May 21, 2017

喪失の再編集

輝いて見えたことなど
一度もなかった

暗示にかかっていたのに
ずっと疑っていた

運命を操るなど不可能と
言い聞かせていたにすぎない

やっと真実に気づいたのは
とても長い夢のあと

何をしても充足しないのは
世界がひろがらないから

昔失ったものの価値だって
いまだからこそどうでもいい

今さら再編集したところで
結末はかえられない

選択の誤りを認めるのは
自己否定に等しいと思う

案の定メッキが剥がれて
優柔不断な嘘つきが表れた

きっと安易な幸せは
難解な不幸せよりつまらない

興味を持たないでほしかった
本物になる気がないなら

輝いて見えたことなど
一度もなかったのだから










umezo22 at 09:09|PermalinkComments(0)旅の途中 | 散文

May 06, 2017

惰性

時はすぎてゆく
どうしようもなく

置いてきぼりで
惰性的な日常


変化を望まないことに
ようやく慣れたけど

私が孤独であることを
永遠に共有できない


白い天井に陽射しが跳ね
穏やかに見える部屋

時計が止まっているのに
時はすぎてゆく








umezo22 at 12:48|PermalinkComments(0)散文 | 旅の途中

March 22, 2017

存在しない正解

どうするのが正解?
どうもしないのが正解?
気遣うべき?
気遣わないべき?

想像は精度を欠いて
おおかたが取り越し苦労
幸せも不幸せも
定義が曖昧になってる

あれから毎日
光と影を使い分けて
ありふれた平穏を
無理矢理に乱してみる


面白いのが正解?
面白くないのが正解?
偽るべき?
偽らないべき?

情報は遮断されて
たいがいが噂の吹聴
嘘も真実も
根拠が利己的なもの

あまりにつらい日々
絶望は希望にかわらず
なのに現実は案外に
優越感を与えてくれた


捨てるのが正解?
捨てないのが正解?
忘れるべき?
忘れないべき?

伝えたいことがあるのか
ただのひとりごとなのか
そんな簡単なことが
いまはもうわからないんだ

誰も傷ついちゃいけない
想い出は美しくあるのがいい
これ以上けがれてしまうなら
なかったことにするのがいい







umezo22 at 22:31|PermalinkComments(0)旅の途中 | 散文

March 10, 2017

素直

君といるとね

脳みその回路が

おかしくなるんだ



誤作動ではないんだけど

つながったことのない

領域にアクセスする



制御してるのは

確実に僕自身のはずなのに

なにかに制御されてる感じ



プログラムが暴走して

セキュリティも破られて

甘い言葉をささやいてしまう



想定外のバグは

ハードにまで影響して

想いの処理速度をあげる



君といるとね

こむずかしい僕は

なんだか素直になれるんだ‥‥










umezo22 at 13:06|PermalinkComments(0)散文 | 旅の途中

March 03, 2017

ゆきどまりのれんあい

いつだったか
きみとはじめて
デートごっこをしたとき

ぼくはぎりぎり
くちびるにふれぬよう
かおをちかづけた

ちがふっとうしそうで
からだのちからはぬけて
いっしゅんでこいにおちた

キスをがまんしたぼくは
あれからなんにちも
きみをおもったんだよ

あるひとつぜん
きみはぼくのものに
ぼくはきみのものになった

それはぐうぜんで
まるでそうていがいで
ほかのすべてがどうでもよくなった

しあわせにつつまれて
かなしみはつねにあるけど
きみのためにいきようとおもった

ぼくをみつめる
うるんだひとみが
ほかのひとをむかないで

きみをきずつけないよ
ぼくをきずつけないで
きみがさいごのひとなのだから








umezo22 at 00:43|PermalinkComments(0)エッセイ | 散文

February 20, 2017

素敵な月曜日

南向きのベランダ
稜線の朝焼け
眼下の環状線

間接灯りのリビング
カウンターキッチンの珈琲
冷蔵庫の豆乳

ソファの反発
室内干しの靴下
朝のニュース

カスピ海ヨーグルト
真新しいバターナイフ
君専用のイチゴジャム

おはようのキス
時報まであと15分
時間の使い方が難しい

おはよ
愛してる
行ってきます









umezo22 at 09:43|PermalinkComments(0)エッセイ | 日記

February 11, 2017

恋愛のチャンネル

解き放たれたね

やっとのことで



冬の空は

高くて平たい



互いを想いながら

もう求めない



指定席券を持たずに

窓際に座っている



逢えないのではなく

会おうとしない



ランチが楽しみな

バレンタインの朝



ふと想い浮かぶのは

イラついてたデート



前髪のハネが気になるけど

濡らして直すほどでもない



幸せなはずがないし

わざわざする意味もない



帰り道のスーパーで

上等な肉を買っていこう



ねぇ大丈夫?

