中小企業の新しい経営

時代が大きく変化しました。 今までと同じ経営では会社が傾きます・・・・・・  新しい時代には新しい経営が必要です。

2010年01月

従業員さんの労働意欲をあげる。追伸


こんにちは、
ユナイテッドマネージメント 布川です。

                     2010/1/31

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  今日のテーマ
  
         従業員さんの労働意欲をあげる。追伸


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昨日のブログの追伸です。


マズローさんの「5段階欲求」は、人間の心を的確に分析された心理学
の世界的な権威です。


ただし1900年初頭に、アメリカで発表された物ですので、社長さん
の状況や環境にあわせ、翻訳し直したり意訳することが必要です。


社長さん、意訳して考えてください。


勤め人さんは、2段階の「安心・安全の欲求」の獲得と維持することで
一生涯を費やす人もいます。
  

それに加え社長さんの欲求はどうでしょうか。

少なくても3段階以上でしょうし、たぶん4段階の「承認・自我の欲
求」をもっているのではないでしょうか。


このような分析を見ると、やはり中小企業の社長さんは、会社の勤め人
と比べますと意欲的な方が多いはずです。


意欲的とは、欲求が強いということです。


そして強い欲求を持ち、そこへ目標を設定し行動することで達成が得ら
れます。


ですから、従業員さんにも2段階の「安心・安全の欲求」で満足するこ
となく人間としてより高い目標を持ってもらうことが、労働意欲の向上
につながります。

 

次は順次人間の基本的なマズローの5段階欲求に則した、労働意欲の
高揚に関して解説していきます.

 

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ありがとうございました。

                                     nunokawa@united77.net

                                       http://united77.net

 

 

 

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次は順次人間の基本的なマズローの5段階欲求に則した、労働意欲の
高揚に関して解説していきます.

 

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■□■□>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ありがとうございました。

                                     nunokawa@united77.net

                                       http://united77.net

従業員さんの労働意欲をあげる


こんにちは、
ユナイテッドマネージメント 布川です。

                     2010/1/30

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  今日のテーマ
  
         従業員さんの労働意欲をあげる


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従業員さんの労働意欲


中小企業の社長さんは、会社の勤め人と比べますと意欲的な方が
多いはずです。

意欲的とは、欲求が強いということです。


では、勤め人の方との比較を、社長さんもご存知の、かの有名な

   

   「マズローの5段階欲求」

              で比較してみます。

 

勤め人の方とは、社長さんの会社の従業員さんのことでもありま
すので、そのところも思いながら読んでください。

 

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誰も言わない、とても分かり易いマズローの5段階の欲求の解説。

 


人間は成長していく過程で、自分の欲望、欲求とか満足を求めてい
きます。

最初は小さな欲望、欲求の達成で満足しますが、欲望は達成と同時
により大きな物、異質の物への欲望、欲求へと広がっていきます。


では欲望には際限なく、もてあますような富や物質を求めるかと言
うと、マズローさんはそうではないといっています。


ある程度の物質的な欲求が満たされると、次に「心の豊かさや充足」
へ欲求が変化すると言っています。


そして忘れてはいけないことは、自己の欲求や欲望の満足過程は、
人間個人によることだけではなく、国家の成長や経済状況が大きく
影響するということです。


アフリカの未開発国家の国民などは、生存すら脅かされます。

北朝鮮のような独裁的な特殊国家で、自己実現など言っていては、
牢屋につながれて強制労働の末、命を落とすかもしれません。


日本は戦後から、高度成長を遂げ経済的な成功を手に入れました。
生活環境は改善され、家庭にはものがあふれ、生活は飽食の時代です。

この近年で日本人の物質的な欲望、欲求はどんどん減少し、


       「心の豊かさや充足」

                を求めはじめました。

このように人間は、生活の基盤となる国家の存在が、自己実現に大
きく関係してきます。

 

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それでは、マズローの「5段階の欲求」です。


人間には満たされたいとする


       「欲求満足化行動」

                があります。


1.もっとも原始的、初期的欲求は生きることに対する


       「生理的欲求」「生存の欲求」です。


  この欲求は、収入を確保し、生命を維持する欲求です。
  欲求対象は、食、睡眠とか最低限の生命維持のための欲求と、
  食や睡眠を確保するために収入を得るための仕事です。

  最近の時代の変化の中、日本でも一部の人間が、この欲求す
  ら満足に確保できないという、先進国ではあってはならない
  悲惨な状況があります。

 

2.次に生きることが確保されると安全に安心に生活したいと願う


       「安全の欲求」が出てきます。


  この欲求は、安全に健康に生活したいと思うことと、秩序の中
  で、将来的な予測の可能性を求めます。

  勤め人のなかには、この欲求のために生涯を費やしている人も
  多くいます。

 

3.ある程度の物質的な欲求が満たされると、心の欲求が出てきます。

  初期的な心の欲求は、仲間が欲しい、心のふれあいが欲しいとい
  うことです。

  人間は南海の孤島で一人で生活する場合でも、動物との心のふれ
  あいを求めます。
  社長さんも知っての通り「ロビンソンクルーソー」です。


  この欲求を

       「調和の欲求」とか「所属と愛の欲求」

                    といいます。


  人間関係を持ちたい、よい会社、よい仲間、皆から受け入れられ
  たいそんな心の充足を求めだします。


  物質欲求の面では、生きるために働くから、仕事に目標をもって
  達成から得られる富で、もう1段上の物的な豊かさを求めます。

 

