2007年07月31日
塩の秘密研究所!
今、私の中で「塩」が熱い。
火付け役はなんといっても、チロルチョコの「塩バニラ」味だ。
バニラの甘さと、塩のしょっぱさと、ジャリジャリとした食感。
すべてが渾然一体となった、共存のミラクル!
そんなミラクルな塩の秘密を教えてくれる、年に一度の
「塩事業センター海水総合研究所」の研究所公開見学へ行ってきました。

秘密の秘密を聞いてまいりましょう。
研究所内はミラクルの連続
塩の製法は、大きくわけて
1.土の中に埋まっている「岩塩」を掘り出す方法と、
2.海水を引き入れて乾燥させて採取する(天日塩)方法と、
3.海水をイオン分解して塩の成分を抜き出して凝縮する「イオン交換膜製塩法」
の3つの方法がある。
現在、99%までが岩塩と天日塩で製塩され、残りの1%が「イオン交換膜製塩法」であり、
これは塩資源に恵まれず湿気の多い日本で塩を得る為に、この研究所で開発された
方法なのだそうだ。
人は一生のうちに約300kgの塩を消費すると言われているのだそうだ。
「塩300キロ」と言われてもいまひとつピンとこないが、
実際に積んでみるとこんなカンジになる。

塩一生分、計300キロ。どーん!
目の前にしても、やっぱりいまひとつピンとこない。
300キロって、こんなもん?という気すらする。
しかし1回の料理で使う塩の量がほんの数グラムである事を考えると
やっぱりすごい量、なのだな、塩300キロ。
ちなみに、消費する塩のうちのほとんどは、インスタントラーメンやポテトチップス、
バターや醤油などの加工食品から摂取されているそうですよ。

そしていきなり塩の試食
塩についての基礎知識を教えてもらった後は、いきなり塩の試食。
塩は一般的に粒が細かいほどしょっぱく感じると言われているらしい。
これは塩が溶けきる時間に関係していて、粒が小さいほど早く溶けきるために
よりしょっぱく感じるのだそうだ。

左から、粒大・中・小。
普段使う塩にそのような味の違いを感じたことはなかったけれど、
こうして順番に舐めてみると、粒大のまるい辛みに大して、
粒小は口の中の水分が全て奪われそうな攻撃的な辛みだ。
同じ塩であるハズなのに、不思議!
イオンがどうしたこうした、と言われると私の理系苦手意識がブイブイ主張しだすが、
こういうのなら分かる。よし。

そして引き続き梅干しの試食。
3種類の塩の試食の後は、2種類の梅干しの試食が待っていた。
しょっぱいもの続きの試食に若干バツゲームの雰囲気が漂うが、
もちろん試食させていただく。

左が「1」、右が「2」。見た目にはそれほど違いはない。
結果から言うと、「1」の方がやわらかく、塩辛い。そして旨い。
力いっぱいご飯が欲しい感じだ。
「2」の方はかなり「噛み千切ろう」という意志を持って噛まないと噛み切れないほど
表面の果皮部分が固く、味もぼんやりとした塩辛さ。
これは梅干しを漬ける時に使う塩に含まれる塩分以外の成分、いわゆる「にがり」が
果皮に作用して起こる現象だそう。
自家用梅干しを作る際には、余分な成分の少ない塩を選ぶといいらしいわよ、奥さん!
続いてはアイスの試食。
試食ばかりでうっかりデパ地下のような気がしてくるが、ここは間違いなく海水の研究所だ。
さて、アイスの製作にも、もちろんしっかり塩が利用されていた。

デパ地下にはなさそうな装置で製作されるアイス。
中央のオレンジジュースが入った器を氷水に塩をまぜたものの中に浸して
冷やしながら撹拌している。

現在マイナス14.7度。
飽和食塩水の氷点降下を利用して、氷水の温度をマイナス20度前後まで下げている。
触らせてもらったら、「冷たい」よりも「痛い」に近い感覚。

