2010年06月24日

抜いたら生えない

ke
携帯が鳴った。
閉め終えたばかりの家の鍵を
無造作に左手で投げ
ポケットをまさぐる。

Kからの電話である事を確認すると、安堵と共に受話ボタンを押した。
大抵、俺の携帯が鳴る時は遊びの誘いではなく
何か問題が起きた時か何か問題が起きる時である。
なんだこのヤロー(怒)!!

だが今日の相手は黒酢を飲む好青年ことK。
健康に気を使ってる時点で夜も安心だ。
俺はホッケのように心を開き、彼に用件を尋ねると

「脱毛に興味はないかい??」

ん??今なんて言いました??
何故だろう。何故か不穏な予感がする。
だが言うまでもなく俺は育毛が好きだ。願わくば
「俺のボン・ジョビに抱かれちまいな。」
と女性を口説いてみたいくらい
毛髪だけでなく胸毛まで含め、
毛全般に対する深い執着がある。

GOTH関連の音楽家でクリ〇〇スチャンデス。のROZZが群を抜いて好きなのは
網タイツからスネ毛が出まくってるから、その一点である。
そう。網タイツの網ってのは、はみだす為にあるのである!!
網すらはみ出せねえ野郎は家でハンバーグでもこねてやがれ(怒)!!!!
お肉大好き(怒)!!!!!!

勿論俺も胸毛はリトル・ボンジョビ。
そう、今こそ言ってやる。
二度と俺の胸毛をチ〇毛って呼ばせねえぜ!!!!
*不適切な表現をお詫びいたします

そういう事で、友人には端的に
「うん。興味あるよ。」と答えたところ

「それじゃ明日ね!!」
と爽やかな返事をもらい、俺達の電話は終わった。

そして気付く。

脱毛って!!抜く方じゃん(焦)!!!!!!!!!

--翌日--

待ち合わせ場所に立っていたKを見つけ次第
どういうことだ!?と問い詰めた。
時既に遅しな気もするが、
何だか物凄いちゃんと話を聞いといた方が
良い気がしてならない。

彼曰く、
脱毛というのは毛を抜く事らしい。*当たり前です。
てゆーか生えてこないらしい。
すいません。わたし完全にその場のノリで来ておりました。

兎にも角にも、話を聞いてくと
我々の親友の姉でもある、やり手エステティシャンが
研修で新人に実験台にされる男を所望しているとの事であった。
うむ、そうか。姉さんの為ならば致し方ない。
一肌脱ごう。

むしろ全部脱ぎます。
覚悟しやがれ、大人を知らない生娘共め!!!!
ひゃっひゃっひゃ!!!!!!!

新宿の某ビルに着くと、そこは新人エステティシャンの園であった。
男女比率がおかしい、というか女性しかいない。
俺はカチンコチンになり
小さく小さく背中を丸め、頭を垂れて座っていた。
ほんの少し俺には刺激が強すぎたようだ。

だが、すぐに友人である姉さん(今日の影の首謀者)と遭遇し
事務的な手続きをしつつも楽しく過ごしていると遠くから
「毛穴に針を入れまして」という声が聞こえた。
うん??
一瞬にして俺は疑心暗鬼に陥り
必死に話を盗み聞こうとしたが聞こえない。
これは担当が来たらよくよく話を聞かねばならないと思っていると
看護婦が目の前に現れ
笑顔でいたいけなままの俺を施術室に連行していった。
あれ?説明は(汗)!?
説明忘れとりますよ、お姉さん(血涙)!!!!!!

だが俺は想像し得る、あらゆる予想に反して
有意義な時間を過ごす事になってしまった事を
全人類、もしくは杉並区の皆様に謝らなければならない。

施術が始まると俺の腕には謎の針やら電気やらが刺されまくった。
だが「痛かったら無理しなくていいからね☆」と気遣ってくれるものだから
性格上、引くに引けなくなり
「全然痛くねえ!!!!っつーかなんか痛くなくね??」
と涙ながらに延々と言っていた事に端を発っし
両腕同時に、即ち二人の女性から同時に施術されることになった。

そこで俺は気付いたのだが
今までの我が人生の中で見知らぬ女性が、いや知ってる女性にしろだ。
二人の異性に両腕を触られ、丁寧に扱われるなどという事態があったであろうか。

ない!!!!全然ない!!!!
漢とがっちり肩を組む機会なら多々あれど、異性に腕を求められる時なんて
ストーカーが家の前で待ち伏せして俺の腕をひっぱってきた時とか
ストーカーが二人に増えて家の前で待ち伏せして俺の腕をひっぱってきた時とか
大抵は芳しくない出来事の幕開けである。
そもそも漢たるもの腕ってのは主にラリアットをする為にあるのであって
無防備にお腹を見せる犬みたいな行為をする為にあるわけではない。
漢が顔を赤らめる時、
それは怒りに打ち震えてる時だけである。

そんな俺が。今色んな意味で弄ばれている。
そう。人生を二人の女性に愚弄されているのだ。
*抜きたくない毛を抜かれてるって意味で

こんな軽やかな愚弄があったであろうか。
そうとなれば、俺の毛が無くなる事なんて些細な事でしかない。
なんの為に生えてきたのか。それは、抜かれる為に生まれてきた。
そう、それでいいのだ。
幼い頃(一週間くらい前)、俺はずっと納得できなかった。
ただひたすら育毛だけをする自分には、何の為に抜けてゆくのか哀しくて仕方なかった。
「ほたるの墓」という宮崎駿の映画を見た事があるだろうか?
俺はない。
だが今、抜かれる毛を見て違った感情が湧き上がる。

好きです。

そう思いかけた瞬間、俺は大事なことに気付く。
そもそも脱毛する事に納得したとして
何処を抜くか、というのは大きな問題である。
提出用紙の脱毛希望箇所という欄には「腕、胸、脚」という項目があった。

どうすべきか真剣に悩んでいると唯一
手の甲の外側という果てしなく微妙なポジションの毛がちょっぴり濃いという事実を
俺のこの繊細なスウィートハートが気にしていた事を思い出した。
勿論思い出したという事は10年位忘れてたのだが。

そこで俺は「脱毛箇所:腕」に〇をつけた紙を渡した事を思い出す。

だがコミュニケーションとは難しいものだ。
「膝って十回言って。」彼女はこう言う。
「じゃあここは?」肘を差して笑う女。そこは何だっけ??
じゃあ腕とはどこからどこまでが腕なのか。

