うにの五線ノートから…

「うに」はuniqueのuni。 作曲家木島由美子の五線ノートに書き付けた、音楽&舞台裏。

September 2009

うーん…


うーん

うーん


ええと、いや、あの、べん◯じゃないですよ。

もーれつにねむいのですよ。

おかしいなぁ…さっきも少し横になったはずなのに。

眠っちゃおう…と、机に突っ伏して少し眠ったら
腕がシビレまくりました…うぅ。



ある機関誌に載せる文章を推敲していたんですけど、
伝えたい内容を文字にするって難しいですねぇ。
いまさらですが。

私が話したことをKさんがまとめてくださったんですが、
話した時には通じたことが、書き言葉になるとよくわかんなくなっちゃう。
表情や声の感じ、身振り手振り、
話した言葉以外に伝えていることってものすごく多いんですねぇ…。
それを補足しつつ文章にまとめたら、膨大な量になりました。あああああ。


Webやメールも、文字だけだから、伝わる情報もごく少ないですよね。

しかも、文字に書かれてしまうと
曖昧な内容だったはずなのに、決定的な、強い意味に感じてしまって
それで親しい友人とケンカしたこともありました。

自分の、ミスしたことやいい加減にごまかしていたことを
ごくごく親しい友人にメールにして告白したとき(笑)、
文字になった「自分のバカさ加減」に、大変ショックを受けた事もありました。。


でも、言葉は大切なコミュニケーションの手段。
ヘタクソでも、大事に真摯に使って行きたいなぁと思います。

思ってはいるんですよ。
ホントですって。





スクールコンサート in 山口小学校!

はい、今日はピアノのおねーさんでした(←何かモンクのあるかたは?)

天童市立山口小学校でのスクールコンサートに、
メゾソプラノ高橋直子さんの伴奏として行って参りました。
山口小学校は、1学年1クラスの小さめの学校です。
今日は1日自由参観日ということで、
保護者のかたもたくさん聴きに来てくださいました。


第一部、直子さんが私の作品を使ってくださいまして。
年に一度のティータイムコンサートのために書いた曲、3年分が並びました。
こういうふうに並んだのは初めてだったので、ちょっと感無量…。

童謡メドレーでは、「かわいいさかなやさん」「ふるさと」「うさぎとかめ」
「七つの子」を、直子さんが動きや表情をつけて歌ってくださいました。
こどもたちが知ってる曲には反応がありますね。
聴き手のなかにリンクするのってとっても大事です。

直子さんの着替えの間、時間を頂いて、即興演奏をして遊びました。
こどもの名前のイントネーション
(その子がしゃべった通りの)でメロディを作り、
周りの子たちにその子がどんな感じなのかを聞いて曲想を決めます。
A-B-Aくらいの構成に短くまとめますが、
今日は、普段はとっても静かそうな子が1番最初に手をあげてくれましたね。
賑やかな子、人気抜群の先生、3人分のお名前をお借りして即興しました。
…もっといっぱい作ってあげられればよかったんだけどね、
あてられなかったひとたち、ごめんなさいね。
お名前貸してくださったかた、どうもありがとう。
ステキなお名前でした。

「働くオンナの事情」は、小学生の前でやっていいもんなのかどうか、
ちょっとだけ悩みましたけれども、
最初の「アクマの天国」から、すでにげらげら笑う子が何人かいて、
大きい子にも小さい子にも楽しんでもらえたのでは、と思います。
あ、もちろん先生方も保護者のかたもですね。
2年生の子が「ぼくビール飲みたくなっちゃった」と言っていたそうです。
教育上よろしくなかったかなぁー????
「ビールを飲みたい♪」のフレーズで、
直子さんがこどもたちに迫って行くと、子供たちが大喜びしてましたね。
なおこねーさん、なんてすてき


休憩後、第二部は、直子さんのお話を入れながら、
「みんなで歌おう」コーナーでした。
もうすでに第一部で笑顔になっていたので、とってもいい声でしたねー。
明るい表情で、楽しんで歌ってくれて、こちらもうれしかったです。
こどもたちから元気をたくさんもらいました。



校長先生、教頭先生はじめ、たくさんの先生方にお世話になり、
おいしい給食まで頂いてきました。
冷たいお茶、あったかいお茶、細かい気配りがとてもうれしかったです。

どうもありがとうございました!


