梅本聡のblog「職業介護福祉士」

西暦2026年。令和8年。 介護を生業として33年目となった介護福祉士 梅本 聡が、支援のこと、他にも色々と思うこと・考えることを書き綴ります。

株式会社Qship(キューシップ)では、介護福祉士 梅本聡が
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梅本聡の著書「認知症ケアの突破口」
中央法規出版:https://www.chuohoki.co.jp/products/welfare/3880/

株式会社Qship(キューシップ)代表・介護福祉士の梅本聡です。



これまで
実践の変革vol.9 タイムスケジュールを無くそう
実践の変革vol.10 タイムスケジュールを無くそう②
実践の変革vol.11 タイムスケジュールを無くそう③
で、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)でタイムスケジュールを無くすために
ユニット日誌の活用
介護計画書にもとづく個別支援
に取り組んだことをご紹介しました。

ですが、これだけでタイムスケジュールに頼らない実践は成立しません。
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そこで今回はタイムスケジュールに頼らない実践を成立させるために取り組んだ次の実践をご紹介します。

①残った仕事は他勤務者に引き継ぐ
②起床・就寝は個別支援
③夜間入浴



今回は「残った仕事は他勤務者に引き継ぐ」をご紹介します。

タイムスケジュールを無くしても、介護職員は時間で勤務して(拘束されて)います。
2004年当時のグループホームの勤務時間は次のとおりでした。
早番7時00分~16時00分
日勤9時00分~18時00分
遅番13時30分~22時30分
夜勤15時30分~翌9時30分

この勤務時間が課題になります。

早番なら16時までに〇〇と〇〇を終わらせておこう
遅番、夜勤者が大変だから22時00分までに全員を寝かせよう
夜勤明け、早番が大変だから早番来る7時までに全員を起こそう

など、自分や他勤務者の勤務時間を意識して入居者の方たちを動かそうとしてしまうのです。
介護職員の勤務時間によって一斉に起こされ、勤務時間によって一斉にベッドインされるといったことです。



これを無くすためにグループホームでは
仕事は残してもよい
残った仕事は次(他)勤務者に引き継ぐ
というルールを徹底してもらいました。



遅番が夕飯の食器洗いや片付けが終わらなかった
だったら、夜勤者がやればいい(やれるだけの時間はある)
だったら、翌朝早番がやればいい(やれるだけの時間はある)

いつもは21時に寝る〇〇さんが今日は眠くなさそう
だったら、遅番から夜勤者に引き継いで対応してもらえばいい(対応する時間はある)

など。
「終わらなかったのには何か理由がある」
という同僚同士の信頼があれば、引き継がれてもイラッとはしない。
それに引き継がれても、その後たっぷり対応するだけの時間があるのが大抵です。



勤務時間内に終わらせようという介護職員の欲が
入居者さんから時間を奪うのです。

「残った仕事は他勤務者に引き継ぐ」
そうすることで時間を介護職員から入居者さんに返していく。

グループホームで実現した実践でした。

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