タイチさん 写真


COCOLO BLANDやDUB FACTORY、I-PATH、OIL WORKS、BLACK SMOKERなど、多くのブランドを取り扱っているストリートファッションショップ "blend"。
ここでは、ファッションアイテムに限らずCDなども取り扱っており、沖縄県産ヒップホップアーティストのCDも購入することができる。
そんな音楽との関わりも豊富なblendにインタビューを行うべく、オーナー"タイチ"にアタックを仕掛けた。



■よろしくお願いします! まずじゃあ「blend」の由来を一発目に。

blendの由来は、全然お店建てるとか計画する前、、、前の職場で働いていた時に妄想をしてたわけよ。
「自分がお店を建てたら、このブランドとこのブランドを置いて、、、」みたいな、そんな風にやったら楽しいだろうなーって思ってて。
それで、ある日寝てて、、、寝る前にこう、お店の名前付けるんだったらなんにしようかなーって考えていて、、、

■色々膨らましてた感じなんですね。

そうそう。で、そうなったとき、COCOLO BLANDとDUB FACTORYとI-PATHは絶対置くって決めてて、それぞれブランドのジャンルが違うから、ごちゃ混ぜなんだよね、結局。

■その3つのブランドは最初から決まっていたんですね。

うん。それで畑が違うしごちゃ混ぜなんだけど、俺は好きだからってなったときに、なんか最初に出てきたのがごちゃまぜ= "MIX"。
でも"MIX"って普天間の家具屋さんあるじゃんね。

■ "MIX life-style" ですね。

ずっと昔からあるし、(沖縄県の)中部に出したいけれども名前被るしなーって思ってて。
それで他なにがあるかなってなったときに、降りてきた。

■"blend"が?

"blend"が。
「blend!」ってなって、そのとき一緒に住んでいた彼女に、いきなり起きて「blendにするから!」みたいな(笑)

■ははは(笑) その時お店出すのは決まっていたんですか?

決まってないけど、お店やるんだったら俺は"blend"にするっつって。
で、その時は彼女に「はあ?」ってされた。それが由来。
寝てるときに妄想して出てきたっていう。

■前の職場っていうのはATOMICS(沖縄県内にあるチェーンのファッションショップ)でしたよね?

うん、ATOMICS。

■ATOMICSはどれぐらいの期間働いてたんですか?

ATOMICSは2年半ぐらいかなー。

■それは何歳の時くらいから?

20歳。20歳になった年から2年半。

■服が好きというか、服に関わる仕事をしていたい願望は昔からあったんですか?

いや、高校卒業してずっとぶらぶらしてたから。

■あ、そういう時期もあったんですね。

高校卒業して、すぐ内地に出稼ぎ行って、沖縄帰ってきてバイトして。
で、結局めんどくせーってなって、もう一回季節(労働)行こうってなって。
そっから帰ってきた時に、そろそろなんか自分がやりたいことしたいなーってなって、BMXもそんなに乗らなくなってたし。

■BMXやってたんですか?

そうそう。

■俺それ知らなかったかも。

高校のときに、、、いや、中3のときかな?
サッカーばっかやってたから、他の何かが欲しくてさ。
それで友達にスケボーとかBMXに乗っている奴とかがいたから、どっちかって思って、

■サッカーの合間の打ち込めるもが欲しかったってことですか?

そんな感じだね。サッカーの間にたまに息抜きできる程度に。
それで中3のときにBMX買った。

■サッカーはずっとやってたんです?

サッカーをずっとやっていたから、BMXはオシャレな感覚で乗る感じだよね。本格的にやるなんて思ってなかったし。
それから高校入って、サッカーやめて、ずっとBMXで遊んでて、

■高校では逆にBMXだったんですね。

うん。でもそんなに上手くもなくって(笑)

■そうなんですね(笑)

全然上手くなんなかった(笑)
それから高校卒業した後はBMX乗らなくなっていった。
でも洋服は好きでさ。興味あることって言ったら、音楽好きと、チャリ好きと、洋服好きって思って。
それで今は洋服。

■季節は高校卒業してすぐ行ったんですか?

