2005年07月

2005年07月31日

夜蝉の声

「ねぇ、夜に鳴く蝉の声って良いと思わない?」
「・・・。」
「私だけかしら・・・。」
「そもそも蝉って夜に鳴いていたか?」

とても殺伐な答えが返ってきた。

寺の脇に出ている出店をちらりと見ながら人の空いているわき道へと抜ける途中に、夜蝉の声がした。

「だってなんか、刹那的というか、はかないというか、切なさがあってさ。昼間とはまた違った感じがする・・・。」
彼は無言で、さっき取ったヨーヨーをいじっていた。

「この前、久しぶりに尚吾に会ったよ。5年以内に起業するんだって言って、がんばっていたんだ。」
「久しぶりだなぁ。元気だった? 」
「うん。元気だった。」
「そうかー。」
そう言って私の前を歩く彼を見上げると、2年前より大きくなった肩幅が見えた。

2年ぶりの再会、彼はずっと海外を転々としていて、先月、帰国した。
2年前なら、学生同士。きっと、蝉の声が聞こえたら2人で駈けて行って蝉を取ろう!なんて言っただろう。学生の時は、あんなに細くて、華奢な感じだったのに、今はもう立派な男の人になっていて、私はなんだか一人、取り残されたような気分になった。

思わず、泣きそうな声で、
「みんな、元気かなぁ?」
って聞いてみた。
前を歩く彼は、ゆっくりと振り返り、
「なんでお前が泣きそうな声になってるんだよ(笑)。お前こそ、夜蝉の声、そっくり。」
そう言って、私の顔を覗き込む。

刹那、思い出した。学生時代に好きだった山田詠美の 『蝉 』。
妹が生まれてお母さんを取られたと思う女の子。泣き叫んで泣き叫んで、自分がまるで、蝉のよう。あんなに鳴く蝉も、お腹を開けると実は空っぽ。っていう内容のストーリー。

私と一緒か・・・。

そう思うと、無償にその殻の中を埋めたくて、堰を切ったように学生時代の思い出話しをした。一緒に学生時代を過ごした彼なら、埋めてくれるだろうと思った。
そんな中で彼が呟いた、「やっぱり、日本が一番いいな。」
その口調が妙に大人びていて、彼の2年間を一瞬、垣間見た気がした。
もう、お互いに学生ではないんだなって思うと、なんとも切ない気分になったけれど、同時に大きくなった彼を見て、私も歩き出さなければと、背中をポンっと押された気分になった。

「Yuki、冷えてきたから着ていろ。」と、背広の上着を肩に掛けてくれる、冷え性なことを覚えてくれていたようだ。そういうところは、学生時代から変わっていない。大きくなっても、そういうところは変わってないんだって思うと、ちょっとほっとして、切なく聞こえていた蝉の声も、そんなに切なくなくなった。

1年に1回とか、2年に1回しか会わない私達。
きっと、次に会う時も蝉の鳴く季節だよ。だって、私たち、夏に会うのが合うんだもの。
気がつけば、もう蝉の声が聞こえないところまで、歩いてきていた。




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隅田川の花火大会!

0698a9ae.JPG夕方から、2年ぶりに海外へ行っていた友人と再会。
せっかくだから、隅田川の花火大会へ行こうよということで、いざ出陣。

案の定、人が多い多い。若干ふらつきながらもがんばって場所キープ。
キープしたところがなかなかniceで右手に第二会場、左手に第一会場と、両方の会場が見れる位置でした。
だけど、ものすごい花火の灰が降ってくるところで、私も友人も灰まみれ。それでもすっごく楽しかった!
花火の最中、「すごーぃ!大きい!すごーぃ!」の連発。それだけ聞くと、割とエロいんですけどね(笑)。

