うにの五線ノートから…

「うに」はuniqueのuni。 作曲家木島由美子の五線ノートに書き付けた、音楽&舞台裏。

July 2011

吹奏楽コンクール山形県大会 2011!

今年は娘の学校が出場しましたから、ほぼそれに掛かり切り。
聴いたのは中学校小編成のたった3校でした。

昨今の少子化により、学校の吹奏楽の編成も小さくなりつつあります。
数年前、池袋芸術劇場で行われる「21世紀の吹奏楽“響宴”」で、
小編成向けの曲をたくさん集めた回を聴きましたが、
小さい編成であればあるほど、曲そのものも演奏も、
音のセンスが問われることを強く思いましたっけ。

小さい編成=低級な音楽ではないし、
小さい編成=ヘタクソでもありません。

学校に於いては、部の運営が難しいところもあるでしょうけど、
どの団体にも、豊かな響きがあるようにと思わずにはいられません。
豊かな音楽経験は、そのまま豊かな心を育てることに繋がると信じるからです。


なんか昨日も今日も、えらく抽象的なことを言っていますけど。
具象的なことを書けないので…ごめんなさいね。
今日も、直接お会いしたかたがたにお世話になりました。
相変わらずボケっぷりが酷くてごめんなさい。
特にY先輩、失礼致しました。
本番を含む一連のことが無事に終わってホッとしました。
みなさん、ありがとうございました!

確認。

プロならプロとしての矜持を持ちたいものです。
いついかなる時も、ある程度以上のレベルの音楽を提供できる、
プロの音楽家としての、一番最初で一番大きな「覚悟」でしょう。

しかしミスをしたり体調が良くないことだって多々あるとは思います。
でも、真摯に音楽に向き合う姿勢を崩したくは無いのです。

…と、我が身を振り返って考えるような体験をしました。
プロとアマチュアの差は「覚悟」があるかどうか。
「覚悟」を崩すようなことがあったらプロは止めます。
そこだけは保ちたいと思っています。強く。


今日お会いしたみなさん、明るく丁寧な演奏をありがとうございました。
私はみなさんに山形で出会えたこと、曲を提供できたこと、
演奏して頂いたことがとてもうれしくて、とても誇りに思っています。

なおったのだ

一晩眠ったら腹痛などどっかに吹っ飛びました。
かみさまに「働きなさい」と言われたのかも。

超特急アレンジのため、一旦休止していたプッチーニの
トランスレーションアレンジを再開しました。
音域が…高いんですよ。
ロドルフォ…テノールですからね、AsとかBとか…
オケも1st Violinと2nd ViolinとViolaだけどか…

自分の書いた曲のピアノ伴奏をすると、左手が腱鞘炎を起こし始めるほど
低音にこだわりたい私としては、こういう感じの曲想が続くと…
なんとなく…頸を締められているように辛いんですよ…
耳の中でトランスレーションされる高い音の群れが
だんだんヒートアップしてきて大量に押し寄せて来て焦げそうになりました。
でも今日はほら、蒸し暑いから…焦げるというより蒸されるかしら…


このブログのアクセス数が増えてますね。
「吹奏楽」または「吹奏楽コンクール山形県大会」で
検索されてこのブログにいらっしゃるようですが、
私は順位などどうでも良いし何色の賞だって構わないと思ってるので
賞や代表の結果などはどこにも書きません、あしからずご了承下さい。

外側から他人にレッテルを貼ってもらっても仕方ないと思ってます。
名誉ではなく、ただただ、本当に音楽を愛したいと思っています。
…と、ここに書いてもたぶん読まれないと思いますが。


今日も目一杯働いたけど

今日は某高校のオープンスクール。
受験生の娘はこれに申し込んだのは知ってたんですよ。
でもオーケストラリハーサルとバッチリかちあうなんて

…が、絶妙のタイミングで時間がずれたのですよ

娘のお迎え(中学校)

送り届け(高校)

オーケストラリハーサル

娘のお迎え(高校)

送り届け(自宅)

ちょうど良い具合に全部出来ました。
かみさまありがとうございます
交通機関が発達していない田舎ゆえの苦労ですが…

リハーサルは「こどものうたメドレー」、一度でスルッと通ってまずは一安心。
ピザの中にきゅうりの漬物を入れずに正確でした。
こんにゃろテメェとは叱られませんでした。
アドリブソロは思い切り暴れて下さいね
くまさんの耳としっぽを付けてスタンドプレイも良いかも知れません(嘘)
サンバの場面で、指揮者にタイコを叩いて頂こうかと思いましたが
「そしたらタイコのギャラもらわなくちゃ♪」の一言でくじけました。
事務所とこれ以上ケンカしたくありませんから、笑。
ぶつかる音を何箇所か書きましたから、しばらく違和感があるかも知れませんね。

