2025年6月10日、第10回オンライン憲法塾を、Zoomで開催しました。テーマは「憲法がまもるものとは? ~『人権』と『平和』について~」で、報告者は、長谷川啓氏(弁護士、長谷川法律事務所)です。32名が参加しました。
メールにて寄せられたご感想・ご意見は、次の通りです。
参考にしていただけると幸いです。今後とも、よろしくお願いします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
★憲法カフェとしてやるのには、わかりやすくてすごくやりやすい内容だと感じました。
『あたらしい憲法の話』は30代のころ、県の平和委員会に電話して20数冊(お金がないので生徒2人で1冊分)買って、高校の授業で使いました。学校から消えたのは再武装するのにこのテキストは読ませられないと政権が判断したのでしょうね。時代が変わって、この6月2日に防衛省が県内の小学校に『まるわかり はじめての防衛白書』という冊子1冊とアンケート用紙を送りつけました。子どもたちに隣国に対する恐怖心と敵愾心とを植え付け、軍拡と自衛隊を正当化しようとするように見えます。憲法9条なんて完全無視。新しい憲法の話を作った人々に見せたらどんな思いをするか。映画「教育と愛国」では、教科書に政府見解を書くように迫り、教科書会社が屈服していく様子が、詳細に実証的に描かれています。
初任のころと退職のころの政経・現代社会の教科書は明らかに違っていました。同時進行で学校内でも教員が屈服させられているように感じます。ますます学校に対する政治介入が増えてくることが予想されます。投げ出したいときもありますが、まだその時ではないように思います。ありがとうございました。S.S
★私は「主権が国民にある」というのはどういう意味なのかについて知りたかったです。次回、説明していただければと思います。
国民主権とは、「国民が国の政治のあり方を決め、それを実行する力をもっている」ことだと思っているのですが、代議制であるため、誰かにおまかせしてしまって主権が機能しているのかしらと思います。選挙も民主主義も方便であり、目的ではないと思っているのでそれ自体は良いも悪いも無いと思います。国民が主権者として主体的に考え行動するというのはどういうことなのか、具体的事例を交えて次回教えて下さい。C.I
★分かりやすい、戦後すぐの意気込みのある「あたらしい憲法のはなし」を使用しての説明は分かりやすいのではないでしょうか。
「じぶんの好きな所に住み、じぶんの好きな所にいく」ことができない福島県の原発事故被災地の人びとは、新しい憲法の話にある、「基本的人権」が守られていない状態と改めて思います(ms)。
★お世話様です。今回はM宅6名の参加でした。皆様 分かり易かったという感想でした。T.M
(参加者)学習会、誘ってくださって有難うございました。憲法が国民に保障する自由・権利は、不断の努力によって保持しなければならない。不断の努力とは、人権の行使だという例を挙げての説明に、これまでも、今現在も頑張っている方々の闘いが改めて凄い事なのだと気付かされました。
★近代憲法に自民党憲法草案は逆行している。普段の努力をしない人が多いのは教育の賜物だと思う。S.S
★日本国憲法の基本を丁寧に教えていただき、良いふり返り学習となりました。浜通り医療生協では毎年、新入職員研修で「あすわか(明日の自由を守る若手弁護士の会)」の共同代表からWEBで日本国憲法の講義を受けています。日本国憲法はそこにあるだけでなく、国民一人ひとりが身にまとい、国家が誠実に憲法を履行するのを監視しなければいつの間にか、権力の横暴によって変質されてしまうものと思います。これからも日本の最高法規を学び続け、日本国憲法の3原則を次世代に受け継いでいけるよう努めたいと思います。(t.m)
★本日はありがとうございました。講師の長谷川先生の分かりやすい説明 無知な私にも理解が出来たところがあり、貴重な時間であったかなー振り返りました。今後改正について情報が出ることと思いますので、本日の説明を基に関心をもっていこうと思いました。
(w・m)
★長谷川先生のお話、「憲法」のイ・ロ・ハの「イ」から教えていただいたようで大変勉強になりました。「新しい憲法のはなし」(復刻版)は私も(平和にための戦争展で見つけて初めて)読みましたが、素晴らしいですね。今、NHKドラマで「あんぱん」をやっていますが、対照的な世界で興味をもって見ています。現憲法の間接的起草に「二人の鈴木」が関わっていたというのは、福島県民として大変誇りに思います。県9条の会ではブックレットも発行しているので、この時期、「新しい憲法」の精神で「平和」や「人権」の考えを広めていくことが大切と思いました。(K.W)
