うにの五線ノートから…

「うに」はuniqueのuni。 作曲家木島由美子の五線ノートに書き付けた、音楽&舞台裏。

July 2016

no.2 引き続き音源公開です

2015年山形市児童劇団「きつね森分校の夏休み」より「きつね踊り」。
これが二つ目のテーマです。

邦楽の笛はタンギングしねぇんだよ、とか
太鼓と笛のバランスがあり得ん、とかツッコミは無しで。冷や汗。
(スマホの方はオレンジ色の部分をタップ→次の画面の▶︎をタップ)



2小節の間奏を挟んで同じメロディを繰り返します。
ダンスの先生に、きつねを模したかわいい踊りを振付けて頂きました

no.1 試しに音源をアップしてみますよ、聴いてね!

さて、ここから数日間はまともにブログを書いてるヒマがないのです
でも何にもないのも寂しいので、以前作った音源を公開します。
DTMでこんなことをやっておりますです。無断転用はお避け下さい。

(↓スマホの方はオレンジ色の部分をタップした後、
表示された画面の三角部分をタップしてください)
2015年山形市児童劇団第40回公演「きつね森分校の夏休み」
須藤翔平作・須藤正博演出。

オープニングの音楽です。
M7の響きで始まる、ばっちり和風×ジブリ風味。笑。
このメロディを使って劇中の音楽が展開して行きます。

<劇のあらすじ>きつね森分校が廃校?!
危機を感じた子ども達が、何とか地区を盛り上げようと知恵を出し合って
夏まつりを再興しようとするが、事件が起こりみんなの心がバラバラに。
そこへ「おきつねさま」の奇跡が起こる…というストーリー。


音源専用の別なブログをつくろうと思ったんですが
うまくリンクが貼れないのですよ…やっぱりlivedoorが使い勝手がいいので
しばらくこちらを使いますねー。

美しさということ

昨日作曲が終わった序曲ですが、一部手直ししなくてはならないのですよ。
でもその前に、以前から気になっていた文翔館の展示を観てきました。

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文翔館収蔵品展「最上川がもたらしたもの〜文翔館収蔵資料から〜」

文翔館の収蔵品の中から、
「最上川舟運」をテーマに、舟運で活躍した船の模型や、
実際に使われた船の道具などをご紹介しています。

会 期:平成28年7月15日(金)〜8月13日(土)
時 間:午前9時〜午後4時30分
場 所:文翔館2階ギャラリー
入場料:無料
休館日:7月19日(火)、8月1日(月)

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山形県内を縦断する母なる川=最上川がもたらした豊かな恵み。
それがどんなものでどんな量だったか、どこを通ってどんな様子か、
沿岸の人々の暮らしがどんな風だったか、その後の発展や衰退などなど。
文翔館の事業課長の折原弘一さんに連絡を取ったら、直接ご説明頂きました。

折原さんのお話を聞いていると、次第に
心の底に沈んでいるバラバラな状態の小さい記憶が引っ張り出され、
それが少しずつくっついて形をなし、次第に「」が増える、
とても楽しい時間でした。

そう、米俵はひとつ60キロ…あの舟で難所を超えつつ川を下ったのですか…
北前船に積み替えるのがどんなに大仕事だったかが伺えます。
一人で6俵をかつぐ女性もいたとか。
北前船は敦賀にも寄ったのですね…大谷吉継公のお城があった町ですね…。
青苧(あおそ)の実物も初めて見ました…上杉鷹山公を連想しますね。
最上紅花と紅餅と職人さんたちのこと…伝統は努力して守るものなんですね。

そして最後にご案内頂いたのが3階に展示されている紅花染めの振袖。
(↓写真ではうまく色が出ていませんが雰囲気だけでもどうぞ)

展示室のご案内  〜紅花紹介コーナーができました〜

ギラギラしていない、深く優しい、しかも強烈な存在感。
まさしくこの地が産んだ、究極の美しさです。
もう圧倒されてしまって、文翔館を出てからもしばらく放心状態でした。

