2007年10月21日
同人クリエイターの歪んだプライドと自己欺瞞
先日の記事「スタバな大手様」へのコメントで、権兵衛さまから頂いたコメント

マーケティングを蔑視する人というのは私もよく見かけます。
要するに「その原作に対する愛を感じられない、商業主義丸出し」に対する嫌悪なんでしょう。
かと思えば、人気のあるジャンルにすぐに移ったりと、結構矛盾してる姿が見受けられることも。
人に見てもらうための努力、というのも原作や自分の作ったものに対する思いの一つではないでしょうか。

http://blog.livedoor.jp/umi0202/archives/51767766.html#comments

こちらへの返信を考えているうちに長文になってしまったので新エントリーとして書いてみます。コメント無断転載すみません>権兵衛さま
(*こちらの記事へ直接おいでの方へ。上記は「売れている大手を見て自分の営業努力不足を省みる事もなくただひがみ妬む人の中には、大手がマーケティングを意識して営業努力をしていることを蔑む人もよくいますよね、というコメントの流れから派生した話題です。)


マーケティングを蔑視する人、いますよね。特に女性向けに顕著だと思います。それは権兵衛さまのおっしゃる通り

>「その原作に対する愛を感じられない、商業主義丸出し」に対する嫌悪

という事はもちろん大いにあるのですが、その嫌悪感の中にもまた別の要素が含まれているような気がします。



その内包される別の要素。それは防御壁ではないかと思うのです。自分のプライドの砦を守る防御壁。

「プロにはなりたいけど、投稿したり持込するのってかっこ悪いから嫌。スカウトされてデビューするのでなければ恥ずかしくて友達に言えない」実際にこう言った人が過去に私の身近にいました。自分から「買って下さい」とお願いするのは恥ずかしい事。他人から求められて「そんなに欲しいなら売ってあげてもいいわよ」という目上の立場スタンスで売れ売れの大手になりたい。そんな高いプライドと自分はそうなれるという根拠のない自信を無意識下に持っている。

しかしそうすると「今は売れていない自分」に対して何故売れていないのかという理由をつけねばならない。そこで「私は販売努力をしていないから」を自分の中で納得するための理由にしているのだと思います。何故販売努力をしないのかといえばそれは恥ずかしい事でありプライドが許さないから。また販売努力をしても売れなかったら言い訳が出来なくなるから。その2点につきると思うのですが、それを正直に認めるのもまた高すぎるプライドが許さないわけです。そこで販売努力をしない理由を「原作への愛」に求めます。「原作への愛」は二次創作同人女にとっては至高のものでありそれは絶対正義だからです。「販売努力をすれば絶対売れるけど、それをやるのは原作に対しての冒涜だ。原作に愛がない人がすることだ。私は原作に愛があるからそんな事はやらないし、だから私は売れてなくても仕方がない」と。そうして「原作への愛」を口実に理由を作り、嫉妬する相手を「原作への愛がない商業主義」と決めつけ蔑むことによって自分の優位性(プライド)を保とうとしているのではないでしょうか。

(そして「原作への愛」をそんな自己欺瞞の口実に利用する事もまた「原作に対する冒涜」にあたると思うのですが、そういう人の言う「原作への愛」は参入当初はもちろんあったのでしょうが、同ジャンルの大手を妬み僻むようになる頃にはそれはすでに口だけの表面上のものになっていて「原作に対する冒涜」をすることに躊躇がなくなっており、だからこそ権兵衛さまの言う
>かと思えば、人気のあるジャンルにすぐに移ったりと、結構矛盾してる姿が見受けられることも
といった姿が見られるのではないかと思います)



前に自分の書いた文章を再利用しますが

口ではやるといいながら結局やらないのは
「やれば出来る自分」の夢を見ていたいから。
「やっても出来ない自分」の現実は見たくないから。


〜〜〜〜「自戒」

まんまこれです。

実際に売れている人たちを見て妬み僻みつつも、自分が「妬み僻んでいる」事を認めたくない時に「あの人たちは原作を冒涜する商業主義的販売方法をとっているから売れているだけ。私だってやれば売れるのはわかっているけど、そういう汚い手は使わないから売れていないだけ」と思い込む事によって自分のプライドをガードしているように感じます。


