うにの五線ノートから…

「うに」はuniqueのuni。 作曲家木島由美子の五線ノートに書き付けた、音楽&舞台裏。

September 2016

うだうだと3話。

またもや作曲の話です。こうも毎回毎回悩みに悩んで疲れ切ってくると
“知恵袋”という袋をどこかで売ってないかななどと考え出しちゃうんですよ。
その知恵袋にはワクワクドキドキするような“知恵”=ネタがいっぱい入ってて
それを使って楽しくかつ健康に(←笑)仕事を進められるっていうような。

いや、まてよ。
大量生産型の安価な知恵袋だったら、みな同じような知恵が入ってるのかな。
それは困る。人と同じじゃクリエイターの仕事になんない。

…というようなことをぐだぐだとつぶやいていましたら、
Kさんに「知恵袋が売れ残りの詰め合わせ的な福袋だったらやですね」
って言われて爆笑したところでちょっと元気になりました。
ありがと、Kさん。

imageところで、突然ですが
私はバナナが好きです。
果物はほとんど好きだけど。
ただし「若いバナナ」が好き。

茶色いポツポツ=シュガースポットはいらないの。
シュガースポットのある熟れたバナナは
免疫力が高まるとかなんとか聞いたけど
でも根っこのところが緑色のが食べたいの。
味が全然違う。

小さいころ、おばあちゃんが
よくバナナを食べさせてくれたんだけど
ほとんど茶色いのばっかりであまり好きじゃなかったの。
決定的だったのが小学生の時の腐ったバナナを使ったショウジョウバエの実験。
彼らはこの匂いが大好きなんだそうで、皮にも実にもウヨウヨ。げげ〜
思い出したら自分で気分が悪くなって来た……止めときゃよかった…

大人になって若いバナナを好きなときに買えるようになって初めて
バナナが大好きになったのでした。
キミのせいじゃないんだ、ごめんよバナナ。

明日から10月。
今週こそピンチです。間に合うか、2曲!? 
こうなると友人と待ち合せしてランチ♪とか、お茶♪とかが出来なくなります。
のべつまくなし楽譜書きをしているうえに
「カフェに避難したい病」は突然始まってしまうので…しくしく。
眼精疲労が酷いとき、目を閉じている私の隣で
だれかニュースやメールや小説を読み上げてくれないかなぁ(超絶わがまま)






コーヒーとともにあるべきは、本なのだ

ここのところ毎週何かしらありまして、
落ち着いてブログを書くことが少ない9月です。

2016-09-19-11-06-11「何かしら」というのは
本番や授業、作曲や編曲の締め切り、
その準備やリハーサルや打ち合わせ、
往復の移動とお泊りも含みます。
写真は先日打ち合わせしたお店、
「シェ・ミオ」みはらしの丘店での
ランチメニュー。
ふわふわ卵サンドと林檎のパイ〜♪

写真撮るのが下手だなとか、ランチにそんなの食べてんの?などという
厳しいツッコミは、か弱い私(笑)には受け付けられません。念のため。

今週の締め切りは金管八重奏の作曲。
ただし様々な事情により様々な制約付きです。

パソコンで容易に譜面を作れるようになった昨今、
プロの仕事としてやってくるのは
「ちょっとやそっとじゃ解決出来ない難問」が多くなります。
そりゃそうだ。難問じゃないなら自分で解決出来る世の中になったんだもの。

楽曲の編成が特殊だったり大きすぎたり、曲や歌詞が長かったり、
イベントの規模が大きかったり、演奏者の力量にばらつきがあったり。
特に作曲ではその場限りの演奏にならないよう、普遍性を持たせるべく
知恵を絞りますが、もともとの脳みそが限られているので
絞っても絞ってもうまく行かないときがあり…かなり悶々します。

お金を頂くという仕事の重みを改めて思いますね。

今回の委嘱も終盤に差し掛かってきました。
最後の部分のひとひねり、うまく落ち着くかな。
いや、でも、これから推敲だからまだまだ道半ばです。

今日のお昼、脳みそを絞り過ぎて使い古したぞうきんみたいになったので
気分転換にコーヒーを飲もうと外出しましたら
今読んでいる真っ最中の本を持って行くのを忘れました…がっくり。
コーヒーのお供には、必ず本。これが外せない。のに。
カフェではスマホでニュース読んでゲームして帰りました。つまんないの〜。

今夜もがんばります。

改めて、お知らせです。

チラシの画像データを頂きましたので、改めてお知らせ致しますね。
お二人のお写真に私の名前が並ぶとは…!!

