知られざる佳曲

   一. クラシックを中心とした音楽が好きです。
   二. 素人ですが、著作権や著作権法について考えたり、情報検索について書いたりしています。
   三. アマゾンの深層webや物流に関心があります。

2007年05月

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Disc
前回からの続き)

先に紹介したヤフー電話帳や、グーグルマップと決定的に違う点は、掲載する店舗を人の手で厳選しているところである。膨大な数ではあるが、それでも掲載店舗数が最大だった頃でも、全国の全ての店舗を網羅していたわけではない。「レコードコレクターとともに」歩む姿勢から、掘り出し物が見つかる可能性が高い輸入レコード店や中古レコード店、専門店が多く採り上げられている。

最近のレコードマップの特長を挙げていくと、

・ 写真の増加(外観や店内の様子を掴みやすい)
・ 掲載店の更なる厳選(「徐々に掲載店を厳選してい」ると明記されている)
・ 店長へのインタビューなどを交え、詳しく紹介する「読み物」が登場
・ 持参すると一割引になるなど、読者特典のある店舗の増加

といったところが、一見してすぐに分かる。
写真の増加は、まず店舗を見つける上で有り難い。小さな雑居ビルが立ち並ぶ都心の繁華街でレコード店を探すのは結構厄介である。路面店(一階)でなく三〜四階にあることも多いので、そんな場合事前に写真で「あたり」をつけられるメリットは大きい。掲載店舗の厳選はネット上の情報が網羅的にレコード店を紹介することへの対応であり、また、対抗でもあるのだろう。玉石混淆の情報を峻別する同書の方針は、有益な情報を社会へ提供するという出版者(出版社)の良心でもある。

お薦めのレストランを紹介するブログは山のようにあるが、お勧めのレコード店を紹介するブログはあまり見たことがない。クラシック音楽に限定しても不滅の名盤・名演奏を紹介するブログがかなりの数になる中、不思議なことである。レコードやCDは飲食物よりも数量的な限界があり、競合性が高い(*2)と言えるので、もしかしたら「良い店を紹介して人に取られる」ことを恐れているのだろうか。そうなのだとすれば、レコードマップの存在価値は高い。

矛盾した言い方だが、レコードマップには掲載されていない店舗も載っている。どういうことかと言うと、例えば渋谷の地図に(文字だけだが)タワーレコードやHMVの位置が載っているのだ。これは看板などによる「目印」の役割以外に、目指す店舗が開いていない時の「保険」も兼ねている。大手チェーン店は誰もが知っているので、あえて紹介する意味は無いが、「マップ」を有用なものにする為には載っていた方がいい。ネットのような「一覧表示」にする必要はないだろうが、この一部店舗の「位置表示」はレコードマップの意義をより深いものにしている。

*1 2007-2008年度版で359店舗に上る。
*2 例えば、中古CDショップで珍しいCDを探す場合など。



2 ≪ネット上の通販サイトの在庫を検索する≫

 (1) サイトの中の検索システム

ネット上のCD通販サイトは大別すると、ネット専業系大手ショップ系の二種に分かれる。前者はインターネット上だけで販売を行う会社で、代表格は米国ワシントン州シアトルで創業したアマゾン(Amazon.com)や(*1)、日本ではセブンアンドワイ楽天ブックスなどである。

後者は大手レコード店がネット上に進出した形態であり、代表格は米国カリフォルニア州サクラメントで創業したタワーレコードと、英国ロンドンで創業したHMV(源流はベルリナーの創業した英グラモフォンに行き着く)、日本で創業した会社では新星堂や、山野楽器ツタヤなどがある。


*1 日本法人にリンクする。特記しない限り、以下同様。

次回に続く)


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Korzukhin
最近、MIDIをなかなか紹介できなくて、すみません。
ラスコフスキーの「おばあさんのお話(Old Woman's Tale)」Op.33 を聴いてください。