最近の若者に多く見られるという「根拠のないプライドの高さ」と近しい、というかほぼ同じなのではないかと思います。それは「精神的自分万能妄想世界内ヒキコモリ」と言いますか、自分の妄想の世界に逃げ込むリアルコミュニケーション不全症候群みたいなものだと私は解釈しているのですが、今の若者に限らずとも昔からオタにはそういう傾向が強く見られ、その引きこもった精神世界で培った妄想力が創造力に転化した時オタは創造者(クリエイター)になっていくのではないかと、そう思うのです。


追記として、
男性があまり同人界での「商業主義的販売方法」に嫌悪感を抱かないのは、売れている人を見て「妬み僻み」を持つ人が少なく、故に「僻み妬んでいる自分をなかったことにする」必要がない。逆に「売れている人の販売方法を参考にしよう」と素直に考え、自分が売れていないのは「自分の販売努力が足りていないから」と考える事によりプライドを保っている傾向があるからだと思うのですがどうでしょうか。




コミケ・同人誌 - livedoor Blog 共通テーマ


更に追記
この文章は同人女のごく一部に見られる傾向についての見解を語ったものであり、みながみなこれにあてはまるとは当然思っていません。何故なら私自身がこれにあてはまっていないからです。
私が考える自分が売れない理由は「読み手に見る目がないから」であり「私の作品の良さがわからないような奴は愚民だ」「あんな大手サークルの屁みたいな本をありがたがるような愚民どもに私の作品の良さがわかるはずはない。そんな奴らはこっちからお断りだ」と思っているからです。私の方が病が深いです。(つか書いてみたら自分ヤバイ人みたいだなコレ……)
09:08│comments(42)trackback(0)   ブログパーツ
同人誌制作・創作 


TrackBack URL

Comment

1. Posted by ゾン子     2007年10月21日 16:05
女性はしばしば、真実という言葉が好きな割に、真実を見るのは苦手、という矛盾に陥る事がありますが、それは真実というモノは、得てして非常に醜悪であるということを、本能的に知っているからかもしれません。

>>そんなに欲しいなら売ってあげてもいいわよ
これがアマチュアの時代ならともかく、プロになってからも続くと非常に問題が大きくなります。90年代にスカウトデビューした同人誌系の作家さんが、ほとんど現役引退している様子を見るにつけ、そう思います。
端的に言って「営業ができない・営業の仕方が判らない」ということだと思うのですが。

本当は食事も睡眠も要らない。ただマンガだけ描いていたい、でも死んだらマンガが描けないから仕方ない。と言いながら、ひたすら安い仕事を続けている姉を見てそう思います。
そんなことばっかしてお金無いから、身体壊しても病院に行けないんだよ!!
2. Posted by 権兵衛     2007年10月21日 23:01
私のコメントへの返信を兼ねて記事を書いて頂いたようで済みません^^;
男性の場合は手段が目的になっている人が多いのではないでしょうか。
自身の妄想を表現し満たす、という部分にポイントが置かれているように思えます。
嫉妬というのはあるかもしれませんが、技術的なものに対してである事が多いように見受けられます。
ジャンル移動というのも、一つのジャンルでの妄想を満たしたり、より妄想をかき立てられた場合にそちらへと流れる傾向があるような。
3. Posted by 権兵衛     2007年10月21日 23:02
続き

原作に対する愛がないというわけではないでしょうけども、何かを誤魔化すために使う事も思いつかない、単純というか、自分の欲望に忠実な人が多いだけなのではないかと思いますw
その中で趣味として割り切っていたり、何か別の目標を持っている人は自分から動いたりしているようです。
このような事を言うとフェミニストの方のお叱りを受けるかもしれませんが、プライドで飯は食っていけない、というのを社会的に押しつけられる男女差というものもあるのかもしれません。
4. Posted by 夜沙     2007年10月21日 23:23
コメントありがとうございます。