そうして俺は、
人より濃い手の甲の外側の毛と
つるつるの腕を手に入れた。


------------------------------------------------
FOXPiLLライブ予定
■07月03日(土、深夜) 新宿JAM
「POTLATCH DEAD vol.2」 -FOXPiLL 1st ALBUMレコ発!!自主企画-
BAND★THE PRIVATES,FOXPiLL,HAT TRICKERS,BLOWGIES
DJ★nAo12xu(13th moon),MACKY RAMONE(buzz attitude)

■10月30日(土、深夜) 新宿JAM
「POTLATCH DEAD vol.3 -HALLOWEEN special-」
BAND★FOXPiLL

◆前売チケット予約→CLICK
----------------------------------------------

uniuniikuradon at 03:58|PermalinkTrackBack(0)clip!バンドと日常 

2010年02月25日

お辞儀メタル

最近バンドの様子が変だ。
FOXPiLLが水面下で動き始めて数ヶ月。
今思えば初めからその予兆はあった気がする。

リハで曲が終わった瞬間に流れる
冷やりとした空気。
この緊張感は説明しようにも
言葉に余るほど独特の空気である。

それは何からくるのか。
最初は初めて音を合わせた故の緊張もあったろう。
これからへの期待、不安などが交錯する様々な感情。
それがまるで始業式翌日のような
どこか言葉では説明し難い不思議な空気を醸し出す。
何か見えそう、であったとしても
一つの形を描写する事は容易い事ではない。
だからであろうか。

俺達は演奏がキマると
いつからか
お辞儀をしていた。

深々と頭を下げる様は
とても礼儀正しい。

とか言ってる場合ではない。
言わずもがなロックバンドといえば
やはり悪の巣窟といいますか、ゴミの分別がキチンとできていなかったり
回覧板をちゃんとまわさなかったり
それはそれは地域を乱す悪い人達の集まりで御座います。
それなのに曲が終わればお辞儀はするは
約束の時間にキチンと揃っておられる傾向があるはで
むしろ今俺達は何か知らぬうちに偶像崇拝か何かに走っているのではなかろうか?
などと不安さえ覚え始めています。*大袈裟に言ってみました!!

服装の乱れは心の乱れと申しますが
多少の乱れがあるからこそ
あら?これはいいかしら?と煩悩も生まれ
技術の発展並びに
子孫も繁栄するので御座います。
だから今年の夏こそノーブラジャーが流行る事を
固く信じております。

とりあえずこれってロックバンド的にどうなんすかね?
なんかこういうのも草食系とか言われたりするんすかね?
との疑念にお互い駆られつつも、今後は
「君達の音楽のジャンルは何?」
と聞かれたら
「お辞儀メタルです!!」
と元気良く受け答えしようという事だけは一応決定したのですが
それはそれで何か色々と間違っている気がします。

なんだかもうライブ本番で油断すると
お辞儀をしてしまいそうで
今から異常に不安である。

不安だ。

だがそんな僕達が。

今週末ライブをやります(いきなり宣伝)!!
そうです!!
これは完全に誘導的な宣伝であります!!
あなたもこれを見れば儲かるんです!!
(*嘘です。入場料として2000円ほど徴収されます)

2月27日(土)下北沢デイジーバー
Garrett企画「KEEP ON ROCKIN'」にて
FOXPillは19時キッカリから演奏します
ってことで遊びに来てね。

予約はこちらへ→foxpill@gmail.com

んでその次の4月24日は
いきなり自主企画だ!!なんだこりゃ!!

よし!!
宣伝終わったどーーー!!!!!!!
うっかりブログを見てしまった若者よ!!!!!
貴様の五分間は俺が頂いた!!!!

----------------------------------------
2月27日(土)下北沢Daisy Bar
「KEEP ON ROCKIN'」
BAND★garrett,the december,texas style,FOXPiLL

4月24日(土,深夜)新宿JAM
「POTLATCH DEAD vol.1」
BAND★FOXPiLL,GRAIS,VIVIAN BOYS,StruggleA etc,,,,,,

4月26日(月)渋谷TAKE OFF7
「!!!!NOVOSEMON!!!! 」
BAND★the worlds code,FOXPiLL etc,,,,,

5月21日(金) 新宿URGA *本日FOXPiLLの出番は19:00〜*
BAND☆the worlds code,Black&Blue,BLOWGIES

6月12日(土) 渋谷CHELSEA HOTEL
BAND☆Loveless(北出菜奈+TAIZO),空感,PINKY DOODLE POODLE

7月03日(土、深夜) 新宿JAM
自主企画第二段 FOXPiLLレコ発!!!
「POTLATCH DEAD vol.2」 -FOXPiLL 1st ALBUMレコ発!!自主企画-
BAND★THE PRIVATES,FOXPiLL,HAT TRICKERS,BLOWGIES
DJ★nAo12xu(13th moon),MACKY RAMONE(buzz attitude)
----------------------------------------


uniuniikuradon at 20:21|PermalinkTrackBack(0)clip!狐薬団 | バンドと日常

2010年01月22日

正月グッド。

sora

二千十年一月三日
今年はFOXPiLLメンバー全員で
いっちょ気合い入れて願掛けに行こうと
花園神社へ初詣に行ってきた。

勿論わざわざバンドメンバー全員で向かったのだから
ベースのモリタさんが何かふしだらな罪で捕まって
僕のパシリになりますように
ドラムの洋平さんが毎回リハなのにヒートテック(byユニクロ)を着込んできては
やっぱり暑そうな顔をしてる日々に終わりがきますように
など、しっかり色々なお願いをしてきたのだが
今のとこ今日もまた地味な毎日は続いている。

三が日が明けると俺も帰省し
何故か実家まで近所の洋平氏を誘い
親父の行き着けのバーへ2軒ほど向かった。

勿論ここは礼儀をわきまえねばと思い
「いつも父がご迷惑をおかけしております。
否!!おかけしてるはずでございます!!」
と丁重に店に謝罪の意を表明すると
お詫びも兼ねて父のツケでただひたすら飲食いをした。
お父さん元気ですか?
僕は元気です。

翌日、ライダースを着込んでCD屋をうろうろしていると
目の前で齢十五,六であろう少女がふらりとし
フライヤーなど設置してあるボックスをぶちまけた。
無論落ちたその紙や台を俺も拾って元通りにする事を手伝ってあげたのだが
この少女、すくっと立ち真っ直ぐ居直ると緊張か、ぎこちなくなりつつも
大きな声で、ありがとうございました!!と言いつつ
キチンと指を揃え、深く頭を下げお辞儀をしてくれた。

ぶぼばっしゅっ(鼻血)!!!!
このご時世まだこんなに綺麗で清い若者がおるとは!!!!!