ここだから出来る、この色。
私も、ここだから出来る音を残したい。
…と、強く思いました。

折原さん、ありがとうございました。
見に行って本当によかったです。



ももももも

image今年もこの季節です。
父よ母よ、ありがとう。兄よ、届きましたか?
いつも夏のデザートは桃です。贅沢なことです。
ブログに写真を載せて、遠くにいる家族を
羨ましがらせようという母の魂胆です。笑

桃の季節の始まりといえば、
実家の方は相馬野馬追祭りの季節。
学校もレッスンもお休みになるので
とても嬉しかった記憶があります。
(高校は例外出陣式をする神社の隣なのに

ニュースで観た法螺貝の吹き方が記憶と違ったので検索してみましたが…。



一昨年の動画ですが、音がちゃんと入ってないみたいですね。
(だいたいのところ…)低Bb→高Bbのオクターヴ跳躍をするんですが、
何度目かに低いBbのほうで数度揺らしてから高いBbに上がるんですよ。
動画では指揮者がそのように指示していますが…(指揮って初めて見ました)
あの音全体をしっかり録るのは難しいのですね…。
武田流と聞きました。出羽三山の修験者の法螺貝とは全く違いますね。

金管楽器奏者が法螺貝を演奏すると、どうしても美しくなってしまって
騎馬武者に似合うような勇壮な雰囲気になかなかならない、とのこと。
肺活量が要りそうですね〜改めて思ったけど。

さて「序曲」の作曲が完了。今回は諸事情により作曲の順序が逆。
譜面でなくてDTM音源から作ったので、これから吹奏楽の譜面を書かなくちゃ。
がんばります〜!


目処がついたらコンサートを聴きに行くのさ。

image先日遊びに来た友人に尋ねられました。
「五線紙をクリップボードに挟むのはどうして?」

つまりこうやって使ってるからなのです。→
クリップボードごとピアノの譜面立てに立てて
左手で音を探し右手でこのまま音符を書くのです。
つまりスケッチ=殴り書き状態。
それで時々自分でも解読不能な音符になっちゃう。

この他にもDTMで音源を作るときに
このままキーボードに置いておけるとか
風で吹っ飛ばないとか他の楽譜に紛れないとか、いろいろ便利なのですよ♪


ところで、山形弦楽四重奏団第60回定期演奏会を聴きに行って参りました。
Mさんの「武満やるよ〜」のお誘いにコロッと参っちゃったのです笑

プログラムはこんな感じ。

・C.ドビュッシー 弦楽四重奏曲 ト短調 Op.10
・武満徹 ア・ウェイ・ア・ローン 弦楽四重奏のための
・F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 ロ短調 Op.64-2 

ふ…ふふふ…なんて私好みのプログラム………
武満徹の作品を生で聴いたのは久しぶりです。
彼は…どのような経緯があってこういう音の世界に辿り着いたんでしょうか。
一部の歌曲とは全く違う厳しい音の響きに耳を傾けながら、いつも思います。
まねしようとは思いませんが。
ドビュッシー、弾きたくなったな。

パソコンの画面を観過ぎたための眼精疲労と、それに伴う頭痛と、
ヘッドフォンを使い過ぎたための耳の疲れが弦の響きですっかり癒されました。
…いやいや、癒されたというより、内側から何かが激しく湧き上がって来て
疲れたとか言ってる場合じゃない、と言うのが正確かもしれません。

演奏者のみなさま、素敵なひとときをありがとうございました

創る

最近のブログタイトルが長過ぎるので、今日はごく短く。

「作曲家」と言いつつ、
2年ほど前までは、手がけていることの7割〜8割が編曲でした。
作曲よりも編曲のほうが圧倒的に量が多かったのですよ。
編成は様々…オーケストラ、吹奏楽、合唱、小さいアンサンブルなどなど。

昨年くらいから、どういうわけだか段々作曲の仕事が増え出して
今では作曲の方が圧倒的な仕事の量です…有り難いことに。
音楽を作って欲しいと言って下さる方があるからこその現在です。

それとともに音楽的な環境にも変化がありまして。
(以下は、あくまでも私の場合ですよ、他のかたは分かりません)

編曲だとアタマは使うことは使いますが作曲ほどではありません。
意識はクリアですし魂が飛んだりしませんから、今から思えば
以前はだいぶ勉強を怠けていました…ピアノを弾く時間も少なかったし。
頻繁にリハーサルを覗いたりコンサートを聴きに行っても平気でしたし、
スコアをがっちり読み込んでも楽譜を書く妨げにはなりませんでした。

