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ブログをやっていて、一番嬉しいのはやはり他の誰かと繋がることなのですが、素敵なブログと繋がったので、ご紹介します。

音楽ジャーナリスト林田直樹さんのブログ「LINDEN日記

前からお名前は少しずつ拝見していたのですが、以前、音楽之友社にお勤めであったとは知りませんでした。村上春樹の音楽評論がきっかけで繋がりました(先月26日の記事参照)。私はほとんど何も考えず、書いていませんが、さすがに林田さんは村上の評論を元に(おそらく御自身の分も含めて)音楽評論というものを考えておられるようです。


村上春樹「意味がなければスイングはない」(文藝春秋)を読んで


林田さんはその記事の中で「いまの音楽業界で流通している『プロ』の音楽評論は、自分自身について語ることを注意深く避けたところに成り立ってい」ることに疑問を感じておられるようです。

私は音楽評論に関しては無知の一介のサラリーマンなので、的外れなことしか書けませんが、自分自身について書くことが非常に危険なことは分かります。誰だって、個人的な体験だけをづらづらと書いた「エッセー」なんて読みたくないでしょう。そういうものは巷に溢れておりますが。そうした駄文に陥る心配を避けたいのではないでしょうか。もしも自分が著名な作家や音楽評論家であるなら、編集者から「エッセー」を求められもするでしょうが。

まぁ、事はそんな単純な問題だけでは無いと思います。かつて日本の著名な音楽評論家たちが高橋悠治に「だれもが音楽との『出会い』を書くことで、音楽論に替えようと」している事を批判されたことも手伝っているのでしょうか。個人(特殊)から誰でも(普遍)へ。それを媒介するのが言葉である。文学も文芸も分からない門外漢なので、ここまで。

林田さんは先月のナクソス・ミュージック・ライブラリー発表記者会見にも同席されています。誰もが芸術に触れられる時代へ。勿論、同ライブラリーは完全に聴く為には月額1890円(税込)を払う必要はありますが、知られざる作品が世に広く聴かれ、我々も知りうるチャンスが広がった事は間違いないでしょう。これからは林田さんを勝手に「大先達」として仰いでいきたいと思います。

最近も高橋悠治は精力的に活動しているようで、今年度の「小林秀雄賞」を受賞された茂木健一郎東工大客員助教授との対談があった模様。うーん、「小林秀雄賞」かぁ。