑穀の入ったパンは好きです。捨てなくて良かった♪



umappie at 23:59│Comments(3)TrackBack(0) 京都 

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この記事へのコメント

1. Posted by yoshie   2008年12月11日 13:25
別世界への旅の企画はやはり、たにかなさんの企画でしたか。
伝統的技法を踏まえ用途の目的を果たし、なおかつ綿密で美しい趣のあるものを生み出す優れた方々にお会い出来たなんてなんと幸せなことでしょう。今回の旅がどんなに素晴らしかったか焦らずゆっくりと紹介してくださいね。貴重な体験のお福分けを楽しみにしています。
2. Posted by たにかな   2008年12月12日 00:24
ご紹介ありがとうございます!
とてもキレイにご紹介いただき京絞り寺田も喜ぶと思います!絞りの奥深さは、京絞り寺田に出会わなければ私も一生知らずにおりました。ご覧いただけて本当に嬉しいです。

絲衣司(いとごろものつかさ) は、来年1月、浅草にてご覧いただけます。よろしかったら、是非お出かけ下さい!
詳細はこちらまで → http://www.kimono-maruya.com/event/asakusa21001.pdf
3. Posted by みち   2008年12月13日 15:12
☆☆yoshieさん、自分の仕事に誇りを持つって素敵なことですよね〜。ましてやその仕事が伝統を生かし見る人着る人を幸せにするなんて。いろいろな生き方があるのだな、と改めて自分はこれでよいのかと思い直したり。。。

☆☆たにかなさん、おかげさまで本当に素晴らしい旅でした。たにかなさんはいろいろなアレンジで大変だったと思います、すみません。一生忘れられない経験をしました!いつか絲衣司の方々の品々をひとつずつでも手に入れたいという目標ができました♪

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