◆今回の3rdアニバーサリーライブ関連のはこちら。
 速報/レポ


◆今回の移籍劇についてですが、ちょっと考察してみた事をまとめてみます。
 関連:改革の是非ではなく、いつどうやるか、の問題。@美希移籍その2

◆まず「移籍劇」の最大のメリットは、アイドルマスターという世界が拡大する事です。

 360版までは、ユニットが組めるものの「横の繋がり」がそもそもゲーム中では希薄でした。
 アイドラやドラマCDでのキャラ同士の絡みはあれど、喧嘩する事はあっても、「対立する」事はない。
 自分がプロデュースする以外の「765プロのライバル」はオーディションにすら
 出てこないのです。ある意味、ちょっと不思議な世界でした。
 一応は「戦って、勝って、勝ち続けてトップアイドルになる」バトルモノなのですよ?アイマスって。

 その「対立する位置にいるキャラ」はあくまでオーディション上の物言わぬNPCであり、
 例え対人戦であったとしても、数値上だけの存在と戦うだけ。
 ゲーム内での「キャラ同士の広がり」を生むものではなかった
 リアルプレイヤーを「ライバル指定」しても、自由に選択して対戦できるわけではなかったですしね。

 今回の961プロという「765プロと対面にいる」個性を持ったキャラを設置する事で、
 ゲーム内キャラ同士での「競争心」が加えられる。
 つまりは、競い合う事で「勢いがつく」のです。

 少年漫画的、あるいはプロレス的な「新展開」というものと同じだと言えます。
 と言う事は、どんどん発展していく将来性があると言う事。

 (…インフレしすぎて収拾がつかない事もありますが、まだそれを語るべきではないでしょう。)

 競い合う事で、話が広がるってワクワクしてきませんか?

 ドロンジョたちのいないヤッターマン、バルタン星人のいないウルトラマン、ラオウのいない北斗の拳を想像してみてください。
 「越えるべき相手がいる」事で、新しい世界が広がるのです。

 そして、そこに「ソロプロデュースしかできない」意味が生まれます。
 スペック上仕方が無い仕様かもしれませんが、思い入れが増すと思いませんか?
 ライバルが居る事で、「負けてなるか!」の意志が強くなるはずです。

 PSPの仕様上、アドホック対戦は出来たとしても、アーケードや360のように
 ネット対戦は基本的に出来ないわけで、自ずとソロプレイ率は高いです。
 (そこ、今でもそうだって言わない!)
 という事は、プレイのマンネリ感、作業感を少しでも拭うことができるはず。
 ただまぁ、ライバルを倒す難易度がだんだん高くなっていかないと面白さはがくんと落ちるでしょう。

 今までの「矛盾」をこれで解消できるとは言いませんが、自分の中では
 「望んでいた一つの未来」でした。
 キャラを活かす、望んでいた方向だったのです。
 移籍するとかは別として、最初にライバルユニットを設定して(CPU)、
 それとオーディションで戦いつつ上り詰めていくシステムだったら?と
 何度か考えた事があります。
 ただし、オフラインモードならという事ですけども。360版はそういう要素が
 あっても良かったかなぁと。

◆「美希のライバル位置への移籍劇」ですが、あくまで「美希自身が自分にとって一番良い結果になる」
 と考えた選択肢の一つであり、それは実に「彼女らしい」と言う事だと言えます。
 ライブでも高木社長がそう言っていました。

 しかし、ファンの考え方としては、今までの「765プロの空気の破壊」と考えてしまう人もいると思います。
 みんなまとめて「団結」であり、11人まとめてアイドルマスターではなかったのか、と。

 また、ゲーム中のPは765プロ所属なわけで、美希がPと共に961プロに移らないと 
 「美希だけを見て欲しいので、移籍した」という話が成り立ちません。

 (※元々Pが961プロにいるという考えは、今はまだ考えにくいと思いますし
   そもそも矛盾してきてしまうので…)

