知られざる佳曲

   一. クラシックを中心とした音楽が好きです。
   二. 素人ですが、著作権や著作権法について考えたり、情報検索について書いたりしています。
   三. アマゾンの深層webや物流に関心があります。

カテゴリ: MIDI

ラフマニノフ

有名な「24の前奏曲」の他にも、ラフマニノフは数曲の「前奏曲」と名がつくピアノの小品を書いていて、前にロシア革命のさなかに書かれたニ短調を採り上げたことがある。

今回採り上げるヘ長調のプレリュード(Prelude in F major)は、モスクワ音楽院在学中の1891年に書かれた。まだ18歳の作曲家はキャリアの最初期にあたり、この曲とニ短調とで時期的には、ちょうど24の前奏曲を挟み込む形になっている。


彼独特のノスタルジーと憧れとが交錯する中、さざめきのような高音部が何度か上り詰めて、再び憧れと追想の中に戻っていく印象深い小品である。

おそらくは作曲家は気に入っていたのだろう。チェロとピアノのための作品に編曲し、東洋風舞曲(Danse Orientale)と共に、「チェロとピアノのための2つの小品」Op. 2 に纏め上げた。


またMIDIを作ったので、聴いていただけたら幸いです。

知られざるMIDI


そして、真価はCDでご確認を。

Rachmaninov: Thirteen Preludes, Op. 32; Prelude in F major; Prelude in D minor
Rachmaninov: Thirteen Preludes, Op. 32; Prelude in F major; Prelude in D minorSergey Rachmaninov Howard Shelley

Hyperion 1993-11-11
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チェロとピアノの方は比較的に手に入りやすい。


B00005FLTNラフマニノフ:チェロ・ソナタ
ハレル(リン) ラフマニノフ アルツシュラー
ポリドール 1997-05-25

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もうすぐDVDでラフマニノフに会える。

ラフマニノフ ある愛の調べ [DVD]
ラフマニノフ ある愛の調べ [DVD]

映画館で会えなかった人は是非。




ラフマニノフ
スクリャービンの若い頃の作品が独特の輝きを持っているように、同時期にモスクワで席を並べて学んでいたこの巨匠の作品にもまた、他の作曲家では置き換えることの出来ない瑞々しさがある。

私が一時期なぜかラフマニノフの作品から離れ、また聴き直すきっかけになったのが、偶然手に入れた初期作品集のCDだったので、個人的にも思い入れがある。


無言歌(Romance sans paroles)ニ短調は、モスクワ音楽院のアレンスキー(Arensky, 1861-1906)のクラスで書かれた。作曲家はまだ13歳くらいであったと見られている。その時の楽譜は残念ながら散逸してしまったが、後年、リーゼマン(von Riesemann, 1880-1934)がラフマニノフの伝記を書く際に思い起こし、巻末に収められた。

後に思い起こされたとは言え、最も初期に書かれた作品であるこの小品は、激情を排し穏やかに歌われた無言歌である。その後、重要な作品で何度となく使われるニ短調であることも興味深い。

ラフマニノフの初期の作品について、「ユリイカ」ラフマニノフ特集号に興味深い文章があった。

ストラヴィンスキー(Stravinsky, 1882-1971)が、ラフマニノフの芸術について語った文章を訳したものである。

私はラフマニノフのもっとも初期の作品を憶えている。それらは「水彩」で書かれており、新たにチャイコフスキーから影響を受けた歌曲やピアノ小品などであった。その後、二五歳でラフマニノフの音楽は「油絵」に転じ、非常に古めかしい作曲家になったのだ。


太田峰夫「『二者択一』を越えて―西洋音楽史の中のラフマニノフ」
当該部分は、Igor Stravinsky and Robert Craft, Memories and Commentaries, Faber and Faber: London and New York, 2002 からの太田による訳出


479170178Xユリイカ 2008年5月号 特集=ラフマニノフ
青土社 2008-04-28

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ラフマニノフにとっての25歳とは、第一交響曲初演の失敗による苦悩の日々であった。この時期、ほとんど作品は書かれなかった。水彩と油絵という対比は見事で、ストラヴィンスキーが実はラフマニノフをよく聴いていたのだと実感させられた。

ラフマニノフの知られざる小品は、水彩で書かれたものが多い。この作曲家の全貌を知る上でも、一つでも多くの作品を紹介していきたい。


この曲のMIDIを作りました。聴いていただければ幸いです。

知られざるMIDI



この曲の真価は、MIDIではなくCDでご確認ください。


B000002ZIXRachmaninov: The Early Piano Works
Sergey Rachmaninov Howard Shelley
Hyperion 1993-11-12

