元号が令和にかわって最初の記事がこういう題名なのは、複雑な気持ちですが、今回は【緊急】の投稿です。アマゾンでクレジットカードを使って買い物をされている方は、いま一度、明細書で請求された内容をチェックすることをお奨めします。

請求者名「AMAZON.CO.JP」で、身に覚えのない請求が来ていませんか?



ブルームバーグで、本日(9 May 2019 = 令和元年五月九日)、以下の報道がありました。


アマゾン、昨年ハッカー被害に遭う−深刻な攻撃だったと英国で報告

記事の中で、ハッカーが「出品者アカウントに侵入し」たとありました。

先日、筆者のAmazonカードに身に覚えのない請求があるのを見つけました。筆者もご多分に漏れず、アマゾンで多くの買い物をしています。だから、5880円という比較的高額の請求が同じ日付で二件来ていなければ気が付かなかったでしょう。


西日本新聞でも同様の記事が出ていました。

「覚えのない請求」明細に アマゾン名義の不正利用多発 キャッシュレスに不安


筆者の場合も、アマゾンは詳しく話してくれませんでしたが、担当者は「お客様の名義で出品者アカウントが不正に作成され、11760円が請求されたようです」と言ってました。勿論、筆者は出品者アカウントを作ったことも、物を売ったこともありません。

アマゾンの担当者はとても感じのいい女性だったが、しかし「返金はアマゾン側ではできないので、カード会社に補償をお願いしていただけますか・・・」と歯切れの悪い言い方だった。おそらく上から、アマゾンが返金すると言質を与えてはいけないと言われているのだろう。

不正アクセスにあったのはアマゾンなのに、申し出が無ければそのまま顧客に払わせるというのは随分な話だと思ったが、埒があかないのでAmazonカードの発行者である三井住友カードに連絡をした。担当者の話では、(1)今のカードは現時点で利用停止となる。(2)再発行したカードは後日届く。(3)返金も後日になる(「一旦、この金額は引き落とす」という意味だろう)とのことだった。


三井住友カードが、アマゾンの示唆したとおり返金に応じてくれて助かったが、もしかしたら、両社の契約でそのことが決まっているのだろうか? 例えば、「アマゾン側のいかなる不備があろうと、三井住友カードが顧客に返金する・・・」と。もし、そうであれば、GAFA(現代世界を支配するプラットフォームを構築する四社――グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン――の頭文字)の代表格であるアマゾンは一方的に自社に有利な契約を結ばせている可能性があるのではないか。

そして、アマゾンは「個人情報」を盾に、あらゆる情報公開に応じない。先月から今月にかけて、AmazonプライムのCMを大量に流しているから、どこのテレビ局でもこの問題を扱えない。

この不正請求があってから、しばらくはアマゾンで買わず、Amazonカードが届いても、それを使うのを躊躇っていた。だが、それもほとぼりがさめると(以前ほどではないにしても)買ったり、使ったりという「日常」に戻っていた。

あぁ、GAFAって、本当に恐ろしいなぁ・・・とグーグルで検索し、iPhoneで連絡を取り、フェイスブックに投稿する日常なのです。あ、そうそうAmazonアソシエイトのリンクも貼らねば(←貼るのかよ)。