>ゾン子さま
>端的に言って「営業ができない・営業の仕方が判らない」ということだと思うのですが。

クリエイターって人種はそもそも営業は苦手分野だと思うのですよね。そこは分担出来ればすべきなのだと思うのですけど、全てのクリエイターが専属マネージャーをつけられるはずもなく、同人作家にしては何をか言わんや。

お姉さまには、周囲にいるご家族の方のご心配は想像に難くありませんが、創作に純粋な情熱を持って仕事をしていらっしゃるお姉さまのような方は私は好きです。
5. Posted by 夜沙     2007年10月21日 23:34
コメントありがとうございます
>権兵衛さま
勝手にコメントをネタに使わせて頂いてこちらこそ恐縮です。

>嫉妬というのはあるかもしれませんが、技術的なものに対してである事が多いように見受けられます。

私の周囲の男性を見ていて思うのですが、男性は嫉妬(他人側)ではなく劣等感(自分側)の方向へ向かう人が多いような。おっしゃられる通り、確かに販売方法より技術的なものに対しての方が強いかもなーと思いました。

>単純というか、自分の欲望に忠実な人が多いだけなのではないかと思いますw

単純と言えば単純なのですが、純粋といえば純粋で、時にとてもうらやましくなります。
私は男性向けジャンルと女性向けジャンルを両方やっているのですが、居心地の良さと活動のしやすさは確実に男性向けジャンルの方が上です。彼らは他人を気にしません。女性向けはサークルの横のつながりや柵が多くてたまにうんざりします。
続く
6. Posted by 夜沙     2007年10月21日 23:34
>権兵衛さま
続き

>このような事を言うとフェミニストの方のお叱りを受けるかもしれませんが、プライドで飯は食っていけない、というのを社会的に押しつけられる男女差というものもあるのかもしれません。

社会的抑圧力の男女差というものは確かに存在すると思います。
7. Posted by Memento     2007年10月21日 23:41
はじめまして。
私は男の同人作家ですが、夜沙さんの
>男性があまり同人界での「商業主義的販売方法」に嫌悪感を抱かない
という認識に対して、なるほど女の人からはそう見えるんだなと思いました。というのも私の稚拙な見解としては、女性作家の方は「不特定多数とのコミュニケーション」よりも「特定個人とのコミュニケーションの積み重ね」といった考えをしていて数を求めてはいないようなイメージだったからです。(これはSNSサービスやサイトの構成だとかを通じて個人的に感じた感想ですが省略します)といってももちろん男女で比較した際の傾向といった参考程度のレベルの話ですが。

それで話を戻しますが、エントリーで説明されてる「商業主義的販売方法」というものの中で、ジャンルの選択に対して男の人が女の人よりも敏感でないことについては、根本的に男女でジャンルそのものに対する意識が違うからではないかと思います。
8. Posted by Memento     2007年10月21日 23:42
長くなったため分かれてしまいました。
僕自身もそうなのですが、男の人は比較的流動的というか色々なジャンルの作品を断続的に描いてることが多いように思います。(なので、僕にとっては「ジャンル移動」という言葉すら縁がないというか新鮮な響きです(笑))
対して女の人は、一つのジャンルの作品に興味が向くと、比較的長い間継続的に描くことが多いため、同じジャンルの作品のナンバリングが結構な数に行くことも多いですよね。

長い上にまとまりのない雑文で申し訳ないですが、何が言いたいかというと夜沙さんの仰ってる通り自分の販売方法に責任転嫁してプライドを保つというのももっともですが、それだけでなくもともとジャンルの取捨選択に対して敏感でないという土壌があるためなおさら男女で事情が異なるのではないか、ということです。
9. Posted by Memento     2007年10月21日 23:45
一人称が僕だったり私だったりと非常に忙しい文章ですね(笑)申し訳ないです。
10. Posted by       2007年10月21日 23:54
現在の同人の問題って、同人活動を取り巻く環境(委託販売店や商業誌化)や同人活動を行っている人たちの考え方が昔に比べて大きくビジネスライクに変化しているのに対して、同人活動の代名詞ともいえるコミケがその流れにちっとも対応していないことだと思う。
いつまでも『趣味の場』と自称してなんでもかんでも参加者任せにしているからどんどん混沌が深くなって歪さが増してると感じます。
11. Posted by 夜沙     2007年10月21日 23:56
コメントありがとうございます
>Mementoさま
男性からのご意見はとても参考になりありがたいです。興味深く拝見いたしました。