アンデパンダン!…その2

昨日、東京/原宿/カワイ表参道パウゼにて
社団法人・日本作曲家協議会主催/
「第14回JFCアンデパンダン」に出品・出演して参りました。
このコンサートは、日本作曲家協議会に所属する会員=作曲家が
制約無く、自由に作品を発表できる場として企画されたものです。


カワイ=ピアノ屋さんが会場ですから、
主にピアノを使った作品が多く出品されましたよ。
尺八+Flute+篠笛+ピアノ、
チェロ独奏、メゾソプラノ+三味線、なんていう編成もありました。

全体として思ったのは「“素材”を選ぶ大切さ」ですね。
何をしたいか、それを表現するのに何の楽器を選ぶか、
もっと突っ込んで言えば、どの演奏者を“使う”のか。

Mezzo sopranoの青山恵子さんは、
東京芸大・大学院にて
「日本歌曲歌唱法の実践的研究」で博士号を取られたかた。
杉浦正嘉(まさよし)氏作曲の「白秋三題」を歌われました。
確かにMezzo sopranoではありますが、
そのままコブシをまわしてもよさそうな…。なんてステキ

竹井誠さんは尺八とフルートと篠笛を持ち替えて、
佐野芳光氏作曲「ブルースの幻想」を演奏されました。
ピアノ伴奏すら要らないみたい。
それと、どんなに他の楽器に持ち替えても
竹井さんは竹井さんの音がします(^^)

Aプロ、Bプロだけ聴き、Cプロを聴かなかったのですが、
そのなかでも「はじめに演奏者ありき」のような気がしましたね。
そういう分野の音楽だということです。

さて、Bプロ3曲目は、
拙作「働くオンナの事情」7回目の再演となりました。
いろいろ気になるところはあったし、たくさん反省点はあったのですが、
楽しく演奏できましたよ〜〜
直子ねーさんが絶好調でした。
客席が今までで一番静かだったので
こちらも盛り上がりに欠けたのですが…

ライヴはお客様とともに創り上げるもの。
音楽って、音になって聴いてもらってナンボですよ。

…という意識があまりない、
自分の世界をひたすら追求してゆく分野の作曲家のコンサートに
アレを持って行ったのだから、当然といえば当然のこと。
場違いと言われればそのとおりのことでして

明日、また本番があるので、そのときを楽しみに
今日はまた直子ねーさんと合わせをやりました。


私としては、どんなに深く自分の世界に潜って音楽を探すとしても、
誰かの心のどこかに(密かにでいいから)リンクする、
普遍的なものを探したいと強く思っています。

なんのために書くのか。
なんのために歌うのか。

作曲家が音を書く、その根本に、直接関わる問題だと思います。


終演後、カタツムリさん=作曲家堀江はるよさんと、
たくさんおしゃべりできました。
ごはんを食べながら、3時間以上、あっと言うまに過ぎてしまうくらい
ほんとうにたくさんのことを…。
同業者を良く知らない私にとって、
(というか、師匠以外の同業者には中身をさらけ出したことがない)
これは初めての経験でした。
深く、深く深く感じ入ることがあり…とても貴重な財産になるでしょう。

堀江さん、ありがとうございます。
前を向いて歩いて行きたいです。

アンデパンダン!…たぶんその1

東京・表参道・カワイ2階パウゼ
JFCアンデパンダンが無事終了しました


今、帰りの新幹線の中です。
直子ねーさんとビールで打ち上げ中〜

こちくーーーーん、
花束ありがとーーーーーう!!!

詳しくは、明日書きます。
書く予定。
書くつもり。
つもりだったら。

今日の息子。

昨日、17歳になったばかりの息子、
毎日毎日オカシな彼ですが、今日もオカシなことをしてきました。

午後から、新幹線で東京往復して、さきほど無事帰宅しました。
何のために片道3時間ほどかけて山形〜東京往復をしたかというと


「勉強するため」


です。



息子の高校は、来週に前期期末テストがあります。
2期制ですから、テスト範囲も広大です。
一生懸命勉強しないと間に合いません。

ところが、息子の所属する弓道部は、めでたく県大会に出場するため
テスト前だというのに部活動は休みにはなりません。
日曜などの休日も、午前中に部活動があると、
勉強時間がどうしても細切れになるため、
集中するのに時間がかかる息子はどうも辛いようでして。
(部活がなくても辛いようですが…うきゃきゃきゃ爆)



ところで、明日、私は
日本作曲家協議会会員作品演奏会・第14回JFCアンデパンダン
に出演するため、東京往復します。
そのため、JR東日本「土日きっぷ」を使って、往復することにしたのですが、
私が使うのは明日の日曜日だけ。
土曜日は全然使わないことになります。
このきっぷさえあれば、週末2日間、
JR東日本(古川以南ですが)新幹線自由席乗り放題、
指定席は4回まで使えます。