今現在、不用意にそのようなことすれば、直ちに「創る」部分に影響します。
そのとき聴いた音楽に引きずられることも多く、酷いと沸いて来ません。
一方で、「これだ!」と思った舞台やドラマ、コンサートを観たり聴いたり、
それからスコアや楽譜を読み込んだり、ピアノで弾いたりなど
<意識して>勉強する時間を取らないと、あっという間に干からびます。
音楽以外のことも栄養として取り込まないとネタ切れを起こします。

例えるなら…いつも心の中は何にも縛られないニュートラルの状態で、
そしていつでもガソリンはfull、エンジン全開で飛び出せる状態!✈️
…とでも言えば良いかしらね。


そんなわけでM0「序曲」作曲中。
2時間のミュージカルの中から主なメロディを抜粋して構成しますが…
作っていたらだんだんジリジリしてきてしまって、
午後に全部放棄してプールで1時間ほど泳いで来ました…スッキリ。

私には、一番美味しいところや一番楽しいところ、一番良いところを
最後の最後まで取っておくクセがあり(そして逃がすこと多々)、
そしてピークまでの上り坂を長々と楽しむクセがあるんですよ…

ということで、これから上り坂をのぼります
ふふふ幸せすぎる

がんばれポリッピー!

友人Sさんからメールが届きました。ざっくり要約しますと……

「山形新聞に載ってる7月17日の『音の商標登録』の記事の写真の楽譜、
 たった2小節しかないのに2小節とも思い切り間違ってる。
 こんなんで商標登録されたら、山形の恥になっちゃう…」

それでは山形新聞の記事から。
知ってる!?あの「音」商標出願 でん六CM「ポリポリ、ポリッピー」、山形商高産調ガールズが提案

山形出身の歌手・朝倉さやさんが歌う、山形の企業のCMソングです。
昨年から音など新しいタイプの商標登録が可能になったので
山形商業高校の産業調査部がこれを登録しましょう、と提案したそうです。
Sさんが知らせて寄越した楽譜がどんな風かはリンク先の記事をご覧ください。
Sさんは「あまりに酷いので新聞社に連絡した」とのこと。
そうですね…どなたかチェックする方はいらっしゃらなかったのでしょうか…。

このあとのことを書く前にまず申し上げておきますが、私の方には
楽譜を作った方をバカにしたり、おとしめたりなどの悪意は全くありません。

この後、朝倉さんの明るくひろーい声域に惹かれて音を取ってみました。

朝倉さやさんが歌うこのCMの歌はyoutubeで検索してみて下さいね。
「でん六CM 朝倉さや」で出て来ます。

試しにまず歌を1コーラス書き出してみました。swingしてますね♪
44

高校生たちが持っている写真の部分を書き出してみます。
 三連符を使わずに書くとすればこうなりますかね。1コーラスめです。
51

2コーラスめがこっちですね。
45

確かに耳に残る音です。
無事に商標登録になると良いですねー!

いくらなんでも たらこなんでも かずのこなんでも

このところあまり家にいる時間が無かったのは確かなんだけど。
いくらなんでも少しは身の回りのことを片付けないと。

洗濯二回、二階と一階を掃除機を掛け、トイレとお風呂の掃除。
居間とアトリエのクッションを日に当て、カバーを洗濯。
書類の山を既決のと未決に分類、未決のを片っ端から片付け、領収書も分類、
しなくてはならない電話を二件、メールを…何件かな?
クリーニングに衣類を出し、食料品を買い、コーヒーを飲んで読書…30分だけ。

image久しぶりに実家にゆっくり電話をしました。
こまごまと父が頑張っていて元気そうです。
私が頻繁に顔を見に行ける秋になるまで
二人とも何とか元気でいてもらいたいものです。

写真は今週の花、スプレーバラ。
玄関先に花束を飾り、一輪だけ机の上に。
暑い季節は大きなバラは長持ちしないので
ちっちゃいのを買ってみたのですが…
意外に色気あるじゃーん♥

ということで…なんだかやっと人間に戻れた感じの今日です。
ってことは…なに?今までの私はなんだったの?

