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Rachmaninov
ラフマニノフ(Rachmaninov, 1873-1943)がモスクワ音楽院の学生時代に書いた作品はいくつか残っていて、この大作曲家の軌跡を辿っていく上で見逃せない資料となっている。そして、耳を傾けるべき作品があることも確かで、単なる資料収集に終わらない楽しみを好事家に与えている。

ホ短調のカノン(Canon)は恐らく作曲家17歳の1890年頃に書かれたとされている。わずか60小節ほどの中にメランコリーと叙情が巧みに組み合わされていて、既に彼の作風が完成している。

以前、「小品(Piece)」とか「カノン」とか呼ばれていたニ短調の作品があるが、近年、「フーガ ニ短調」という作品の一部分を成していることが分かった。つまり、この曲とは全く別の作品である。詳しくは以下の雑誌「ユリイカ」5月号での高橋健一郎「ラフマニノフのピアノ曲・協奏曲」を読んでいただきたい。

ユリイカ 第40巻第6号―詩と批評 (40)
今月号の雑誌「ユリイカ」はラフマニノフ特集で、高橋健一郎さんや室田尚子さんが文章を寄せている。

そして、映画「ラフマニノフ ある愛の調べ」が公開中です。ささやかながら、それに合わせて私のMIDIも公開します。

知られざるMIDI
これまで(24の前奏曲に入らない)「前奏曲 ニ短調」と「幻想的小品 ト短調」を作った。それぞれ作曲家の四十代、二十代の作品だった。今回は十代後半の作品なので、またそうした意味でも聴き比べていただければ幸いです。

有名作品はMIDIでなくても演奏会やCDで聴けるので、そうした隙間を埋めるような知られざる作品のMIDIを作っていくつもりです。


このカノンは有森博さんのCDに収められています。
何度も言うようですが、お薦めします。

B00005HNZZラフマニノフ:音の絵
ラフマニノフ 有森博
フォンテック 2000-10-21

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