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『渡辺 泰 ピッコロ フルート Recital』

ダクチラシ022016年10月27日(木) 19:00 開演
スペースDo (ドゥ) 管楽器専門店ダク地下
http://www.kkdac.co.jp
(JR山手線新大久保駅から徒歩約3分)
料金 : 学生2,500円 / 一般3,000円
出演 : ピッコロ・フルート / 渡辺 泰
   ピアノ / 加納 麻衣子

<Program>
・ヒンデミット ソナタ
・ドップラー ハンガリー田園幻想曲
・木島由美子 Sonata "瑠璃"
 For Piccolo and Piano (委嘱・初演) 他

<お問い合わせ>
 管楽器専門店ダク TEL 03-3361-2211 / Eメール info@kkdac.co.jp

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新日本フィルハーモニー交響楽団ピッコロ&フルート奏者の渡辺泰さんと
桐朋学園大学嘱託演奏員の加納麻衣子さんによる委嘱作品の初演です。

演奏する方々は…美しい音と豊かな音楽を求めて
日々ご自分を磨いていらっしゃると思うのですよ。
私はそういうことへのリスペクトを含む
言葉にならないような気持ちを込めて音楽を書こうと思うのです。

そこに私自身がやりたいこととの接点を見つけるまでが
時間が掛かる…というより時間を掛けるんですけどね。
これまでの委嘱作品の全てがそうです。

加納さんと知り合ったのは山形交響楽団・Trumpet井上直樹さんのリサイタル。
その時に、井上さんからの委嘱作品「紫苑」を初演して下さったのが
加納麻衣子さん=かのまいさんだったのです。
それからメールや直接会ってしゃべったりお泊りしたりライヴ行ったり。
仲良くして下さってありがとうございます。本当に。

さて〜。プログラムノートを書かねば。
どんなに言葉を書き連ねても本当のことから遠ざかるような気がしてならない。
難しいなぁ。まずは聴いてちょうだい、って言っても不親切だしなぁ。
悶々。

ほねやすめ

無事に帰って参りました。

仙台での仕事のあとは実家に行って来ただけなんですが、
仕事から離れ、ゆっくりご飯を食べ、思う存分眠りました。

それと同時に父の晩酌の相手をし(本当に少ししか飲めないんですが)
母といっぱいおしゃべりして来ました。

母が、もう和服は着ないと言うので何着かもらって来ました。
小柄な母の着物なので、丈が合うのだけ。
2016-09-24-15-11-072016-09-24-15-08-502016-09-24-15-06-57一番左の道行きコートはちょっと小さいかもしれないな〜。
真ん中の藤色の着物(うまく色が出てないけど)は仕付け糸が付いたまま。
お揃いのバッグと草履もあり、母はいつ着ようとしていたんだろうか…。
この他に帯揚げ、帯締めや伊達締め、帯板、腰紐などなど小物をいくつか。
たくさんあったのですが、今回はまずこんな感じ…続きはまた今度。

母の思い出を受け継ぐのも娘の役割かな。

それにしても。
亡きおばあちゃんからもらった着物も箪笥一つ分あるのですよ。
もう何年も着ていないけど…。

これは〜ちゃんと着付けを覚えて着物を着なくてはなるまいのう。
それには足に合う草履を探さなくては。(←たぶんこれが大変)

今日のドライブのお供は、
友人その1からもらったお饅頭と、友人その2からもらったお煎餅。
なんだか和風の一日でした。うふふ。

さあ、今度は気持ちを切り替えてフランス風に。
Debussyを仕上げますよ!
締め切り直前、元気になったからフルパワーです!!!