(私の中で某さどど氏の「ばふんうに」と言う声がリピート中…)
(ちょうどいま旬だしホラ笑)

いろいろありすぎちゃってこまるの…マジメにまとめます…

今年上半期の決算みたいな三連休でした。
私にしては珍しく移動距離合計400キロ近くになりました。
感想を箇条書きにまとめます。

発表会とコンクールに出場した子ども達、生徒達、おつかれさま!
それぞれの成長が見え、課題も見えましたね。
未来への成長に繋がって行くことが出来ればと思います。

いろいろある中で思ったことは
「コミュニケーションが大事である」ということ。
当たり前の当たり前、基本中の基本ですが、ここが疎かになると
トラブルに繋がってしまうことが多いんですね。
どんなにメールや手紙でのやり取りがあってもやはり直接話すと
見えてくるものが全然違います。…気をつけよう…。

そんな中、日曜夜の懇親会は最高でした!
仲間とわいわい言い合いながらの焼き肉…今回はおなか壊しませんでした♪♪♪

今日のミュージカルレッスンは朝の9時〜夕方5時まで。
みっちりのスケジュールですが、ある意味一番落ち着いていられた時間です。
笑いあり、涙あり。絶望あり、希望あり。殺陣あり歌ありダンスあり。
スタッフと出演者がいい作品に向かっての努力の真っ最中です。
これから腰をすえて序曲の作曲に掛かります…頑張ります。
ご一緒した方々、ありがとうございました!!

土曜夜、山形交響楽団 第254回 定期演奏会を聴きました。
田中さんの指揮の音楽が良かったです。とっても活きが良くて。
例えばドミナントですぽーんと放たれた響きがトニックですとんと落ちる、
みたいな動きまで感じられて、終始わくわくしました。
例えばCelloの皆さんのコンチェルトのとろける音色を心ゆくまで味わうとか
やっぱりHornの皆さんの「この音どうやって出してるの?」というのとか
Clarinetの川上さんの音色というか音量というか…めちゃくちゃたまげるとか
オーケストラ全体が活き活きと輝くのを楽しませて頂きました。
ううう弦、すごいなー。すごいなー。すごいなー。
素晴らしい!!皆様お疲れさまでした!!




ちょっとラクしたらかみさまに叱られた話

はい、今日のレコーディングは市民会館にて合唱の収録です。
盒仰昌劼気鷸愆/菅野清香さんピアノ/コール・ファンタジー
の皆様に演奏して頂きました。
image
30日の平和劇場で使う、
結城よしを作詞・山口保治作曲の3曲を。
1曲は数種の楽譜の中から
いいとこ取りをして作りましたが、
あとの2曲は耳コピーののち
合唱曲として編曲させて頂きました。

ふと思ったんですが、役者さんと合唱団では声の響きが全然違うんですね。
合唱では皆さんの声が解け合って豊かに響きますが、
役者さんの声は、解け合うよりも高さや声質の個性がハッキリしています。
なるほどなるほどー…と思いながら聴いていました。面白ーい。

直子さん、清香さん、合唱団の皆様、お世話になりました。
阿部先生、平和劇場の皆様、よろしくお願い致します!!

この後なんだかんだと用事を済ませ、帰りに🍩ドーナツを食べ、
ゆっくり📖読書などして、📚本など買い…天国のような時間を過ごしましたが
なんだかおなかの調子がよくありません…コーヒーの飲み過ぎ??
などと少々ぐったりしつつ帰宅したところ、玄関先のポストに市報の束が。
今年度は我が家は隣組長なので、隣近所に市報を配りに行かねばなりません。
後回しにするより今やっちゃおう…と思って近所を廻っていましたら
今度は郵便屋さんが📦荷物を届けに来たらしく、我が家の玄関先で
「きじまさーーん!」と声を張り上げているのが聞こえます。
大急ぎで家に戻って荷物を受け取ったら、今度は電話。
バタバタと電話口に出て用件を聞き、やれやれ…と思ったら
今度は大事な用件の📩メールが2通ほぼ同時に受信。

やること詰まってんのにラクしてんなよコラと神様に叱られたような。
ひぃごめんなさい、やりますやります
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