而今・鳳凰美田を楽しむ会


昨日「而今・鳳凰美田を楽しむ会」を開催致しました。

ご参加頂きましたお客様、誠にありがとうございました。


昨年末、常連のお客様からまた「而今」の日本酒会を開催して欲しいとのご要望がありましたので、今回このような企画で開催させて頂くこととなりました。

「而今」に関しましては、これまで「而今」単独の日本酒会を2回、「而今」と「作」とのコラボの会を1回、そして「而今」と「たかちよ(高千代)」の会を1回、合計4回開催してきました。

原点に戻り「而今」オンリーの会にするか、それとも他の銘柄とのコラボの会にするかなど検討した末、3年前に開催しました「鳳凰美田」の会もとてもご好評でしたので、「而今」と「鳳凰美田」の会を開催することにいたしました。


日本酒会ではお話しましたが、改めて簡単に「而今」、「鳳凰美田」に関してご説明したいと思います。

「而今」を醸すのは1818年創業の三重県名張市に蔵を構える木屋正酒造さんです。

現在6代目蔵元となる大西唯克さんが2004年に杜氏となり、翌2005年に立ち上げた銘柄になります。

このデビュー作となる「而今」が評判となり、僅か30石からスタートした生産量も、今では700石ほどにまで増えています。

一方、「鳳凰美田」を醸すのは1872年創業の栃木県小山市に蔵を構える小林酒造さんになります。

現在5代目となる小林正樹専務が1993年に立ち上げた銘柄です。

1998年にはすべてが吟醸酒となり、2003年には新たにリキュールの製造も開始し、今では栃木だけでなく日本を代表する人気銘柄となっています。


それでは今回の出品酒ですが、乾杯酒を含めまして合計15銘柄です。

IMG_5423











「而今」は合計7銘柄です。

IMG_5427











一方「鳳凰美田」はリキュールを含め、合計8銘柄となります。

IMG_5428











この中で乾杯酒とさせて頂いたのは…

IMG_5426










「鳳凰美田 White Phoenix 純米大吟醸原酒 無濾過本生 28BY」です。

年末限定「鳳凰美田」のいわばフラッグシップとなる逸品です。

愛山を45%まで磨き醸された雫酒を、イタリア産モンテロッサ社製シャンパン瓶のマグナムボトルに詰めた極上の高級酒です。


その他右から順番に…

IMG_5425










①而今 純米吟醸 愛山 火入れ 27BY

②而今 純米吟醸 山田錦 無濾過生 28BY

③而今 純米吟醸 千本錦 無濾過生 28BY

④而今 純米吟醸 八反錦 無濾過生 28BY

⑤而今 特別純米 無濾過生 28BY


⑥而今 特別純米 無濾過生 28BY

⑦而今 特別純米 にごりざけ生 28BY

⑧鳳凰美田 赤判 純米大吟醸 無濾過本生 28BY

⑨鳳凰美田 髭判 純米大吟醸 無濾過本生 28BY

⑩鳳凰美田 純米大吟醸 荒押切合併 本生 にごり酒 28BY

⑪鳳凰美田 芳 純米吟醸 無濾過本生 28BY

⑫鳳凰美田 Black Phoenix 純米吟醸 無濾過本生 28BY

⑬鳳凰美田 純米吟醸 初しぼり 無濾過本生 28BY

⑭鳳凰美田 完熟もも


それぞれ単体で飲んで頂くももちろん良いのですが、飲み比べもご提案させて頂きました。

①と⑫の飲み比べです。
IMG_5444










どちらも「愛山」を使用しています。

ただし、「而今」は<生>での出荷はありませんので、こちらは今回の出品酒の中で唯一の火入れになります。

また「而今」は50%精米、「鳳凰美田」は55%精米となっています。


②と⑧の飲み比べです。

IMG_5445










どちらも「山田錦」を使用しています。

個人的には純米吟醸クラスではベストと思っているこちらの「而今」ですが、28BYも甘みと酸味のバランスが絶妙、かつキレも抜群に良かったです。

一方「鳳凰美田」も精米歩合は40%と、高級酒の部類に属してはいますが、こちらも素晴らしい出来でした。


③と⑨の飲み比べです。

IMG_5446










「而今」、「鳳凰美田」ともに様々な酒米を使用していますが、「千本錦」「亀粋」はどちらもそれぞれの蔵でしか使用していませんので、飲み比べとしてはやや難があったかも知れません。

