知られざる佳曲

   一. クラシックを中心とした音楽が好きです。
   二. 素人ですが、著作権や著作権法について考えたり、情報検索について書いたりしています。
   三. アマゾンの深層webや物流に関心があります。

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はてなちゃん
本を出しました。

今年の4月1日の記事を憶えておいででしょうか。
今度、本になります(ブログの書籍化)

当ブログ初のエイプリルフール記事は様々な方面に反響を呼びました。なかでも、少し経った頃、ネット上でお世話になっている女性に「本はいつ出るの?」と訊かれた時には、やっぱりこういうネタは止めようと思いました。


その話とは全く関係なく、今般、ついに、共著の形で本が出ることになりました。今月出版され、もう本屋さんの店頭に並んでいます。


その本とは、「花とゆめ」でお馴染みの白泉社から出た「人力検索はてな」の質問と回答を集めた書籍「幕府を作りたいのですが」です。著者は「人力検索はてなの皆さん」で、その中に私が入っています。この前、献本が届きました。

大勢の中の一人なので「共著」と言うと怒られそうですが、私の回答もしっかり(unknownmelodies 名義で)載っています。どんな質問に回答したのかは内緒です。どうか、お手に取って頂けたら著者(?)冥利に尽きるというものです。

幕府を作りたいのですが

ただし、掲載された回答が良いものだったかと聞かれると・・・他には、もっといい回答をしている時があるんですねどねぇ。

うちの記事にも使わせていただいた「はてなちゃん」はid:km37(竹原)さんの創造したキャラクターです。可愛い。
id:km37 さんの日記から
めも

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Flying Disc
前回からの続き)

度々ですみません。少し加筆・訂正しています。

アマゾンは、ポータルサイトの後押しがある楽天ブックス(インフォシーク・楽天市場系)やセブンアンドワイ(ヤフー系)とは性格を異にしているように見えるが、実はサイト内検索でのノウハウを生かして開発された独自の検索サイトA9を運営している。少し前にはA9である程度検索するとアマゾンでの購入の際1.57%の割引を行うキャンペーンを実施していた。これは検索(未来の行動予測)と購買(過去の消費行動実績)とを結び付けるグーグルゾンの考え方を連想させる。

アマゾンが検索システムの開発に力を入れるのも、やはりネット通販ショップの宿命なのである。話題のCDならばトップページに置いてあり、わざわざ探す必要は無い。だが普通は、サイト上にある検索ボックス(サーチボックス)を使って探し出すことになる。これは当然のことなのだが、それでも往々にして精度のあまり高くないものに遭遇することがある。そのようなサイトでは在庫されているはずの商品がリストアップされない。トップページに並べる売れ筋商品の販売に力を入れて、その他が疎かになっているのかもしれないが、折角のチャンスをみすみす逃すことになり勿体無い。アマゾンはこれを防ごうとしているのだろう。


アマゾンのデータベースでは国内盤は日本語で、輸入盤は英語で表記されている。フランスやドイツにもそれぞれアマゾンのサイトが存在するから、もしかしたら、仏語や独語もあるのかもしれないが、大抵の輸入盤は「FROM US」か「FROM UK」と記載があるので、恐らくはそれぞれ米国、英国のアマゾンの在庫のものなのだろう。だから現時点では、英語で充分ではないかと思われる。

私がこのことを考え始めたきっかけは、音楽評論家飯尾洋一が開設しているクラシック音楽の総合サイト「CLASSICA」だった。そこにあるアマゾンの検索ボックスの下部には「国内盤は日本語で、輸入盤は英語で」とアドバイスが書き添えられていた。何気ない指摘ではあるが、実はアマゾンでの検索の本質を一言で言い表している。



アマゾンの標準型サーチボックス

自分が求めるCDを素早く探し出すためには、その通販サイトにある程度合った探し方をすることも考えなければならない。飯尾のアドバイスはそうした事情を極簡単な言葉で表した例である。

クラシック音楽であれば、

 作曲家名・曲名・作品番号(目録番号)・演奏者名・レーベル名・型番

などがキーワードとして考えられるが、輸入盤を検索する場合、正確なアルファベット表記が必要になる。ここで問題になるケースを幾つか例示すると、

・フランス語のアクサンや、ドイツ語のウムラウトなどが付いた特殊文字(éや、äなど)への対応
・キリル文字(ロシア語)などのラテン文字への置換
(Чайковский をTchaikovsky に。複数の表記がある例もある)

があり、特殊文字の問題を目にするのは、まず使用頻度が多い仏語・独語で、ついでスペイン語、西スラヴ語群(チェコ語、ポーランド語など)、北欧諸語その他といったところだろう。

ロシア語のラテン文字への置換には、また別の問題も横たわっている。アルファベットの読み方は各国で違うので、表記も異なる。
英:Tchaikovsky
仏:Tchaïkovski
独:Tschaikowski

輸入盤のブックレットを丹念に見た方ならご存知だろう。また、各国での代表的な表記を上に示したが、微妙な「ゆれ」も存在する。外国人の氏名を日本語で表記する際にもやはり「ゆれ」があるのと同様である。

以前はこれらの問題に対して、クラシック音楽作品名辞典くらいしか頼れる資料がなかったが、現在ではご存知のようにその作曲家に関するサイトなどを開けば、大抵は正式名称が正しいスペルで載っているので、それを使えばいい。

人力検索でよく「見つからなかったので教えてください」という質問を目にするが、これもネット上での適切なキーワード選択がなされれば解決できたタイプの質問であることが多い。だから、回答者はただ検索して回答を見つけてきただけなのではなく、検索の質が違ったと見るべきなのである。質問者だって検索はしているはずだ。


4385135479クラシック音楽作品名辞典
井上 和男
三省堂 1996-12

by G-Tools





次回へ続く)

情報検索では「Googleで見つからなければ、どこにもない」に近い状況が出来ましたが、商品検索はそこまで行っていません。情報検索がGoogleに集約された現在が来たように、インターネット上で売っている商品を一ヶ所ですべてまとめて検索できるようになると思いますか?