理解できないからさ



プリンとかカレーとか

お好み焼きとか



約束は今や効力を失って

でも守ってるさ



もうすぐつくよ

ついたら電話するね



今日はデートですか

天気いいし休みだもんね



さて少し眠ろうかな

脳みその回路をひとつにしなきゃ









umezo22 at 08:58|PermalinkComments(0)日記 | エッセイ

January 13, 2017

処女雪

君の目前に
広がる雪原

処女雪に
覆われている

出会いや別れや
期待や不安や

結果や過程や
決断や戸惑いを

抱えて震えながら
君は始線に立つ

無限の可能性が
ポケットからこぼれ

君がくるりと
踵を返したとして

恥じなくていいんだ
僕が君を守る

希望のかけらが
カバンからあふれ

君が静かに
歩を踏み出したとして

恐れなくていいんだ
僕が君を守る

君の目前に
広がる未来

処女雪に
覆われている








umezo22 at 14:35|PermalinkComments(0)エッセイ | 日記

January 07, 2017

甘えたい日

鼓動を聴きながら
体温とかわらない
優しさに包まれ
僕は幼児に還る

なにもかもを
受け入れてくれる
激しさに溺れて
君にしがみつく

過去の嘘に傷ついて
疑いに満ちた僕の心は
君には無意味な
凶器でしかないのに

君はそれでも
安心をくれようと
すべてを先回りして
懸命に守ってくれる

おとなが与えるべきなのに
いつも僕はこどもで
こどもが甘えるべきなのに
いつも君はおとなで

互いが愛しすぎて
泣きそうになる気持ちを
口づけで共有できたら
ふたりは同期するんだ

残された時間が
永遠でも刹那でも
どうか僕を離さないで
時間を止めてみせるから








umezo22 at 21:09|PermalinkComments(0)散文 | エッセイ

December 27, 2016

ぼくのはじめて

ひとつになりたいとねがうこと

みっつのかたちをおもうこと

あなたをのみこむこと

かんでのませること

ゆびでたしかめること




ひとみをあじわうこと

しんけんなおままごと

こんなにもあいすること

あいしすぎてうるむこと

うんめいをかんじたこと




深く優しく

貴女の奥まで

この想いが届くよう

もう一度だけ

信じてみようと思います











umezo22 at 15:01|PermalinkComments(0)散文 | エッセイ

December 15, 2016

ラジオ

umezo22 at 14:41|PermalinkComments(0)エッセイ | 日記

December 12, 2016

密猟者

僕は引き寄せられて
うかつに
立入禁止区域に
迷い込んだ

きっと警報は
警備本部まで届き
僕はきっとまた
容疑者扱い

でも僕は密猟者じゃないよ
もう二度と踏み込まないと
神に誓って約束する
驚かせてごめんなさい

よそ見しながら
散歩してただけなんだ
不用意にズボズボと
足跡をつけてしまった

美しい翼の鳥に
僕は引き寄せられたんだ
その翼は傷ついていて
手におえないほど傷ついていて

でも懸命に羽繕いする姿に
僕なんかが近づけなくて
なんだか僕はちっぽけで
だからその場を離れたんだ

僕はすべてを忘れるから
あの立入禁止区域は
あの美しい鳥のために
きっと守ってあげてください












umezo22 at 18:16|PermalinkComments(0)エッセイ | 日記

心の地図と魔法の布

日に何度も
心の地図を広げる

居場所を
見つけたいのか

行く先を
見つけたいのか

わたしの求める
ランドマークがわからない

わかっているけど
わからないフリをするの

わかっているから
隠すのだと思う



あなたが吐き出す
言葉はもろい糸

それだけなら
それはただよう軽い嘘

けど紡がれた生地は
まといたくなる魔法の布

朝などは鏡の前で
鏡の中に問いかける

問いかけるけど
聞いてないフリをするの

問いかけるなら
聞こえているにきまってる



あなたは
首輪でつながれている

わたしの
首輪ははずれるけど

あなたの
首輪ははずれないでしょ?

