皆さんこんにちは。うっとおしい梅雨の季節がやってきましが、心(気持ち)はいつも爽やかな日本晴れで過ごしましょう。

今日のブログのテーマは雪面に近い箇所からエッジング運動・カジュウです。
エッジング運動はカジュウ・角付け・回旋、三つの運動で構成されています。
そして、カジュウは荷重ではなく加重と考えた方が正解です。
加重とは、板に体重を乗せることではなく、板を通して雪面からのを圧を受け止める動作です。

エッジング運動とは加重・角付け・回旋の各運動を協調して行うことです。
先回まで、このブログでは角付け・回旋を説明しました。今日は加重について説明しますが、それぞれの運動は独立したものではなく、協調していることを忘れないでください。

本題に入ります。
全てのスキーヤーが一番始めに学習するエッジング運動は直滑降からプルークです。
直滑降からプルークに移行する時、次の運動が行われています。
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●角付け:直滑降では板は雪面に対してフラットですが、プルーク移行していく過程で徐々にエッジが立ってきます。これが、角付け運動です。
●回旋:直滑降では板の向き(方向)はフォールライン方向ですが、プルークでは板の方向が徐々にフォールラインからそれていきます。これが回旋運動です。迎え角のベーシックな作り方です。
●加重:上記の二つの運動を行っていくと、この時、板には雪面から圧し返えされるような力が働きます。この力が加重です。そして、ターンの原動力となるのです。近年は舵取り圧とも表現することがあります。
文章で説明すると難しくなります。雪面に近い関節から運動して加重する動作は動画サイトでご覧ください。
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上の写真をじっくり見てください。
●運動は全て雪面に近い関節から始まります。
●腰を回したり、外したりしていません。
●足関節は身体の中心線(正確には正中線)から真横(左右)に離れていきます。この運動方向を解剖学では外側と表現します。アルペンスキーでは「押し出す」です。「押し出す」を「シュープ」とも呼んでいます。(たぶんドイツ語だと思います。雪面にシュープして付いた軌跡がシュプールです。)

ゲレンデで教育本部滑りを練習しているスキーヤーを観察すると、特にターン始動で上記の運動がほとんど行われていません。

学習初期や上級者が基本技術を見直す時、プルークスタンス(プルークボーゲン)でおこないます。何故プルークで練習始めるか皆さん正しく説明できますか。この辺りを理解していないスキーヤーはお先真っ暗です。SAJ公認の先生方(準・正指導員)はプルークボーゲンは初心者の技術だと考えています。

次は昔も現在も変わらないベーシックなプルークボーゲン。用具の進化とともにテクニックも進化しますが、ベーシックな基本技術はほとんど変わりません。
1980年オーストリアスキー教程
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1997年全日本スキー連盟カービングスキーの指導
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richig CARVENオーストリアスキー教程
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SNOWSPORT AUSTRIA
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先シーズンのungulation生徒さん、まだまだですが今日はコメント無し。来週から開始する関節トレーニングで直してください。(生徒さんの名誉の為に言っておきます。皆さん真面目に練習しているのでそれなりに上手です。教育本部滑りのプライズ保持者や準&正指導員のプルークボーゲンを静止画で撮影すると・・・・。カッコ悪くて・・・。世界標準とは程遠いプルークとなります。基本技術そのものが間違いです。)
横浜夫。
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妻。
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雑種S.
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インテリ。
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切磋琢磨。
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レベルアップする為には基本の見直しが大切。その為にはプルークボーゲンからやり直すと良いのです。そして、やり直すなら雪面から近い関節から運動する正しいプルークボーゲンです。(但し、プルークボーゲンばかりでも駄目。粗削りで良いのです、練習種目も斜面もスピードも徐々に難度を上げていかないと上手くはなりません。)
オフシーズンは次の基礎課程種目をやり直すことをお薦めします。
●直滑降
●プルーク
●プルークボーゲン
●斜滑降
●横滑り