とりあえず俺は頭を叩かれた赤べこ人形のように
高速で首を振り頷き続け、ぐぅっと親指を突き出し
なんとなく万事オッケーなサインだけかろうじて表示すると
ダッシュで逃げ出した。

あやうく聖なる光で殲滅されるところで御座いました。
その光への弱さ故、なんとなく
自分ってドラキー(byドラクエ)程度のポジションなんすかね
と思い凹む。

そうしてCD屋になんだか戻りづらくなった俺は
ぼんやりと平塚名物と思い込んでいた都まんじゅうを見ながら
洋平ムーンが駅にやってくるのを待ち
共に渋谷で行われたSheena&The Rokketsのライブを見に行き
今年まだ一発目なのにガツンとやられてしまった。
「今夜はたっぷり」がむちゃくちゃ格好良かった、、、
もう歌に絡むギターのバッキングがヤバ(以下ただひたすら長文の為割愛)
どーーーーーーん!!!!!!!

翌日からはFOXPiLLの歌入れをしたり
マダムエドワルダのミーティングにいっただけが
謎のおじさん達とJohnny B. Goodeを演奏する事になり
その後謎のグレッチが我が家に奉納されることになったり(結局これ誰のなんすか 汗!?)
やっぱりFOXPiLLの新曲をレコーディングしたり(俺はボタン押す係)
相変わらずな日々を送っておりました。
そんなマルタイらーめん並みに素朴な日々を送りつつ
とある朝、自宅のドアを空けると
ヘルメットを被った作業員らしき人達が階段を昇ってきたので
うちのビルの工事か何かかな?
っつーか隣に済んでいたロカビリーお姉さんが引っ越してしまって半年
もうここには俺しか住んでいないのになんだろ?
と訝しげに彼らを見やると
ヘルメットの君は俺にこう告げた。

「はじめまして、隣に越してきたxx建設です!!」

ええ!?我が家の隣が!!!!
ガチムチの巣窟になっとる(違)!!

----FOXPiLL ライブ情報----------
02月27日(土) 下北沢デイジーバー

FOXPiLL自主企画第一段 
04月24日(土.深夜) 新宿JAM
「POTLATCH DEAD!! vol.1」
BAND★未定
-----------------------------------------------

uniuniikuradon at 18:46|PermalinkTrackBack(0)clip!バンドと日常 | 狐薬団

2010年01月19日

神社でこわい!!

deai
大きな公園を歩いていた。
ありふれた日曜の光景を助長する巨大な人混み。
そんな芋虫のようなものを俯瞰しつつ、勿論僕もその一部と自認し
若干主観の放棄線上を心地好く歩いてると

目の前に空洞が現れた。

それは晴れた日曜の午後には
妙に不似合いな空間で
戸惑いと同時に好奇心に囃し立てられ、ぼうっと続く下を覗き込む。
下へ下へと続く階段の先には朱色の稲荷が延々と並び
終わりが見えないほど奥へ続くその先。
もう少し先を、という欲求がその領域へ無意識に足を踏み入れさせた。

細い石段には苔と土がこびりついていて
踏みしめる度にじゃりじゃりと砂が鳴る。
僕には少し窮屈な背の低い真っ赤な鳥居を何度も何度も潜り抜けながら、
これは恐らく昔の日本人の身長に合わせて作られたのであろう、などと考えていた。
だからだろうか、幾つも連なる鳥居をくぐる度
隠世に迷い込んでいくような妄想が鼻孔を燻り続け
今が日曜の晴れた午後だという事も忘れていた。

静かだ。
というより静けさに耳を塞がれる感覚。
五感が研ぎ澄まされるほどに五感が塞がれる。結果それは塞がれた男だ。
少し嫌な気持ちが生まれる。
何故こんな所にこんな場所があるのだろう。
二分前まであんなに賑わっていた公園の中にあるにも関わらず、誰にも出会わない。
音が鳴る方向へ歩いても、そこへ着くと音が鳴り止むだけであった。
お賽銭箱、手水舎。
薄暗い何かの小屋。岩。蔵。
異様に多いぼうふら。

ここで手を浄めるのか、、、
少し抵抗はあったのだが慣わしは重んずべきと柄杓を手にとった途端
水がゴボボボ、、と、驚くほどの勢いで穴に吸い込まれ
あれよあれよという間に枯渇してしまった。
あくまで洗わないでプレイをする方が好きなタイプですね。
わかります。

仕方なくそのまま奥へ行くと暗がりがあった。
様々な分野で俺の鈍感力はなかなかのものだと普段から自認しておりますが
この時だけは珍しく
そのまま入っていこうとする連れをすぐ呼び止めて
「これ、なんかヤバくないか?」
と恐る恐る問いかけてしまった。

連れは聞いていなかった。

全力で意気揚々と入っていく者が1人。
ああ、ですよね。そもそも僕の話なんて聞かないですよね。
真に恐れるべきは目の前のそいつなのではないか、
などと思案しつつも
様々な意味で致し方なく俺は後を追いかけた。

薄暗い祠の中を奥へ奥へと進むと
カドに御神体を飾ってるらしき穴があった。
どうやらそこは安産を祈願する場所らしい。
だが目の前の御神体があるであろう穴には
まるで外側を拒絶する牢獄のように格子が張り巡らされ
その先には視界が揺らぐほどに黒過ぎる漆黒があった。
それは俺の感性からは少しはみ出過ぎなほどの拘束と歪が間を支配していて
生理的に込み上げる暗鬱とした感情が一転、
急激に恐れのみに変わった。

ちなみにコンビニでバイトをしてた頃、
たまに来ては話しかけてくる
何だか少し甘酸っぱい予感を感じさせる若い女性客がいたのだが
ある日その女性が犬を抱えて来店した。

彼女はすぐさま俺の前に立ちはだかると

「私今、犬を抱っこしてるから代わりに
 とって欲しい商品があるの。」

と彼女に促され、とあるコーナーに連れていかれた。

「そこの生理用品をとって欲しいの。」

彼女はそう答えた。

俺は約半年考えた。
これはイエスノー枕でいう、イエスの方なのか。
もしくはコンビニ店員がそれをお客様が買う時には
必ず茶色い紙でキチンとお包みするという接客方法への
恥ずかしくないですよ!的な彼女なりの抗議活動か何かであるのか。
未だ答えは出ていない。
いつぞやの君よ、良いお返事お待ちしております。

ともあれ薄暗い祠の中で
早く出よう。
と鼓動自体が直接訴えかけるかのようにドクリと脈打ち
次の瞬間、というか既に僕は足早に歩きだしていた。

蔵の前を通る。
人間の声が聞こえる、と思ったら異様に声の低い猫のような鳴き声で
逆回転につつまれたかのようで耳が振り向いた。
どこからかと見回すと
窓もなく頑丈そうに施錠された四角い蔵の中から鈍い声が聞こえる。
異様に低い声。これは何の音だ。
誰かに伝えよう。だが不思議と辺りを探せど誰にも出会わない。
入ってきた場所へ小走りで向かう。
ふと入り口に近い鳥居をくぐると何か違和感に気付き振り向いた。
180cm以上ある俺の身長でも届かないほど
高い位置に小さな石が器用にいくつもいくつも何段にも積み上げられている。
どうやったのだろう。
容易な事ではなく感じる。梯子を使えばこの環境下でもできるだろう。
だがそこまでして?

