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「フリーの百科事典」であるウィキペディアは、今日現在271言語の版が存在している。それを271言語の辞書として使ってしまおう。

もっとも、珍しい言語では記事数が百に満たないものもあって、それでは役に立たないかもしれないが、記事数が三百万を超える英語を筆頭に、独語(九十万超)、仏語(八十万超)、ポーランド語、我が日本語、伊語が六十万を超え、続いて蘭語、スペイン語、ポルトガル語が五十万超と、よほどマイナーな言語以外は、充分実用に耐えうる規模の「辞書」となっている。


ロシア語で「猫」を何というか調べたい時は、日本語のウィキペディアの「ネコ」のページから、左端にある「Русский」(ロシア語版)のリンクを押すだけである。

すぐに、「Кошка」だと分かる。


4000222058ウィキペディア革命―そこで何が起きているのか?
Pierre Assouline
岩波書店 2008-07

by G-Tools



自分が調べたい言語は、「全言語版の統計」に全言語の一覧が出ているので、覚えてしまったほうが早い。

English   英語
Suomi    フィンランド語
Ελληνικά  ギリシャ語
粵語      広東語
العربية
↑アラビア語(右側に書けないので、下に書く)



この記事を考えている間に、gintacat さんのブログで「自転車」の各国語の話題が出た。




こういうように辞書として活用できるのは、ウィキペディアが一言語の中だけで閉じているのではなく、多言語間に渡るリンクの構造を持っているからである。

ウィキペディア論

一つ一つのページは他の言語でも作られ、それらは相互にリンクで繋がり、各国語版のウィキペディアが系統樹の森を形作る。



もともと、なぜウィキペディアは検索結果の上位に来るのかというSEOの問題を考えているうちに、ここまで来たのだった。



はたして、同じように考えている先達は、やはりいらっしゃった。


Wikipedia研究所――Wikipedia翻訳辞書-Lab

本研究では,Wikipediaの言語間リンクだけでなく,リダイレクトページやアンカーテキストなどの情報を利用し,再現率を向上させ,適合率を向上させるためのアルゴリズムを提案している.







多言語間に開かれているというのは、実はとても重要で、日本でしか知られていないもの――例えば、日本文化――を世界中の人にPRする手段ともなりうる。



いや、我々の知らない間に、もう世界中の誰かが日本文化を広めだしているかもしれない。