MIDIファイルは以下のページにあります。
知られざるMIDI

おばあさんはどんな話を聞かせてくれるのだろう? その土地に伝わる英雄の冒険譚だろうか。それとも、自分が若かった頃の話だろうか。だらだらと自分の感想を書く愚は避けたいのですが、この曲を聴くと、いつも遠い日のことを思い出します。多分、多くの方にはどうってことない曲だと思いますが、個人的にはグッと泣けてくる曲です。

CDは今のところ、BRIOSO レーベルから出ているポターニナ盤しかないようです。楽譜は世界大音楽全集・ロシアピアノ曲集1(音楽之友社)から。


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sky
音楽評論家の諏訪節生さんが先月3日に亡くなったそうです(「音楽現代」6月号による)。諏訪さんとは数回しかお目にかかっていないはずですが、いつも強い印象を受けていたような気がします。

あえて誤解を恐れずに言えば、辛辣な言葉の裏にも音楽と音楽家への深い愛がある方であり、鋭い眼光の影に人懐っこい笑顔と気の利いたウィットが溢れていた方でした。日本では昔から冷遇されている指揮者のユージン・オーマンディ(Ormandy, 1899-1985)を高く評価されていました。もっと多くのことをお聞きしたかった。

心からご冥福をお祈りします。


「巨匠亭家元」こと音楽評論家浅岡弘和さんのブログから
悲報

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学者のウソ
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書評/社会・政治


とても刺激的な本だ。書名だけを見て、「けしからん」と怒る学者・研究者もいるかも知れないが、本書は単なる学者・学界批判だけを行う本ではない。むしろ学者の権威を巧く利用して、自己が属する団体に有利な制度を実現させようとする官庁・大企業の中の「学歴エリート」に対する痛烈な批判を行う書である。

書名だけから「学問の世界は分からないし、関係ない」と思う人がいたら、また残念なことだ。本書が採り上げる問題は、「住基ネット」、「ゆとり教育」、「脱ダム論争」、「少子化論争」と、誰もが関わる問題である。




この本を読んで感じたことは、まず、いつの間にか自分が気付かない振りをしてきた世の中の問題の多さだ。「朝まで生テレビ」ではないが、社会には議論すべき問題が山積している。自分は「あぁ、その問題は複雑でね・・・」などと知ったかぶりをして、問題を直視していないだけなのではないかと反省した。

著者の見方がやや一面的で議論が粗く思えるかもしれない。問題の範囲があまりに広すぎて、細部までチェックが行き届かない問題はある。こんなに多くを敵に回した本は見た事がない。後は、読者一人一人が自分の問題として捉えていかねばならないだろう。

アルファブロガー小飼弾さんのブログから
書評 - 学者のウソ

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Record
前回からの続き)

こうしたネット上の「電話帳」には、大きな意義がある。それは、たとえホームページを持たない店であってもインターネット上で住所と電話番号の情報が表示できることである。試しに、いくつか店舗名を入れて検索してみればいい。ホームページを持たない店舗であるなら、ヤフー電話帳の情報が出てくるはずだ。このようにタウンページに掲載されている店舗や企業は今やホームページを持たずとも自動的にインターネット上に情報が表示されるようになり、検索できるようになった(*1)。

*1 Yahoo!電話帳は、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)と西日本電信電話株式会社(NTT西日本)が制作する「タウンページ」に基づいた「タウンページデータベース」を利用している。ただし地図情報は、ヤフー地図情報のものである。


 (2) グーグルマップ(Google マップ)から探す

インターネット上で地図や航空写真が検索できるようになって久しい。その中でも店舗情報を直接地図に表示し、地図上からお店を検索してしまおうというのがグーグルマップのやり方である。住宅地図最大手のゼンリンの地図を使用し、住所と地図とをマッチングさせ、提供している(*1)。

試しに、グーグルマップが参考例として挙げている「表参道 ケーキ」の場合だとこうなる。

「表参道 ケーキ」で検索

これは東京メトロ表参道駅(東京都港区)周辺のケーキ店を表示したものである。注目すべき点は各店舗の「詳細」の部分で、その店舗名での検索結果も表示されるようになっている。ということは、その店舗の公式ページが表示される可能性も高く、「地図→店舗位置→詳細情報」という情報検索の自然な流れが出来上がっている。