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Rachmaninov
ラフマニノフ(Rachmaninov, 1873-1943)がモスクワ音楽院の学生時代に書いた作品はいくつか残っていて、この大作曲家の軌跡を辿っていく上で見逃せない資料となっている。そして、耳を傾けるべき作品があることも確かで、単なる資料収集に終わらない楽しみを好事家に与えている。

ホ短調のカノン(Canon)は恐らく作曲家17歳の1890年頃に書かれたとされている。わずか60小節ほどの中にメランコリーと叙情が巧みに組み合わされていて、既に彼の作風が完成している。

以前、「小品(Piece)」とか「カノン」とか呼ばれていたニ短調の作品があるが、近年、「フーガ ニ短調」という作品の一部分を成していることが分かった。つまり、この曲とは全く別の作品である。詳しくは以下の雑誌「ユリイカ」5月号での高橋健一郎「ラフマニノフのピアノ曲・協奏曲」を読んでいただきたい。

ユリイカ 第40巻第6号―詩と批評 (40)
今月号の雑誌「ユリイカ」はラフマニノフ特集で、高橋健一郎さんや室田尚子さんが文章を寄せている。

そして、映画「ラフマニノフ ある愛の調べ」が公開中です。ささやかながら、それに合わせて私のMIDIも公開します。

知られざるMIDI
これまで(24の前奏曲に入らない)「前奏曲 ニ短調」と「幻想的小品 ト短調」を作った。それぞれ作曲家の四十代、二十代の作品だった。今回は十代後半の作品なので、またそうした意味でも聴き比べていただければ幸いです。

有名作品はMIDIでなくても演奏会やCDで聴けるので、そうした隙間を埋めるような知られざる作品のMIDIを作っていくつもりです。


このカノンは有森博さんのCDに収められています。
何度も言うようですが、お薦めします。

B00005HNZZラフマニノフ:音の絵
ラフマニノフ 有森博
フォンテック 2000-10-21

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ナイジェル・ヘス(Hess, 1953- )が映画「ラヴェンダーの庭で(Ladies in Lavender)」のために作ったヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲(Fantasy for violin and orchestra)は、フィギュアスケートの浅田真央(Mao Asada, 1990- )選手が使ったことで話題になった。


因みにサントラはジョシュア・ベル(Bell, 1967- )が弾いている。

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YouTube で試聴できるのに、MIDIを作るのも・・・なのですが、2008年3月号の月刊ピアノ誌にピアノ版の楽譜が出ていたので作ってみました。

著作権料をJASRAC に払ってくれるマイサウンドで公開しています。マイサウンドさん、ありがとうございます。

現在、マイサウンドが終了したため聴けなくなっています。ごめんなさい。



この曲の楽譜(ピアノ版)が収録された月刊ピアノ2008年3月号
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浅田真央選手が実際に使っている映像(YouTube)






テレビ放送では「ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジア」と言ってましたが、正しくは「ファンタジー(Fantasy)」のようです。

以下のCDにもこの曲が収められています。
フィギュア・スケート・ミュージック 最新グレーテスト・ヒッツフィギュア・スケート・ミュージック 最新グレーテスト・ヒッツ
ヴァリアス

SMJ(SME)(M) 2007-12-18
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2014年10月追記:町田樹選手が今シーズンのショートプログラムで同曲を使用するとのこと。楽しみ。
2016年6月追記:宇野昌磨選手が今シーズンのショートプログラムで同曲を使用するそうです!
2016年11月追記:永井優香選手が今シーズンのショートプログラムで同曲を使用しています!


ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー
ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジア


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Riesengebirge
ようやく三曲目「曙」のMIDIを作ることが出来、パルムグレンの「3つの夜想的情景」が完成しました。

第三曲「曙(Sarastus)」
知られざるMIDI


これも聴いていただいた、皆様のお陰です。
ありがとうございます。

パルムグレン/3つの夜想的情景 Op.72



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夜
Photo by Wilfredo R. Rodriguez H.