あなたでいてほしいのは
わたしでしかいられないから

見つめてること
気づかないフリしてほしい

見つめ合うなら
傷つくだけのふたりだから














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umezo22 at 16:49|PermalinkComments(0)散文 | エッセイ

二択の本質

物足りない時間を埋めるのは
物足りない口づけでいい


頼りない未来から逃げるのは
頼りない約束でいい


物足りなくても
頼りなくても


情熱的なかなしみよりは
無気力なよろこびがいい


時を歪められるなら
わたしはいつに帰るのだろう











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umezo22 at 16:42|PermalinkComments(0)散文 | 旅の途中

December 05, 2016

想いのルーティン

わたしはあなたを想う
一日の終わりにあなたを想う

それがわたしのしめくくり
やめられないルーティン

心があなたを指している
どうしても抗えない

遠く離れたあなたを
想うと少し安心する

おやすみのキスは
できないけど

あなたを想って
眠りに落ちる

もうずいぶん
声を聞いてないけど

強がりなあなたは
どうしてるんだろう

わたしが想うように
あなたも想っているとして

ふたりはいびつに
通じ合ってる

想おうとしてではなく
あなたを想ってしまうから

想わないのは
想わないようにするときだけ

それでもあなたを想い出す
そこらじゅうきっかけだらけ

それがすべての
答えなんだと思う













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umezo22 at 07:52|PermalinkComments(0)散文 | エッセイ

December 02, 2016

僕が生きる場所

僕が生きる場所が
僕にふさわしい場所だとは限らない

僕が夢を見るベッドが
僕を安眠させてくれるとは限らない

僕が好きになる人が
僕を幸せにしてくれるとは限らない

僕が望む未来が
僕のベストだとは限らない

人はたいてい
自分のことをわかっていない

僕は間違わないと
僕は確信している









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umezo22 at 18:01|PermalinkComments(0)散文 | エッセイ

November 25, 2016

君に逢いたくてしようがない -みんな誰かに支えられてるんだ-

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君に逢いたくてしようがない
https://t.co/YN6LmNAk5M
@YouTubeさんから

そしてさらに、




下山監督に無理言って、
収録編集をお願いした、
幻のクローズドライブ映像


‥‥あのときは、忙しいのにすみませんでした。

他の作品はこちら
https://www.youtube.com/user/newjackT/videos


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umezo22 at 13:15|PermalinkComments(0)エッセイ | 日記

L -エル-

facebook & twitter 連動

れんたるはーと茶屋 vol.01 https://t.co/FusdcP3RyH @YouTubeさんから
本日公開の「L -エル-」の監督の下山さんと昔遊びで作ったフラッシュ動画

映画「L -エル-」観に行くべし!



続きはこちら
https://www.youtube.com/user/newjackT/videos





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umezo22 at 13:09|PermalinkComments(0)エッセイ | 日記

November 24, 2016

日常を飛び出す絵本

誰かを羨んだ瞬間
ぼくの世界は閉ざされる

自分の価値観でしかない世界
そんなものは宇宙から見れば点でしかない

僕の日常の世界はせいぜい半径50km

雪が降る空を見上げて
世界の広さと世界の狭さを同時に感じました

今度の日曜日
大阪で叫びます


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umezo22 at 18:39|PermalinkComments(0)日記 | エッセイ

November 22, 2016

がむしゃら

懐かしくて‥‥



あくまで主役はレッツノートです。


umezo22 at 17:37|PermalinkComments(0)エッセイ | 日記

November 20, 2016

ノイズ

聞こえないはずの
声が聞こえる

聞こえないはずの雑音が
意識の奥に入り込む



ほっといてくれないか
とっくにしっぽは丸めてる

僕が並べる陳腐な言葉は
もはや誰のものでもない



突然に始まった
彼女と僕の恋愛を

祝福こそすれ
邪魔しないでくれるだろ



僕の決心を嘲り
もの笑いにしながら

いつものエゴで
陥れないでくれるよね



心の中を読みすぎる
僕がきっと狂っている

悪意に満ちた嫌な波長が
僕の想像を支配する



明日の朝一番で
彼女が待ってる街へ行く

彼女の笑顔を見たいから
安物の指輪を買ったんだ



今一番の心配ごとは
口の中の火傷のことさ

生きてきた証なんて
案外そんなもんだろ









umezo22 at 22:55|PermalinkComments(0)旅の途中 | 日記

November 19, 2016

複雑な結末と単純な序章

笑えるよ

僕の恋愛の結末は

戦場帰りの兵士の

過覚醒によく似てる



心的外傷

フラッシュバック

急性ストレス障害

PTSD



君に僕の過去は

背負わせられない

たとえ君が

望んだとしても



君とこれから

紡いでいく物語は

穏やかにゆるりと

退屈でいいと思う



海沿いのドライブインで

ただうまいパイを焼いて

コーヒーに心を癒される

人生でいいと思う



‥‥ただそれでは

愛する理由が

見つからないんだ

強く激しく愛したい‥‥



もう時間はいらないよ

たくさん待ってくれたから

これから君を

ずっと見つめて生きていく



苦しいよ

僕の恋愛のはじまりは

試験会場へ向かう学生の

憂鬱によく似てる



僕の居場所は

ここじゃないって

心のどこかで

あの戦場を恋しがってる














umezo22 at 22:00|PermalinkComments(0)散文 | エッセイ

November 18, 2016

出逢いのプロセス

どうしてる?
どうしたの?



