文献表記法を考えてみたい。参考例とするものは、実際に最近筆者が気になった実在する文献です。そうした文献を備忘録代わりに記していきます。


まずは、週刊誌から。

横田増生「ユニクロ潜入一年」『週刊文春』2016年12月8日号(第2899号)、22-27頁、文藝春秋。

週刊文春は、各頁の上の隅に「2016.12.8」と、裏表紙に「2899」と識別子が打たれているので、それを活用して判別したい。だが、巻数と号数で表記する方法(ちなみに第58巻47号)も一般的であるので、両方で表記できれば(冗長ではあるが)親切であろう。


「『豊田真由子』その女代議士、凶暴につき」『週刊新潮』2017年6月29日号(第62巻25号)、26-29頁、新潮社。

かたやもう一方の雄、週刊新潮は表紙に「25」と年毎の号数が表記されているので、それを活用すべきか。おそらく毎週購入する人が順番通りに並べやすいようになっているのだろう。新潮では各頁の下の隅に「'17.6.29」と打たれている。ちなみに、この号の通巻は第3093号。

雑誌の場合、アカデミズムの世界では学術雑誌が念頭にあるので、必ず「巻数号数」表記か、「通巻」表記を求めてくるのだが、週刊誌では絶対に「年月日号」表記が欠かせないだろう。ただ発行日と発売日(一般的に発行日の七日前)を混同しないよう注意が必要だ。




次に、新聞記事。

「アマゾン、国内1兆円超 16年度本社調査」日本経済新聞、2017年6月28日付朝刊、東京、1面。

日本経済新聞社による小売業調査の結果をまとめた記事。新聞にも「通巻」があるが、これで探す人はまずいないのではないか(沢山いらしたらごめんなさい)。日付と朝夕刊の区別と(新聞によっては)東京版か、大阪版か(西部版か)。最後に何面か。



「戦前生まれの名門9ホテル 訪日客獲得へ連携」同、2017年8月1日付夕刊、東京、1面。
 
記事内で「クラシックホテル」と説明。内訳は日光金谷ホテル、東京ステーションホテル、ホテルニューグランド、富士屋ホテル、川奈ホテル、万平ホテル、蒲郡クラシックホテル、奈良ホテル、雲仙観光ホテルで、どこも一度は泊まってみたい宿ばかり。