先月、パルムグレンの「3つの夜想的情景」の第一曲「星はまたたく」のMIDIを作りました。

パルムグレン/3つの夜想的情景 Op.72

何も反応が無いのも寂しいなぁと感じていたので、「反応を見てから」第二曲以降を作りますとしたら、このサイト始まって以来の(アフィリエイトの)反応が出ました。ありがとうございました。皆様から頂いた浄財を新しいMIDIを作るための楽譜購入費用に当てようと思います。

そして、なんとか作り上げました。聴いていただければ幸いです。
第二曲「夜の歌(Yön laulu)」
知られざるMIDI


次の曲(最後の曲)も作りますので、よろしくお願いします。

パルムグレン ピアノ名曲集




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夜空
パルムグレン(Palmgren, 1878-1951)はボスニア湾に臨むフィンランド西部の都市ポリに生まれた。生前ピアニストとしても教育者としても名声を得ただけあって、作品はピアノ曲が多い。

「3つの夜想的情景(Kolmikohtauksinen nocturno)」は、アメリカで教鞭をとっていた(創立されたばかりのイーストマン音楽学校で教えていた)1922年に書かれ、「星はまたたく」、「夜の歌」、「曙」の3曲から成っている。

「星はまたたく(Tähdet tuikkivat)」は、右手の旋律がほぼト音記号の五線譜の外側で展開する北欧の夜空の情景描写。左手もほとんどへ音記号のお世話にならない静けさに満ちた音楽。
「夜の歌(Yön laulu)」は、打って変わってまるで夜の海のうねりのような低音部が黒い悩ましい思いを紡ぎだす。
「曙(Sarastus)」は、静かにではあるが、何かが始まる予感の中で、不安と希望が綯交ぜになった密度の濃い小品。


↑この先の楽天ブックスでも試聴できるようです。驚きました。
舘野泉による「フィンランドピアノ名曲ベストコレクション第1集」から。


第一曲「星はまたたく」のMIDIを作りました。
知られざるMIDI
   第二曲以降はアフィリエイトの反応を見てから、作ります(いや、怠惰の言い訳です)。

追記(2月3日):第二曲「夜の歌」も作りました。
追記(2月21日):第三曲「曙」も作り、組曲が完成しました。

今年もMIDIを作っていきたいので、どうかよろしくお願いします。

by カエレバ




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Rachmaninov

有名な「鐘」のプレリュードが入っている曲集も「幻想的小品集(Morceaux de fantaisie)」と呼ばれていて、他にも「幻想」が付く曲集があるが、恐らくは最も聴かれる機会の少ない「幻想」だろう。

第一交響曲初演(1897)の失敗から立ち直る途上で、幻想的小品(Morceau de fantaisie)は書かれた。無窮動で進む目まぐるしい作品で、シャガールの絵がそうであるように、「重力」をほとんど感じさせない。個人的には彼の作品の中で最も「幻想」が似合う作品だと思っている。

第二ピアノ協奏曲の圧倒的な成功(1901)までの、この「失意」の期間に書かれた作品は少なく、音の伝記記録という意味からも興味深い。



MIDIを作ってみました。実際このページをご覧になっている方達は結構ピアノがうまい方が多いようなので、とても怖いのですが、今日も勇気を振り絞って載せてみます。
知られざるMIDI

お薦めできるCDを以下に紹介します。

まずは、ハワード・シェリーの全集からの分売の一枚。主に作品番号を持たない作品が収録されています。自分がややラフマニノフから離れていた時代に買って、あらためて興味を持ったCDということでも思い入れがあります。

B000002ZIXRachmaninov: The Early Piano Works
Sergey Rachmaninov Howard Shelley
Hyperion 1993-11-12

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続いて有森博の一枚。数少ない国内盤でもあります。「音の絵」全曲と、その余白に作品番号を持たない小品が収められています。私は、有森博のロシア音楽の解釈には全幅の信頼を置いています。

B00005HNZZラフマニノフ:音の絵
ラフマニノフ
フォンテック 2000-10-21

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ラフマニノフ(Rakhmaninov)のピアノ曲を、【オンライン】で【無料】で聴けるサイトを教えてください。MIDI, MP3などフォーマットは問いません。網羅的にアップされているサイトがあるとベストです。

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Tchaikovsky
チャイコフスキー(Tchaikovsky, 1840-1893)のピアノ曲「熱い告白(Aveu passioné)」のMIDIを作りました。もう二年も前に紹介した曲です。

知られざるMIDI

その時の記事:チャイコフスキー/熱い告白(1892)

よくチャイコフスキーの他のジャンルの曲と比べて、ピアノ曲は詰らないという意見を耳にするが、それは詰らない曲を聴いているというより、熱意の籠められていない演奏を聴いているからだと思う。少しマイナーな部類のチャイコフスキーの曲は途端にCDが見付からなくなる。有名曲なら誰もが知っているのに。