息子は、小さいころから電車が大好き。新幹線ならもっと好き。
中学生のころから、お小遣いをためては
長い休みのたびに電車で出かけるくらいに乗り物が大好きです。
この「土日きっぷ」の使い方を知らないはずがありません。


息子「おかーさん、土曜日きっぷ使わせて」
母「何するの?」
息「新幹線乗りに行くの。」
母「どこ行くのよ?」
息「東京かな。」
母「東京行って何するの?」
息「いや、東京で何かするんじゃなくて、新幹線で勉強するの。」
母「新幹線で?!?!?」
息「ほら、新幹線の中なら他にすることなくなるから気が散らないし、
  東京の街に出たら気分転換になるでしょ。」


午前中は部活に出て、午後の新幹線に乗ったようです。
証拠写真を撮ってきなさい、と言ったら、車内の様子を撮ってきました。
どれくらい進んだんだろね?

P9260001



ちゃんと終点の写真も。

P9260005


東京の街を1時間ほど歩いたようですが、なんだか寂しい、とのこと。
知り合い同士がばったり出くわすとか、道ばたで立ち話とかが全く無い、
大きすぎる街に、なんとなく寂しさを感じたのだそうです。ナマイキだ。笑。


山形ですからね、「つばさ号」で往復しました。

P9260007



こんなようなことで、合計約4〜5時間、車内で勉強してきたもよう。
ちゃんと成果が出るといいねぇ。

がんばれ、息子!



こどもたち

仙台の短大での後期授業が始まりました。

今年度も担当は二年生の選択授業×2コマ。
受講生の数は、昨年度までと比べて…だいぶ多い人数です。

90分立ちっぱなしほぼしゃべりっぱなし
私にしてはものすごく珍しいことをやって、
お昼にハラペコになって控室に戻ったら、
携帯電話に娘がいる中学校からの着信アリ。
折り返し電話をすると、娘の具合が悪いとのこと。
熱はないけれどもおなかが痛いのだとか。
そうは言われても、今すぐ迎えに行ったとしても
短大から中学校のある場所まで、
高速道路をクルマで行っても1時間10分以上かかる…。

幸い、次第におさまってきたとのことだったので、
そのまま保健室で休ませていてもらうことに。
早退して家にいても、誰もいないし…。

午後の授業を済ませて、クルマを飛ばして娘を迎えに行くと、
すこし元気はないものの、だいぶ落ち着いたところでした。

今回はおさまったから良かった…けど、
本当にひどくなったら…と、あれこれいろいろ考えて行くうちに、
こうしてあちこち飛回って仕事ができるのは、
家族が健康だからだなぁと、心底思いました。


今日は息子の17歳の誕生日。

昨日は、ナマコを真水に入れたら浸透圧の影響で、膨れ上がるか否か?
ということを真剣に考えていました。
先日は、使った直後のあっっつい天ぷら油に、一滴だけ水を落として、
激しく蒸発する音といっしょに、台所中飛び跳ねて喜んでました。
そんなこんな、あれこれ毎日オカシな彼ですが、
明日はもっとオカシなことをやるので、そのご報告ができるかと思います。





香りにまつわる思い出。


キンモクセイの香り…を、初めて意識しました。
もう咲いてるんですね。
咲くのは10月初旬かと思っていたら。

キンモクセイの花が咲くたびに、
作曲グループEnsemble 5 (師匠&先輩がた3人&私=5人)で作った、
オペラのことを思い出します。

私をのぞく3人の先輩は、みなさんすでに卒業されて社会人でした。
おひとりは山形から100キロほど離れた酒田にお住まいだったので、
師匠が頻繁にお手紙を送り、
時折酒田の先輩を訪ねては楽譜を受け取るということをされました。
こういう事情で、こまごました雑用のほか、いくつかの浄書なども
学生だった私の役目でした。(もちろん手書きですよ)

あのときも山形交響楽団にお世話になったため、
楽団員さんたちにお渡しする楽譜の提出には、締切りがありました。
締め切り日は10月5日・正午。

朝7時に、平清水の官舎に師匠をクルマで迎えに行くと
「朝ご飯は食べたか?」とお聞きになります。
「まだですが。」と答えると
「では、Oホテルの朝食をごちそうしよう」とのこと。

巨大なオムレツをほおばって、朝ご飯を食べ終えると、
師匠がおたずねになります。
「しっかり食べたか?」
「はい。」



「…では、働いてもらうよ」



それからの恐怖の時間は一生忘れないでしょう。

トイレに行くヒマすらありませんでした。
大量に書いた、電話帳くらい分厚い五線紙の束が
締切り当日にやっと全て揃い(←それ以上推敲するのを諦めたとも言う)
それを全て点検してコピーするのが、当日の仕事でした。