>ジャンルの取捨選択に対して敏感でないという土壌があるため

男性向けのジャンルの流動性の高さからみて「敏感でない」とはちょっと考えにくいです。「ジャンルに縛られない」の方がちかいのではないかと。
男性向けと女性向けでは「ジャンルに対する意識がそもそも根底から違う」とおっしゃられる通りに私もそう思います。
続く
12. Posted by 夜沙     2007年10月21日 23:57
>Mementoさま
続き

Mementoさまがおっしゃる

>(なので、僕にとっては「ジャンル移動」という言葉すら縁がないというか新鮮な響きです(笑))

という言葉がそれを端的に表していると思います。
故に男性向けと女性向けをひとくくりに論じる事は不可能であるとの認識は持っております。こちらのブログでは「女ってしょーがねー。何低レベルな話してんだよ」程度に笑いながら同人女の生態観察をして頂ければと思います(笑)


(どーでもいいですがこのライブドアブログのコメント文字数制限の少なさをなんとかして欲しいです。ホント)
13. Posted by 夜沙     2007年10月22日 00:05
コメントありがとうございます。
>名無しさま

>同人活動の代名詞ともいえるコミケがその流れにちっとも対応していないことだと思う。
>いつまでも『趣味の場』と自称してなんでもかんでも参加者任せにしているからどんどん混沌が深くなって歪さが増してると感じます。

コミケの元々の理念が現状に追いついていないのは確かな事ですが、コミケがいかに同人世界でのフラッグシップであろうとも、その責任を押し付けるのは少々酷ではないかと。

「コミケが電通に乗っ取られる日」がいつか来たら、その時が同人界終末の時であると個人的に思っております(笑)
14. Posted by 夜沙     2007年10月22日 00:09
>Mementoさま

レス追記です。

>「不特定多数とのコミュニケーション」よりも「特定個人とのコミュニケーションの積み重ね」といった考えをしていて数を求めてはいないようなイメージだったからです。

そのような傾向があるように私も感じます。それが何故なのかを考えてみるのもまた面白いかもしれませんね。
15. Posted by Memento     2007年10月22日 00:16
>男性向けのジャンルの流動性の高さからみて「敏感でない」とはちょっと考えにくいです。「ジャンルに縛られない」の方がちかいのではないかと。
作家のジャンルの変遷に対して読者が負の感情を抱かないという意味で敏感ではないとしましたけど、言葉が足りないというか不適切でしたね。縛られないはまさしく的確な表現だと思います。

>こちらのブログでは「女ってしょーがねー。何低レベルな話してんだよ」程度に笑いながら同人女の生態観察をして頂ければと思います(笑)
こちらこそ女の人の意見は男の立場から読んでとても興味深いです。尚且つ夜沙さんのエントリーは結構サバサバしているというか、良い意味で女らしくないので好感が持てます。これからもマイペースに頑張ってください。
16. Posted by 夜沙     2007年10月22日 00:27
コメント欄がチャット並のスピードと化しているわー。

>Mementoさま

「敏感でない」でもニュアンス的には間違いではないとは思いましたが、失礼いたしました。

応援のお言葉ありがとうございます。
昨日男性の友人と酒を飲んでいたところ、その人に「お前は内面的なところではものすごーく女なのに、表層的な考え方の部分は男なんだよな。なんでなんだろうな」と不思議がられたところだったので、なんだかそれが妙にシンクロしていてちょっとびっくりしました。
(そんなんなんでって言われても知らんがな('A`)としか返しようがありませんがww)
17. Posted by とうりすがり2     2007年10月22日 09:37
 負けた事から学習できない?、というのを読んでいるときに感じたのですが。
 売れる売れないより、「自分が描きたい」、と思った気持ちを大事にした方がよいのでは?、と同人誌と関わりのない自分は思ったのですが。
 商業だと売れなきゃ話にならないのですが。
18. Posted by Ich     2007年10月22日 10:09
いつも感心をもって拝読しております。
かくいう私も、辺境に居る三十路の同人女です。
今回は非常に私自身も感じるものがあり、コメントを残していきます。