なんでもないなら
いいんだけど



おれは考えてるよ
いつだって



嘘ついてないよ
そんなこと言う君は?



くちではなんとでも
言えるからなぁ



君の本心が
おれには透けて見えるけどね



とにかくさ
考えすぎんなよ



好きなものは好き!
嫌いなものは嫌い!



おれのことだけ
見てればいいよ



そしたらおれが
君を未来に連れていくよ











umezo22 at 15:03|PermalinkComments(0)散文 | 日記

November 17, 2016

混乱する関係

4半世紀分も年下の
美しい君の告白に

ぼくは少年のように
心を震わせた



ぼくは君にとって
おもちゃ箱のような存在

君はぼくにとって
ガラス細工のような存在



なにもかもを
新しく感じる君と

なにもかもが
輝いて見えるぼくと



とっくのむかしに
経験しているぼくなのに

出逢うことの苦しみを
上手に君に伝えられない



ヒールを優しく脱がせ
抱きしめてキスしたら

背伸びしようとする君と
きっとはじまってしまうから



もしもぼくが君に
冷たくしたなら

それはぼくが君を
子ども扱いしていない証拠



悲しいのは一瞬だから
怖がらないでも大丈夫

君にふさわしい人と
素敵な恋をするといいよ



君に恋してしまいそうだから
君の前から消えるんじゃない

君に恋してしまったから
君を僕から遠ざけるんだ






フィ


umezo22 at 19:27|PermalinkComments(0)エッセイ | 日記

November 16, 2016

バーチカルな罠

あのときは
まだ君が
りそうを求めていて
にべもなかったから
つねに僕は
まさつが生じないよう
らくな方法を選んでいた
なにもなかったように
いみを探すことをやめ
男と女の存在を認めたんだ
なのに僕ときたら
のうみそのカスをばら撒き
にてんさんてんする成り行きに
驚きをかくそうとせず
いったいなにをしてるんだろう
てきとうな言葉は響かないよ
全部をほしがったり
体をまさぐったり
的を得ない指摘をしたり
にくしみに支配されれば
さらなるにくしみが生まれ
めにはめになることが
たんじゅんに想像できるだろ
よくできた物語じゃないか







umezo22 at 15:05|PermalinkComments(0)日記 | エッセイ

November 15, 2016

輝きの景色

NJT

ねぇ、みんな‥‥ありがとう。

240

うん、ほんと‥‥ありがとう。







umezo22 at 14:28|PermalinkComments(0)エッセイ | 日記

November 12, 2016

ウサギのスキップ

ウサギが

スキップするのは

楽しいから

じゃなくて

悲しいから



踏まなくて

いい地雷

開けなくて

いい牢屋

自死に近い



夢は

心をうつす

鏡のようで

透明な

物語



あのとき

なんで

手離して

しまったのか

云えない



後悔は

君を失った

選択ではなく

君を愛して

しまったことだよ



もう

夢に

出ないで

お願いだから

忘れさせて



嫉妬は

愛情を

焼きつける

バーナーの

ようなもの



ぼくは

悲しすぎて

ウサギの

スキップを

真似てみたんだ










umezo22 at 20:15|PermalinkComments(0)日記 | エッセイ

November 08, 2016

輝き

あんなに

輝いた時は

そうそう

訪れるものじゃない



あの20分に

起きたいくつもの

奇跡を

確かに共有したよね



こんなに

解き放たれた

自由を感じるのは

どれくらいぶりだろう



つまらないぼくの

ちっぽけな人生が

きみのおかげで

大きな意味を持ったんだ




遠く離れてしまった

あの人の束縛をほどいて

輝ける時に叫んだんだ

きみのために叫んだんだ








umezo22 at 22:44|PermalinkComments(0)日記 | エッセイ

November 06, 2016

さて、行こうかな。

わぁ、空がたっけーなー。

めっちゃ気持ちいいよ。



じゃぁ、あとでね。

届くといいな、僕の声が‥‥。









umezo22 at 11:51|PermalinkComments(0)エッセイ | 日記

November 01, 2016

不在通知

きのうしゃべったよ

他愛のない話を



12月15日22時は前で

12月29日22時は後だって



http://art1011.wixsite.com/artheartclub/blank

ここでその時間に聴けるって



でもカツシカにいれば

78.9MHzでオンエアが届くね



ひとりでも多くの人に?

たったひとりの人に?