しかもたまたま同期とバッタリ会ったりする。この人ごみの中で出会う辺りがうちの会社らしい(笑)。

花火が終わって、二人で浅草寺へ。ヨーヨー掬いをやりました。una、相当うまいよ。5つ取ったよ。友人は2個。隣のカップルの男の人が、「うますぎ!取りすぎ!」とか言っていて、彼女は「私、ピンクのヨーヨーが欲しい。」って言っていたけど、残念ながらピンクのヨーヨーはもともと無かったんだよねぇ(笑)。彼も大変だね。でもちょっと神業的なunaの取り方に彼も彼女もうちの相方までもびびっていたのが面白かった。

その後、随分遠回りをして駅へ。だけど、銀座線、めちゃ混み!規制がかかって駅にすら入れず。結果、上野まで出ることに。

途中でタクシーを拾おうとしたけれど、なかなか捕まらず。そしてようやく来た1台を捕まえようとして、相方に走ってもらったんだけど、後ろからおばちゃんが猛追してきて抜かれる(笑)。相方、負けじとすごい勢いでおばちゃんを追っかけたんだけど、おばちゃんには勝てず。しかも、実はおばちゃん、一人ぢゃなかった、、振り返ると、すーーーーーーーーっごい苦笑いのお父さんが(笑)。さすがの相方も負けた、とドロップアウト。そこからまた歩いて、10分後にめでたくタクシーゲット。

そのまま知り合いのやっている渋谷のバーへ。3時間ほど飲みまくり、先ほど帰宅。

でも、楽しかったなぁ。。なんか、夏、満喫!って感じでした。
次はお台場の花火大会に行きたいな。

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2005年07月30日

ウダウダガタガタ、そんな自分、本当イヤ。

aed056f8.jpgということで、髪を切りました(笑)。

だけど、いーっつも美容院というのは(美容院っていうの?ヘアサロン??)、100%のところがなくて、結果転々とするんですよね。なんか違っていたり、妙に肩張って疲れちゃったり。だって、普通に行ってもけっこう時間かかるでしょ?加えて、決して安くはないし。

ということで、今回も美容室選びには困りました。
とはいえ、髪を切りたい!っていう衝動は突如ともなく訪れるので、切る!と決めたらその日中がその翌日には切りたいものなんです。急いで探しました。渋谷なんて、行くだけで疲れるから行かないし、新宿はちょっと遠い。ということで、必然的に家の近くで探すことに。。

そこで今回、伺ったのが目黒のヘアサロン 「 hair + style ATTIVO 」。
http://www.ispot.jp/s/attivo/
バリ風の店内が、多国籍な私を喜ばせてくれます。店員のお姉さんもかわいい!
さてさて、unaさん、今日のめにゅ〜は、「 カラー + ヘアエステ + カット 」という、フルフルコース。
だけど、非常に痛んでいるunaの髪。スタイリストさんは、ガタイの良い優しい感じのお兄さん。でも、そのお兄さんもう、苦笑、苦笑、苦笑。相当ひどい髪の状態だったようです。
まずはカラーから。本当に丁寧にやっていただきました。トリートメントも丁寧にしていただいて、今まで髪を撫でると、髪先は指が通らず軋んでいたのに、サラリと指が通るようになったのデス!ギャボ!

しかも、しかも、苦手だったシャンプー。あれ、苦しいんですよ(笑)。まぢで(笑)。
(うぅううう、もう、早く終わってくれ〜〜〜!かゆいとこないですからぁ〜〜〜!)
っていつも思ってたんだけど、ここのシャンプー台は、体全部を倒さないんです。普通に座って、頭だけちょっと後ろに倒す感じ。だから楽チンなのデス。こればっかりは体験していただかないと、共感してもらえないだろうな。みんな、やってみて!(笑)。

しかも最後はお薬まで出たー!
すごいよ!すごいよ!「髪の毛の処方箋」(笑)。
処方箋の袋には、
※指通りが気になりだしたらお使いください。
って書いてある(笑)。
お会計も思ったよりリーズナブルで、貧乏unaには大助かり。