色んな同人サークルを見るにつけ、男性向けでも女性向けでも「ジャンルに縛られない」派と「1つのジャンルに愛でる」派の2つに、分かれるものだと、私は分析しております。

正直なところ、それぞれに前者には「頭の切り替わりの速さとネタ引き出しの多さ」+「守銭奴」、後者には「骨までしゃぶる愛情」+「粘着気質」というプラスとマイナスの面を抱いています。

最近の同人を見るに、描きたい(描きたい)作品を手がけることと、人気のジャンルを追うことが、どうにも一体化している感じがして気味の悪さすら感じています。
19. Posted by Ich     2007年10月22日 10:10
(続く)

純粋に「面白い」→「だからこの面白さを私(俺)なりにアレンジして描く(書く)」ではなく、「面白い」→「俺(私)も周りも面白がってるし、ならちょっと描いて(書いて)みて、売れたらラッキー」という感じが否めない、というか。

同人に「儲け」を見出すこと自体、既に「同人」を越えているというか、終わっているというか…。二次創作をする時点で、他人のふんどしで相撲を取ってるようなものなので、自分の「作品」とは言い難いものですが、強いてそれを「作品」と呼ぶなら、変に「売れる」ことだけを全面に押したパッケージではなく、「面白い」ことを全面に押したパッケージで活動をしてほしいと、思ってしまうのです。

長々とすいません。
お邪魔しました。
20. Posted by 夜沙     2007年10月22日 10:28
気がついたらまたどこかで紹介して頂けたらしくアクセス数が爆発しておりましたので、いきなりこの記事から読まれる方の為に冒頭に注釈(あらすじ?)を追記し、また本文中説明不足の部分を少々改訂しました。

コメントありがとうございます。
>通りすがり2さま
>売れる売れないより、「自分が描きたい」、と思った気持ちを大事にした方がよいのでは?、

まったくおっしゃる通りで、また実際「自分が描きたい」という気持ちで描いている方が大多数であります。説明不足で申し訳ございませんでしたが、こちらの記事はごく一部の「大手を妬みひがんでいる人々」の中にいるさらにごく一部の「大手の営業努力を蔑視している人」の話で、全体から見ればそういう人たちはごくごく少数です。紛らわしい話で申し訳ございませんでした。

同人誌の世界でもどこでもそうなのですが、初めは純粋な気持ちであっても、お金や他人からの賞賛などが絡んでくると、欲に目がくらんで歪んでしまう人というのはいるものです。


21. Posted by 権兵衛     2007年10月22日 11:01
女友達(元同人活動歴あり)の言った「女は見栄を張る事に命を懸ける」という一言にいたく納得。
別の友人曰く「女は共感を求める。男は理屈を求める」だそうで。
何かを求める時、それを外に求めるか内に求めるか、という部分に集約されるのだろうな、と。
それが嫉妬という形であったり、劣等感として現れるのでしょう。
どちらの場合もそこから向上心に繋がる人はいますし、不毛なループに陥る人もいますから、どちらが、とは言えませんけどね^^;
22. Posted by densuke     2007年10月22日 13:36
僕の場合でだけかもしれないですけど、萌っていう感情はネタを提供され続けないと持続させるのは難しい物だと思います。
たとえば一つのアニメの放送が終わって、これまで毎週提供されていたそのアニメのネタが供給されなくなり、新番組が始まります。そして新番組に気に入る物があればそこからまた萌という感情が供給され、すると同人作家などは前のクールのアニメの本も作ったし、今度はそのアニメの本を作りたいと思うんじゃないでしょうか。
男性向けの同人作家は他人の目を気にせず、自分のその時その時にハマってるキャラのジャンルに行くでしょうし、新ネタよりも前のほうが良ければそのままジャンルにいるはずです。
また作家のファンも同人なんだから好きな物を描けば良いと思うし、へ〜この人今この作品が好きなんだなくらいの認識で、あなたはこの作品だけを描かなきゃならないみたいな押し付けはあまりないと思います。
23. Posted by densuke     2007年10月22日 13:37
ですが前まで萌えていたキャラへの感情は幾分沈静化された物でまたネタがあれば燃え上がるだろし、萌という感情が無くなったわけでは無です。
男性は女性に比べて広く浅くキャラを愛するんじゃないでしょうか。