確かにそこまでする事だってあるかもしれない。
俺だってかつて
「抱けぬなら なってみせよう 黒木瞳(字余り)」
を目標に間違えた方向に進みそうになった事はある。
黒木瞳になりてえーーー!!と絶叫していた数年前。
今思えば周囲の奇異な目も理解できるというものだ。
大人になってしまいましたお母さん。

というように己でも言わずもがな。
他人様の行動なら余計道理があってもわからぬものだ。
だが何故こんな小さな石を積み上げたものが崩れずにいくつもある?
そもそも誰がやった?
小さな疑問といえど、それは考えるほど違和感を螺旋のように増大させてゆき
早急なる撤退を促した。
だがもう大丈夫。
振り返れば最初に踏み入れた100本近くの小さな鳥居が
僕の目の前を埋め安堵させるだろう。

すると一足早く振り返った連れが
「ぎゃっ!!」と声をあげた。

ここへ来て恐らく15分ほど、にしては少し不思議な事が多すぎた気がする。

急いで振り返ると視界を埋めるほどに大きな格子状の門が
厳重に施錠されていて
僕達は帰る術を失った。

----FOXPiLL ライブ情報----------
02月27日(土) 下北沢デイジーバー

04月24日(土.深夜) 新宿JAM 
*FOXPiLL自主企画第一段!
-----------------------------------------------

uniuniikuradon at 02:41|PermalinkTrackBack(0)clip!バンドと日常 

2009年12月31日

大晦日。

大晦日、というか明けて1月1日の朝3時〜
原宿のエレファントカフェ(ラフォーレ前にあるGAPのビルの三階)の
カウントダウンパーティー内で
FOXPiLLがライブ出演する事が急遽決定しました。
演奏時間は少し短めだけどよかったら来てね!!

詳細は↓です。
http://r.gnavi.co.jp/g465405/menu6.htm
てか詳細がぐるナビとは!!!俺のお腹が満たされる予感(期待)!!!!
誘ってくれたKENZOさん(Rituals、g.)ありがとうー!!
3kg太って帰ることを目標にこの日は頑張ります!!

あ、初ライブだ。
*無事終了しました。ありがとうございました!!*
---------------------------------------

2009年も終わりですね。
今年は色々な事がありました。

いえ、そんなにはありませんでした。
言いたかっただけです、ごめんなさい。
とりたててめくるめく事もなく
湯船でうっかり寝てしまったり、団子を喉に詰まらせることもなく
今年も地味に生きていました。
自分のようなものが出来る悪い事などせいぜい
寝相が悪い、とかその位であります。

とはいえ今年は
不思議と縁のあるバンドや友人がこぞって環境が変わったり
自身の活動もそうだし変化を予感させる年であった気がします。

まーいろいろあるやね!!!!うん味わい深い。
アダム・スミスの言葉の中に神の見えざる手っつー
市場の均衡に関する言葉があって
例え誰が何をしようが一点、均衡の取れた点というのは存在し
自然と浮かび上がるっつーのがあるけど
その点を眺めて何を思うかも結局は自分次第なのでしょう。
自分に誠実であるという事は意外と難しく
あれ?これって怠惰じゃね?って事でも何処かに紛れさせて隠したり
何かを高く持ち上げることで己の印象を拭う。

ええ、そんな事をしてきて数十年!!
反省のし過ぎでお腹が減ったのか
最近は延々と二郎系らーめんを食べ続けています。
このぽっちゃりしたお腹に免じて是非許して頂きたい。

兎にも角にも来年何が起こるか、もしくは驚くほど何も起こらないのか
すげえ楽しみでならねえ!!!
今もし自分の目の前に女子がいたら
おっぱいに向かって昇竜拳を打つという
少年の頃から抱き続けブログにも書けど、いまだ達成していない野望を
必ずや成し遂げるでしょう。←*それくらいやる気があるという意味です。
そして右頬をぶたれたら、左頬を差し出しつつ
「さあ!!既に恥じらいで赤く染まっているこの左頬をもう一度ぶちなさい!!」
と上から目線で言うでしょう。←*それくらいやる気があるという意味です。

そうやって男とは男の階段を登ってゆくものなのです。
みんな俺についてこい!!!!!
あ、いやですよね。そうですか。

それでは来年も何卒宜しくお願い致します。
良いお年を!!

----FOXPiLL ライブ情報----------
12月31日 原宿エレファントカフェ
BAND★g. /STOCKMAN/kaya
02月27日 下北沢デイジーバー
BAND★Garrett/the december
-----------------------------------------------

フォックスピル(FOXPiLL)myspace
http://www.myspace.com/foxpill

uniuniikuradon at 15:57|PermalinkTrackBack(0)clip!狐薬団 | バンドと日常

2009年11月06日

DARKSIDE MIRRORS活動休止の御報告

久しぶりのブログ更新となってしまいましたが
この度はご報告させて頂きたい事があります。

既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが
10月吉日を以ちまして
DARKSIDE MIRRORSは活動休止する事になりました。
私自身はかねてより自身の活動に専念する為
来年度での脱退が予定されておりましたが
今回の休止を以ちまして正式にバンドから脱退致します。
また活動停止に伴い、11月11日に開催される
新宿ロフト「DRIVE TO 2010」は出演中止の運びとなりました。
大変お手数で恐縮では御座いますが前売りチケットの払い戻しは
LOFT店頭にてお取扱いしているようですので何卒宜しくお願い致します。
(受付時間・15:00〜22:00)


またLIZARDのモモヨさん、EATERの地引さん、AUTO-MODのジュネさん、ユキノさんや
DRIVE TO 2010実行委員、ロフトのスタッフの皆様をはじめ関係者の皆様
ならびにチケットのご購入や御予約を頂いた皆様に多大なご迷惑をおかけしてしまった事
この場を借りまして深くお詫び申し上げます。

DARKSIDE MIRRORSとして活動してゆく中で
本当に沢山の方々やバンドに出会い、お世話になりました。
本当お世話になりっ放しで御恩も殆ど返せなかった事が悔やまれますが
いつかまた違った形ででも御恩をお返ししていければと思っております。
わざわざ足を運んでくれた皆様の存在は
活動していく中で生まれる葛藤や困難すら霞ませてくれるほどに甘く
自分にとっては尊い喜びや経験を出会いの中で味あわせてくれた大きな存在でした。
皆様がいなければここまでバンドを継続する事も形成する事も絶対にできませんでした。

