早稲田大学 梅永研究室

早稲田大学教育学部教育心理学専修 梅永雄二のブログです。

 臨床心理士会の研修が午前中に終わり、役員の方々と昼食を取って会場を出たのが午後1時過ぎ。
 研修会場最寄り駅の国際展示場正門から早稲田に帰るためにはモノレールの「ゆりかもめ」で豊洲を経由します。
 豊洲市場は築地市場から移ったばかりで、本日から一般の人たちも見学できるということだったので、ちょっと市場前駅で降りてみました。

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 豊洲市場は市場前駅の2階からつながっていましたが、初日だったせいか外国人を含めかなり多くの人たちが見学に来られていました。

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 中に入ると、築地から移ったばかりの老舗の店はお昼をとうに過ぎたというのに大行列。
歩くのもままならないといった状態でした。

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 市場の様子は2階の窓ガラス越しに覗くことができますが、訪れた時間帯が午後だったためか市場のにぎわいはなく、閑散としていました。
 セリの様子を見るのであれば早朝5時頃に行くと見れるそうです。

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 セリの際に使用される手やり(指での数字サイン)

 これもセリ人と買い手の視覚的コミュニケーションの一つなのでしょう。



 10月13日(土)、一般社団法人 日本臨床心理士会主催「第11回 障害の理解と支援に関する総合研修会」が有明の東京ビッグサイトで開催されました。

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 国際展示場正門前にあるクレス・オルデンバーグ氏のSaw,Sawing


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 臨床心理士関係の研修会は、(私のイメージでは)精神分析関係のものが多く、発達障害や職業リハビリテーションを取り上げた研修会は少なかったような気がします。
 そん中、平成20年度から「(発達)障害の理解と支援に関する基礎研修会」が開催されるようになってきているとのことでした。

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 午前中は私のいつもの話「発達障害のある人たちに対するライフスキル支援」の後、元横浜の高等特別支援学校「わかば学園」の進路指導の先生で、現在は「株式会社ゆたかカレッジ」顧問の川口信雄先生の「将来の自立のために、今大切なこと」という講義がありました。

 川口先生のお話は実践に裏付けられたとても興味を惹かれる内容で、とりわけ現場実習の大切さを強調されていました。
  中でも、講義資料には記載されていませんでしたが、「『性教育』はしつこいくらい教えておく」「食事は料理を作ることよりも選ぶことが大事」「バスでは乗り方だけではなく座り方も指導する」など実際に現場で経験しなければわからないことばかりなので、一つひとつ頷きながらメモを取らせていただきました。

 臨床心理士の資格を取得し約30年、資格更新のために何度も臨床心理士会の研修を受けましたが、川口先生の講義が今までで一番面白く感じました。
 公認心理士が国家資格となったので、今後臨床心理士がどのようになるかわかりませんが、川口先生のような講義が聞けるのであれば、もうちょっと臨床心理士の資格を保持していてもいいかなと感じた研修会でした。

 早稲田大学でのTTAPワークショップの熱気も冷めやらない10月8日(月)に大阪のTEACCH研究会に行って来ました。
 会場は地下鉄谷町六丁目から徒歩7分ほどの大阪府社会福祉会館。
 
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 大阪府社会福祉会館

 社会福祉会館内には当日開催される様々なイベントが掲示されており、TEACCHプログラム研究会の研修会も案内されていました。

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 今回の講演テーマは「TTAP、T-STEP、ESPIDD」というASD者に特化した就労支援の最新情報でした。
 TTAPも早稲田でのワークショップ直前に「実践マニュアル」ができたばかりですが、ESPIDDの方も11月9日に東京ビックサイトで開催される「第26回 職業リハビリテーション研究・実践発表会」前に完成する予定です。
 これから、従来の伝統的職業リハビリテーションかだ脱却し、ASD、アスペルガー症候群の人たちに特化した就労支援が始まることになってきそうです。
 とりわけESPIDDは、Vocational Counseling(面接相談)にアセスメント的要素が含まれており、知的に高いアスペルガー症候群の人たちの自己理解にも役立ちます。また、実習におけるソフトスキルのアセスメント、離職予防のためのFollow Up(職場定着支援)のためのチェックリストなど今までの職業リハビリテーションとは異なる「アスペルガー症候群に特化した就労支援」は就労移行支援事業所、障害者職業センター、通常の高校、大学、企業などでも使っていけるものと思っています。
 今回は初刊なので、わが国の実態を踏まえ事例を重ねながらより良いマニュアルへとアレンジされていければと期待しています。



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