そうした演奏者の少ない曲は、参考にするものが少ないだけに気を付ける必要がある。という訳で、参考にするものが少ない私のMIDIも注意してください(苦笑)。


だから、CDもお薦めしておきます。
チャイコフスキー:「四季」/瞑想曲 他


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Cloud boat
この前、紹介したチュルリョーニス(Čiurlionis, 1875-1911)ピアノ作品全集の冒頭にあった曲のMIDIを作りました。

知られざるMIDI

「楽興の時(Muzikinis momentas)」嬰ヘ短調(VL163)は、わずか20小節の小品で1899年の秋に書かれたと見られている。生前には出版されなかった。ラフマニノフの同名の作品(1896年)に何らかの影響を受けている可能性もあるが、素朴でありつつも憂いを含んでいて、すぐに彼の作品だと分かる。



チュルリョーニスの絵画作品「雲の船」


この作品に限らず、彼の作品は短くとも独特の余韻を持っていて、秋の夜長に合うと思う。多分、こうした作品を日記代わりにチュルリョーニスは書き続けていたのではないだろうか。全くの個人的な感想だが、スクリャービンの初期の短いプレリュード群にも、彼の日々の一瞬の感情を書き綴った日記のようなものを感じている。それらは音楽史上で言及されることも稀な作品たちで、いつも共感できる人間が探し当ててくれるのをひたすら待っているように思える。


そして、驚くべきことにナクソス・ミュージック・ライブラリー(NML)で試聴ができるようになっていた(30秒間)! 様々なレーベルを取り扱うことは知っていたが、こんなマイナーなレーベルが入ったことに吃驚。

13264-2 CIURLIONIS: Complete Piano Music, Vol. 4

「チュルリョース」となっているのがご愛嬌だが、それでも聴ける価値は大きい。

リトアニアを含むバルト地域の歴史については以下の本をお薦めします。

物語 バルト三国の歴史―エストニア・ラトヴィア・リトアニア (中公新書)物語 バルト三国の歴史―エストニア・ラトヴィア・リトアニア (中公新書)
志摩 園子

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Rachmaninov
ラフマニノフ(Rachmaninov, 1873-1943)は、十代の終わり頃から三十代の前半にかけて「24の前奏曲」を完成しているが、それ以外にも「前奏曲」として知られるピアノ曲が存在する。「1917年11月14日」という不穏な日付(ユリウス暦)が刻印されるニ短調の小品がその一曲である。

実際には、作曲家の死後に出版された際、出版社が「前奏曲(Prelude)」と付けたようで、「アンダンテ・マ・ノン・トロッポ(Andante ma non troppo)」の楽想しか書かれていない曲だが、革命後はほとんど創作から離れてしまったと言ってもいい彼の「創作の晩年」に作られた作品であることだけでも、興味を惹く小品である。

曲は、作曲家が生涯にわたってよく使ったニ短調で書かれている。まるで何かを予兆するような鐘の音に引き摺られつつ、静寂と不安の中で始まり、やがて靴音か銃声か分からない不気味な断続音に遮られ、また鐘の音が聴こえたところで幕を閉じる。

「世界を揺るがした」社会主義革命が始まったのが10月25日だから、まだ一月も経たない頃である。この頃とこの曲に関する日本語でのほとんど唯一の文献であると思われるバジャーノフ著「伝記ラフマニノフ」(小林久枝訳)には、こうある。

 モスクワはコルニーロフの反乱のあと、治安が乱れていた。夕方になると町は死に絶えたようになった。装甲車が窓ガラスをゆすって通り過ぎた。
 モスクワの演奏会はすべて中止されていた。ラフマニノフひとりどうして演奏することができよう!
(中略)協奏曲の改訂に続いて、彼はもうひとつピアノのための小品を作曲した。曲は彼にとって不可避のニ短調で、十一月十四日の日付が入れてあり、非常に暗い烈しいものだった。
 存命中彼はほとんどその曲を弾いたことがなく、また誰にも見せなかった。多分そこには、他人に干渉されたくない、あまりにも個人的な感情があったからだろう。
(中略)ラフマニノフは同じ建物に住む人たちと話し合いをし、彼らと一緒に遠い闇の中でときどき震える銃声を聞きながら、ストライストノーイ街の家で熱心に夜の当直をした。


