2008年12月04日

読書感想^ω^

ハイド氏は、はっと息を呑んで、たじろいだ。が、その驚きも一瞬だった。弁護士の顔を、まともには見なかったが、それでも落ち着きはらって、答えた。「いかにも、ハイドだが、何か用かね」


スーティーブンソンの書いた『ジ―キル博士とハイド氏』と言う小説、怪奇小説の代表作で非常におもしろいです。


ジーキル博士は善人で名前が通った大柄な紳士である、それに対しハイド氏は悪魔の様な嫌な顔付きをした小柄な男である。

性格も外見も対照的なこの2人。

だがジーキル博士とハイド氏は親しい様で、ジキル博士の屋敷にハイド氏は自由に出入りしていた。

友人がジキル博士にハイド氏のことを聞いても青ざめるだけ、またハイド氏にジキル博士について聞き出せる訳もない。


友人はジキルがハイドに脅されているのだと考える、ともかくジキルの為にハイドを何とかしてやろうと決心する。


だがジキルとハイドの関係を調べれば調べるだけ奇妙である。


ジキルが署名した小切手をハイドが使い、ジキルの手紙をハイドが持ち、ジキルに贈ったステッキをついて歩くハイド。


ジキルがハイドなのか、ハイドがジキルなのか奇妙な関係である。

大柄なジキルと小柄なハイド、全く違う両者の背格好や外見。

ジキルの中に眠った善と悪の葛藤。

ジキルにないりたいジキル。

ジーキル博士とハイド氏の葛藤。

ジキルに眠るハイド。

ジーキル博士とハイド氏の2人だけが知る秘密。



話の展開が早すぎず遅すぎず、飽きない様にリズム良く進んでいく。

ミステリアスなストーリーを不気味に描写したスティーブンソンの名作。
怪奇小説の代表作。



詮索はしない主義、それは良い主義だ、首を突っ込めばろくなことはない、ただ少し首を突っ込んだだけで誰かの人生を全てを駄目にしてしまうかもしれない。

だが友人は考えた。

「あいつがハイド(隠れ役)なら俺はシーク(追う役)になってやる」とかれは考えた。

ジーキル博士とハイド氏の関係に首を突っ込んだその日を境にして、ハイド氏に対する詮索を始めたその日を境にして友人の眠れない日が始まった。


「いかにも、ハイドだか、何か用かね」


その日から友人の周囲で嫌な事件が多発する。

それも調べれば調べるほど不気味なのだ。


いくら払いのけようとしても、何か災厄が迫ってくるような、恐ろしい予感がしてならなかったのである。


『ジ―キル博士とハイド氏』はおすすめです、ぜひ読んでみてください。


umiharuposei at 13:22│Comments(0)TrackBack(0)

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