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料理の失敗談と言えるか分からないけど。

一番やらかしたのは、
揚げ物の鍋に火をかけたまま、2階の部屋で寝てしまったこと。
(キッチンは1階。)

鍋からは盛大に火が燃え上がり、
煙は2階の私の部屋まで入ってきました。

(…?なんか焦げ臭い……。)

目を覚ますと部屋が煙たくて焦げ臭いではないか。

「何だ!?」と飛び起き、部屋を出てみると、階段の下から煙が上がってきています。

私は唐揚げを作って、火を止めたつもりで部屋に戻り寝ていました。

いやぁ、消してなかったんですね~。

慌ててキッチンに行くと、
鍋からは換気扇に届くほどの火がボウボウと上がっていました。

ここで火を消し忘れていたことが原因だと気が付きます。

「どうするか、これ…」

私の友達に、
似たような状況で慌てて水をかけてしまい、大火傷を負った男の子がいます。
(寝てたのではなくトイレで大をしていたらしいです。)

私は友達とは違っていつも冷静なので、
「空気を遮断させないとなぁ」と思いながら、
まずカンカンに熱くなったコンロの火を消します。

コンロの火を止めただけでは、まだ鍋の炎は収まりません。

次に、家中の窓という窓を開けます。玄関も。
天上を伝って煙が少しずつ逃げていきます。

ふたたびキッチンへ。
それでもまだ鍋の炎は収まりません。

心臓はバクバクしっぱなしです。

「やっぱり空気を遮断しないとダメそうだな」

私は考え、
そして家にある一番大きな鍋蓋を引っ張り出して、
揚げ物鍋にそっと投げるようにして被せました。

すると炎はスッと姿を消しました。

「よし」

鍋は一旦このままにしておこうと、
今度は物置に行って扇風機を引きずり出しました。
強風のスイッチを入れ、部屋中に風を送ります。

寒い。それは真冬のことでした。

キッチンの壁はタイル張りだったので燃え移りはなく、
とてつもない煙臭さが残っただけで事なきを得ました。

ここまで来れば安心だ。

少しして、鍋から蓋を取ってみると…

…ボッ

また火が上がった。

「!?」

慌てて手に持っていた大きな蓋を被せる。もう一度だ。

「おうおうおう、そういうことかよ」

恐るべし、高温の油…。

私は一瞬の混乱を乗り越え、
「温度を下げないといけない」
ということに気が付く。

そこからは話が早かった。

捨ててもいいバスタオルにたっぷりと水を含ませ、
それで鍋を包む。

しばしの静寂。

そして蓋を取るも、
ふたたび鍋から火が上がることはなかった。

「ははは、私の勝ちだ」

バスタオルと真っ黒になった油を捨て、
何事もなかったように私は日常を取り戻したのだった。


父「おい、何を焦がしたら部屋中こんなに臭くなるんだ」
私「夕飯はお父さんの好きな唐揚げです」
父「おお、そうか」


おわり。