伝記 ラフマニノフ
伝記 ラフマニノフニコライ バジャーノフ 小林 久枝

音楽之友社 2003-07-01
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おすすめ平均 star
starそれでもやはり感動した。
starラフマニノフとロシア文学が好きな人には星5つ
star小説の形式で書かれた真実

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「24の前奏曲」は、数え切れないほど音源が存在するのに、この曲はなかなか手に入りません。ラフマニノフを知る上でなかなか無視できない作品だと思います。MIDIを作ってみたので聴いてみてください。
知られざるMIDI

とは言え、やはりMIDIでは心許ないので、この曲が収録された代表的名盤を紹介します。ハワード・シェリーによる独奏曲全集からの一枚です。

Rachmaninov: Thirteen Preludes, Op. 32; Prelude in F major; Prelude in D minorRachmaninov: Thirteen Preludes, Op. 32; Prelude in F major; Prelude in D minor
Sergey Rachmaninov Howard Shelley

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Aivazovsky
カトワールの「幻想エチュード」Op.12-4 をMIDIで作りました。

知られざるMIDI


「幻想エチュード(Étude fantastique)」Op.12-4 は、不穏な空の下を吹きすさぶ風が、すぐに嵐になって聴衆に叩きつけられる。だが、暴風雨でも少しも醜くないのがこの作曲家の本質である。当然のことながら作曲家は演奏者の気持ちを慮って楽譜を書き残すわけではないから、美しい嵐を表現するために演奏者は辛苦に耐えねばならない。アイヴァゾフスキーの絵に出てくる乗組員に対するように私は同情する。

それと比べるのは申し訳ないが、MIDIの作成も苦難の連続でした。大波に砕け散っています。


名前がロシア風でないこともあってか、いまだに忘却の彼方に沈んだ作曲家だが、それでも最近では「カトゥアール(Katuar)」としてウィキペディアに項目が立てられたようだ。私のMIDIだけでは良さは伝わらないと思うので、気に入った方はCDを聴いてください。


Catoire: Piano MusicCatoire: Piano Music
Georgi Lvovich Catoire Marc-André Hamelin

Hyperion 1999-12-14
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Korzukhin
最近、MIDIをなかなか紹介できなくて、すみません。
ラスコフスキーの「おばあさんのお話(Old Woman's Tale)」Op.33 を聴いてください。

MIDIファイルは以下のページにあります。
知られざるMIDI

おばあさんはどんな話を聞かせてくれるのだろう? その土地に伝わる英雄の冒険譚だろうか。それとも、自分が若かった頃の話だろうか。だらだらと自分の感想を書く愚は避けたいのですが、この曲を聴くと、いつも遠い日のことを思い出します。多分、多くの方にはどうってことない曲だと思いますが、個人的にはグッと泣けてくる曲です。

CDは今のところ、BRIOSO レーベルから出ているポターニナ盤しかないようです。楽譜は世界大音楽全集・ロシアピアノ曲集1(音楽之友社)から。


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C.P.E.Bach
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(Carl Philipp Emanuel Bach, 1714-1788)は大バッハの次男にあたる。大バッハが今では考えられないほど低く評価されていたこともあって、カールの生前は「バッハ」といえば、彼のことを指したほどだったと言う。


曲は、無窮動で何かに駆り立てられるように始まり、歌う間もなく終わってしまう。子供用の練習曲として扱われていると、鑑賞の対象と見られないのは世の常なので、あまり言及されていないように思う。そういう意味では、知られているが聴かれていない佳曲か。

MIDIを作ってみたので、聴いてください。
知られざるMIDI

結構、C.P.E.バッハのディスクがあることに驚き。
C.P.E.バッハ








最近、試聴できるものを紹介していませんでした(^^i)。すみません。

先日記事に書いたソルフェージェットを作ってみました。
楽譜って、いい加減だなぁ

この曲は、ピティナ・ステップの【発展1】課題曲に採用されています。


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Ciurlionis
ようやく公開できるレベルになったので、チュルリョーニスの二曲目のMIDIをアップしました。

夜想曲 嬰ハ短調 Op.6-2 (VL183)
知られざるMIDI

けだるく始まりますが、やがてヨハネの黙示録のように満天の星が地に落ちてきます。画家でもあるチュルリョーニスの神秘的なイメージの源泉はどこにあるのだろう。

MIDIの自信が持てないので、CDもお薦めしておきます。
Ciurlionis: The Complete Piano Music, Vol. 1Ciurlionis: The Complete Piano Music, Vol. 1
Mikolajus Konstantinas Ciurlionis Nikolaus Lahusen

