京都
2008年12月12日
祇園 迦陵


あ〜京都に行ったのが1ヶ月以上前のような気さえしてくる今日この頃です。
南座での顔見せ公演、そして絲衣司さんたちの素敵な作品を見た後の夕食は祇園!石畳に敷居の高そうな料亭の数々。普通であれば足を踏み入れるのに躊躇しそうなエリアですが、連れて行っていただいたのは洗練されながらも居心地のよい半個室で、テーブル席。床暖房もいい感じです♪
次から次へと出てくる食事は十品。お皿も美しく、盛りも美しく、何より味も良い!
なんとたにかなさんや京都の方々のお招きにより、芝雀さんが夕食の宴に参加してくださり、楽しい会話とお酒でついつい…お料理の詳細を忘れてしまいました。ひとつ飛び抜けて印象に残るというよりは全てレベル高いという感じだったのです。とにかく目にも舌にも美味しかった。


それにしても芝雀さんは素敵な方〜。舞台ではなんであんなに可愛らしいの!と驚くほど女性より女らしく美しいのに、お化粧を取ると当たり前ですがおじ様。でもお顔はやはり綺麗です。最初は歌舞伎役者さんと夕飯なんて!と緊張していましたが、とても好奇心旺盛で楽しい方で、お話も面白く、いつしか緊張していたことなど忘れすっかり寛いで楽しんでしまいました。楽しく美味しく一生の思い出に残る京都の夜でした!


お料理の締めご飯は釜飯。具を五種類から2つ選べるということで迷いに迷い、皆で鯛としじみを選択。しじみは佃煮だったので驚きの味ではなかったけどかまど炊きのご飯はやっぱり美味しく、鯛は全くまた違う味でさすがに美味しく、お腹いっぱいのはずがお代わりまでしてしまいました♪
しかし美味しかったな〜メニューをもらってこようと思って忘れたのが悔やまれます。京都に行ったらまた必ず訪れたい店が一軒できました!
2008年12月10日
絲衣司(いとごろものつかさ)

今回の京都旅行は丸や呉服店のたにかなさんが企画してくださったもので、個人旅行ではなかなかできない体験をたくさんすることができました。なかでも感動したのが、京都で伝統的技法にこだわるほんまもんの品々を作っている工房や職人さん達との出会い。
京都二日目、感動の南座吉例顔見せ歌舞伎鑑賞の後連れて行っていただいたのは、京絞り寺田さんの鹿羅菴。昔ながらの町屋造りを生かした、黒い格子の建物の中は、素敵な着物、帯、絞りのスカーフなどがたくさん展示されています。
それらは、京絞りの寺田さん、爪掻綴れの服部さん、伊勢型小紋の大野さんの作品。伝統的な手作業による一点ものばかりをお作りになるお三方で、絲衣司というグループでの活動もされているようです。
爪掻綴の工房と、伊勢型小紋の工房には翌日お邪魔したので、今日は京絞りのご紹介を。



できあがりは、例えばこの左のブラウスや、右の袋みたいになります。右の袋は記念にと頂いたものですが、内布との配色も素敵で、見るたびにうっとり。他にもいろいろな絞りのスカーフがありました。スカーフ好きの私はかなりクラクラ来たけど、買ってもなかなか使わないから勿体ない、と我慢我慢。そういえば、写真を取り忘れましたが、玄関を入ってすぐに大判の絞りのスカーフが天井から吊してあるのも素敵だった。インテリアにもいろいろ利用できそうです。大判スカーフやはり買うべきだったかなぁ、、、。

ところで絞りといえば全体に模様の入ったものばかりをイメージしていましたが、必ずしもそうではないみたいです。前から素敵だな〜と思っていたたにかなさんのコート。若干グレーがかったコートにいくつか小さな白い模様が散らしてあって、桜の季節には花びらかしら…と思っていましたが冬見ると雪のひとひらにも見えてとっても素敵。そのコートも、京絞り寺田さんの作品だそうです。全て手作業で一点ものなのだから、お客様の要望を入れた品を作るのも特別なことではないと聞いて、なるほどな〜と思いました。私もイメージにあって長く着れる着物用コートを作っていただきたいなぁ〜。
でも、今回他にも欲しいものが見つかり…。悩ましいかぎり。


最後にちょこっと昨日のご飯を紹介…のつもりが一昨日のご飯紹介になってしまいました。最近は帰りが遅くて、外食の誘惑にかられても気力なくうちに帰ってから食べてます。おかげで京都であんなに食べたのに京都前よりも体重ダウン!節約にもなるし、辛い日々もいいことあります。まぁ、週末には一気に反動が来そうですが。
最近は買い物にも行かず、野菜、とくに白菜を日々消化中。この日は、まずベーコンとにんにくを炒めた中に白菜半玉くらいを全部ザクザク切って投入。お水少々と野菜スープ少々でことことと煮込みました。
そしてお友達に頂いた北海道のメルヘンかぼちゃをくし切りにして、博多だしと白醤油で圧力鍋で5分。
鴨ごぼうご飯の残りは、香草のざく切りを混ぜて電子レンジで温めて。
あっという間に簡単ディナー。赤ワインが飲みたくなって、イタリアの赤を開けてしまいました。開けましたがまだ空けてはないです(^^ゞ