結果としてこのような形となってしまい大変心苦しいですが
この場を借りまして心より厚く御礼申し上げます。

メンバー各々それぞれの道を歩む事となりますが
どうか今後ともそれぞれの活動を暖かく見守って頂ければ幸いです。

今後は自身は
以前より地下で進めていた活動を下地に
仲間と共に改めて結成した
FOXPiLLというバンドに専念し
初心に帰りまして一から地道に活動していく所存です。
11月の変名バンドでのライブを皮切りに活動を始めていきますので
今後とも何卒宜しくお願い致します。

2009年11月06日
西邑卓哲(a.k.a KEVIN)

フォックスピル(FOXPiLL)myspace
http://www.myspace.com/foxpill
----------------------------------------------------------
★フォックスピル (FOXPiLL) ライブ★
11月22日(日・祝前)下北沢 club Que
「Sheena's BIRTHDAY PARTY 2009」
BAND:Sheena&The Rokkets/Hey Ho Let's Go![渡辺信之+東川元則+穴井仁吉]
マツイタカシ/キャンディカラーズ(from FOXPiLL)
*この日はフォックスピルのメンバーで
SEXY DYNAMYTE LONDONによる衣装提供の元
ソーダポップをコンセプトとしたCANDY COLORSという変名バンドでの出演になります。

★MADAME EDWARDA ライブ★
12月19日(土) 渋谷青い部屋
「Club Walpurgis」
BAND:MADAME EDWARDA
----------------------------------------------------------

2009年06月20日

さよなら敏感肌

2月某日

ここ数日、水風呂を浴びている。
二月といえば立春の候などと
暦の上に春は立ちながらも
気温は真冬。

真冬と真水の交錯は
風呂の湯が出ない程度、楽勝と過信してた肉体にも
鈍く負担を圧し掛かけはじめた。

俺の身体で青ざめた事があるのは
この蒙古班だけだぜ!!!
とキリっと(プリっと)尻を見せたいところではあるが
今日ばかりはやれる気がしない。
そもそも俺のお尻は意外とデリケートである。

思い出す。
俺って敏感肌なんだぜ?としゃくれ気味に語っていたら
「遅漏の敏感肌!!クズ!!」
と地味に罵られたあの夏。
着信拒否こそが我が闘争であった。

とりあえず、管理会社に
「まだ風呂の湯が出ねえーーー(怒)!!」と伝えると
強く降り出した雨の中
LIZARDのモモヨさんのインストアライブを観に下北沢へ向かった。
ソロライブであったが
むしろ一人で演奏する事で、自己の内面を深く深く吐露していく行為が
より無限の広がりを感じさせるのじゃないだろうか、とすら思うほど
心地良くサイケな空間であった。

帰り道、雨は激しさを一層増し
凸凹の道に大きくできた水溜りを見ると
雨粒が叩きつけられてる、というより
まるでそこから気泡が湧き出してるかのようだった。
ぽーぽぽぽぽーぽぽぽ。

こんな刺すように寒い日こそ
ゆっくりと風呂に入り暖まりたいものだが
その可能性の低さを一歩づつ確かめるようにアパートの階段を昇ってゆく。
雑巾の如く水を含んだ靴からは
ニチャニチャ、という音と共に
ゾンビのような足跡が生成されてるだろう、が振り向く気力はない。
左ポケットをまさぐりながら
部屋前に着くと荷物を置いた。
安堵と共にドアノブに右手をかけた瞬間
左手が確信した。

家の鍵がねえ(血涙)!!

2月5日-

新宿ロフトで
LIZARD コンプリートBOX発売記念ライブ
"革命前夜祭"ニューキッズ総決起大会が行われ
DARKSIDE MIRRORSもその日トップバッターで出演させて頂いた。
この日は東京ロッカーズの面々の前でやらさせてもらう以上
軟派なステージだけは見せられねえわけで
俺もアンプ持込でめちゃくちゃ気合いが入っていた、のだが
1曲目が始まった瞬間、皮のストラップが千切れてギターが落下した。
そして後半に入ると
シールド(ギターとアンプを繋ぐケーブル)が千切れ空中分解した。

家に帰りガムテープで補修した。
完璧だ。

-2月某日-

「ああ!!!キテるじゃない!!!すごいキテるじゃない!!」
「あれ??やっぱ全然キテない!!全然キテない!!」
「ほらやっぱキテる!!やっぱりキテると思って(以下略)」

やたらハイテンションで
キテるか否かの判定を告げ続ける男。
その判定は短い時は立て続けに10秒間隔で
長いと30分前後で覆り続けた。

俺は一度。そう、一度。
最初に彼が口を開けた時
ナイスなテンションで言葉を返した。
だがそれは数少ないコミュニケーションであろう、という予見の元に
気持ち良くお互い生きよう、という気遣いと打算が働いたが故の
日常より少し高めのテンションであった。

だがその後、予想だにしなかった高頻度で
反応欲しそうに判定を告げるこの男(毎回興奮気味)を前に
言葉を引っこめるタイミングが見つからず
「そ、そうっすか!!!!」などと延々同じテンションで答え続ける事態に陥っていた。
例えば、洗脳というものは感覚を徹底的に奪い去り
電流を流したら、走り回る実験用ラットのように育てあげる事だという。
反応が欲しいならスイッチ一つ押せばいい。
まるでそれらを連想させるように
途中からそれは同意、伝達確認という本来の意味すらなくし
受話器をあげられれば狂気なまでに鳴り喚くリカちゃん電話の如く
俺はギゴギゴギコギコとただ共鳴していただけであった。

どれくらい時間が経ったろうか
俺は「畑屋製作所」と刻印された業務用白熱灯をかざしながら
酷い胸騒ぎに襲われた。
何故このおっちゃんはこんなにテンションが高いのか。

そして何故
俺は工事を手伝っているのか。

一体どういうことだ。
なんつーの?僕ってお客様的なポジションじゃないんすか(汗)!?
ん??
誰だ!!!俺のお手伝い魂に火をつけた野郎は!!

