4回目のShuです。

今やすっかりHTML5とCSS3が定着しつつあるWebの世界。
今までは画像を使わないとできなかったテキストやボックスの影、グラデーションなどがCSSを書くだけで使えるようになり、すでにたくさんのサイトで使用されています。

その一方でまだ非対応ブラウザ(IE6~8)のシェアが多いのも事実。ちょっと前まではIE6でもなんでもどんなブラウザでも見た目が同じになるように…と四苦八苦していたものですが、最近ではCSS3の普及に伴って、「とりあえず全部のブラウザで同じ情報は見られるが、新しいブラウザに対してはよりリッチな見せ方をする」という考え方があるようです。(プログレッシブ・エンハンスメントというらしい)
確かにドロップシャドウがあってもなくても文章は読めるし、そこはあんまり頑張らなくていいよね。それにステキな機能があるのに使わないのはもったいなくね?ということなのです。

そんな古いIEには我慢してもらって…みたいな風潮ですが、しかし世の中には便利なものを作る人がいます。
 IEでもCSS3が使えるようになるプログラムもあるんです。

CSS3 Pie
つい先月メジャーバージョンがでたばかりのプロジェクトです。
角丸やグラデーション、ドロップシャドウなどのデコレーション関連のCSS3プロパティが非対応IEでも使用できるようになるものです。

Selectivizr
こちらはセレクタが使えるようになるもの。属性セレクタや疑似要素などIEで使用できないセレクタが使えるようになります。
jQueryやprototypeといったJavascriptライブラリを使って実現しているようです。


個人的にはあまり頑張らずにプログレッシブ・エンハンスメント!でいいような気もするのですが、上にあげた2つはそんなに難しいこともせずIE対応が実現できるので、いざというときには使えるのではないでしょうか。

とにかく血の涙を流しながらIE6対応をした日々は遠い過去の思いでとなりつつある、のでした。 便利な世の中になりましたね…