2008年02月27日
寄り道京都

開いてますか?はい、どうぞ…バーテンさんは6年ほど前に私が通いつめてた西麻布のバーにいた方。お久しぶりです!と久しぶりにゆっくりお話ができました。ここはバー文久。オーナーさんは花政というお花屋さんで、知り合いのバーテンさんが来てから四年。なんでもバー部門ナンバーワンになったとか。素晴らしい!!
まずはシャンパンを使ったカクテル。キールロワイヤルのベリーにグアバベリーを使ったというカクテルは桜色で幸せ〜な春の香りと味です。


次は同じくシャンパンカクテル、フレンチ75。ジンフィズの炭酸がシャンパンという、贅沢かつ強いカクテル。入れないかな〜とドキドキしながら来たものの、雨のせいで今日はお客様あまり来ないかな、というバーテンさん。おかげで久しぶりにゆっくりお話できました。前に来たのは二年前くらいかな。でも、一時期西麻布で嫌と言われるほど顔をあわせていたので、いまだに過ぎた時間を感じません。楽しい一時でした、ありがとう!今度は着物で行きたいな〜。
小腹がすいたので、一人でもオッケーという看板があった串揚げやさんへ。串揚げセット八百円くらい、モッツァレラとほうれん草のサラダ、五百円くらい、に白ワイングラス入れても二千円ちょっとはかなりお得かも。
帰りの新幹線ではが〜っと寝て、今品川です。京都やっばり楽しいな。思い切って寄り道してよかった!
2006年01月31日
京都でお昼ご飯


ゆっくーり大徳寺大仙院と高桐院を見て河原町四条に戻ったら、お昼を過ぎてしまって。朝も食べなかったのでおなかぺこぺこ。京都のおばんさいを食べたくて、友人にいい店を聞いたり、本で調べたりしていたんですが食欲に負けて行きずりの店にふらりと入ってしまいました。
表のメニューには、300円のおばんさいと500円のおばんさいがいくつか載っていて、ご飯とお味噌汁のセットも。つまり自分の好きなもので定食が組める仕組みです。おばんさいには、ぜひぜひ食べたかったおいものたいたんや生麩、それに塩さばの炭火焼まであったのでここに入ってみました。
おいものたいたん。前に来たときに食べたものは白醤油で甘めの味付けに生の山椒がぴりりっと効いて新鮮な味でした。ここのはどちらかといえば関東風?な味付けでしたが、味は濃すぎず、いい感じでした。生麩は出汁で煮た後にちょっと甘めの葱味噌に菊の花が入ったものが乗っていて、日本酒にもあいそうと思ったけど、我慢我慢。
塩さばの炭火焼はジューシー!鯖を保存するために塩漬けした、鮭の塩漬けと同じものだと思うけど、塩が強すぎず、脂が程よく乗っていて皮はこんがりと。いい塩梅です。
写真にはないけどお味噌汁はとん汁風。寒い日だったので体の芯から温まる感じ。ん?あ!ふきのとうが入っている。ふき味噌なのか??まるで寒い寒い冬の風にほのかに春を感じたような、そんな気がしました。さすが!この手、私も春の料理会で使わせてもらいます。
京都の食材お買い物は、
厚揚げ、生湯葉、道明寺入りの生麩
とり市の千枚漬けとずいきの漬け物。
ナカムラポートリーさんに教わった木源の塩鮭と塩鯖。
大徳寺納豆、清水産寧坂の七味、などなど。
日曜日には京都の食材も使って1日限定居酒屋、をやりました。
その模様はまた後日〜。
2006年01月29日
京都は最高

何年か前に外人のご夫婦を案内して、いろんなお寺を一気に回ったことがあったのですが、その際にとても印象の残っていたお寺。アプローチの竹が素敵…というイメージがあったのですが、今回行ってみると、竹は背景にあるだけでした。でも、やっぱり素敵。ここは大徳寺高桐院です。

このつくばい、ここを建てた細川忠興(三斎)が非常に気に入っていて、熊本・江戸間の参勤交代にも持ち歩いていた、と書いてあったけど、こんな重いものどうやって運んだの?当時のことだから人手だったんだよね…。す、すごい…。


こういう、木や窓で切り取られた風景が大好き。
大徳寺大仙院の枯山水も素敵でした。じっとみていると石の船が砂の大海に漕ぎ出すように見えてくるんです。写真が撮れなかったのが残念。
尾関宗園和尚もいらっしゃって、たくさんお話しました。
とってもお茶目でパワフルな方でびっくり。本にサインしてもらっちゃいました!