リャードフ(Liadov, 1855-1914)は、個人的には何か気になる作曲家だ。決して自分の好みにピッタリはまる作曲家ではないのだが(ピアノ小品を多く書いた作曲家なので本当は好みの作曲家なのだろうが)、ふと聴いてると「おっ」と思わせるところがある。

いい曲を書くのに仕事嫌いだったそうで、よくストラヴィンスキーの「火の鳥」に関するエピソードが紹介される。ロシアのピアノ音楽に興味の無い人でも、「火の鳥」のCDで必ず目にするだろう・・・ロシア・バレエ団のディアギレフ(ジャーギレフ)が最初、ロシアの民話「火の鳥」を題材にしたバレエの音楽をリャードフに依頼したのだが、一向に出来上がる気配が無いので、急遽まだ新進作曲家だったストラヴィンスキーに依頼し、大成功を収めた・・・

前奏曲 ロ短調 Op.11-1 は、仕事嫌いの人間が書いたようには思えない、深い情感がこめられた曲だ。悲しみと憧れが交差し、解決するかに見えるが、小品なので終わってしまう。

余談だが、当時、首都であったペテルブルクの音楽院でボルトキエヴィッチを教えている。


Liadov: Piano Works


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トラック3

リャードフ