28BYの「千本錦」はやや香り抑えめでしょうか。


④と⑪の飲み比べです。

IMG_5447










今期も大人気だった「八反錦」を使用した「而今」とラベルの色目が似ている「鳳凰美田」の「芳」との飲み比べをご提案させて頂きました。

ちなみに「芳(かんばし)」とは有機生産者の第一人者として知られる藤田芳さんが作った酒造好適米「ひとごこち」を使用して醸されているので、このような名称となっています。


⑤⑥と⑬の飲み比べです。

IMG_5448










⑤と⑥は同じもののように思われますが、使用している酒米に違いがあります。

<⑤>
IMG_5434











<⑥>
IMG_5435










⑤は麹米に山田錦を20%、掛米に五百万石を80%使用して醸されていますが、⑥はすべて五百万石で造られているのです。

微妙な飲み比べですが、これまで4回開催してきた「而今」の会でも初めての飲み比べでしたので、面白かったかも知れません。

「鳳凰美田」は変わらず「五百万石」で醸されていますので、⑥との飲み比べが適していたのではないかと思います。


⑦と⑩の飲み比べです。

IMG_5449










「にごり酒」の飲み比べとなりますが、「鳳凰美田」はうすにごり程度となっています。

「而今」は27BYでは全量五百万石で醸されていましたが、28BYでは山田錦も34%使用して造られています。

もう少し米の旨みを加えたかったのかも知れません。


そして前回予想以上にご好評だった「鳳凰美田」の「完熟もも」は前回、四合瓶でご用意したところ、あっという間に空瓶になってしまいましたので、今回は1升瓶でご用意しましたが、今回もまたあっという間でした(笑)

IMG_5443










日本酒会ですが先にリキュールが空瓶に…(苦笑)


今回も一人当たり4合以上の計算でご用意させて頂きましたが、なんと!ほとんどすべてが空瓶となりました。

皆さん、よく飲まれました!!

「而今」はもちろん「鳳凰美田」の酒質のレベルの高さを改めて感じる会となりました。




それからお料理ですが…

先 付  あさりとわかめの酢味噌掛け

前 菜  芽キャベツとクリームチーズの西京漬け

      栃木県産とちおとめ苺の白和え

      海老のホワイトソース掛け

お造り  天然真鯛と蛸のカルパッチョ

煮 物  女将特製  日光揚巻湯葉と下野干瓢  栃木県産グリーンアスパラ添え

焼き物  鰻肝焼き

煮物椀  桑名の蛤 蕪のすり流し

食 事  うな丼  出し汁  薬味

香の物  胡瓜  大根  蕪  人参


先付は春をイメージした一品で、コクはありますが、後味のさっぱりとした酢味噌和えにしてみました。

前菜には今が旬の甘い芽キャベツとクリームチーズを西京味噌で日本酒に合う肴に、そして収穫量では日本一となる栃木県産の苺を使用した白和え、洋風なホワイトソースで「而今」にも「鳳凰美田」にも合う3点盛りでお作りしました。

お造りには天然の真鯛と蛸を使用して、春らしい盛り付けで、創作和食のような一品にしてみました。

煮物は女将の一品で、すべての食材を栃木県産のもので揃えてみました。

煮物椀には三重県の桑名から取り寄せた蛤から取った出汁に蕪をすり流し、お作りしました。

ふっくらとした蛤と蕪の甘みで、やさしい味付けを楽しんでいただけたと思います。



お陰様でお客様からはお酒はもちろん、お料理もおいしいとの温かいお言葉を頂戴しました。

ありがとうございます。

次回も皆様にご満足頂けるようなお料理、そして日本酒を取り揃えたいと思います。

3月は「第3回雄町を楽しむ会」を開催する予定です。



本日日本酒会


本日は日本酒会(而今・鳳凰美田を楽しむ会)です。

出品酒は15銘柄ご用意させて頂きましたので、たっぷりとご堪能頂ければと思います。

お料理も三重や栃木の食材も取り入れてお作りする予定ですので、お酒に合わせてお楽しみ頂けると幸いです。

それでは本日ご参加予定のお客様、後ほどお会いできるのを楽しみにしております。

よろしくお願い致します。


創業120年


毎度お引き立て頂き、誠にありがとうございます。

一昨日、店舗の入口に新しい看板を取り付けました。

IMG_5420











「末広町」と、おめでたい末広(扇)を掛け、また、うなぎ久保田に御来店くださる皆々様の末広がりの幸せを願い、この形にいたしました。

うなぎ久保田は、今年で創業120年を迎えます。

今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。


livedoor プロフィール
カテゴリ別アーカイブ
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