あと僕もしょぼい絵描きですが、根拠の無い自信は無駄にあります、でもプライドはほとんどない方だと思います。
そういう学校に行ってるおかげで、僕の周りには絵が上手い友達がたくさんいて、いつも駄目だしされまくります、そうしているとやっぱり自分では分からない客観的で的を得た意見もいっぱい出てきて、でもここでプライドが邪魔してその意見を聞き入れられないならそんな安いプライドは要らないと考えます、やっぱり何かを上手くなるには下手な所を受け入れて、弱点を克服するしかないんですね。
自分の下手さ加減に、そして現状に満足しない考え方や環境は大事だなと思います。


24. Posted by densuke     2007年10月22日 13:38
でも僕は自分の創作物が売れないのは自分の努力不足だ、次はもっと画力を上げて頑張ろうという考えです。でもそれで殆ど無いと思ってたプライドを保ってるのかな・・・正直良くわかりません。。


最後のほうは話がずれてしまったり連投長文雑文ですいません、でも同感したり考えたりや、痛いところを突いてくる所が色々あったのでコメントさせてもらいました。
25. Posted by ぱぱ     2007年10月22日 21:17
嫌われるものは営業の種類もあると思います。
売れるものというのは即ち王道。「別にこのジャンルでなくてもいいじゃん」って同じネタで売れ筋ジャンルを転々とする、そういうのは苦手かな。
26. Posted by ぐ     2007年10月22日 22:18
同人暦がうっかり人生の半分越えてしまった女子です。

ジャンル移動が激しい大手さんについてなんとなく不快感が伴うことは昔は私もありました。
でも、作品への愛を描ききって、もう書く事無くなって、次のジャンルに飛びたたれる方もいるので、今は特になんとも思わなくなりました。

大手になる人はなるだけの理由がやっぱりあるなあと思います。
毎回イベントごとにたくさん本を出しているような人はやっぱり自分の中での萌えの消化が効率イイんだろうなあと。自分が手が遅いので特にそう思います。

営業努力の件は、なる程と思いました。
努力は必要とわかっていても、やっぱり受身で待っちゃってるひとはおおいかと。
27. Posted by 夜沙     2007年10月23日 01:52
コメントありがとうございます
>Ichさま
>色んな同人サークルを見るにつけ、(中略)
>それぞれに前者には「頭の切り替わりの速さとネタ引き出しの多さ」+「守銭奴」、後者には「骨までしゃぶる愛情」+「粘着気質」というプラスとマイナスの面を抱いています。

二派に分かれるとの見解、私もそのように思います。が、「守銭奴」「粘着気質」は(他人に迷惑を及ぼすような度を越えたものでない限りは)あまりマイナス要因にはならないような?

ところで私はいつも

純粋に「面白い」→「だからこの面白さを私(俺)なりにアレンジして描いてみて、ついでに売れたらラッキー」

と思っているので、運良く流行ジャンルにタイミング良くハマれた時にはちょっとチャンス!ときばっちゃったりもしますねww
28. Posted by 夜沙     2007年10月23日 01:56
コメントありがとうございます
>権兵衛さま

一言一句全てに同意です。内容を簡潔にまとめられるあいかわらずの能力に激しく嫉妬です。

>「女は見栄を張る事に命を懸ける」

www。そうでしたかww
命がけならばそうバカにも出来ませんね。
29. Posted by 夜沙     2007年10月23日 02:06
コメントありがとうございます
>densukeさま
>萌っていう感情はネタを提供され続けないと持続させるのは難しい物だと思います。