君に聴いてほしかったのかもね

正直きょうはそんなふう








umezo22 at 01:42|PermalinkComments(0)日記 | エッセイ

October 02, 2016

さよなら

さよなら

前に進まなくちゃ

俺もお前も



さよなら

ほんとは無理だよ

忘れるなんて



さよなら

一番愛したから

愛してないフリをする



さよなら

死ぬほどつらいけど

忘れなくちゃ



さよなら

理由とか全部

わかってるつもり



さよなら

お前の不満とか

手に取るようにわかる



さよなら

俺たちは

死ぬために生きる



さよなら

信じてくれ

お前は世界一なんだ



さよなら

お前がなにかを想っても

俺がなにかを想っても



さよなら

今度こそ本当に

さよなら



さよなら

とっくの昔に

さよなら



さよなら

思い出は

お前のなかに












umezo22 at 00:30|PermalinkComments(0)旅の途中 | 散文

September 19, 2016

空虚と死骸

雨が傘を叩く

バラバラと凄い音だ


ビニールの内側に

円筒形の空間があって


開かれているのに

閉ざされている




雨が靴に刺さる

ピチャピチャと爪に染む


スエードのつま先は

山吹色のグラデーション


もう水たまりを

避けようとも思わない




雨が歩道を撃つ

ザーザーと左折レーンに爆ぜる


前輪がひしゃげた自転車が

車道の端に転がっていて


人生の絶望を象徴しながら

感傷を寄せつけない




もうなにもかもが空虚でさ

この雨の先に目的は存在しないよ


さっき鳴いてたセミの死骸が

排水口に吸い込まれそうで


この雨が耳から僕を浸食して

記憶の君も流しちゃえばいいんだよ









umezo22 at 15:40|PermalinkComments(0)散文 | 歌詞

September 12, 2016

低気圧

強風にすっ飛ばされて
俺のところに
戻ってくればいいのに

最大瞬間風速100mとかで
手足をバタバタさせて
飛んでくればいいのに

そしたらこの両腕で
俺の胸におまえのすべてを
力一杯受け止めるのに



低気圧が暴れたせいで
電車が遅延しただとか
ニュースでやってる

くだらない妄想ばかりの
昨日と同じ今日が
また勝手にはじまるんだ

窓にぶつかる風くらいで
おまえを想ってしまう苦しみが
もうずっと終わらないんだよ






ひろ


umezo22 at 00:13|PermalinkComments(0)散文 | 日記

September 06, 2016

缶ジュース

真っ白な雲が
真っ青な空を
全速力で駆けていく

見上げたビルのてっぺんは
奥行きを失って
傾いて倒れるようだよ

風が吹く
湿り気を含んで
ゴーゴーと吹く

今ならば
叫ぶ声は
誰にも聞こえないけど

今ならば
想う心は
誰にも気づかれないけど

平衡がとれない
錯覚のなかで
涙がにじんだとしたら

悲しいからではなくて
たぶんなにかの
勘違いなのだと思う

空いた缶をゴミ箱に放り投げ
鉄扉の階段を降りれば
また現実に溶けてしまうのだから





ひろ




umezo22 at 18:24|PermalinkComments(0)旅の途中 | 散文

September 04, 2016

ネバーランドの地図

ふたりで訪れた街に

視線のピンを打ちながら

空を飛ぶように

地図を広げた



手をつないだ街

ディナーした街

喧嘩した街

間違いだらけの恋愛だったけど



交わした言葉が

少しだけ美しく

触れたくちびるは

あの日より柔らかくよみがえる



現実世界ばかりか

仮想空間までもが閉ざされ

ピーターパン症候群を発症したぼくは

記憶の島を飛び続ける



無責任で

ナルシストで

依存的で

ずる賢くて



ぼくは哀しみの理由を

誰かのせいにするばかりで

あなたが苦しんでいることまで

あなたのせいにしていた



瞳を見つめた街