説明しよう!!!
俺が他者からみても存在理由の謎なバンドに在籍している時、
それは俺のお手伝い魂に火をつけられ
なんとなく辞めづらい!!みたいな状況の血と汗の結晶である!!
洗濯するよりお手伝い!!!!
*フィクション希望です。

兎にも角にも
未だお湯が出ない状態は続いていて
直っては壊れの繰り返しで原因を特定する事はできず
最終的にこの電気屋が大家より派遣されてきた。

だがこの電気屋(推定68歳)、どう見ても様子がおかしい!!
大丈夫、大丈夫!!と言ってるので
いくつか質問をしてみたのだが
お湯が何故出ないのか、治るのか
何が大丈夫なのか、という事
については一向に説明しない
というか、さっきからほとんどの時間を玄関のブレーカーのとこで
テスター片手に
「あれキテる?キテない?」
ってのに費やしている。
いやそこわかってねーなら、絶対わかってねーだろ!!!

なんだかネジが開けられないとか、これってどうやったら開くんだろ?
みたいな事を何かと困り顔でブツクサ言っておるので
その度に「多分これってこうじゃね?」とか、なんとなく勘で手伝ってあげつつ
謎な作業を数時間眺め続けてたのだが
悩み続けた彼は急に何か思いついたのか
パルックのCMのように、パっと顔が明るくなり

「今日は必要な工具が足りないから明日工事する!!」
「大丈夫!!こことここに穴開けて繋いじゃえば大丈夫!!大工事になるよ!!」

といきなり言い出し帰っていった。

え!?穴開けんの!??
つか、さっきまでそんな事は一言も言ってなかったような、、、、

すげー危険な予感がする(怖)!!!!!!!!

-2月某日-

携帯電話が鳴った。
昨日の電気屋のおっさんからだ。

「あの、、、体調壊しちゃって今日行けなくなっちゃた、、、」

おういぇい。年上とはいえ開口一番なんたるタメ口&展開!!!!!!
だが俺も一刻も早く修理して欲しい気持ちもあるので
冷静を装い、とりあえず何日なら来れそうか穏やかに質問をした。

「ほら、、昨日お宅で遅くまで働いちゃったじゃない??それ以来体調がおかしくて、、、
 だから他の修理屋さんにね、修理してもらって!!ね!!ね!!」

おおう!!おめえ夜の七時にきっかり帰ったじゃねえかーーー!!!!
つーかネジ空けたり肉体労働は危なっかしいから俺がやっとった気がするぜ!!!!
、、、ものすごい仮病のかほりが、、、(絶句)

これは駄目で御座います。と思い電話をプチっと切ると
すぐさま管理会社に連絡をした。

てか白熱灯とか工具の一部をおっさんが置いてったまま
取りにこないのだけどコレどうすんべ。
*スタッフで美味しく頂きました。

-2月某日-

大家さんから電話がきた。
この大家さんは女性であるのだが
こちらが油断してると
「あなたってボーっとしてて愚図なのね。」等とうっかり攻撃してくる
それはそれはもう俺の天敵なのである。
愚図ってなによ。

、、、、、
あら??なにこの感じ。
嫌いじゃないわ!!!
この言葉嫌いじゃないわアタシ!!!

まあなんともそんな感じで
小生も自分探しの旅にやっとゴールが見え始めてたのですが
今日は大家さんの様子がおかしい。
いつもの凛としてプライドの高い感じがしない。

「あ、、、あの、、、、。」

??

「ご、、ご、ごめんなさいね!!」

うおおおおおおお(興奮)!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツンデレや!!!!!!初めて見た!!!!!
初めて見ましたお母さん(感涙)。
厳密にいうと違うけど、これはデレではないのだろうけど
俺はそれでもいい!!!!
ヒューヒューだよ!!あなたヒューヒューだよ!!!
例え相手が齢六十(推定)の主婦でも
リアルなツンデレとはこんなに萌えるものだったなんて。

おーけー抱いてしんぜよう。
赤いチャンチャンコごと抱いてしんぜよう!!
水風呂なんぞ問題なし!!!

嘘です。問題あります。
どんどん髪の毛が抜けてくんです。

その夜、水風呂を浴びた。
心より先に毛根がくじけてしまったのを知り
悲しみに明け暮れた。

-2月某日-

雪が降る。
なかなか修理の詳細が決まらないと思っていたら
管理会社から焦った様子で電話がきた。

「申し訳ありません!!何度も連絡しているのですが
 なかなか大家が捕まりません!!!」

ええっ〈驚)!?
そっちなの(驚)!!

やりおるな。
大家が逃走中とは誠に想定外。
電気屋に逃げられ、大家に逃げられ。
もう駄目な気がする。

-2月28日-

誕生日だ。正確には2月29日だが都合があるのだ!!
なんだか偶然M原くんに飲みに誘われて
〇原氏、〇ージ氏、〇UCY氏とで新宿でバッキリ飲む。
そういや全員ギタリストだけど歌う人達だ。
みんな内面に独特の癖と愛情が溢れてて、こんもり面白い。

勿論、朝になったら「帰らねえぞーー!!」とぐずり出す狂犬M氏を
あの手この手でなだめて気持ちよくお帰り頂く一連の行為は
もはや神聖な伝統行事のひとつになりつつあるが
この日はとてもスムーズに事が運んだせいか
狂犬が「しゃーー(怒)!!!」って言って帰っていった。
どうか世界に早く平和がおとずれますように。

-3月1日-

めでたい!!!!
大学時代の友人の結婚式だ。

それにしても学生時代の友達ってのは落ち着くっつーかやっぱいいもんだ。
今となっちゃ皆全然違う場所を歩いてる。
今同じものを見たって、それぞれ見える風景は違うのだろう。
だからこそ、皆の本気の話は聞く事が楽しい。
当たり前のようにこれからも当たり前の事が過去になる日々が続くかもしれない
だからこそ、その瞬間瞬間の自分のルーツに立ち戻れる場所ってのはあるだけで
自分が腐ってんのか、前見れてんのか冷静に見れる大切な場所だと今は思う。
学友が結婚するとなんだかすげえ嬉しいっつーのは
何があったって結局人生のリンクした数少ない相手だからかもしれない。

おめでとう岡!!!幸せになりやがれこんちくしょー!!!

ちなみに「新郎の選ぶ一番抱かれたい男」に選んでいただきました(照)。
ありがとうござ、、、、
新郎!??

-3月7日-

新宿JAMのガレージ系イベントでDARKSIDE MIRRORSでライブだった。
この日はドイツで映画祭とかを仕切ってる
エリックっつー人がきてビデオを撮っていた(俺が立てたビデオ台の前で)。
ちなみにLUCYとJUNKはその人制作のドキュメンタリー映画かなんかに出演したらしい。
だがそんなライブ的殺伐と様々な交流が交差した異空間とはいえ我が家の風呂はまだ壊れ中。
さすがにライブ後は、なんとしてでも毛根の為に銭湯に行きたいので
「すいません、用事が御座いますので先に帰ります。」と曖昧にメンバーに伝えダッシュで逃走。
人間ひとりとの絆の崩壊と毛根一本とのお別れ
どちらも等しくいとおしい。

だが我がバンドのメンバーは3人。

ということは!!!!