コーヒーほど美味しいものがこの世にあるだろうか、いや、ない。

さっぱりブログが書けていませんが元気です。

シーズン真っ只中。
今日の山形への帰り道で飲んだコンビニコーヒーが
シビレるほど美味しく感じられ、しばしぐったりしてしまいました。
(怪しいクスリなど入れてません、念のため笑)

というくらいに、まあ、大げさに言えば分刻みスケジュールです。
自分でそうしたんですからしょうがないんですが。

明日は太平洋側に出て、仕事のあと一泊。
ンなことしてるヒマがあるのなら一音譜でも多く書けよ、と
私の中の「よいこのゆみこちゃん」が叱りますが
「よいこじゃないゆみこちゃん」が暴れ出したので一晩だけ逃亡します。
依頼主さんからクレームが来そうなのでこれ以上の詳細はナイショです。
ワタシ ヲ サガサナイ デ クダサイ。

来週はいよいよ作曲の譜面作りです(いまごろ)。
そのため、ここ数日はいつものように運転中に脳内コンサートです。
アブナイ。栄養ドリンクとグリナを持って行こう。そうしよう。


はちこの皇子物語 2016!!

はちこの皇子物語「はちこの皇子物語 2016 」
完結編ー神様と友達になった夏休みー

無事に終了致しました。
ご来場下さった超満員のお客様、
誠にありがとうございました。
2013年の予告編から始まって
3年がかりで完結編となりました。
私が関わったのは今年度=2016年版からですが、
様々な背景を持つひとたちが集まって
熱く熱く創り上げる舞台の一端に関わることが、
とても光栄で、とても嬉しかったです。

何回か稽古を観に鶴岡に通ううち、皆さんの頑張りを目の当たりにして
何と言うか…胸がいっぱいになって言葉になりません。
さまざまな、いくつものドラマがありましたね。
キャストの皆さん、スタッフの皆さん、お疲れさまでした。

(ここからはDTMのお話です〜)
(興味の無い方にはホントにどうでも良いことなんだけど

ところで、昨日打ち上げでお話したM7「動乱」のデータの一部を公開します。

55


48小節目、蘇我軍の二回目の歌が始まる場面です。
半分から上は全体の音を組んである画面(30パートまでしか入らなかった)、
半分から下はそのうちのひとつ、ドラムスの(Studio Heavy Kit)のデータ。
上半分の画面でピンクの帯+黒く表示してあるブロックのデータです。

一番下の表示では、そのドラムスのそれぞれの音の強さと長さを色分けで表示。
バスドラムはクオンタイズ機能を使ってきっちり揃えましたが
テナードラムは手で弾いたままなので強さがまちまちです。
ちなみにこの他に和楽器の樽太鼓っぽい音も同じリズムで重ねてあります。
ちなみにもう少し明るい音色のテナードラムで違うリズムが重ねてあります。
奥行きや残響などエフェクトも掛けてありますが、別画面なので省略します。

というわけで、自分でも「バカじゃないの?!?!」と思うような
果てしなく細かい作業を何時間も掛けてやっていますが
気に入る音になるまで手を加えると、毎回こうなっちゃうので仕方ないです。
イメージした音に近づけていくまで何日も何日も掛かることもありますが
ワクワクドキドキする音楽を目指して楽しく努力をしているのですよ。

舞台では、音楽はクロコ的存在であり、決して表に出ることはありません。
でも、間合いや気持ちの動きなどの時間の流れを彩り、
キャスト、スタッフ、お客様、舞台に関わる全てのひとの心に火を付けるのも、
脚本とともにある音楽の役割でもあります。
自分で「バカじゃないの?!」とツッコミ入れつつ本当に楽しませて頂きました。
ありがとうございました。
次回は11月公演ですね、羽黒高校にお世話になります。楽しみです。


これで9月の大きな舞台が二つ終わりました。
満足だなぁ〜。
9月終わりまで…あと二つ締め切りを超えないと。きゃー
依頼主の方々、頑張りますのでどうかお待ち下さいね!