ここで池袋駅周辺のレコード店を探してみる。「お店やサービスを検索」を選び、左側の検索窓に探す商品の「CD」、右側の場所を入力する検索窓に「池袋」と入力し、二つ出てくるカテゴリの「CD・DVD・ビデオ店」を選択すると、以下のような結果になる(もう一方は、category: 中古CD・DVD・ビデオ)。

「池袋」、「category: CD・DVD・ビデオ店」

正確に言うと、このサービスは地域ごとの情報を検索できるグーグルローカル(Google ローカル)になるのだが、グーグルマップと一体で提供されているので、どちらから検索しても構わない。地域ごとの情報は、地図上で区分けされて提供される方が分かりやすい。ローカルな情報は地図上で確認してから行動するという当然の原理に基づくものである。

地図という平面のグラフィックで表現されるので、電話帳の文字情報よりも遥かに直感的に理解し易くなっている。複数店舗の位置関係の把握も楽に行えるので、多くの店を回りたい時に便利である。

ヤフー電話帳が「市区町村」といった区域内の「面」からのアプローチで、「渋谷区にあるレコード店の一覧」をリスト化する際に有効であるのに対し、グーグルマップは地図が指し示す中心となる「点」からのアプローチで、「渋谷駅近辺のレコード店の一覧」のリスト化に有効であり、それぞれの利点で使い分けることが重要である。

*1 平成17年7月14日付、株式会社ゼンリンデータコムのニュースリリースによる。
ゼンリンデータコムがGoogleローカルに地図情報の提供を開始!


 (3) レコードマップの可能性

レコード店のデータベースとして、学陽書房が発行するレコードマップが広く知られている。日本全国のレコード店について、住所・電話番号・定休日・開店時間・地図・特色がコンパクトに紹介されて年一回刊行されている。

筆者の手元にある98年度版を例に見てみると、掲載されている総店舗数は千三百軒を超え(通信販売の店舗はカウントしていない)、圧巻である。まず、大きな括りとして都道府県ごとに分けられ、さらに最寄り駅で分類されている。これはレコード店が駅前にあるという実態からの分類である。都道府県の順番は東京都、北海道、東北、関東(東京を除く)、北陸、甲信、東海、近畿〜九州、沖縄という並び方で、一目で「東京」を中心とした構成であることが分かる。

確かに、全体で498ページの記事の中で、東京は145ページと三割弱を占め、他を圧している(因みに第二位は大阪府で48ページ)。元々、昭和61年に出た「TOKYO RECORD MAP―音楽人間必読本」をルーツとしているのも一因だろう。二年後、「レコードマップ」と改題され、今日に至っている。


4313881085レコードマップ+CD ’08-’09 (2008)
編集工房球
編集工房球 2008-04

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次回へ続く)


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音楽CDは月にどのくらい買っていますか?どのようなアーテイストを買っているのでしょう?あと、買うきっかけってなんでしょうか?

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Twilight
英HMVグループ、日本事業を売却へ

まだ正式に発表されたわけではないけど、驚いた。既にアメリカ合衆国から手を引いているが、日本からも撤退するのか・・・。「売却」ということは店舗そのものは無くならないかも知れないが、それにしても。

渋谷のONE-OH-NINEに出来た第一号店に行ったのは、もう随分昔のような気がする。確か最初はクラシック売場が2階だった。そこからセンター街の現在の店舗に移転している。

HMV


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Compact Disc
≪はじめに≫

CDを探すにはどうしたらいいか。筆者の経験を踏まえながら、効率のよい探し方を考えていきたい。まずは、実際の店舗で購入する事例を考え、店舗を探すにはどうしたらいいかを検討する。次に、インターネット上の通販サイトで購入する事例に移り、そこでどうやって見つけ出すかを検討する。なお、それ以外の通販はここでは割愛する。

