平成27年度の科研費配分額についてのランキングを作成しました。
例年同様、旧帝大・東工大・筑波大・神戸大・広島大・早慶が上位を占めています。
医学部の無い首都圏国立大学やMARCH関関同立などの科研費についても触れました。
1000万未満の額は切り捨てとしました。

順位 大学名(科研費配分額)
1位 東京大学(216億1000万)
2位 京都大学(139億6000万)
3位 大阪大学(110億9000万)
4位 東北大学(97億9000万)
5位 名古屋大学(75億2000万)
6位 九州大学(69億)
7位 北海道大学(55億1000万)
8位 東京工業大学(47億)
9位 筑波大学(37億)
10位 慶應義塾大学(32億4000万)
11位 神戸大学(29億)
12位 広島大学(26億8000万)
13位 早稲田大学(25億7000万)
14位 千葉大学(21億)
15位 岡山大学(20億6000万)
16位 東京医科歯科大学(18億5000万)
17位 金沢大学(18億4000万)
18位 新潟大学(16億6000万)
19位 熊本大学(16億5000万)
20位 長崎大学(15億1000万)
21位 徳島大学(12億5000万)
22位 愛媛大学(12億4000万)
23位 信州大学(12億1000万)
24位 首都大学大学東京(11億7000万)
25位 大阪市立大学(11億2000万)

旧帝国大学に東工大・筑波大が続き、
その後ろに慶應大・神戸大・広島大・早稲田大が続くという並びは相変わらずです。
早稲田大の後ろに、医科歯科大や旧六医大など、医学部の強い大学が並んでいるのも、
見慣れた光景と言えるでしょう。
しかし、科研費配分総額ランキングを初めて見た人は、
東大と京大との差が、京大と阪大との差より遙かに大きい点に驚くかもしれませんね。

配分額の39.7%が生物系に与えられているため、
医学部の強い大学は科研費ランキングにおいては有利になります。
医学部がない大学で25位以内に入ったのは、
東工大、早稲田大、首都大のみです。
ちなみに、理工系は31.2%、人文社会系は12.8%、総合系が16.1%となっています。
医学部の無い大学と医学部のある大学を比べる際は、
この割合を利用してみるのも面白いかもしれません。
例えば、慶應大の科研費から39.7%を引くと、19億5000万程度となります。
医学部以外の学部では早稲田大が勝っているという印象になるでしょう。
もっとも、慶應大における生物系の割合が、
科研費全体においての生物系の割合と同じであるとは限りません。
そのため、かなり強引な計算と言えますが、一つの参考にはなると思います。
慶應大の科研費の28.9%(
人文系と総合系の合計の割合)である約9億3000万と
一橋大の科研費6億9000万を
比べるのも面白いかもしれません。

上智理科大MARCH関関同立の科研費

立命館大学 11億2000万

東京理科大学 7億5000万

同志社大学 7億2000万

明治大学 6億3000万

関西大学 4億9000万

関西学院大学 4億8000万

中央大学 4億3000万

法政大学 4億3000万

上智大学 3億9000万

立教大学 3億4000万

青山学院大学 2億6000万


ミッション系の大学の科研費が低めなのは予想通りといったところでしょうか。

しかし、受験偏差値では早慶に次ぐ存在であるはずの上智大の科研費が、

明治大や同志社大に劣っているという点は意外に思う人もいるかもしれません。

立命館大学が比較的多めの科研費を獲得しているのは例年と同様です。

他の私大で科研費が多いのは、

日本大学(10億2000万)や近畿大学(7億2000万)あたりでしょうか。


医学部の無い首都圏主要国立大学


横浜国立大学 9億5000万

東京農工大学 9億4000万

一橋大学 6億9000万

電気通信大学 6億5000万

東京外国語大学 3億2000万

東京海洋大学 2億9000万

お茶の水女子大 2億7000万

東京学芸大学 2億1000万


医学部のない国立大の科研費はそれほど多くないという印象を受けます。

電気通信大学や東京海洋大学の科研費が東京理科大より少ない点や、

東京外国語大学の科研費が立教大より少ないという点は、

意外に思う人もいるのではないでしょうか。

横浜国立大学は比較的健闘していますが、それでも立命館大学より少ないです。


平成27年度科学研究費助成事業の配分について