ただのジュースが立派なアイスに。
試食以外も楽しすぎる
見学内容は、私のような「元素」とか「イオン」とかが暗号にしか聞こえないような
理系が苦手な人間やお子さまにも分かりやすいように工夫した実験や発表が多い。
そんな中、普段実際に使用している計器なども、一部見学できた。
例えば、この2種類の塩。

左の大粒の塩も右のさらさらの塩も、同じ塩。
海外から輸入される塩は、左の荒く砕いたような状態で運ばれてくる。
この状態でサンプルが海水研究所に送られ、細かく検査されるのだそうだ。

検査するために粉砕機で砕く。
「輸入される塩はここで精密に検査されて、その検査の結果で取り引きする値段が決まります。
輸入された状態だと検査できないので、ここでこまかく粉砕して、ナトリウム(塩)以外に
どんな成分が含まれているか、全部調べます。」
「粒が荒い方が、なんだかおいしそうに見えますね、氷砂糖っぽくて」
「みなさんそうおっしゃるんですけど、こういう粒をよくみると、土だとか、
不純物が混ざっていたりするんです」
「はあ」
「最近では塩を検査するだけではダメで、原料の原料の原料くらいまで遡って
品質を確認することが定められているんです。
だから、塩が海水から作られている以上、塩だけでなく、その原料の海水も検査します」
塩は私達の口に入るまで、いろいろな関門を突破してくるらしい。
その他にも、広い建物と敷地を利用して、いろいろな装置や模型を見学した。

何もないように見えるが何かに反応して重さを表示する電子天秤とか。

いろいろな方法と状況でできた塩の結晶とか。

昔の塩の採取方法を再現した模型とか。

ゆるキャラとか。
年に1度しか公開しないのが勿体ないくらい、アミューズメントな研究所だった。
そしてすっかり塩に魅せられて帰宅した私は、さっそく研究所で習った事を
おさらいしてみることにした。
大人ならでは、の教材で。
実験はやっぱり、見てるよりやった方が楽しいぜ!
火付け役はなんといっても、チロルチョコの「塩バニラ」味だ。
バニラの甘さと、塩のしょっぱさと、ジャリジャリとした食感。
すべてが渾然一体となった、共存のミラクル!
そんなミラクルな塩の秘密を教えてくれる、年に一度の
「塩事業センター海水総合研究所」の研究所公開見学へ行ってきました。

秘密の秘密を聞いてまいりましょう。
研究所内はミラクルの連続
塩の製法は、大きくわけて
1.土の中に埋まっている「岩塩」を掘り出す方法と、
2.海水を引き入れて乾燥させて採取する(天日塩)方法と、
3.海水をイオン分解して塩の成分を抜き出して凝縮する「イオン交換膜製塩法」
の3つの方法がある。
現在、99%までが岩塩と天日塩で製塩され、残りの1%が「イオン交換膜製塩法」であり、
これは塩資源に恵まれず湿気の多い日本で塩を得る為に、この研究所で開発された
方法なのだそうだ。
人は一生のうちに約300kgの塩を消費すると言われているのだそうだ。
「塩300キロ」と言われてもいまひとつピンとこないが、
実際に積んでみるとこんなカンジになる。

塩一生分、計300キロ。どーん!
目の前にしても、やっぱりいまひとつピンとこない。
300キロって、こんなもん?という気すらする。
しかし1回の料理で使う塩の量がほんの数グラムである事を考えると
やっぱりすごい量、なのだな、塩300キロ。
ちなみに、消費する塩のうちのほとんどは、インスタントラーメンやポテトチップス、
バターや醤油などの加工食品から摂取されているそうですよ。

そしていきなり塩の試食
塩についての基礎知識を教えてもらった後は、いきなり塩の試食。
塩は一般的に粒が細かいほどしょっぱく感じると言われているらしい。
これは塩が溶けきる時間に関係していて、粒が小さいほど早く溶けきるために
よりしょっぱく感じるのだそうだ。

