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アルテュール・ヴァンサン・ルリエ(Lourié, 1892-1966)は、ロシアン・アヴァンギャルドを語る時、避けて通れない存在だ。

ロシアは史上初めて一国単位での社会主義革命を達成したが、それでも一見、「アヴァンギャルド(前衛)」とロシアは結びつきにくいような気がしてしまう。クラシック音楽に興味を持たない人なら尚更そうなのではないか。

その昔、「ロトチェンコの実験室」という展覧会を青山の方で観て、この時代に対する認識を一変させられた。今、見ても全く古さを感じさせない。「モダン」というか、「未来派」というか。本来、社会主義は未来に希望を持ったものだった。それが結局は一部の人間たちによって歪められ、国民を欺き、鉄条網を設けなくては国家を維持できなくなってしまったのは歴史が示すとおり。

「4つの小品」に収められる「ジーグ(Gigue)」はアムランが弾いていることもあって、ルリエの作品の中でもまだ知られている。下で紹介した盤の他にも、好事家なら絶対に知っているフズム音楽祭のライヴ盤が出ている。

何とも皮肉としか言いようのない古風な名を持つこの「ジーグ」を初めて聴いた時、音の連打に圧倒されて、全く理解できなかった。今も理解できているのかどうか覚束ないが、気に入っていることは確かだ。

皆さんも体験してほしい。お勧めするのは、アムランの「カレイドスコープ」。

Hamelin: Kaleidoscope

米国タワーレコードで聴いてください。
試聴リンク
トラック14

アルテュール・ヴァンサン・ルリエ