昨日は太平洋側にいました

image昨日から仙台での後期の授業が始まりました。
今期も楽しく進めて行きたいと思います。
学生の皆さん、頑張りましょうね!

授業が終わったら娘とデート。
娘から先日の旅行のお土産に
可愛らしいブックカバーをもらいました。

さすが娘!
私が今一番欲しいものを分かってる!!
久しぶりに会って楽しいときを過ごしました。
やっぱキミは私のコピーだ。困ったな。笑。

たたかうおばさん。

今日は所用のため譜面とコピー譜を持って大学へ。
そこでお会いした某先生は、昨日の“疲れる”のが何のことなのか、
全てお見通しでした…さすが

image
読みたくて読みたくて買ったこの本、
無くしたかと思って悲しんでいたところ、
本棚の本の間から出て来て狂喜しました。

休憩時間に読もうとしているのですが
眼精疲労が酷くて
読んでいるうちに眠くなってしまうの(爆)
パート譜完成まであと少し。


さて、「合コンさしすせそ」ってご存じですか?
男性を持ち上げて罠にはめる方法なんだそうで笑。酷い笑。

さ:さすが〜
し:知らなかった〜
す:凄いですね〜
せ:センス良い〜
そ:そうなんだ〜

ちらっと見かけたサイトでは
「男は基本的に馬鹿です。おだてれば簡単にココロが動くのよね。」
…だいぶ男性もナメラレタもんですね、少々同情しますな。

それでね、この方法を「うざいおっさんをあしらうのに使う」などと言うのも
見たり聞いたりするわけですよ…なに?女子の秘密をバラすなって?
でもね、面倒だったり避けたい相手とのやり取りでは封印しておくべき言葉。
後からしつこく絡まれる原因にもなるんだよぉ〜気をつけてね〜。

闘うおばさんからの(割とマジメな)(遠い記憶の反省も込めた)意見でした。


とんがってみる2

すみません、毒吐きます。

ええとですね、
どんなに立派な経歴をお持ちの方でも、
おっしゃってることの内容が伝わらない&物凄く分かりにくかったら
用が足せない&仕事になんないと思うわけですよ。

伝えよう、分かってもらおうという意識が薄いかたとのやり取りは疲れます。
少しくらい分かり難くても内容がしっかりしていれば理解しようと努めるし
または行間を読めるくらいの文またはお話であれば何の苦も無いんですが、
あの、だから、ええと、しっかりして下さいよ。

我が身を振り返ってみて、冷や汗を流す日々でもあります。
こんなこといっぱいやってるんだろうなぁ…みなさんごめんなさい。

ただ「打てば響く」ような人はまわりにたくさんいらっしゃるので
これにめげずに心強くして頑張って行こうと思います。
ということで、いろいろ進めます。

『序曲』そろそろパート譜作成の段階。
目が疲れてくらくらする〜



包丁を研ぎ、魚を捌き、酒で煮る。

image友人から新鮮なサンマのお裾分け。

圧力鍋で煮込んで
骨ごと食べられる梅煮にしました。
梅干し、生姜、味醂、酒、酢。
少し薄味にするとたくさん食べられて好き。
あっという間に3尾平らげました。
ごちそうさま!美味しかったー。

秋ですねえ。

ミュージカル11月公演のための、『序曲』の吹奏楽譜を作成中。
とある場面のパーカッションの使い方に午後いっぱい掛けて悩みました。
ちょっと面白いかも…いい楽器があればいいんだけど(←超重要事項)

あぁ、大きい編成は体力が必要だけどとってもとっても楽しい!

思えば…遠い昔の大学時代に、師匠が
「あなたの音楽には編成の大きな方が似合うと思うから挑戦してみなさい」と
カンタータの一場面を任せて下さって褒められたのがきっかけだったな。
悔しい思いも挫折もいっぱいあったけど、この楽しみを思えば何てこと無いや。

思い切り書こう。
別な10月公演の件も気になるけど、今はこちらに集中!
(なぜ11月のを先にやってるのかは企業秘密です
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