左から、粒大・中・小。
普段使う塩にそのような味の違いを感じたことはなかったけれど、
こうして順番に舐めてみると、粒大のまるい辛みに大して、
粒小は口の中の水分が全て奪われそうな攻撃的な辛みだ。
同じ塩であるハズなのに、不思議!
イオンがどうしたこうした、と言われると私の理系苦手意識がブイブイ主張しだすが、
こういうのなら分かる。よし。

そして引き続き梅干しの試食。
3種類の塩の試食の後は、2種類の梅干しの試食が待っていた。
しょっぱいもの続きの試食に若干バツゲームの雰囲気が漂うが、
もちろん試食させていただく。

左が「1」、右が「2」。見た目にはそれほど違いはない。
結果から言うと、「1」の方がやわらかく、塩辛い。そして旨い。
力いっぱいご飯が欲しい感じだ。
「2」の方はかなり「噛み千切ろう」という意志を持って噛まないと噛み切れないほど
表面の果皮部分が固く、味もぼんやりとした塩辛さ。
これは梅干しを漬ける時に使う塩に含まれる塩分以外の成分、いわゆる「にがり」が
果皮に作用して起こる現象だそう。
自家用梅干しを作る際には、余分な成分の少ない塩を選ぶといいらしいわよ、奥さん!
続いてはアイスの試食。
試食ばかりでうっかりデパ地下のような気がしてくるが、ここは間違いなく海水の研究所だ。
さて、アイスの製作にも、もちろんしっかり塩が利用されていた。

デパ地下にはなさそうな装置で製作されるアイス。
中央のオレンジジュースが入った器を氷水に塩をまぜたものの中に浸して
冷やしながら撹拌している。

現在マイナス14.7度。
飽和食塩水の氷点降下を利用して、氷水の温度をマイナス20度前後まで下げている。
触らせてもらったら、「冷たい」よりも「痛い」に近い感覚。

ただのジュースが立派なアイスに。
試食以外も楽しすぎる
見学内容は、私のような「元素」とか「イオン」とかが暗号にしか聞こえないような
理系が苦手な人間やお子さまにも分かりやすいように工夫した実験や発表が多い。
そんな中、普段実際に使用している計器なども、一部見学できた。
例えば、この2種類の塩。

左の大粒の塩も右のさらさらの塩も、同じ塩。
海外から輸入される塩は、左の荒く砕いたような状態で運ばれてくる。
この状態でサンプルが海水研究所に送られ、細かく検査されるのだそうだ。

検査するために粉砕機で砕く。
「輸入される塩はここで精密に検査されて、その検査の結果で取り引きする値段が決まります。
輸入された状態だと検査できないので、ここでこまかく粉砕して、ナトリウム(塩)以外に
どんな成分が含まれているか、全部調べます。」
「粒が荒い方が、なんだかおいしそうに見えますね、氷砂糖っぽくて」
「みなさんそうおっしゃるんですけど、こういう粒をよくみると、土だとか、
不純物が混ざっていたりするんです」
「はあ」
「最近では塩を検査するだけではダメで、原料の原料の原料くらいまで遡って
品質を確認することが定められているんです。
だから、塩が海水から作られている以上、塩だけでなく、その原料の海水も検査します」
塩は私達の口に入るまで、いろいろな関門を突破してくるらしい。
その他にも、広い建物と敷地を利用して、いろいろな装置や模型を見学した。

何もないように見えるが何かに反応して重さを表示する電子天秤とか。

いろいろな方法と状況でできた塩の結晶とか。

昔の塩の採取方法を再現した模型とか。

ゆるキャラとか。
年に1度しか公開しないのが勿体ないくらい、アミューズメントな研究所だった。
そしてすっかり塩に魅せられて帰宅した私は、さっそく研究所で習った事を
おさらいしてみることにした。
大人ならでは、の教材で。
実験はやっぱり、見てるよりやった方が楽しいぜ!
ume_co at 20:24│Comments(3)│
│コネタ
この記事へのコメント
1. Posted by ターくん 2009年08月19日 19:42
2. Posted by ・・・・ 2009年08月22日 11:12
いろんな,製法があってびっくりした
3. Posted by のん 2009年08月22日 11:23
塩のことが分かった
