2007年10月23日
だから同人誌界は面白い
うわー。なんかアクセス数がすごいことになっててびっくりしましたよ。よっぽど前のエントリ「同人クリエイターの歪んだプライドと自己欺瞞」に思うところがある人が多かった(のとエントリタイトルに集客力があったw)のでしょうか。
今現在人が大勢来て下さっているようで、次にこんな機会がいつあんのかわかったもんじゃないので、せっかくのこのチャンス!に私の言いたい事をばばーんと言ってしまいたいと思います。
(前エントリーにはコメントもたくさん頂けて感謝です。一つ一つが考えさせられる内容でレスに時間がかかりそうなので、レスはしばらくお待ち下さい。申し訳ございません)


言いたい事。……私の同人誌に対するスタンス。私が考える「同人誌とは何か」。その辺を簡単にまとめてみたいと思います。

1)同人誌ってのは何でもありだから面白い。
参考エントリ「同人誌でお小遣い稼ぎ
上記を読んでもらうとわかるのですが、私は「同人誌で金儲けをする事」を肯定しております。同人誌というアマチュアの世界、しかも二次創作でビジネスを展開する事に嫌悪感を持つ方もいらっしゃることでしょうが、私は肯定派です。マンガ界隈のクリエイターが商業誌ではなかなか自由に出来ないような、自分なりのプロデュース、自分なりのビジネスアプローチ、自分なりのマネージメント、それが出来るのが同人誌界です。色々な可能性が広がる世界は楽しいじゃないですか。面白じゃないですか。ですから大手が流行を追いかけるのも肯定しております。それはビジネスの手段の一つに過ぎず、作家にそれに伴うだけの実力がなければ自然淘汰されるものだからです。


2)つまらない本が増えているのは「描き手」ではなく「読み手」のレベル低下によるものである。
参考エントリ「エンピツ君の悩み
私は作家を育てるのは読者であると常々思っております。たとえばクソつまらない本を作る大手が牛歩販売をしている例をつい先日のエントリ「スタバな大手様」に書きましたが、その文句はよく読んでいただければわかるのですが「あんな所に並んでいる奴らはどーかしてんじゃないの?」と並んでいる客に対しての文句です。サークルに対して文句は言っていません(なのでコメント欄でその後展開された意見の交換は、実は誤解から発しているものです)。牛歩戦術というものは「とりあえず列があれば並んでみる」という日本人によく見られる群集心理を利用したものです。「列があるからよくわかんないけど並んでみる」などというバカがいなくなれば同人界における牛歩サークルも消滅するのです。並んでいる人がそういう迷惑なサークルを作っているのです。
よく嫌われているつまらない本、手抜きな本、高すぎる本、天プラ本、首挿げ替え(小説ならば名前置換)テンプレ本、これらは全てそれを求める人買う人読む人ありがたがる人要するに需要がなくなれば消滅するのです。需要が供給を呼んでいるのです。
自分が読んで「面白い!」と思える本を増やしたいのならば、まず埋もれている面白い本を探す、面白いと思った本を積極的に友人に紹介したりリンクを貼ったりして需要を伸ばす協力をする、作者に感想を送って作者のモチベーションを高める、等など、読者側から出来る事があるはずです。島をくまなく巡りお宝を探す努力もせず「最近の本はつまんねー」とか言っててもしょーがないのです。
というわけで、島の片隅に埋もれている私のよーな弱小サークルの本もぜひ買ってみて下さい。意外と面白いかもしれませんよ?(笑)


3)「いい作品≠面白い、楽しい」だから同人誌は面白い。
参考エントリ「同人誌のフシギ
同人の楽しみとは「良い作品を読む事」だけではありません。皆で同じジャンル同じカップリングで盛り上がる祭りな楽しみ、ペーパーの片隅で熱く語られたフリートークに共感する喜び、会場で好きなコスプレを見る嬉しさ、その他色々。同人誌界の楽しみ方は千差万別、一人一人が違う楽しみ方を持っている。そのような多様性を許容し内包していることが同人誌界の魅力であると思っています。
より大勢と盛り上がりたいから、より大きい分母の流行ジャンルを短期間に渡り歩く。それのどこが悪い事でしょう。愛がない?愛ってなんですか?


4)読んでもらってナンボ
参考エントリ「ジャンル移動の罪悪
上記そのままです。一人でコツコツ作品を描くその作業自体が楽しい、誰にも見てもらう必要はない、と自己完結している人はそれはそれでいいのです。自己完結しない人々、自分の作品を誰かに見て欲しい、誰かに共感して欲しい、誰かを喜ばせたい、誰かを笑わせたい、誰かをシアワセにしたい、そういう「誰か」を求めている人たちが即売会(オンラインも)で作品を発表し、まだ見ぬ誰かを探しているのです。まず出会い手に取られ見てもらい読んでもらわない事にはその物語は始まらないのです。


……これらは私の考えるところです。もちろん反論反対意見もあるでしょうが、正解は一つではありません。法に反しない限りにおいて全ての人の意見全ての人のスタンスを認めてくれる、それが同人誌界であり、それが同人誌の最大の魅力です。


このエントリーは前エントリーのレスを考えているうちに何か私のスタンスが誤解されているような気がしたので「とりあえず一度自分の考えをまとめてみよう」と思ったものです。まとめレスと思って頂いても結構です。私は一貫して上記のような考えをもってこちらのブログのエントリーを書いておりますが、読んで私のスタンスの方向を読み違えされているのだとすれば、それは私の稚拙な文章力故です。精進したいと思います。
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Comment

1. Posted by 通りすがりらしいですよ     2007年10月24日 02:55
 とりあえず、牛歩戦術って言葉を辞書で探してみてください。たぶん、勘違いの原因は単語が不適切だからじゃないでしょうか。
2. Posted by 夜沙     2007年10月24日 03:29
コメントありがとうございます
>通りすがりらしい さま

説明が不足で隠語(?)を使ってしまい申し訳ございませんでした。
ここで説明すると長くなりますので折角ですから新エントリーで説明してみます。
3. Posted by 通りすがれ     2007年10月24日 04:00
2番目の項はコミック・ラノベでもいえますよね。
絵だけで売れる時代になってしまってるよね。
内容は二の次になってるような。
4. Posted by とーろ製薬     2007年10月24日 04:35
同人は自由だと言うけれど、本当に人々を勝手気まま、自由にさせてたら
結局、性欲と金銭欲だけ残っちゃったところを明らかにした意味では
同人は自由を体現しているのかも知れないと思います。
逆に”自制”がこの世界で無縁の言葉なのはネット世相と共通している気がします。
5. Posted by 夜沙     2007年10月24日 04:54
コメントありがとうございます
>通りすがれ さま

読者が作家を育てる、とか、需要が供給を産む、とか、それは同人界だけではなく一般論ですよね。あえて書く程の内容ではなかったかもしれません。

>とーろ製薬さま
>同人は自由を体現しているのかも知れないと思います。

まったくもっておっしゃる通りであると、即売会でエロ本を漁り、ネットでエロ画像やエロ小説を漁る私が自ら体現しつつ断言します。

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