供給されないと枯れてしまう「外部依存型」と、自分の中で萌えを生み出せる「自給自足型」の2タイプの人がいるように思います。たとえば自分のオリジナルのキャラクターに萌えられる人もいます。densukeさんは前者のタイプということでしょう。

(続く)
30. Posted by 夜沙     2007年10月23日 02:07
>densukeさま
(続き)

>でも僕は自分の創作物が売れないのは自分の努力不足だ、次はもっと画力を上げて頑張ろうという考えです。でもそれで殆ど無いと思ってたプライドを保ってるのかな・・・

書いてみてから後で考え直したのですが「売れないのは自分の技術不足」という方向に考え努力しようと思うのは、ごく当たり前の普通の事でありまたそれが正しい道筋ですよね。
それは決して「歪んだプライドの擁護」などというものではありません。私の文章が間違っていました。すみません。訂正して謝罪いたします。
31. Posted by 夜沙     2007年10月23日 02:13
コメントありがとうございます
>ぱぱさま
>「別にこのジャンルでなくてもいいじゃん」

そうなんですよね!そういう本をつかまされた時ははらわた煮えくり返るような怒りを覚えます。何度「そんなんオリジナルBLでやれ!」と本に向かって怒鳴りそうになったことか。そういう本を称して「愛がない本」というのでしょうね。
32. Posted by 夜沙     2007年10月23日 02:20
コメントありがとうございます
>ぐ さま
>大手になる人はなるだけの理由がやっぱりあるなあと思います。

私もそう思います。何もしないで大手になれるって事はやはりないです。たとえ一時的な営業で一瞬大手になっても実力のない人は続きません。ちゃんと面白いものを描いていてそれが認められて大勢の読者をつけている、大手と呼ばれる人たちはやはりそういう実力のある人が多いです。

>努力は必要とわかっていても、やっぱり受身で待っちゃってるひとはおおいかと。

口で大きい事を言ってみても、実は臆病なんですよね。
33. Posted by カナ     2007年10月23日 07:55
はじめまして、いつも楽しく読ませて頂いてます。
今回の記事を読んで、昔書き手として同人活動をしてた頃の自分を思い出しました。(笑)
まさしく昔の私はコレでしたよ。

今は買い専ですが、もし今後また書き手として活動するようなことがあれば
>口ではやるといいながら結局やらないのは
>「やれば出来る自分」の夢を見ていたいから。
>「やっても出来ない自分」の現実は見たくないから。
を戒めに活動したいです。
というか、コレ、本当名言だと思いました。
34. Posted by mk     2007年10月23日 10:09
エントリ趣旨から外れてしまうかもしれませんが…

私は、大手に見られる極端な商業主義よりも、平均発行部数100程度のサークルで売られていた28Pのコピー本【スペック(推定)/表紙:上質紙特厚・モノクロ1色刷)特殊加工なし 本文:コピー用紙(白)両面コピー】の値段が500円だったことのほうに嫌悪感を感じました。
そこはどの本も、予想価格より100〜200円高めの値段設定になっていて、自分で値段を決められる同人誌とは言えかなり引きました。しかも、自分の知り合いだったのでなおさら……。
自分にどんな価値があると思ってるのか知らん、これならまだ見た目きらびやかで金の落とし甲斐のある大手本のほうがマシだな、と思いました。
35. Posted by なつ     2007年10月23日 13:55
自分ができないことをしてる人が羨ましい、というのの上に、
人ができないことは自分もできない(出た杭になりたくない)が重なり、けどやってる人がいるから、何倍にも羨ましくなったりします。

好きなもの書いてお金もついでに入ってきたら、嬉しいんですけどね(笑)

こんなところでなんですが、いつも楽しませていただいています。ありがとうございます。
36. Posted by 夜沙     2007年10月24日 03:15
コメントありがとうございます
>カナさま

>まさしく昔の私はコレでしたよ。
実はかなり推測憶測100%で書いた記事だったので、カナさまにそう言われて「ああ本当にいるのか」とちょっとびっくりしたというのは内緒です(笑)

