皆さん今晩は。私は少々疲れ気味。原因は睡眠不足。陸上の世界選手権を真剣にテレビ観戦しているからです。女房に「早く寝なさい!」と注意されるが、無視してます。

本題に入ります。
私はアルペンスキーの指導で頻繁に用いる概念はいくつかあります。その中の一つに次の概念があります。
ungulationのレッスンに参加されたスキーヤーは、レッスン中に次のようにアドバイスしていることを覚えていますか。
●エッジからエッジはNO!ターンはフラットからフラット!そして弧に合わせて徐々に角付けを強めよ!

次の写真をご覧ください。
IMG_1620





IMG_1619





滑走スピードが速いターンでは切り換えでのフラットは一瞬です。この一瞬がターンの質の良し悪しを決めてしまうのです。

デモキャンプ等でのレッスンを観察していると、ほとんどのレッスンはエッジからエッジ。そして、徐々に角付けを強めるエッジング運動が見られません。

エッジからエッジへの滑りが何故、悪いのか皆さん分かりますか。
スラロームのオープンゲートのターン弧以上で規制したコースを滑ってください。(ショートポールやブラシのセットで十分です)
フラットからフラットのスキーヤーとタイムを比較すると遅いことが分かります。また、そのコースが惚れてくると、滑走ラインが全く合わなくなり、完走すらできません。
ラインコブを速くカッコ良く滑れない原因はこの辺りにもあります。

プルークボーゲンで滑っていても角付けは徐々に強くしていきます。
いつも同じ事を言いますが、SAJ教育本部のプルークボーゲンには角付けを徐々に強くしていくエッジング運動はありません。間違いです。
ナショナルデモがデモキャンプでたまに教えるプルークボーゲンを見ていると、思わず笑ってしいます。(馬鹿にした笑いです。)

弧に合わせて徐々に角付けを強めるエッジング運動は学習初期に本能で覚えさせることが大切です。学習初期に間違ったエッジング運動を覚えると、伸びしろゼロのスキーヤーになってしまいます。
しかし、間違ったエッジング運動で滑っても検定が合格するところに日本のスキーの問題点があります。
皆さんの周りにも沢山いると思います。指導員やプライズテスト合格しているのに難しいシチュエーションになると全然滑れないスキーヤー。

話を元に戻します。学習初期に覚えた間違ったエッジング運動を矯正するには、プルークスタンスでの練習が最も効果的です。上級者がプルークスタンスで滑ることに抵抗があると思いますが、我慢して練習です。

学習初期の三兄弟、プルークスタンスですが徐々に角付けを強めて滑っています。雪面と板の接し面をよく見てください。
IMAG1974_BURST020




IMAG1976_BURST015





IMAG1975_BURST014





エッジング運動は学習初期に本能で覚えるのです。
学習初期に本能で覚えれなかったスキーヤーは一からやり直しです。時間はかかりますがやれば治ります。自分との闘いです。

練習は名人を作り出す。そして夢を叶える。シーハイル!山藤