涙をこらえた街

別れにうなずいた街

きっと今度は間違わなかった



いつか人生の終点を迎え

生きたことの意味と向き合うとき

あなたと過ごした記憶が

きっと答えに導いてくれる







ひろ

umezo22 at 19:47|PermalinkComments(0)散文 | 日記

September 01, 2016

蒼と青

深く深く蒼い空
それはそれは青よりも蒼く
悲しくて優しくて
厳かで切ない

あがいてもがいて
言葉にしようとするのだけど
この美しさを表せない僕は
君の想いにもたどりつけない

蒼と青
それはたぶんどうでもいいこと
君と僕は同じ時間軸にいて
同じ空を共有できないのだから







umezo22 at 21:41|PermalinkComments(0)散文 | エッセイ

July 25, 2016

賞味期限

車が衝突して大破した

屋根がほとんどなくなった

オープンカーみたいな緑色のタクシー

運転手が彼にたずねる



「ここからどうしますか?」

彼はあきらめない

当たり前のように停めてある

道端の黄色いバイクに乗り換える



バイクはすぐにガス欠で

彼は赤いヘルメットを投げ捨て

沼のようにぬかるんだ道を

懸命に歩き出す‥‥いつもならば



でも今日はどうしたものか

タクシーのシートに沈んだままだった

彼は執着していなかった

彼女の家にはたどりつけなくていいと思っていた



そんな思いははじめてだった

彼女と出逢って別れて

180回目の夢のプロットは

彼自身が想定外の結末だった



目覚めてまどろんで

眠りから這いだした勢いで

現実の重力も

ふわっと跳ね返したようだった



喪失感を忘れた朝

永遠に眠りたかったはずの彼は

ごく当たり前に

冷蔵庫の牛乳を取り出し



突然訪れた

感情の進化に戸惑うことなく

彼女のことを想うより前に

賞味期限の刻印を確かめていた






梅田凡乃












umezo22 at 14:15|PermalinkComments(0)旅の途中 | エッセイ

July 19, 2016

曲解

見えないから
見ようとして

見なくていいのに
見てしまう

ふたつの目で
既視感を

心の奥に
違和感を

気になるから
気にしないように

よそゆきに
よそおうのです

幸せなら
幸せでいて

不幸せなら
隠さないで

いまでも
見透かせますか

僕の想いを
想像できますか

僕はもはや
あなたの想いを

かけらも
想像できなくて

僕の想いは
あなたで占められ

わからないから
わかろうとするのです

日々は残酷で
捨てても捨てても

そこかしこに
あなたがいて

新しい恋は
転がっていて

あなたを
想わなければ

ただ想わなければ
それで済むのに

見えないから
見ようとして

想いが
消えるより早く

やがて
なにかをなくしました

僕の言葉は
あなたの心を閉ざしてしまう

拒絶の意味は僕が想うより
きっと乾いているのでしょう

伝わらないから
伝えようとして

あなたが抱える真実を
曲解したのかもしれません






ひろ











umezo22 at 19:11|PermalinkComments(0)散文 | エッセイ

眠りの理由

君の夢をみた

あの頃の君とぼくが

あの頃の想いを抱いて

言葉をかわしていた



目覚めてまどろんで

夢の記憶がどんどん薄れ

現実の重力で

ぼくは涙の漬物になる



まだ目覚めたくない

弱さを認めたくない

心はとうにボロボロで

喉はもうカラカラで



君の夢を見るために

眠ることが

眠るための

ただひとつの理由なんだ



なにもかもを許しあえた

あの頃の優しさに

もう一度包まれるならば

ぼくを永遠に眠らせてほしいんだ

















umezo22 at 19:09|PermalinkComments(0)散文 | エッセイ

July 16, 2016

11月、SSS出ます
6日がzepp tokyo
27日がzepp nambaです
よかったら.....