皆さんありがとうございました。
これからよろしくお願いします。


で。

全て終わったあと仕事場に戻り、印刷完了、荷造りして東京へ郵送。
〆切りもクリアしました

クリアしたのは良いけど、帰るころには激しい腹痛がっっ
身体が悲鳴を上げ始めたみたいな痛さ…
横になったら少しおさまりましたが、今日はもう休みます。

おやすみなさい。
今日の次に明日が来ますように。
充実した日でありますように。
みなさま良い夢を。

ちっちゃい編成なんだよ

超特急アレンジ、完成です。
あとはスコアとパート譜作って完了。
明日発送できるかしら、というところ。

2管編成の楽譜→小編成アンサンブルにアレンジするにあたって
根本的な決定的な障害があり、ひとしきり悩みました。

管楽器に同じリズムパターンが連続して延々と書いてある場合、
演奏者が複数いる通常の編成なら、ブレスのタイミングをずらせば演奏可能ですね。
(ボレロのリズムを思い浮かべて下さいね〜あれを延々と延々とやるんです)
しかし極小人数ですと、とても難しいと思われます。
ところどころでブレスをしつつなんとか演奏し続けられたとしても、
聴いた感じも音楽の流れの中に穴が開いたようですし、
演奏者への負担(つまりは酸欠状態)はかなり大きいと思われます。
それに音符だらけの真っ黒な譜面を見た瞬間のダメージも、相当なものと思われます。
アレンジの仕事をするのに友達を無くすのはイヤです。
「やってちょーだい」とお願いすれば、素晴らしいプロばかりですから
きっちり仕事して下さるとは思うんですが、
でもこの曲でTHE ENDしてしまってはコンサートになりません。

原曲では、特にFluteには、3分間の演奏時間中ほとんど休符がありません。
小編成アンサンブル版では…ブレスの心配の要らない弦楽器に移すことに。
ただし、冒頭のFluteの刻み〜1コーラスは、
かの有名なラヴェル/ボレロを連想して頂く大事な場面ですから
ここだけは木管のみなさまに頑張って頂きましょう。

次第に盛り上がっていく場面は音域にも気を使います。
一番盛り上がるところは一番鳴りやすい音域を使いましょ。
Timpaniが使えるから、低音は今回はあんまり心配しません。
3人しかいなくても金管は金管なので
ファンファーレ的フレーズはきちんと音を拾って鳴らしましょ。

う〜む。キギョウヒミツかも。笑。
ヒミツにしても仕方ないから書いちゃおう。

またアーティキュレーションが細かい楽譜だな〜。
またスコア&パート譜作成が面倒だな〜。
明日リハーサルだからまぶたが腫れちゃイヤだな〜。

あ〜〜超特急だよぉ〜

はい、年に一度くらいの頻度でやってくる「超特急」仕事ですよ。
昨日までのオーケストラ→吹奏楽のアレンジは一旦お休みします。
こちらも急いでるんだけどしかたない。

「今出張中なので、東京の事務所のものに代わりに楽譜を送らせます」
との電話を頂いたのが昨日の午後1時過ぎ。
で、楽譜が私のところに届いたのが今朝の8時。

はやっっ!!!!
もう一日くらい余裕があるかなと思ったんだけど楽譜が来ちゃった。
来ちゃったからにはやりましょー。
「ふるさと」ミニミニオーケストラヴァージョンアレンジ。
既にアレンジしてあるもののトランスレーションアレンジです。
全体から音を拾って、少ない楽器で演奏出来るよう音を組み直します。

実は、被災者のみなさんの前で
「ふるさと」を演奏することには抵抗がありました。
「ふるさと」が無くなっちゃったひとだって大勢いるんです。
ご両親やご友人を亡くされた方々の前で
「いかにいます父母 つつがなしやともがき」と歌いたくないんです。
「山は青き 水は清き」ふるさとに
帰ることのできないひとだっていらっしゃるんですよ。

でも、でもね、そうではない人だってたくさんいらっしゃるんです。
家は無事だったけど、仕事が無く肩を落としていらっしゃるかた。
みんな無くしてしまったけど、子供のためにどうにかしなくちゃと頑張るかた。
生徒たちがいるからには「そこ」を離れるわけには行かない、と
それまでと同じように教鞭を取られる先生がた。
いろいろ、本当にいろいろ、マスコミになんか出て来ないいろいろを抱えたまま
どうにか前を向いて行こうとする人達がたくさんいらっしゃるんです。
それを思うと…気の毒ですね、などとばかり言っていられないと思いましてね。

この「ふるさと」は、どんな風に人々の耳に届くんでしょうか。
Bolero のリズムに乗って、元気が湧いてくるような「ふるさと」です。

心して、丁寧に、しかし超特急で進めたいと思います。
いや…しかし困ったな宮川さん…Bolero ですか…小さい編成なんですけど泣

目標は三日。がんばります!