又、オフシーズンには出来ませんが、自分の滑りが正しいか、間違っているか分からないスキーヤーは、新雪滑走をお薦めします。簡単な新雪ならプルークボーゲンで滑ることができます。何シーズンも滑っているのに新雪が滑れないスキーヤーは、基本技術が間違っています。

次に最新のスキー用具にたよらず、シンプルで古典的な用具でターンしてみてください。クロスカントリー用の板でのターンがお薦めです。この用具でターンできれば基本技術マスターしてます。(私はクロスカントリーのレース用具でもターンできます。)
次の写真をご覧ください。
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クロスカントリーのブーツは柔らかい、足関節を上手く使わないとエッジング運動できません。腰を回したり、外したりしてターン始動すると一発で転倒します。
また、この用具で母指球荷重したら前のめりで転倒します。母指球荷重は基本技術ではありません。(ごく一部のシチュエーションで使う応用技術です。)
上手くターン出来るようになると、センターポジションをキープして雪面に近い箇所から運動するスキー技術の本質が良く分かります。

今日まで4回のブログでエッジング運動を大まかですが分かり易く説明したもりですが・・・・。
全てのスポーツにおいて、その技術を言語で説明することほど難しいものはないのです。そして、言語やビデオを見て運動イメージや技術を頭で覚えても実際には役に立ちません。
スポーツ技術は考えても上手くなりません。良いイメージを持って実際に行うのです。

全てのスポーツにおいて基本技術をマスターするには、良い教師やコーチについて、そのスポーツを実践するしかありません。そして、練習しながら上手く出来たときの運動感覚を脳にインストールしていくのです。一人で頑張って思考錯誤しながら練習しない方が賢明です。自己流になります。

練習は名人を作り出す。そして、夢を叶える。シーハイル!山藤

●蛇足 6月10日、午前中にエッジング運動スキー関節トレーンングのデモ動画をアップする予定です。暇なスキーヤーは真似して練習してください。
当初、動画は限定公開でYouTubeにアップして閲覧に必要な動画アドレスを希望者に連絡して見てもらすつもりでしたが、このブログからは誰でも見られるようにします。
理由は希望者が多くて、一人一人に動画アドレスをメールで連絡するのが面倒になったからです。又、秘密にするような動画でもないからです。

但し、エッジング運動を正しく理解していないスキーヤーは練習しても成果は上がらないと思います。
一番成果があがるのは、関節トレーニングで覚えた運動を実際の滑りで試すことです。室内ゲレンデやサマーゲレンデで時々滑ってください。できれば、レッスン受講してください。
遠方にお住まいの方はオンラインでレッスン承ります。オンラインのレッスン方法はホームページにアップします。ご確認ください。
動画だけ見て、自分一人で練習しても時間の無駄です。物事、それなりのマネー使わないと上手くなりません。ただで(無料)で上手くなろうとする甘い考えは捨てること。
これは、私の経験からのアドバイスです。
16年程前、私はスノーボード、自分一人で練習しました。雪には慣れているので、短時間で、そこそこ滑れるようになりました。そして、ある日、友人のプロボードライダーの前で自慢方々滑りました。プロライダーは私がレッスンで行うアドバイスと同じように正直に忠告してくれました。
「山藤さん、全然駄目、まったく自己流、伸びしろ無し、基本からやり直した方が良い。」
女房の前でもボードで滑って見せました。女房のアドバイス。「何か変、カッコ悪い。」
私は、あの日依頼、人前でスノーボードするのは止めました。
水泳も同じでした。子供の頃、スイミングスクールではなく川や貯水池で友達と遊びながらなんとなく泳げるようになりました。平泳ぎには絶対の自信がありましたが、大人になってスポーツクラブのプールで水泳の先生から言われました。「山藤さんのは、平泳ぎではなくカエル泳ぎです。直した方が良い。クロールはもっと駄目なようなこと言われました。」それ以来、スポーツクラブのプールでは水中ウォーキング切り換えました。
スキー大好きな皆さん、一人や素人集団で頑張って練習しないでください。私のスノーボードや水泳のようになります。カッコ悪くて、笑い話にもなりません。惨めなだけです。