福島競馬場について

福島競馬場
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芝コースの高低差は1.8m(ダートコースは2.1m)。
Aコース使用時の全長が1600m。JRA全競馬場の中で1周距離がもっとも短い芝コースを例にとると、ゴール板から1コーナーにかけてなだらかな下り勾配(高低差1.7m)が続き、向正面には一転、1.3mの上り勾配が設けられている。
その後はしばらく平坦部分が続くものの、4コーナーから直線にかけて再び緩やかな下り勾配が待っており、最後は高低差1.2mの上り勾配を駆け上がってゴールに至る。

「坂」と呼ぶほどではないゴール前の上りをはじめ、高低差や勾配自体は決してキツくないが、コースを1周する間にアップダウンを2回繰り返す(ちなみにダートコースの起伏構成も芝コースとほぼ同じ)わけだから、一般的に抱かれているイメージよりも遥かに起伏に富んだ競馬場なのである。

そんな起伏構成のなかでも特に注目すべきは、4コーナーから直線にかけての下り勾配だろう。札幌や函館と異なり、3~4コーナーにスパイラルカーブが導入されている福島では、曲線部分でもスピードが落ちにくい。このスパイラルカーブと、直線にかけて設けられている下り勾配の相乗効果によってスピーディーなレースとなる。

 スピードを持続したままコーナーを曲がり、その勢いに乗って直線に向く逃げ、先行馬の脚勢が鈍らないため、極端な後方一気はなかなか決まりづらい。馬場状態が良い開幕当初は、特にその傾向が顕著だと頭に入れておきたい。
しかし、福島の夏開催は梅雨と重なる。
水分を含んだ馬場では、いわゆる“外差し”が決まるケースが増えてくる。

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函館競馬場について

函館競馬場
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函館競馬場(はこだてけいばじょう)は、北海道函館市にある中央競馬の競馬場である。時任為基とホースマンの始祖の一人とされる函館大経によって設立された函館共同競馬会が1896年に開場した。現存する競馬場では最も古い。

夏の北海道開催のオープニングを受け持つ函館競馬場は、JRA全10場のなかでもっとも「直線の長さが短い競馬場」として知られている。
芝コースの場合、4コーナーからゴールラインまでの距離は262.1m(ダートコースは260.3m)。
東京競馬場の直線(525.9m)の半分にも満たないどころか、同じく東京の直線の、“坂を上り終えた地点からゴール板までの距離(260m)に匹敵する長さ”と書けば、函館の直線がいかに短いかを実感していただけるはずだ。
ただし芝コースの1周距離(Aコース使用時で1626.6m)は、福島競馬場(1600m)や小倉競馬場(1615.1m)よりも長く、競馬場自体のサイズが全国で一番小さいわけではない。
なぜ、函館の直線は全国で一番短いのだろうか?
その答えはゴール板の位置にある。
遠目に海を望むことができるスタンドに立ってコース全体を見下ろせば、函館競馬場のゴール板が他場より“4コーナー寄り”に設置されていることに気付くはずだ。
すなわち、ゴール板から1コーナーまでの距離がゆったり採られているレイアウトのために、函館競馬場の直線は短くなっているというわけである。

また、洋芝コースは野芝に比べ力を要するとされており、馬により適性も異なるため道外の競馬場で結果を残せなかった馬が函館競馬場や札幌競馬場で好走する例がみられる。このため、近年は函館・札幌の芝コースに対する適性が馬券検討の際にある程度重視されるようになった。

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札幌競馬場について

札幌競馬場
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芝コースの高低差が0.7m、ダートコースの高低差が0.9mと特筆するほどの起伏は設けられておらず、「ほぼ平坦な」レイアウトとなっている札幌コースだが、北都に位置するこの競馬場には、大きな特徴をひとつ指摘することができる。コースが全体的に“丸っこい”ことだ。

  芝コースの全長は1640.9m(Aコース使用時)と、ローカル6場のなかでは新潟・中京に次ぐ大きさを誇るのに、4コーナーからゴール板までの距離は266.1mと、「JRA全10場のなかで直線が一番短い」函館競馬場のそれ(262.1m)とほとんど変わらない

しかも直線の半ば過ぎにゴールラインが設けられている函館と違い、札幌のゴール板は1コーナー寄りに設置されている。
従って実質的なホームストレッチの長さ(4コーナーから1コーナーまでの距離)は、函館よりもさらに短いことになる。

函館と同様、洋芝しか使われていない(寒冷地対策のため)芝コースは、耐久性に乏しい。
このため後半開催を迎える頃には、傷みの目立つ馬場の内めを通った馬が苦戦するようになり、いわゆる「外差し」が決まるケースが増えてくるのが例年の常
距離のロスが少ないインを通る馬が有利なのか、馬場コンディションのいい外めを回る馬が活躍するのか見極めることが大切。


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