「CLASSICA」から
通販ブローカー、じゃなくて

あの名盤から50年。権利が切れるということは:日経パソコンオンライン


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理工系のネット検索術100 理工系のための情報収集術
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書評/サイエンス



ソフトバンククリエイティブが刊行するサイエンス・アイ新書の中の一冊。昨年は「グーグル完全活用本」をはじめ、多くの検索指南本が世に出たが、本書も題名に違わず、より良い検索によってより良い情報を収集する方法を伝える本である。

書名はロングセラー「理科系の作文技術」を連想させる。横書きの体裁で、一つ一つの検索テクニックを見開きの左側に文字説明、右側にそれを説明するWebページの画面というように、見開き二ページで説明してゆく。だが、その100のテクニック以外にも、同じキーワードを複数入力する方法(14ページ)、「〜」(チルダ)を付けて関連語や略語を検索する方法(60ページ)、ひところ話題になったフィルタリング機能の変更方法(36ページ)などの実用的テクニックが読者を待っている。

決して文系の読者が読めないものではない。私は完全な文系の人間だが、理解できない部分はなかった。たとえ最後の10〜15のテクニックが(理工系の)やや専門的な内容であったとしても、それ以外は学校や家庭、会社で十分役に立つ内容である。例えば、英語論文の把握のポイント(166〜169ページ)などは目から鱗が落ちた。いや、筆者の英語理解力が足りなかっただけなのかもしれないが、英語に自身の無い方は是非、一読を薦める。

内容は、まずグーグルの話題で始まる。基本的な検索方法から、英語版でしか提供されていない新しいサービスの説明と利用方法へと進む。次に、ウィキペディアからウィキメディアプロジェクトの全容へと話が移り、それがいかに学問探求に生かせるのかを少ない紙面でテンポよく説いている。




文系・理系に限らず、本書はこれから大学生になる人は必ず読んでおくべきである。だが「理工系」と銘打っているために文系の学生が手に取らないとしたら大きな損失である。出版社は恐らく「理科系の作文技術」のような読者層(論文を書く理科系学生・社会人研究者)を狙ったのかも知れない。そういう本があるかどうか寡聞にして知らないが、「大学生のためのネット検索技術」なる本はあるのだろうか? 無かったら、この本を推薦したい。当然この場合の大学生というのは「大学生以上(院生・社会人を含む)」の意味である。

そして、大学生になる人に読んでおいて欲しいということは、大学で教鞭を執る人や、図書館司書(情報学)の人にも当然、読んでおいて欲しい。知識というものは静かな読書の中だけでなく、裏技や試行錯誤の中にも現れるものだということが分かれば、より言葉に重みが加わるはずである。これからの日本は、本書の内容を最低限のベースとして動いてゆく国であって欲しい。


Si新書『理工系のネット検索術100 WikipediaからGoogle、NASAなど海外科学系サイトまで』概要

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みおさんに訊かれても、うまく書けなかった「試聴リンクの探し方」について書きます。

いつもお世話になっている yurikamome さんのブログ(クラシック・ブログ界では既に有名ですよね)で、先日話題に上がっていたシベリウスの組曲「カレリア」を例に、どうやって試聴リンクを探し出したかを紹介します。

まず、どこで試聴リンクを見つけ出すかを考えます。やはり、アマゾンです。輸入盤になってしまいますが、米国アマゾンで試聴できるものは、大多数がそのまま日本アマゾンでも試聴出来るようになっています。日本アマゾンの検索窓にキーワードを入れるだけです。

その際、キーワードは輸入盤なのでアルファベットで入れる必要があります。
作曲家名や曲名のアルファベットを知らない場合、どうするのか。
クラシック音楽作品名辞典で調べるのが一番いいですが、持ってない、あるいは、持ってるけど手を伸ばすのが面倒だ(私です-_-i)という場合は、ネット上で探しましょう。

一番楽なのは、表示されているジャケットから字を拾う事です。
ふむふむ、「Sibelius」「Karelia」か・・・
もしも、適当なジャケットが無い、あるいは字が見えないなどの場合は、その作曲家について詳しい方の力を借ります。大抵の作曲家なら、詳しい方がその作曲家についてのサイトを運営されています。作曲家名をグーグルで検索するだけで沢山出てくるはずです。
そうしたページの作品一覧表から、アルファベット表記を探します。
この時、ロシア語(キリル文字)のように見慣れない文字の言語はまた別の機会に書きます(多分・・・)。フランス語やチェコ語のように何か記号が付いている文字である場合、なるべく近い文字で代用するという逃げを使います。

なんか段々せこい話になってきた・・・

ともかくそうして検索すると(検索窓に「Sibelius」「Karelia」と入力)、
このCDがトップに表示されました。
実際には、yurikamome さんが紹介していたのはカラヤン/BPOの組み合わせだったので、違う方法で探し出してきたのですが、ともかく組曲「カレリア」を試聴することができました。

なんか、書かなかった方がよかったような気もするが・・・まぁ、いいか。

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