Book
2006年11月29日
テレビドラマ「氷点」感想
見ました。二夜連続。
結構原作に忠実だったと思います。飯島直子はかなりハマリ役だったと。
石原さとみの演技は素晴らしかった。1日目の最後、陽子(石原さとみ)が
発狂するところは、凄かった!! しかし、やはり「氷点」「続・氷点」の
文庫本では計4冊を二夜に収めるには、無理があったかと・・・。
(先日の「東京タワー」も無理があったが) あと、最後の現代のシーンは、
原作にはなく「これはいらないんじゃ〜?」っと(個人的に)思いました。
やはり、ドラマにすると表面的な事柄(ストーリー)を追う事に重きが
置かれ、本質的な部分がやや欠けていたかな? 昼ドラチックになって
いたような〜?? 何だか、結局不満だったのかな? でも、(放映前に
も書いてたけど)これを機に「三浦綾子さん」の作品を知る人が増えて
くれればな〜。ほかにも、いい作品が色々あるので!!
原作を知っている作品が、立て続けに2つもドラマになって、何だか嬉しかった
が、どちらかと言うと(ごめんなさい)どちらもあまり満足いくものではなかった。
っが、今度公開の「武士の一分」これは、藤沢周平の原作だ。実は、藤沢周平も
ちょっと読んでる私。もちろん「武士の一分」も読んでいる。原作は、数十ページ
のとても短いストーリーだ。これを映画にするとは!! これも、楽しみ!!
2006年11月03日
『氷点』ドラマ化決定!!
今月の楽しみが出来ました!!
今月11月25日(土)・26日(日)午後9時〜
二夜連続で、三浦綾子さんの代表作でも
あり、 処女作でもある『氷点』がテレビ朝
日にてドラマ化決定みたいです!!
録画保存必須です。 これで、三浦綾子さんの存在がまたまた再認識される事
を期待したいものです。 そして、そのテレビ朝日の氷点のHPには昨年訪れた
北海道の「三浦綾子記念文学館」もリンクされていました。 放送前に、氷点を読
み返そうかしら??
2006年05月29日
2006年02月04日
読書会
今日も本のお話。 お昼から『三浦綾子読書会』へ行ってきた。
本日の課題図書は『母』。この作品は、あの!?教科書にも載っている「蟹工船」を
書いた小林多喜二の母が、自身の生い立ちから多喜二を含めた家族について
そして、あの多喜二の拷問死に至るまで。そして、その後を、方言そのもで語っ
たような、口語調で書かれた、ほぼノンフィクションものである。
この作品で、私が気に入っている所は…多喜二を扱った作品だからと言って、
プロレタリア文学がどーだとか、共産主義がどーだとか?(書かれても私には
難し過ぎるが)そんな、堅い事にはあまり視点を置かず、全面に多喜二の母
の”無償の愛”や”深さ”が溢れている所だ。他にも、気に入っている所は多々
あり、私の貧しい表現能力で書き表せないのが悔しいが…。
っで、読書会では資料として実際の多喜二家族や登場人物の写真、そして
何と多喜二が拷問を受けた後の遺体の写真まであった。(白黒コピーだが)
それと、関連資料などが用意されており、それに解説をしていただく。
その後、一人ひとり作品について感想や意見を述べるっという流れだった。
あっという間の2時間だった。有意義だったな〜。
2006年02月03日
ほのぼの?でもないかな?
久しぶりに『本』の紹介。 最近読んだものですが。
最近、三浦綾子さんはもちろん。色々な作者の本を読んでいる私。
先日本屋でふと目にとまったこの ”西加奈子著 さくら” 文庫ではないから
ちょっと値は張るが、紹介文を読んでみると どーやら「家族愛もの」!?だった。
なぜ、これに惹かれたかと言うと…
実は、あまりに有名過ぎてあえて紹介はしていなかったが、少し前にあの話題の
リリー・フランキーの「東京タワー」を読んで、裏切られる事なく号泣してしまい…
今度は、ほのぼのとした家族愛の物語を読みたい気分だったのだ。
っで、「さくら」とは犬の名前でその家族の物語なのだが、これもこれで・・・
東京タワーのぐわゎゎゎーーーーー!!!っと溢れる涙っと言うよりは、
じわっ…じわっ…と流れるような感じの涙かな? (涙の出方で説明するもの
分かりづらいかとは思いますが) ゆっくりのんびり読むタイプの本だと思う。
2005年11月23日
三浦綾子さん
先日、作家・故三浦綾子さんのご主人である三浦光世さんの講演会へ
行ってきました。 (夏にも行ったけど…)
今回の場所は教会。オルガン演奏も行われ、荘厳な雰囲気がありながらも、
講演の方は、生前の綾子さんとの心温まるエピソードを冗談を交えながら
(ご高齢にも関わらず)1時間半以上もお話して下さいました。
ホントにいいお話でした。っで、終了後…たまたま出口付近でご本人と
お近くになったのです!! <前回、夏の講演会後、光世さんを交えた
お食事会にも参加させて頂き、目の前で過ごしたにも関わらず緊張の余り
ほとんどお話が出来なかった私。今回こそはお話したいと思っており、
そのチャンスが巡って来たのです>
っで、勇気をふりしぼり、話しかけさせて頂きました!
私:「夏に北海道の三浦綾子文学館へお邪魔させて頂きました!」
三浦さん:「そうですか〜それはどうも、ありがとうございます〜」
短いこれだけの会話でしたが、とても嬉しかった。何せ、とても影響を受けて
いる作家のご主人と会話できたのだから。三浦綾子作品を愛読している
といえども、まだ全作品を読破していない私。どんどん読まなきゃ〜!!