umezo22 at 04:46|PermalinkComments(0)日記 

June 27, 2016

あしもと

いちばん大切なものは
あしもとに転がっている

いちばん嫌いなものも
あしもとに転がっている

いちばんくだらない現実は
目の前に存在している

いちばん愛してる人は
遠くで想っている

いちばん好きな言葉は
あしもとに書いてある

ほらごらん
案外近くにあるだろ

君を喜ばせたくて
とっくの昔に書いたんだ










umezo22 at 23:39|PermalinkComments(0)日記 | エッセイ

June 17, 2016

お願い

もういいよね
だいぶがんばったよね
眠っていいかな
少し疲れたんだ

想像に囚われて
脳細胞がすり減って
現実の世界では
網膜も鼓膜ももうダメみたい

目覚ましをかけずに
静かに深呼吸をして
現実ではない世界に
意識を沈めてもいいかな



もういいよね
だいぶ待ったよね
君を想う重力で
感情がもげたんだ

矛盾がループして
表情筋が弛緩して
現実の世界では
笑顔も泣き顔ももう作れない

ブレーカーを落として
ドアの鍵を壊して
現実ではない世界で
君を犯してもいいかな



ねぇいいかな
お願いがあるんだ
すべての間違いを忘れて
君が僕を起こしてよ

どんな手段でもいいから
どんなに乱暴でもいいから
現実の世界に
色彩と音色を与えてよ

赦してくれるよね
だってそれは永遠の先の
現実ではない世界の
夢のなかでのお願いなのだから





ひろ











umezo22 at 15:00|PermalinkComments(0)エッセイ | 散文

June 14, 2016

magic

「バラバラのトランプ
 これからひくカードが
 ハートのクイーンならば
 ぼくの願いが叶います」

そうひとりごちて
ぼくはカードをひく
再再シャッフルした
山の真ん中の一枚をひく



願いなど叶わない
ならばひかなければいいんだけど
なるべく平常な心持ちで
事なきの言い訳を準備して

ゆっくりとひいたカードを
裏にしたまま水平に
そっとテーブルに置き
手のひらでフタをする



「タネも仕掛けもありません
 いまひいたカードが
 ハートのクイーンならば
 ぼくの願いが叶います」

もう一度ひとりごちて
ぼくはカードを表返す
表返して言葉をなくした
52分の1の残酷がぼくをあざける



願いなど叶わない
それが奇跡のカードでも
彼女を振り向かせる
魔法など存在しない

軽はずみなひとりごとと
できすぎた偶然は
傷つくためのジョークだろうか
ハートのクイーンがぼくを見つめる



あきらめようとして
いつもあきらめられない
たいていはぼくが軟弱だからだけど
あるときは奇跡がぼくの邪魔をするんだ

忘れようとして
いつも忘れられない
たいていはぼくが臆病だからだけど
あるときは希望がぼくを間違わせるんだ




ひろ









umezo22 at 15:25|PermalinkComments(0)日記 | エッセイ

June 09, 2016

柔らかなキス

「そんなに言うほど
 ブスじゃないよ」

「ん? ってことは
 基本ブスなんだよね」

僕は笑った
君も笑った

映画のような
派手な恋ではないけど

君の劇中で
僕は主人公じゃないけど

僕が君を想う半分も
君は僕を思わないけど

きっともう永遠に
この恋は叶わないけど

君の隙をついて
優しくキスしたいんだ

君が抱えている
すべての不安を

ほんのつかのま
僕が忘れさせてみせるから

下唇がポテっとしてて
僕は基本ブスだけど

誰よりも柔らかなキスに
騙されてみませんか

サヨナラは
ねぇそれからでいいでしょ






NJTSKIP









umezo22 at 07:16|PermalinkComments(0)エッセイ | 日記

June 06, 2016

月曜の悲しみ

抜け殻のようだと
比喩されるのは

ただありさまのことで
抜け殻にも心があるんだ



存在の意味を考えるよ
虚しさに耐え切れずに

ただ哀れなことに
意味などなくても存在している



気づけば気配に
話しかけてしまうようで

お酒を飲むときなどは
間違いなく気配といるんだ



月曜と木曜と週末の
悲しみを引き出しにしまい

3月と12月の
憂鬱にしるしをつける



感情をカテゴライズして
悲しみと憂鬱だけに分けると

想い出は部屋に散らばって
記憶が曖昧になるんだ



我慢比べならば
どちらかがくじければいいけど

果てしない我慢だから
決着がつくことは永遠にないでしょ



記憶が壊れていくかわりに
傷が癒えるのだとして

だけど傷をえぐる覚悟なら
君にもう一度逢えるのだとして



傷だらけで瀕死の僕が
それでも君に逢えたとしたら

僕ははじめて君に逢ったふりで
「愛してる」と心から君に告げよう







ひろ









umezo22 at 19:41|PermalinkComments(0)日記 | 旅の途中

June 02, 2016

見えない絆

とても大切な想いが
指のあいだをすり抜けてこぼれた
太陽に灼かれてあれほど熱かった想いの粒は
手の皮をはいでしまうほどに冷たくて

なにかが弾けた
弾けたというより破けた
破けたといってはみたものの
ぬるっとした感じ

不満

失望

比較

後悔

わたしの住んでる街からは
あなたの街の空が見えない
遠く離れた心は
いまなにを想うのだろう



いちど芽吹いた思考は
軌道を周り続けたあと
静止衛星のごとく
いつしかそこにとどまる

なにかに気づいた
気づいたというよりわかった
わかったといってはみたものの
もやっとした感じ

変化

自覚

肯定

修正

わたしの心にくさびを打ち
この思考にさわってほしい