>というか、コレ、本当名言だと思いました。
ありがとうございます。私も名言だと思います(自画自賛)まあ、「自戒」なんですけどもね。
37. Posted by 夜沙     2007年10月24日 03:23
コメントありがとうございます。
>mkさま

同人誌の価格設定については以前にエントリーに書いた事があるので、よろしければそちらもご覧いただけますと嬉しいです。
http://blog.livedoor.jp/umi0202/archives/9989869.html

>値段が500円だったことのほうに嫌悪感を感じました。
たまにそういうとんでも値段の本を見ますよね。その値段で自分だったら買うのかなあ?と思ってしまいます。
以前にそういう強気な値段設定でわざと値札を出さずに「いくらですか?」と聞いて値段を聞いてしまった後では断れない弱気な客を意識的に狙った販売方法をとっている人に会ったことがあります。それにはかなり嫌悪感を感じました。
38. Posted by 夜沙     2007年10月24日 03:26
コメントありがとうございます
>なつさま

>自分ができないことをしてる人が羨ましい
>出る杭になりたくない

まさにそれなんだろうなーと思いました。
39. Posted by 名主     2007年11月27日 11:15
初めまして、こちらにはネットを巡っていて偶然辿り着き、いくつか記事を拝見させていただきまして、冷静に鋭い分析をする方(女性)だなぁ…。
と感じましたので、少々古めの記事へのコメントで申し訳ないのですが、駄文を投じさせていただきます。
お時間があるときにでも対応していただければ嬉しい限りです。

さて、自分は男性でそれなりの期間同人活動も行っている者なのですが、最近自分の活動領域である男性向けのジャンルで、”人気のある作家とそっくりな絵や手法”で台頭してくる女性作家の方が大変目立っております。
(続きます)
40. Posted by 名主     2007年11月27日 11:20
(手法とは表紙、本文のレイアウト、また漫画の手法(?)など多方面に渡るモノ)こういう方々を見ていると、正直大変に妬ましく、嫉妬心もわき起こり「自分もやってやろうか!」等とも思ったりするのですが、やはりプライドもあろますし、自分も既にそれなりの地位(笑)を確立している立場にある以上、実際には出来ません…。まぁそれはもう仕方ないというか、当然それでいいのですが、どうにも腑に落ちないのは「その方々はそれで恥ずかしくないのか?満足なのか?」という点です。そうやって人気のある絵をコピーしたような絵で商業誌等の仕事までしたりしているというのは、どういう精神状態なのでしょう…。この辺は女性ならではの何かがあるのでしょうか…?
それともやはり男性向けジャンルで活動する多くの女性の方々は、”お金稼ぎ”が目的で割り切っているので恥ずかしくも何ともないのでしょうか…。
(更に続きます…申し訳ない…)
41. Posted by 名主     2007年11月27日 11:22
(大変失礼な話で申し訳ないのですが、そう思えるような女性作家の方にも数人お会いしたりもしましたので、可能性として…)

そして1つ面白いのが、そういう手法でやっていながらその”元の絵”の作家さんの事は、HPなどの”好きな作家”の項目には入っていなかったりするんですね(笑)やはり後ろめたいという感覚はあるのでしょうか…^^;

初めての来訪、及びコメントにもかかわらず長文の投稿更に区切る場所も中途半端になってしまい、大変読みづらく…申し訳ありませんでしたm(__)m
42. Posted by 名主     2007年11月27日 17:55
4度すいません、補足です。

もちろん男性でもそういった方はいるようなのですが
自分の見たところ8:2ひょっとしたら9:1で女性が多い気がいたします。
ということで女性の立場から心理等のご考察してみていただけましたら大変嬉しいです。

あ、もちろん年末大祭が終わってからで充分ですし
反応が無くても特に恨んだりはしませんのでw

Send Comment

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
 
Attention
このページは同人誌・オタク・腐女子系話題を取り扱っています

FC2ブログランキング

にほんブログ村 漫画ブログ 同人へ
Profile
Amazon.co
Amazon.co