Celestial Harmonies 2000-08-15
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ところで、私の使っているMIDI作成ソフト Studio ftn Score Editor は、画面に現れる五線譜に音符(♪)を貼り付けるタイプ(Graphical User Interface)の分かりやすいソフトですが、世の中には「c4 d e8 d4」みたいな記号と数字で記述しいくタイプ(Command Line Interface)のものもあります。例えば、LilyPond とか・・・少しだけやって挫折しました・・・。いや、殆んどやってないんだけど(ぼそっ)。

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Glinka-Repin

二月にご紹介する一曲目のMIDIは、かなり前に紹介したグリンカの夜想曲「別れ」です。なかなか曲の良い部分を伝えられないもどかしさを感じていますが、それが私の実力なのだと諦めました(- -i)。以前、友人に聴いてもらった時よりも前打音を短く修正してあります。
MIDI掲載サイト↓
知られざるMIDI

今年はグリンカ没後150年のメモリアルですね。

グリンカ/夜想曲 ヘ短調 「別れ」(1839)

やはりトロップ先生の演奏をお薦めします。依然として廃盤状態が続いていますが、そのうち「クレスト1000」になるかも知れないので待ちましょう。>コロムビアさん、お願いします。

アルバムの綴り2〜ロシアン・メアルバムの綴り2〜ロシアン・メ
トロップ(ウラジミール) グリンカ ボロディン

コロムビアミュージックエンタテインメント 2000-07-20
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Players
MIDIに関するサイトを探していたら、「プレイヤーズ王国」なる国に辿り着いた。

通常、MIDIでも生演奏であっても、著作権の残っている曲をアップロードするには、JASRACに許諾手続きと使用料の支払いを行う必要があるが、それをヤマハが代行してくれるそうです。ヤマハさんに深く感謝。

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Karel Masekカトワール(Catoire/Katuar, 1861-1926)はモスクワに生まれ、当地の音楽院で学び、教鞭をとり、そして、亡くなった。彼についての日本語の文献はほとんどないが、彼の音楽は少しずつ知られ始めている。
ロシアの巨匠たちが残した録音もあるが、やはり世界的に知られるきっかけを作ったのは間違いなくアムランによるピアノ作品集のリリースだろう。筆者もそれではじめて知った。馴染みにくい音楽だなというのが第一印象で、それ以来、CDも放っておいたが、ある日本人ピアニストの演奏を聴いてまた手に取る気になった。

「瞑想(Méditation)」Op.12-2 は、「4つの小品」作品12の第二曲目でアムランも収録している。頼りなげな音型があちらこちらとさ迷いながら、ついに頂点へと達し、粉々になって地面へと降り注ぎ、終わってゆく。アムランの恐らくは意図的な機械的な造型は、個人的にあまり好きになれないが、とはいえ、もって余人に代え難しというところなので、お奨めしておく。
まだまだいい曲を書いているようなので、今後も少しずつ探してみたい。

試聴できるサイトが無いようなので、MIDIを作りました。
知られざるMIDI

掲げた絵はアムラン盤のジャケットに使われていたカレル・マシェクの絵から。

B000038I6AGeorgy Catoire: Piano Music
Georgi Lvovich Catoire
Hyperion 1999-12-14

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高橋先生のサイトにはいつも感謝。
知られざるロシアの作曲家 カトワール

「遅れてきたロマン派たち」―アレンスキー、タネーエフ、カトワール

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Mussorgsky2先月紹介したムソルグスキーの「涙」をMIDIで作りました。

知られざるMIDI

今年も一つでも多くの曲をMIDIで作っていきたいです。
アフィリエイトも(できたら)よろしくお願いします・・・

田部京子さんが弾いていることを知りました。
廉価盤ですから、なお一層お薦めです。


ムソルグスキー/「涙」(1880)

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Faure
フォーレの「即興」のMIDIを作りました。
このブログが始まった頃に紹介した曲です。

知られざるMIDI


紹介した時の記事。
フォーレ/即興(Improvisation)嬰ハ短調 Op.84-5

経済的な意味からも手に入りやすく、お薦めできる演奏はユボーの全集盤でしょうか。
フォーレ:ピアノ作品全集(2)

ジェルメーヌ・ティッサン=ヴァランタンの演奏も捨てがたいです。こちらは輸入盤です。


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