何より、心のこもった接客をしてもらえたのがすっごく嬉しかったな。
ほんわかした気分で帰れました。
美容院でお困りの方、一度行ってみてはいかがですか?
きっと、心地よく過ごせますよ。もちろん、腕も良いし。

というわけで、今回、ご担当いただいたのは、オーナーの奥村さんでした。
奥村さん、どうもありがとうございました。

注意※記事広告ではございません(笑) 悪しからず。

una_linglag at 13:41|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

ダウン。→病院へ。。

今日はもう、だめだった。
病院嫌いのこの有紀が病院へ。

とりあえず、採血で検査中。

点滴怖かった。
本気で泣きそうだった。


una_linglag at 02:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2005年07月28日

ちょっと嬉しいこと。

胃が痛いので、これ書いたら寝ます。

でもちょっと嬉しいことがあった。

すごくCUTEなカメラマンの知り合いが居て、8末に撮影をすることになりそうデス。彼女とは久しぶりの撮影なので、楽しみ。

まだまだ20歳と若いにも関わらず、女の子を撮るのが非常に上手ナノデス。今からゆっくりと体重を落として行きます。

だめだ。
痛い。
寝ます。

una_linglag at 23:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

切ない夜。

23:30.
胃が痛い・・・。
今日は(も)2杯しか呑んでないのに。

今日はせつなすぎた。
最近、本当に食べられないから、食べやすいお鮨でも食べようと、昼間、営業先の神保町でお鮨を食べたが、罰ゲームのようなわさびの量・・・。

痛みすぎている髪を何とかしようと思って早めに仕事を切り上げるも、どこも20時からのカラーとカットは受け付けてくれず。

結果、いつもの呑み屋へ。
それだけでも切ないのに、常連のお兄ちゃん(34歳)にタメと思われる。
いや、1周り違うぜ?兄さん。

そして今は胃が痛い。
キリキリキリキリ。
ちょっと明日ヤバイかも。。

una_linglag at 23:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

明け方みーてぃんぐ。

d371f27c.bmp明け方に、いつも行く飲み屋のママと、
知り合いがオーナーをやっているアイリッシュパブへ。

ママはもう、随分長いことそのパブに来ているようで、常連さんみたい。
私は初めて。
お店は知ってたけど、高そうな感じがしてたし。
でも、意外に安かった。

そこのバーテンに、やたらと体格の(というか、身体のラインが美しい)良いバーテンの男の子がいて、聞けば昔モデルをやっていたらしい。
なんか、今度一緒にやらかしたいねぇ、なんて話してました。

安いし、すごくアットホームな良い感じのお店。
はまりそうな予感デス。

写真(画像が荒いけど)の右端に写っているのが例のバーテン君。

una_linglag at 23:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2005年07月27日

兄さんの言葉。

度々ここで、知り合いの兄さんから教わったことを書いてきました。

編集者の目、
イベントの話、
音の話、
もろもろ。

いつもぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃと話し始める有紀に対して、
兄さんは概論というか、大枠というか、大きな視点で話してくれる。
そしていつも気付かされる。

昨日も大事なことを教えてもらいました。
いつもいつも、ここっていうところで真っ直ぐにアドバイスをくれます。

本当に、感謝してるよ。
ありがとう。

una_linglag at 23:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

爆発。

最近、食べられない。
これはまずいと思い、急遽同期と一緒に、
「ウマイもんを食いに行こう!」
ということで、一緒にランチに出かける。

このブログを始めた頃に紹介した、鎌倉山。
ランチで2000円。

そこで、いろいろと話し込み、お互いにウップンが溜まっていることが判明。
急遽、帰りにカラオケへ。
しかも、20時からお客さんとの呑み会も控えていたので、1時間だけ行く。

すっごいハッスル。

楽しかったー。
また行こうね!

una_linglag at 23:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

窓を開けて。

泣けるくらいの

青空だね。

una_linglag at 09:06|PermalinkComments(2)TrackBack(0)