設計図上の大きな変更はなさそうに思いましたが、一つ大きなことを忘れていました。
1階の一番奥(南側)に配置されている私の作業部屋とゲストルームの併用部屋のことです。
図面上では作業部屋兼ゲストルームは南側に面した2室で、その他にもう一室私専用の部屋が設計されていました。
私専用の部屋は6畳ちょっとの広さでパティオに面しています。
ここだけなんだか孤立したつくりになっており、設計士さんも意識して私個人の部屋を無理に作ってくれたのかな?という感じがしました。
私の作業部屋が2階部分に移るとなると、まずこの6畳ちょっとの部屋は必要なくなります。
この部分の壁を全て取り払えば、エレベーターホールと一体化してかなり広い空間になります。
そして奥の二部屋の壁も取り払ってしまうと、ここはパティオに面した45畳のだだっ広い部屋になるのです。
自然の流れで行けば、ここは夫の希望するゲストルームとして使うということになります。
80㎡もの広さを全て普段は必要のないゲストルームにするというのは何とも無駄な話だなーと思いました。
恐らくどこかで仕切るか柱のようなものを作る必要が出てくるとは思いますが、あまりに広すぎると落ち着かなくなるし、くつろげなくなります。
夫もこれほどの広さをゲストルームに充てるつもりはないと思います。
そこでもう一度図面を見てみると、私の作業部屋の6畳部分がクローズアップして見えました。
この部屋は1階のほぼ中央にありますが、パティオに面しているので採光は問題なさそうです。
夫が以前「一部屋くらい和室があってもいいなー」と言っていたことを思い出し、ここを和室にするのはどうだろう??と思いました。
大きさも6.2畳ほどあります。6畳+床の間モドキ(?)でちょうどいい感じです。
ここを和室にすれば、ただただ広い部屋と言うのも解消されるし、奥の2部屋を一部屋につなげてここをゲストルームにすれば広さ的にもちょうどいいのでは??(この部分の広さは33畳弱です)
一番日当たりのいい部屋がゲストルームになるのです。しかもこの部屋の天井高は3mです。
和室にする部分は上の階が私の作業部屋になるので、ここだけは天井は普通の高さになります。
和室にあまり高い天井は必要ないので、これもちょうどいいと思いました。
夫はゲストルームにはお金をかけると言っていましたので、感じのいい家具を置いて大画面のテレビを設置すればちょっとしたシアタールームのようにもなり、私たち夫婦だけでもゆっくり映画をみたり音楽を聴いたりできるスペースになりそうです。
さすがに夫もこの1階の広いスペースを自分の思い通りに使えるとなれば、無駄なロフトを潰して私の作業部屋を作るくらいは許してくれそうな気がしました。
私は夫の機嫌がよさそうな時を見計らって、夫に思い切って提案することにしました。