1 ≪実店舗を探す≫

 (1) レコード店はどこにあるか

店舗で購入するには、まず、店の場所が分からなければならない。レコード店があるのは昔から駅前や繁華街などの商業エリアの中心である。既に明治三十年代には、銀座や浅草といった繁華街に現在のレコード店の原型となる蓄音機とレコードを販売する店が開いていた。現在のCDショップでは再生装置の販売をあまり見かけないが、当時の最新技術であるレコードはその再生装置と共に売る必要があったためである。ベルリナー(Berliner, 1851-1929)が現在につながる円盤型レコードを発明したのが1887年(明治20年)であるから、実用化されたレコードは程なく我が国へもやって来たようだ。余談だが、ベルリナーはドイツ・グラモフォンの創設者でもある。

レコード店は駅前にある。もし、外出中にCDを買おうと思い立ったら、駅前に移動した方が見付かる可能性が高くなる。時代を追っていくと、明治期ではまだ鉄道の駅が商業エリアの中心とは言えない場合が多く(古くからの街道沿いの宿場町や大きな寺院の門前が繁華街であった)、レコード店も繁華街にはあったが、それが必ずしも駅前であるとは限らなかった。大正期から戦後にかけて次第に商業の中心地が鉄道の駅前に移る場合が多くなると、段々とレコード店も駅前に移るか、あるいは駅前のデパート・百貨店などに入っていくことが多かったものと思われる。そして、現在へと続いている。代表的なところを挙げていくと、新星堂山野楽器タワーレコードHMVだろうか。

さらに、ツタヤ(TSUTAYA)などの郊外型店舗が増加するのは昭和60年代以降のことである。先程のタワーレコードやHMVなども郊外のショッピングセンターにテナントとして入る形で郊外進出を果たしている。これらは、交通量の多い幹線道路沿いに建つ大規模な店舗であり、その道路を通行する者には否応無しに目に入るという性格の物なので、本稿では触れない。


 (2) ヤフー電話帳(Yahoo!電話帳)を活用する

実店舗を探すといっても、繁華街を闇雲に歩き回るのは合理的でない。まずは、店の位置を知る必要がある。ある業種に絞って探す場合、ヤフー電話帳は情報の宝庫である。ウェブサイトを持たない店舗でも電話帳に登録している限りは記載されている。ネット上のリストは人力で作成されるが故に、しばしば掲載漏れが生じるのに対し、店舗が行う電話登録を基にする電話帳はその恐れが少ない。誰かが頑張ってリストを作成しなければならないこともない。

例えば、多くのレコード店が集中している池袋に行く用事があって、池袋駅周辺の店舗を探してみるというケースを想定してみよう。JRや東武鉄道、西武鉄道などが乗り入れる池袋駅は東京都豊島区にある。

例:東京都豊島区の「CD、DVD、ビデオ店」

言うまでもないが、レコード店に限らず、電話帳では様々な業種を市区町村ごとに検索することが出来る。市区町村の括りでは大きすぎる場合、さらに小さい「町名」でも探せるようになっている。ここでは、池袋駅西口周辺を歩くと仮定して、その周辺の町名をヤフー地図から調べてみると、町名が「西池袋」であることが判明するので、「地域を絞り込む」からそれを指定する。

例:東京都豊島区西池袋の「CD、DVD、ビデオ店」

このヤフー電話帳では、地球儀形をしたアイコンをクリックすると、店舗の場所の地図が表示されるようになっている。

東京などの大都会では区の境界が繁華街の真ん中を通っている事例(新宿駅のすぐ南側を通る新宿区・渋谷区の境界線)もあるので、注意は必要だが、それでも利用価値は充分あると思われる。

次回へ続く)

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自分は人よりも音楽CDを買っている!と自負できる方下記の三つを教えてください!

せっかく見つけたCDが気に入らなかったら・・・
まさしくギガ級のブログ「GIGAZINE」から
CDを1分間に3万5000回転させると粉々に
見ていて、少し悲しいけど。

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新江ノ島水族館でこのブログを始めてから、もう1年半が過ぎていました。来てくださる皆さんのお陰です。ありがとうございます。

写真は去年の今頃に行った新江ノ島水族館です。

この写真は個人的に、ルドンの「アポロンの馬車と竜」を連想させるので、気に入ってます。

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