毛根が3本以上抜けそうな場合は
毛根を優先すべし!!さよならDARKSIDE MIRRORS!!!!

帰り道、近所に住んでる友人カップルに遭遇し
結局そこのお風呂にご厄介になる。

-3月9日-

「お風呂まだ壊れてるなら、うちに入りに来なよ。」と
K様からお誘い頂いたのでお宅にお邪魔する。
Fちゃんが作ったやたらと美味い自家製とんかつを食べながら談笑してるとすぐ夜中に。
翌日の仕事もありますし、空気を読みまして御礼をし、帰宅する。

あれ?俺風呂入ってなくね?

-3月某日-

いまだ大家さんとは連絡がとれない。
鍋とヤカン。
まだまだ10℃を切る寒い夜を耐え忍ぶ為
両方に水を注ぎ、火にかける。

水風呂を乗り越える為の準備。
この作業にもかなり慣れてきた。

だがそれでも全身を濯ぐには足りず
少しでも体温低下を防ぎ続ける為
熱湯を含ませたタオルを熱の伝達率のよい首に巻きつけた。
蛇口をひねる。
冷水に耐える為を歯を食い縛りながら
頭を差し出す
と熱湯がいきなり頭皮を打った。

熱ちぃぃぃぃぃぃーーーー(怒)!!!!!!!

サンドラッグで割高の育毛剤を買いつつ
少しづつ育ててきたこの毛根。
赤子の産毛を撫でるように俺はそっと愛でてきた。
だが冷水にいじめられ、熱湯にいじめられ。
もうバンドも辞めよう。

そう思っていたら
死神ジョー(ベース)が脱退した。




---ライブ情報---
DARKSIDE MIRRORS
6月26日 初台DOORS
BAND★灰野敬二、森下泰輔(銀座芸術研究所)
6月27日 高田馬場 AREA
BAND★LOOPUS , Demi Semi Quaver
8月14日 福岡CB
BAND★SHEENA & ROCKETS
8月16日 高塔山ロックフェスティバル
BAND★SHEENA & ROCKETS、ROCK'N'ROLL GYPSIES etc,,,,,

MADAME EDWARDA
6月20日 青い部屋
---------------------

uniuniikuradon at 06:48|Permalinkclip!バンドと日常 

2009年01月16日

お茶であちゃー

atsui
眠れない。
日曜の夜、
というより完全に月曜の朝。
まだ冬が死にきってないからか
外はまだ黒が沈みきったまま沈殿している。
だがもうすぐそれも終わる。
なのに今も身体は動かないほど疲れ切ってるのに
うまく眠ることが出来ない。

なぜなら

部屋の中に人がいるからだ。

おい、ちょっと待てそこの妙齢共。
おまえら完全に今劇場版アニメ見始めただろ。

むきゃああああああーーーーーー!!!!!!!!!!

-------------

日曜の昼、俺は蒲焼さん太郎を食べていた。
何か名前に騙されてる気がする。
そう考えつつも、もう少し眠ろう
と思い布団に潜った。
前日の夜からある考えをまとめられず
ずっといらついていた。
その思考に帰宅後もまた憑依される。
人は夢を見たり変な活動は活発なくせに
なかなか意識をコントロールしてうまく眠ることは出来ない。
吐き出せない溜息が胸に沈殿し始めた頃
電話が鳴った。

一瞬鼓動が早くなった後
着信を見ると某イギリス人だった。

「おいしい紅茶を飲みにいこう。」

うむ。なんだろう、この違和感は。
まあいいか。
どうあれ彼はもう何年も強い敬意をもって接している一人であり
最も話していて意識が覚醒する人間の一人だ。
紅茶って言っても何か俺の知らない隠語で
とってもハードな秘め事かもしれない。

ちなみにですが、俺はじゃんけんが好きだ。

だが彼は日本文化に深く理解があり
とてつもなく日本語がうまいからだろうか、
俺が海外出身者と仲良くなる度にくりだす
「じゃーんけーん、金玉何個(怒)!!」攻撃に
一度ものってきたことがない。
なんてことだ。
しかも
「じゃーんけーん、エロ本何冊(怒)!!」
にものってこない。
なんてことだ。
お前は間違えてパーを出してしまって
うおおおおお!!!五冊も!!!五冊もか!!!!!
と頭を抱えてキャッキャと楽しむという古来の日本的嗜みに
触れ合う機会を逃しておるのですのよ!!!!
抱いて!!!わたしを抱いて!!!!

「男二人でスコーンと紅茶を楽しむことってあまりないよね。」

彼は言う。
うむ。確かに。
だが言うな。声に出して言うな。
なるべく小声で言うべきだ。
結局、というか須らくというか、俺達二人は
ハーブの香り漂う紅茶屋さんのカフェで
ティータイム(てぃーたいむ)というものを楽しんでいた。
どのみち服装とか外見的に俺達はゲイに見られる事(もしくは女ったらしに見られる事)
には慣れているのでそんな話題を楽しむだけで
実際は大して気にしてはいなかった気がしなくもないが。
それにしても彼と話すことはただのロックバンドの演奏を生で聞くよりも
とても映像的で聴覚と想像力を膨らます。
飴細工を巡らせ膨らますように話をしていると
電話が鳴った。
〇〇だ。どうやら友人といるらしく
合流することになった。

俺達二人が今さっき食事を終えた事を告げると
「じゃあ御飯食べに行こう。」
と彼女は言い出した。
誰かが四丁目カフェという店へ歩き出す。
少し会話が噛み合ってない気はするのだが
気のせいであろうか。そこ名前的にたぶんカフェですよ!!?
いや、ですから僕ご飯食べたんですって!!!!