4.第4段階の欲求は、尊重されたい、認められたいという自己顕示
  の欲求で

       「承認の欲求」または「自我の欲求」

                    といいます。

  地位や名声を求めたり、利権を確保する、他人からの賞賛を求め
  る欲求です。


  面白いことに人間は時として、物質的な欲求と裏腹なボランティ
  アとか、慈善事業への寄付とか、出る一方の団体の役員などを引
  き受けてまで、この欲求を満足させようとします。

  どこかの政治家や、傾きかける中小企業の社長さんのようです。


  この欲求は自分から無理して取りに行く物ではありません。

  感謝の気持ちと、思いやりと愛が原点にある行動が自然とこの
  欲求を満足させてくれる物です。
 


5.自分の可能性の最大限の発揮

  多くの物的な代償を期待せず、ある種、無償に近いすこやかな心
  で仕事であれ、趣味であれ世のため人のため、自分の道を突き詰
  めてゆく心境に達する欲求です。

  マズローは

       「自己実現の欲求」  といっています。


  私はこれを、「人間としての使命感の達成欲求」と呼んでいます。

 

  21世紀に入り日本には、中小企業の社長さんでも、この域に達
  した多くの達人たちが出てきています。

  そして本当に素敵な愛のある経営を行っています。


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長くなりました。本題に戻ります。


従業員さんの労働意欲です。


それでは、マズローさんの人間の本能である欲求の5段階に則して解
説していきます。

 

社長さんは自分のためはもちろんのこと、従業員さんのためにも会社
を潰してはいけません。


潰れない会社を作ることで、従業員さんに欲求の第1段階の「生存の
欲求」の心配をかけてはいけません。


従業員さんが、「うちの会社は潰れるかもしれない」と思っては、労
働意欲の発揮どころでないことは、社長さんの理解するところでしょう。
    

中小企業の労働意欲の高揚は、計画を作ることと公開経営が絶対条件
となります。 


徹底して損益分岐点売上を下げれば、会社の安全性は格段に向上します。


詳細は、コラムやブログを参考にしてください。

従業員さんに会社は大丈夫だとはっきり認識させることです。

 

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次に、安全に健康に生活したいと思うことと、秩序の中で、将来的な
予測の可能性を求めという、「安全の欲求」を満たしてあげる必要が
あります。

これは会社に、必要最小限でいいですから従業員さんが安心できる規
定を作ることです。

 

最低限必要な規定

 

給与規定

「思いやり給与規定」と命名してください。

基本給は下限売上による損益分岐点売上の経費の範囲で徹底的に低く
押さえてください。

しかし、従業員さんも1人1人ちがった生活を持っています。

最低限必要な生活費は確保してあげなければなりません。生活費が赤
字では家庭破綻してしまい、仕事どころではありません。

「基本給」と「通常手当て」と、その人の生活を考慮した「思いやり
手当て」をつけましょう。


給料は2本立てにします。

固定費は低く成果比例で流動費として多く出し、結果1人あたりの
所得は高く、人件費率は低く出来ればベターです。

 


退職金規定

「安心退職金規定」と命名してください。

殆どの中小企業には退職金規定はありません。

一般的な退職金の規定ルールはありますが、中小企業では適用されて
いませんし、従業員さんは不満があってもあまり口には出しません。


安心退職金規定とは、従業員さんが、いつどんなやめ方をしても退職
金がもらえ、その額も分かるようにすることで、「安心の欲求」を満
足させてあげることにあります。


社長さん注意してください。

あんなやつ、ろくでもないやつだから首だ。退職金なんか関係ない。

社長さんが、ろくでもないと思っている従業員さんが以外に人望があ
ったりするんです。


これでは今いる従業員さんの会社や社長さんに対する感謝の気持ちが
薄れ、結果やる気を削いでしまうことにもなってしまうんです。


今いる従業員さん1人1人に就業年数等を判断して、50万円とか
100万円とか、少しがんばって150万円とかの基本額を割り当て
てください。

そして毎月給料と会社でそれぞれ金額を決め積み立てていってください。

これはもう従業員さんの貯金みたいなものです。

これを皆に説明してあげてください。
喜ばない従業員さんは、まずいませんでしょうから。


従業員さんはとても安心します。

 

勤め人さんの中には、この段階の欲求で、一生涯を費やする人も多く
います。

 


この生存の欲求と安心の欲求が、生活と仕事の原点としてしっかりと
確立していなければ、人間はストレスを感じ、思うような能力を発揮
することが出来ないんです。


多くの中小企業企業の社長さんは、従業員さんの労働意欲の高揚は歩
合をつけたり、インセンティブをつけたりと、すぐに短略的に考えが
ちです。


そのような「馬にニンジン」的なことでは、組織の調和を壊したり、
人間関係の悪化、非協力的な業務などマイナス面の大きさを知らなけ
ればなりません。


生理的欲求と安心の欲求の仕組みの導入は、従業員さんに対し、馬に
鞭をいれ競争させることではありません。


しかし、従業員さんが会社に対し感謝と愛社の心が芽生えなければ、
会社の成長が無いことも、多くの会社を見ていて確信出来る事実です。

 

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次は順次人間の基本的なマズローの5段階欲求に則した、労働意欲の
高揚に関して解説していきます。

 

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ありがとうございました。

                                     nunokawa@united77.net

                                       http://united77.net

 

 


ユナイテッド・マネージメントオフィス株式会社
布川 立 (ぬのかわ りゅう)

会社再生スペシャルコーチ 
中小企業診断士
マーケティング技能士
ファイナンシャルプランニング技能士



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