ドア

自動ドアでなく、手で開けるドアが好きです。
デパートや駅の建物の入り口などで見る、
開けるのは自分で開け、自動的に閉まる、あのタイプです。

先に入ったかたがドアを手で抑えて、
後から入るひとを待ってて下さると、とてもうれしいです。
反対に、後から入るひとのためにドアを抑えていると、
にこにこして下さったり、声を掛けて下さったり。
ほんのわずかではありますが、心のやり取りがありますよね。
あれが密かに好きなんです。

今日は白山の友人宅へ行く途中、ミスタードーナツに寄りました。
ミスドの入り口は、手で開けるタイプのドアです。
帰り際、外からおばさまがいらっしゃるのが見えたので
手でドアを抑えて待っていました。
おばさまが軽く会釈をされた後から、背の高い大柄なおじさまが。
すきんへっどの恰幅の良い、コワそうかたでしたが、渋いお声で
「や、すみませんね、ありがとう」とおっしゃるのです。

そのギャップに密かに萌えました…。
しかも小さな子供で賑わう、夏休み中の真昼のミスドですよにこにこ。

しかしおじさまに萌えてどうする自分。


次の、オーケストラ→吹奏楽の編曲に手を付けました。
トランスレーションなので、ただ単に音を移せばいいかと思いきや、
全体の3分の1ほど耳コピーも含むんですな。
スコアが無い部分もあるんですよ、あら困りましたね。
ほんとは全然困んない…かえって燃えるけど。
でもやっぱりプッチーニは吹奏楽に移しにくいな、涙。
…私はね。

ま、簡単に出来そうなことなら“仕事”にはなりませんよ。
こんだけパソコンが発展して、他にも専門家がたくさんいますから。
簡単じゃないから“仕事”になるんですよ。
…と、自分に言い聞かせてのーみそを絞ることにしましょうねええええ
(むちゃくちゃ簡単じゃない仕事ばかり
 依頼が来るような気もするんだけど…まあ気のせいということで)

なんだか高野豆腐みたいなのーみそなんだけど。
おまけに頭痛もするので今日はさっさと寝ることにします。
おやすみなさい…



山形交響楽団 第214回定期演奏会!

山形交響楽団 第214回定期演奏会
バロックからのエクソダス
2011年7月23日(土)午後7時開演/7月24日(日)午後4時開演:山形テルサ

指 揮/チェロ:鈴木秀美
 ボッケリーニ:チェロ協奏曲 第7番 ト長調 G480
 シューベルト:交響曲 第1番 ニ長調 D82
 ハイドン:交響曲 第100番 ト長調 「軍隊」 Hob.:100

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例えば現代の作曲家ですと、自分で記号を作って音のニュアンスを伝えるとか
音のひとつひとつに強弱を付けるとか、
細かく細かくアクセント、スタッカートなどなどを付けて、
自分のしたいことをきっちり伝える譜面がほとんどです。
というより、そういう風にしつけられます。
「あとからいろいろ注文を付けるよりも、譜面で全てを語れ」ってね。

でも、そんなにあれこれと注文を出したりせずに「どうぞご自由に」というのが
古典派を始めとする古い時代の譜面です。
演奏の中身そのものを演奏者に託した部分が大きいので、
スラーやスタッカートのアーティキュレーション、音の強弱など
現代の楽譜だったら必ず書き込まれているような様々な情報があまりないため、
そのままのっぺりと演奏されがちですが、
これこそ演奏者の音楽性が自由に豊かに表現されるべき譜面なのです。
演奏者=クリエイターだった時代の譜面なんですから。

ということで、鈴木秀美さんの
豊かで瑞々しくてキラキラして茶目っ気たっぷりの音楽を堪能しました。

始まりはボッケリーニのチェロ協奏曲。
チェロの独奏の6度上を1st Violinが追いかけます。
…リハーサルのときは間近で聴いたので、しっかりチェロが聴こえましたが
大きいホールになると埋もれてしまうところがあるのが残念です。
ボッケリーニはこんな大きなホールで演奏することは考えてなかったでしょうね。
低音部記号付近に主旋律がある場合の音の組みかたに悩むことを、
最近1ヶ月半ほどやってましたから、
Violinのみで支える手法に、なるほど〜と思いつつも物足りなさを感じて、
なんでViolaが休むの〜ここに音を書いて厚くしようよ〜などと思いましたが、
時代と環境を考えれば、当然のバランスなのかもしれませんね…。
メロディの繰り返しのたびに変化する、秀美さんの即興が楽しかったですね〜。

