私立文系では最も高い位置にあると見なされることも多い、
早稲田政経、慶應経済、慶應法の2014卒の就職先について
比較しました。
早稲田政経上位就職先

1位みずほフィナンシャルグループ22人
2位三菱東京UFJ銀行19人
3位三井住友銀行17人
4位三菱商事13人
5位三井物産 5位東京都職員I類 5位住友商事 11人
8位ゆうちょ銀行10人
9位東京海上日動火災保険 9位大和証券 9人

慶應経済上位就職先

1位みずほフィナンシャルグループ47人
2位三菱東京UFJ銀行39人
3位三井住友銀行25人
4位大和証券21人
5位東京海上日動火災保険 5位三菱商事 14人
7位ソフトバンクグループ 13人
8位トーマツ 8位富士通 8位三井住友信託銀行 12人

慶應法法上位就職先

1位みずほフィナンシャルグループ17人
2位三菱東京UFJ銀行13人
3位三井住友銀行9人
4位東京海上日動火災保険8人
5位丸紅7人
6位三井住友信託銀行6人
7位慶應義塾 7位東京都 7位東芝 7位三菱商事

慶應法政上位就職先

1位三菱商事 15人
2位東京海上日動火災保険 12人
3位三菱UFJ信託銀行 11人
4位みずほフィナンシャルグループ 4位三菱東京UFJ銀行 4位住友商事 10人
7位三井住友銀行 7位丸紅 7位三井物産 7位東京都 7人

全ての学部学科でランクインしている企業

三菱東京UFJ銀行 三井住友銀行 みずほフィナンシャルグループ
三菱商事 東京海上日動火災保険

考察

慶應は法学部の上位就職先を学科を分けて示しているので、
この記事でも学科を分けておきました。

都庁も慶應経済以外では全てにランクインしています。
民間志向が強いと言われることの多い慶応大学ですが、
都庁への就職者は少なくないようです。

三菱商事が全てにランクインしていることは、
これらの学部の就職が強いことを示しているように思われます。

早稲田政経の特徴は、総合商社とゆうちょ銀行と言えそうです。
三菱商事、三井物産、住友商事の三社が全てランクインしているのは、
早稲田政経と慶應法政のみですが、
早稲田政経では三社とも5位以内にランクインしています。

慶應経済の特徴は、大和証券とソフトバンクグループです。
大和証券がランクインしているのは早稲田政経と慶應経済ですが、
早稲田政経では9位なのに対して慶應経済では4位です。
金融系への就職者数が多く、総合商社が三菱商事のみしか、
ランクインしていない点も特徴と言えそうです。

慶應法法の特徴は、5位にランクインした丸紅と慶應義塾です。
どちらも慶應法法のみでランクインしています。
私大職員は待遇が比較的恵まれている就職先ですが、
採用数が多くないので普通は上位には入りません。

慶應法政の特徴は、メガバンクへの就職者数の少なさです。
他の3学部学科では上位3位までをメガバンクが独占しているのですが、
慶應法政では、4位まで姿を見せません。
三菱商事が就職者数1位というのも凄いですね。
他との傾向の違いが最も大きいとと考えられます。

まとめ

どの学部も十分に就職が強いと言えそうです。
傾向としては、総合商社に強いのが早稲田政経と慶應法政で、
都庁に代表される公務員志向が弱いのが慶應経済、
メガバンクが少ないのが慶應法政といったところでしょう。

早稲田大学政治経済学部卒業後の進路

慶應義塾大学 2013年度 上位就職先企業