出来上がったスコアとパート譜の、気の遠くなるような量と、
大量の紙でこすれて荒れた手と、紙でケガをした指の小さないくつかのキズ、
ふらふらと家に帰る時に、図書館の前で咲いていたキンモクセイの香りを
身体いっぱいに吸い込んだこと…


その後、翌年の2月にめでたく初演となりましたが、
オーケストラが入ったオペラのリハーサルの一週間の、
とてもしんどくて幸福なこと、
あの記憶がその後の私を引っぱってきてくれました。


グループでの何度も何度も重ねた話し合い、
お笑いの歌詞は書けるくせに、ラブソングが書けずに(笑)苦悶したこと、
師匠が、まだ星の出ている早朝に大学に来て、授業の前に作曲していたこと、
友達からのたくさんの差し入れ、
何時間も何時間も研究室の机で書いたこと、…。

キンモクセイの香りに出会うと、
あの電話帳のような五線紙の束に辿り着くまでのことを思い出します…。




やっぱり香りはタイムカプセルですね。




初心忘るるべからず。








うれしいんだけどね

急ぎの楽譜書き以外にも、仕事のメールやら電話やらいろいろと。
妹分に、かなり面倒な頼み事をしたら、
いろいろ都合を付けて、助けてくれることになりました。


「由美姉(←あたしのこと)のためならもろ肌ぬぐぜっ!」


あのね、
「ひと肌ぬぐ」のなら聞いたことあるんだけど。
「もろ肌」まで脱がなくていいからね。
服きせてあげるからね。
せっせこ。

いつもいつもありがと。
面倒なことばっかりお願いしてるのに、
そう言ってくれるのがとってもうれしい。
愛してる。と、ブログに書いて公表してしまう。怒るなよ、礼子。



今日は合唱のクリニックでした。
講師の先生がこどもたちを指導するのを後ろで聴いていました。
なかなか、いろいろ、それぞれ、です。
担当講師の先生がたにもお世話になります。
よろしくお願い致します。

走り出す!

今日は慣れないことをしました…。

クリニックの講師なんてことをして、
普段は無口なのに(誰?笑ってるのは?)突然たくさんしゃべったせいか、
アタマの後ろのほうがきんきんしました。へんなの。

しばらくひざを痛めていて、ハイヒールをはかないようにしていたんですが、
久しぶりにハイヒールをはいてみたら、
ひざや背中が伸びないし、筋力がガックリ落ちているのが分かりました…。
やっぱりペッタンコ靴だけでは、気持ちまでもぴしっとしません。
ひざを伸ばしてかっこ良く歩けるようになるまで、
身体の調子を戻したいなぁ〜。


午前中、山形弦楽四重奏団のみなさまにお世話になって、
浅野由衣さん作曲/私編曲の「マリーゴールドの悲しみ」の初合わせでした。
とっても楽しみだったんですよ、この合わせ。
楽しかったデス。ありがとうございました。

浅野さんは中学一年生、娘と同じヤマハのクラスです。
残念ながら、昨日の芋煮会に出られなかったんですよ。
来年またやるからねー♪


午後から打ち合わせ。
来年初夏、1時間超の舞台を作ることになりました。
秋後半〜冬は、作曲三昧です。なんて幸せなんでしょう。
チャンスをありがとうございます!

せっせとネタを仕込まなくてはっ♪
とりあえず、今夜はTVをみることにしまっす♪



Holiday!

今日は、以前から娘と約束していた芋煮会でした。

メンバーは、この1つ前の記事でご紹介した、
ジュニアオリジナルコンサートに出演する、ヤマハの同じクラスのお友達。
今日遊んでくれたのはふたり。
もうひとりは予定が合わず、遊べませんでした。
残念、来年ね♪

小学校1年生のときからずっとずっといっしょにレッスンしてきた、
個性派ぞろいの楽しい仲間です。
(子供たちもですが、もちろん先生も、親も、ですよね

詳しくは、娘あるとのブログ「あると日和。」に載っていますが、
ただ、メンバーの写真がないので、ちょっと後ろ姿だけ載せておきますね。

P9210003


わいわい言いながら火の具合をみています。

P9210011


食べたあとは、川に入って遊びました。
ころぶなよぉ〜!着替えのおぱんつ持ってないからねぇ〜!


iさん、火の始末までの様々な面倒をみて下さって、ありがとうございました。
Sさん、差し入れやこまごまとした道具をありがとうございました。

ほんとに1日中遊びましたね。
みんな、ありがとね。



明日の用意をしなくちゃ。
明日の予習をしなくちゃ。
なんだか高校生の息子みたいなこと言ってるな。




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