★日本国憲法をあらためて学ぶ機会になった(日常的に話題にしていくことの重要性を再確認)。アメリカから大量の武器の購入を押し付けられ、先島諸島や沖縄へのミサイル基地などの整備を急速に進めている事実を国民は目撃している。しかし憲法9条を犯していないと政府は強弁し続けている。あらゆる戦力・兵器を禁止しているのであってミサイルの配置が自衛のためかどうかは問うていない。
憲法の逐条解説に近い形で説明していただきながら、ふと頭をかすめたこと。憲法9条にしても、基本的人権にかかわる11条、12条や13条さらには97条にしても、それらは全て「日本国民」の権利として謳われている。当然であるが、昨今の国内で頻繁に発生している在日外国人によるトラブルに接して、犯罪行為についてだけではなく、彼らの基本的人権についてわが国ではどのように保障しているのか、それを在日外国人には周知徹底しているのだろうかという疑問である。わが国の入管政策が厳格化され、日本社会から排除するという方向になっているのではないかという懸念も生じさせるような事件も起きている。アムネスティなどが「外国人締め出しでなく基本的人権の尊重を」と呼びかけてきた。国連自由権規約委員会も勧告を出している。
直近では、外国籍のままで賃貸借不動産の所有者になり、突然居住者に高い家賃を強要するという事件も起きた。北海道では風光明媚で水資源や森林資源が豊富な土地を外国人が買いあさるという報道もされてきた。
今日のように「日本国民」だけでなく、日本国籍を取得せずに国内で生活し経済活動をしている外国人も多くなっている中で、憲法の理念をこれらの在日外国人にも共有してもらうことが重要になっていると感じている。そのための方策が打たれているのだろうか。
私たちが憲法を日常的に学ばなければならないことが多くあると感じている(H.S)
★若さいっぱいの青年弁護士によるわかりやすい講義であった。ただ制定当初の文面は変わらないのに、解釈改憲の長い過程を経て事実上軍事大国化しつつある現状をどう理解したらよいのかという肝心の問題をさらりと触れるにとどまったのは残念であった。
2027年に台湾有事が生じるということが一時盛んに喧伝されてきたことを考えると、あと1年少々を余すのみとなる。最近の南西諸島における自衛隊の配備状況や米軍海兵隊の動き、両軍の足早な準備状況を見ていると、27年前後に偶発事態から台湾有事が日本有事に急転するという事態を想定することも完全にないとは言えない。万が一そうなった場合、憲法九条は一切変わらないのに、事実上の戦争が始まってしまうという何とも奇妙で奇怪な事態が生じてしまうことになる。
「27年危機」に向かって、現在の憲法状況をどう受け止め、いま何をすべきか集中的に議論する必要があるのではなかろうか。憲法塾の設定にも一工夫を期待したい。(S.I.)
★今回のオンライン憲法塾は、「憲法がまもるものとは?~『人権』と『平和』について~」と題し、長谷川啓弁護士から報告がありました。事前に送付されたレジュメを一読させていただきました。
問いの形で各自に考えさせながら、憲法条文がその解釈事例とともに分かり易く説明されていたため、余裕をもってお話を聞くことができました。
講演開始後、レジュメに沿って、「現在の憲法」と明治憲法との対比や、各条文とその具体事例を「 あ た ら し い 憲 法 の は
な し 」からの引用も織り交ぜながらご説明下さり、内容をより深く理解できました。国家と国民との関係から「憲法とは何か?」、戦争や自衛隊や集団的自衛権の行使等の関係から「平和主義とは?」、すべての国民が生まれながらに持つ権利の関係から「基本的人権とは?」は簡単に答えられない奥深い永遠のテーマのように感じられました。
講演後、種々の質問とそれらに対する回答から講演内容がさらに深まりました。郡山で実施されている憲法学習会のことについてもっと深く知りたかったです。もし時間が許せば、参加したいと考えています。実際、私は福島大学の特任教員の期間を終え、非常勤の授業だけになり、自由時間が増えてきたからです。
今回のご講演、ありがとうございました。最近、観光や居住目的で外国人の流入が増え、問題が増加してきたように感じています。長谷川弁護士が最後にまとめて下さったように、各自が主体的に憲法を守る努力を継続することが重要だと思っています。このような問題も憲法を土台に解決を図っていくべきだと考えています。A.N
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