あなたは思考の行方を
ほんとはもう知っているのだろう



誰かが決断を迫る
道しるべもしめさずに
行くべき道はわかる
道はひとつだから

なにかが生まれた
生まれたというより育った
育ったといってはみたものの
ごろっとした感じ

真実

愛情

誠実

欲求

なにが偽りでなにが真実か
少しずつあきらかにすればいい
決断はしなくていい
愛はただひとつなのだから





凡乃








umezo22 at 14:47|PermalinkComments(0)散文 | 日記

May 29, 2016

かわんない

ダメだよ
もう無理
つまるとこ
やっぱしね
どうしようもない

なにをどうしたって
かわんない
フリも勘違いも
いずれにせよ
もう限界

困りました
お手上げ
結局のとこ
主観上悲観的な展望で
客観上絶望的な状況なのに

ある意味かたくなで
我ながら可笑しいよ
おかしいでしょ
なんでこんなに好きなの
もうそばにいないのに

ジタバタしても
かわんない
そうとうにかっこ悪い
そんなのとっくに気づいてる
どう思われようとどうでもいい

だって
嫌いになれないんだから
しかたない
なにをどうしたって
なにもかわんないけど

そうだよ
忘れられないんだから
どうしようもない
ぼくのなかから
きみが消えない




ひろ












umezo22 at 23:03|PermalinkComments(0)散文 | 日記

May 28, 2016

選べない選択

記憶のふち
たたずむあなた
みどり色のスカートは
磨り硝子でぼかされ

記憶のふち
ほほえむあなた
ぼくを呼ぶ声は
強いビル風に消され

記憶のふち
甘えるあなた
柔らかな素肌には
シーツが邪魔で触れない

心が壊れないように
記憶は不鮮明になっていく
あなたがそばにいてくれるなら
心が壊れてもいいのに

記憶を喪失して
最初から愛せるとしたら
あなたが応えてくれなくても
想いを積み上げられるけど

時間は容赦なく過ぎてゆくのに
時計の針が動かないから
あなたとの距離が
離れるばかりで縮まらない

すべてを忘れれば
もうなにも苦しまないけど
あなたがぼくのすべてなのだから
もうなにもかもが残らない

あなたに愛を云えないなら
ぼくの声帯などいらないし
あなたを抱きしめられないなら
ぼくの腕などいらないし

あなたにキスできないなら
ぼくの唇などいらないし
あなたが世界にいないなら
ぼくなど存在の意味がない

優しい誰かを傷つけてでも
あなたの記憶にしがみつこう
あなたの夢を見られるなら
心が壊れてもいいから

心が壊れようと
優しさを傷つけようと
あなたを想わないことのほうが
想うつらさよりもつらいのだから















umezo22 at 11:02|PermalinkComments(0)エッセイ | 日記

May 24, 2016

非日常の下書き

僕のがさつな非日常を
君の繊細な日常と
ボウルで混ぜたら
どんなだろう

例えば世界一速い列車で
君が住む街へたどり着き
一切の日常を脱ぎ捨て
愛を伝える非日常と

例えばいつもと同じ休日に
いつもと同じカフェのテラスで
ただぼんやりといる君が
緑を見つめる日常と

ふたつを混ぜたら
その日はどんな日になるのだろう
激しくて優しく
物理的で情緒的な一日になるのかな



宝くじを買おうとする僕は
やんわりと過去を否定しているのに
宝くじを手にした僕は
それだけで未来を肯定する愚か者

幸せで薄くコーティングした
僕のくだらない不幸せなど
君の笑顔のおかげで
まるで跡形もなくなりそうだけど

僕の存在はリサイクルのようなもの
生まれ変わりを簡単には気づかれない
自己完結型の束縛をほどけずにいることが
誰かをイライラさせてしまうんだ

そんな面倒な僕の気持ちを
君が優しく包んでくれるから
君を好きになりかけの僕の非日常が
もはや日常になってしまいそうだよ












umezo22 at 12:30|PermalinkComments(0)エッセイ | 日記

April 06, 2016

バカみたい

その人は卑劣だ
とても卑劣なことをする

秘密を暴露して
笑い物にする

あの人の気持ちを利用して
この人の存在に近づく

端的な好意を
病的な悪意に変換する

そういう人なのだから
しかたない



その人は哀れだ
とても哀れな生き方をする

浅いほら穴でもう何年も
誰かの救助を待つような人生

過去の噂話を否定しながら
現在に噂話を実現させる

とても偏った優しさで
あの人のことは傷つけてもいい

そういう人なのだから
しかたない



その人は偽りだ
とても上手に本物を演じる

あの人を貶める癖を持ち
この人を思いやるフリをする

貶めるのは悦楽
思いやりは快楽

遠くからなら一目瞭然でも
近くなら見抜けない

そういう嘘なのだから
しかたない



だからこそ
今度ばかりは悲しくない

その人に惹かれるこの人には
僕はどうやら惹かれないから

引き返せない境界線を
見誤らない聡明さがこの人の魅力だった

その人の吐く言葉と
その人が駆られている欲望に

墜ちる何人目かがこの人ならば
もはや魅力に効力はない



この人がその人を
大人にしてあげなさいと思う

みんなが輝けるために
そうすることがきっといいと思う

そうでなければ
みんなが濁ってしまうと思う

厄介者は
僕だけでいいと思う



父親のような発想で
恋人のような葛藤を

今さらこの人にぶつける
僕がいちばん卑劣なのだから



だけど
この人は最後に書いたんだ

「バカみたい」

僕が長々と書いたこと
この人は全部わかっているのかも



だとしたらあなたは
哀しいほどにやっぱり魅力的なんだ




ひろ

umezo22 at 09:11|PermalinkComments(0)日記 | エッセイ