CS3やCS4では 新規ファイルを作る際に、他の作り込んだIllustratorファイルのシンボル、グラフィックスタイル、ブラシ、スウォッチだけを読み込み、新規ファイルを作成することができるようになっています。

ピクチャ 1

方法は新規ファイルを作る際のダイアログボックスの「新規ドキュメントプロファイル」で「参照...」を選択し、作り込んだIllustratorファイルを選ぶだけです。

新規ドキュメント作成時に、そのドキュメントに反映されるのはドキュメントサイズ、シンボル、スウォッチ、グラフィックスタイル、ブラシなどです。最初からドキュメント上にオブジェクトを配置することはできません。(※オブジェクトを配置するのはテンプレートファイルになります)

私は、よく新規ファイルを作る際、「参照...」をクリックするのを忘れてしまったり、参照にしたいファイルがどこにあるのかわからずに探すのに時間がかかったり、ということが多くあるので、なかなか使い切れていません。

最初から選択肢に「使いたいファイル」が選択できるれば楽なのに、と思って試したら、できちゃいました(汗

よく使うファイルを以下のフォルダにいれるだけで、「新規ドキュメントプロファイル」やスタート時のページに表示されるようになります。

MacOS Xのとき(CS4の場合)
/Users/(ユーザー名)/Library/Application Support/Adobe/Adobe Illustrator CS4/ja_JP/New Document Profiles

Windowsのとき(CS4の場合)
C:¥document and Settinfs¥(ユーザー名)¥Application Data¥Adobe¥Adobe Illustrator CS4¥ja_JP¥New Document Profiles

※ユーザー名は今起動しているパソコンのユーザー名になります。

Illustratorファイルを追加しただけで、起動中でもすぐに新規ファイルを作る際のリストに表示されるので、選択を忘れなければいつでも自分のオリジナルフォーマットのファイルで作業を始めるということができるようです。

例えば私は「サイトマップ.ai」という名前で、スウォッチとシンボルを登録したIllustratorファイルをよく使っているとします。

画面例

そのファイルを上記の場所に保存します。
ファイル名はそのまま反映されるので、わかりやすい名前がいいと思います。

ピクチャ 3

新たにドキュメントを開きます。
サイトマップの名前がスタート時開くウィンドウに追加されます。

ピクチャ 7

「ファイル」から「新規...」を選んでも同じように表示されます。

ピクチャ 5

保存した「サイトマップ.ai」を「ドキュメントプロファイル」にして新規ファイルを作成すると、スウォッチとシンボルだけが反映された新規ファイルが開きます。

ピクチャ 6

これを覚えておくと、シンボルやグラフィックスタイルなどのコピーの回数が減りそうで便利だと思います。

私はCS3では試していませんが、多分できるのではないかと思います。シンボルやグラフィックスタイルを多様する方は使ってみてはどうでしょうか?

 

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