シューベルト16歳のときの「まるきり古典派」の交響曲第一番。
やっぱり高いテンションとメリハリが楽しかったです。
Trumpet 井上直樹さん、とんでもない高い音でしたね、お疲れさま!
シューベルトは書き方を間違えたとしか思えません。
天国に電話して聞いてみたいな。「本当はどうなの、フランツ?」

ハイドンの交響曲「軍隊」。
2楽章は「おもちゃみたいな音が欲しい」と秀美さんがおっしゃる通り
楽しい音のおもちゃ箱になりました。
日曜のコンサートでは、2楽章の始まる前にPercussionの3人が
おもちゃのネジ(に見えるように作られた大きなもの)をアタマや背中に付け
おもちゃの人形のようにぎくしゃくと登場したのが楽しかったですよ。

弦楽器の音色が、スピードがあったり深かったりお茶目だったり流麗だったり
とっても表情が豊かで、弦楽器専門のかたが指揮なんだなぁ…と思いました。
演奏する側も楽しかったのではないでしょうか。

リハーサルと本番2回、鈴木秀美さんの「楽しい音楽の時間」でした。
確かな知識と豊富な経験による、豊かな音楽でした。

…勉強しよ、と思いました。
今まで仕事優先で後回しにしていた部分です。
技術を磨くのも大事だけど、がっちり知識を仕入れよう。
土壌が豊かであってこそ、実りも大きいんですもんね。

はい、生きてますよ

昨日ブログを休んだら、友人から「生きてんのか」とメールが来ました、笑。
だいじょぶ、生きてます。
コンサートと保護者会の用事が忙しくてパソコンを触れなかったんですよ。

昨日と今日は山形交響楽団 第214回定期演奏会です。
演奏会については今日の分も全部終わったら書きますね。

ただ、今日の演奏会で、Fluteの竹谷容子さんが“卒業”されるのです。

初めて山響に私の(アレンジでなく作曲した)作品を演奏して頂いたとき、
長いFlute soloを核にして書いた楽章がありましたが、
これを演奏してくださったのが容子さんでした。
初めてのオーケストラ、とても緊張したものでしたが、
容子さんの丁寧で美しい音色を感慨深く聴いたものでした。

その後、オーケストラアレンジの仕事をするようになって、
おそるおそるリハーサルにお邪魔すると必ず声を掛けて下さって。
チャリティコンサートのときは、オケの窓口になって下さり、
譜面の受け渡しなど、たくさんお世話になりましたっけ。
オケで楽しく仕事が出来るようになったのは
容子さんのお力がとても大きいのです。

容子さんが山響を離れてしまうなんて…寂しいな。
演奏会、聴きに参りますよ。
休憩後のハイドンの交響曲ですね。

寒いですね

今年は梅雨寒(つゆざむ)というのがありませんでしたから、
今ごろこんなに涼しいとひたすらびっくりしてしまいますね。
ここのところ暑くて熟睡できないのが何日も続いてたから、
このスキに爆睡しています、笑。 

小さいころから、思えば睡魔との闘いばかりしていました。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)が若干あるかもしれません。
特別太っていたわけでもないんですが、
時折呼吸していないらしいんです、よくわかりませんが。

受験勉強も、合間にお昼寝というか居眠りを挟む時がたびたびでした。
楽譜を書きながら突っ伏して寝てしまったことも。
私がパソコンを頻繁に使うようになった理由のひとつが
「眠くならない」ためです。

仕事場にソファベッドを置いて、昼寝を挟むのもそういう理由です。
そうしたほうがずっと意識が冴えるのと視神経の休憩にもなります。
ずっと連続で仕事をするよりも、はるかに午後の仕事が捗ります。

…一般企業の、デスクワークの仕事なんか到底ムリですねこんなじゃ。
こんなような習性(?)があるので、長時間の運転もキツいんですよ。
睡魔と闘わなくていいひとが本当にうらやましいです。


次の仕事に入りましたが…いくらスコアを眺めても、音源をいくら聴いても、
オーケストラから吹奏楽へのトランスレーションアレンジが思い浮かびません。
どの楽器をどう使ってどう重ねれば
プッチーニのしなやかさと「歌」が吹奏楽に乗るんだろう?
あと数日悩むとするか…。
というわけで、合唱曲のほうを先に。
直子ねーさん、明日にもお渡しできますがいかが致しましょう?
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