 Pの移籍後に残された765プロの面々はどうなるのか?放ったらかしにされるのか?
 「こっちを立てれば、あちらが立たず」という訳で、これが不安と思われる要素の一つです。

 これは、アイドルマスターの765プロを一つのストーリーとして見ていると生まれる不安です。
 そのストーリーは、「Pは一人しかいない」世界であるが為です。

 アイドルマスターランクになったPは、ほぼ全員同時に育成できるという特権がありますので
 それはなおさら。ゲーム中は語られない「横の繋がり」も、脳内で補完しているPはいっぱいいたでしょう。
 イコール、P一人と11人のアイドル達の物語としてとらえていた人にとっての移籍劇は、ある意味最大の
 「裏切り行為」だったと捉えられるでしょうね。

 実際のゲームは、P=プレイヤーと、選択したアイドルたち同士のみのお話とも考えられますので、、
 美希だけを考えているプレイヤーならば、「じゃあ961プロでも美希をプロデュースする」と
 思えば、特に問題になる事ではありません。
765もしくは961って名前が違うだけで、やる事は同じですしね

 しかし、「765プロ所属」が染み付いているPにとっては、他社に異動する事自体が「英断」
 思えてしまいます。「765プロの美希」か「美希そのもの」を見ているかでその意識の差が生まれるわけです。

 じゃあ、美希を移籍させずに、貴音と響だけをライバルキャラにしたら良かったんじゃないのか?
 という考えになると思いますが、これだと新キャラはまるで「ヒール役」に徹する事になってしまう。
 せっかくの新キャラが、「ライバルならつぶす」という怒りのみに潰される事になる。
 美希という「周知のキャラ」を近くに置くことで、それがクッションとなり貴音と響にも「期待感」が
 生まれます。
デザイン的にも嫌味のないキャラになっているのも、そこに「新キャラも愛して欲しい」と
 言う意味がちゃんと見えていると思います。

 ただまぁ、961=黒いと言う事でダークサイド的な見方をしやすいので(黒井社長は声がヒールだしw)、
 悪の印象が先行するのは避けられないとは思いますけどね。
 この印象を吹き飛ばす事は、ナムコスタッフがしっかりとやってくれる事を期待したいと思います。
 美希の移籍理由は、まだちゃんと語られていないのですから。

 もう一つ、貴音と響は765プロに入れたら良かったのでは?という事ですが、
 これは美希が360で加わった事の延長で終わります。
 単純に攻略キャラクターの増加だけで終わってしまうんです。
 これでは、「発展」とは言えません。「加えられただけ」ではいつか緩やかに終わっていくだけです。

 美希は「犠牲になったのではない」。それだけは言えると思います。
 NextStageへと進む牽引役としての大役を与えられた、新主人公なのです。

◆今現在のアイマス界隈は、ゲーム中にもあるような「なんか緩くなって来ているというか…」という状態です。
 このまま、ゲーム同様アイマスそのものを「引退」させることもできる岐路にいました。
 (※現行のアーケード版はその方向に進みつつあるようですが…)

 「そのまま終わってもいい」と思う人もいるでしょう。
 「3年も続いたんだから頑張った方だよ、もう終われば?」と思う人もいるでしょう。

 しかし、さらに一歩前に踏み出したアイドルマスターを見た人は、どうしたら
 良いのかわからない。そんな状態ではないですか?
 このまま765プロにお布施を続けるかは、P次第ですがw
 悪い意味でしか思えない人は、ここでアイマスと別れるべきだと思います。

 自分は今回のこの「衝撃」は、この「緩み」を締める強いカンフル剤としての
 効果はバッチリだったと思っています。
 自分としては、これからの広がりを考えると、ワクテカが止まりませんw

◆765も961でも関係ない。
 思いはそのままに、一歩前に進む勇気を。
 戦う事で生まれる、大きな友情を。
 繰り返して出会う事で生まれる、しっかりとした信頼を。

 我々Pは掴んでいきましょう。NextStageのアイマスで。
 「毒食わば皿まで(←台無し)」

 長文、失礼しやした。