さっさと二度目の夕食を済ませると
我が家へ向かう。みんなが置いてった酒とツマミは
腐るほどある。
というか時々本当に腐ってる。
俺達は豆腐とエリンギを買うと
一目散に競歩でお尻をぶりぶり振りながら(寒いから)
家に向かった。

何に没頭してたのだろうか。
もうすっかりその日も日付が変わる時刻になっていたのだが
〇〇が最近発言していないと思ったら寝ていた。
というか毛布をかけて完全に本気寝の体勢だ。
人の家の布団をなんで勝手にひいておるのだ。
そしてそいつが寝ている間
日英のアニメオタクに俺は数十本のアニメのOPを見させられ
その日、ほぼ俺は廃人と化した(体力的に)。

だがわからない。
後日この異次元レベルのオタク共が我が家に現れた時に
たまたま胸に「萌え」と書いてあるピンクのTシャツを手に入れたので
かかってきやがれ!!とばりに着て出迎えてみたら
ドン引きされた。
オタクってこういうとこが嫌よね、みたいな顔をしておる。
ですよね。
心の中でそう納得すると
一人そそくさと地味なTシャツに着替えたのでした。

uniuniikuradon at 04:53|PermalinkTrackBack(0)clip!バンドと日常 

2009年01月15日

蹴っちゃ駄目(正月編)

牛

ガタンゴトン、ガタンゴトン
重く項垂れた頭を上げる気力もなく
ただただ眠り続けていた。
ぎゃああああーーーー!!という赤ん坊の声が聞こえる。

どうやら隣には子連れの主婦が座っているようであった。
横浜到着との車内アナンウンスが流れるが、子供の泣き声に掻き消される。
その耳触りな音は俺を眠りから少し剥がし、耳を敏感にさせた。
泣き止まぬ赤子に母親は焦り
「お父さんとお母さんどっちが好きなの!!!」
「まさかお父さんなの!!???」
「ひょっとしてお父さんなの!?!??」

!!???

なんだか僕の方がどきどきして参りました。
おちついてください奥さん。なんなら僕謝ります奥さん(泣)。
だが少々ピリピリした空気は感じつつもまだ目蓋は重く
泣き声が右耳に馴染んでくると
眠気が再び訪れ、俺は眠りに落ちた。

大船に着くと車内アナウンスでなく
ドンドン、ドンドン、という音で目覚めた。
子供は未だ泣き続け、周囲を蹴りまくっている。
母親は焦り、
「蹴っちゃ駄目!!!絶対駄目!!」
「お隣さんが!!!お隣さんが起きちゃう!!!!」
「お隣さんが起きたらどうするの!!??」
と大惨事と言わんばかりにわめいている。

だが、それに関しては残念としか言いようがない。
そう。寝ながら蹴られてるお隣さんとは
俺のことである。
てゆーか僕もう起きてます奥さん(泣)!!!!
もうずっと起きております(泣)!!!!!!
完全に目を開けるタイミングを逃したまま
怒涛の赤ん坊キックと母親の悲鳴をやりすごすと、この日幾度目かの
深い眠りに再びついた。

次の目覚めは非常に穏やかで
緩やかなカーブを描くよう徐々に意識が浮かび上がってきた。
どうやら隣の赤子も落ち着いたらしく、
母親の口からは軽やかな鼻歌が洩れていた。
延々と繰り返される「祭り〜、祭り〜。うんとこどっこいしょ(仮)!!」
という溜め息交じりの小さな歌声。

!!???

なんだその歌詞!!!!
うっかり俺好みのフレーズ(うんとこどっこいしょ!の部分はちゃんと聞き取れず詳細不明)
が出てきた事に耳を疑うも、延々とそのフレーズだけが繰り返される。
ほんの数分だけ「アイアイおさるさんだよ」という歌詞の曲も
歌っていたが、それもそこだけ延々と繰り返してたので
どうやらこの主婦はサビしか歌わない主義のようである。
お願いだからAメロも歌ってください奥さん。
てゆーか僕そろそろ起きていいっすか(汗)。

久しぶりに実家に帰ると
親父と日本酒を酌み交わした。

父「XX(母)がこっちの方が近道っぽいよ?と言うので
  そっちに行ったら、一山超えた。」
母「そうそう山があった。」
父「いやいやそんな事言ってない。」
母「いやいやそんな事言ってない。」
父「なんだっけ?」
母「なんだっけ?」

なんなんだ(怒)!!!!!!!!
山ってなんだ!!!!!
むきゃあああーーーーーーー(怒)!!!!!!!!

ー逆回転ー

元日の朝、兄弟分が着いたというので急いで迎えに行こうと
階段をダッシュで駆け下る途中
はずみで壁に手をつくと、予想外の激痛が走った。
手首の少し上に完全垂直に数cmの鋭利で棒状のガラス片が
2本突き刺さり、血が大量に溢れ出した。手で抑えても止まる量ではない。
この間も自宅前でチャリに轢かれたというのにまたか!!!!!!
ビルの2階から3階までの階段がドス黒い血で染まる。
自宅玄関で「やっちまった。」と告げると
大和が「スラム!!スラム!!!!」と言いながら雑巾で血を拭きにいってくれた。
応急処置でなんとか止血したが左手が少し痺れててギターが握れない。
おいおい、さすがにこれ1月のライブやばそうだな、、、と思い
ZINさんにお手紙したためようと思っておりましたら
3日で完璧に治った。無駄に健康。
お陰様で今年も超健康体で頑張れそうです!!!
さよならゴス!!!!
さよなら暗い音楽!!!!!!!

-着地-

今年は帰省し、数日実家でゆっくりと過ごした。
普段触れぬ世界の話を聞いてるとフっと価値観の立地点が変わる事がある。
数ヶ月前だろうか、あるステージを前に俺は緊張していた。
だが他の観点から見たらてめえ緊張してる場合じゃねえだろ
と気を引き締められたキッカケも普段行かない場所にあった。
自由な視点を得る事は難しい。気付けば狭い部屋をぐるぐる廻り縄張りにしている。
そこを無理に出たからといって何かが出来る保障も自由もない。
だがもしいくら扉を開けてみても、最後には檻であったとして
その窓から見る景色を綺麗に模写してるよりかは
ビー玉を飲み込んで窒息しそうになりながら想像妊娠でもしてた方が
まだ創造的だと思う。何より窮屈な場所には鬼すら居ない。
そんなのつまらねーじゃねーか。本当に大切なものなど5つや6つもない。
ならば最後には俺が鬼になろう。
そして子供を産むのだ。

今年はやるぞーーー!!!!!
あ、いや子作りって意味じゃなくて。

まーというか、どのみち
実家に帰って相変わらず西村一族にまつわる血みどろ新エピソードを伝え聞いて
よくわからないけれど、がんばらなければシャレにならん。
と思った次第で御座います。血は血で洗ってやるぜ。
がんばるぞー(遠い目)。あ、いや子作りって意味じゃなくて。

-----------------------------------------------
ライブ情報 
-MADAME EDWARDA情報- 
1月17日@新宿MARZ
BAND:AUTO-MOD、LOOPUS、 MOSQUITO SPIRAL
NEWアルバム、そろそろ出るんじゃなかろか。

-Darkside Mirrors情報-   
2月5日@新宿ロフト
BAND:LIZARD、8 1/2(ハッカニブンノイチ)
NEW ミニアルバム、出た。
*今出てる「DOLL」誌の2月号に
 インタビューのっとる。
-------------------------------------------------

uniuniikuradon at 01:21|PermalinkTrackBack(0)clip!バンドと日常