すぐ大阪に出稼ぎ行った。
で、帰ってきてバイトして、また季節行って。
それから戻ってきてATOMICS。

■じゃあATOMICSからのblendなんですね。

あ、でも後一回季節行ったよ。金貯めるっつって。

■ATOMICS後に?

うん。

■じゃあ季節は3回行ってんですか?

3回行ってる。

■結構行っているんですね。

人生のリセットにはもってこいじゃんね。出稼ぎは。

■確かにリセットはできますね(笑) 働きに行った場所は、全部大阪なんですか?

いや、大阪は一回だけ。あとはどっちも名古屋かな。

■今blendでCOCOLO BLANDを取り扱っているのは、大阪に行ったっていう流れもあってなんですか?

いや。そのときはまだ関係者でもないからさ。
あっちでローカルの人とBMX乗っているときに、、、430ってブランドあるじゃん?

■ありますね。POD(那覇市にあるファッションショップ)で扱っているブランドですよね?

あの時代は430結構ゆるかったわけ。
で、結構ゆっくり、知る人ぞ知るみたいな感じでやっているときに、大阪に初めて入ったよって言われて、そっちのお店の人と、ローカルのライダーの人に連れて行ってもらったわけよ。
そこで、430見に行ったのに、COCOLOがあって。「なんじゃこりゃ!?」ってなって。そのときに初めて知った。

■そこですぐに気に入った感じなんですか?

いや、そのときは買わなくて。はじめて知ったっていうぐらいで。
430も欲しかったけど、買わなかったっていう感じで。

■でも430はオシャレですよね。自分も430は良いなって思います。

それから沖縄帰ってきて、その次に愛知県のデンソーに行ったんだよ。
そのとき豊田にDUB FACTORY置いてるとこがあってさ。遊びにいったら、そこでもCOCOLOあるわけよ。
そのときに初めて買った。「このブランドやっぱかわいい!」って思って。

■なるほど。そういう風にどんどん知っていったんですね。
話が変わるのですが、出身は宜野湾でしたよね?

そう。ずっと宜野湾。志真志小学校、嘉数中学校、宜野湾高校。

■RITTOさんとも一緒なんでしたっけ?

RITTOは大山小学校にちょろっとだけいて、そのあと石垣(島)行って、中学校から安岡中学校(那覇市)きて、

■高校は一緒ではなかったでしたっけ?

高校は一緒。

■そのときは誰が他に一緒だったんですか? チバさん(DJ CHEEBA)とかですか?

うん、チバーと、I-VAN。

■すごいメンツですね(笑)

たくさんいるけど、ストリートで皆が知っている人っていったら、RITTO、チバー、I-VANって感じかな。
中学校も一緒なのがチバーと、I-VAN。

■そのときからレゲエとかヒップホップとか、音楽はかなり好きだったんですか?

うん。でも最初に買ったのは普通のJ-POPとかだよ。
小学校のときはずっとJ-POPばっか聴いてたし。

■J-POPを聴いていてた時代とかがちゃんとあるんですね(笑)

だって急にヒップホップとか入れないよ、うちらの年なんて。
(DJ)PINさんも言ってたさ。TRFからって(笑)

■そうっすね(笑)いや、なんか今POPSとかを聴いているイメージが全然なかったので(笑)
音楽に興味がなくても、いきなりバンっとレゲエにやられたとか、そういう感じなのかなーって思っていました。

B'zとかも聴いてたし。B'z、T-BOLAN、ZARD、、、

■T-BOLAN懐かしい(笑)

TRFとかも聴いてたし。
普通にカウントダウンTVとか夜更かしして見てたもん。
当時はそんなに情報もないじゃんね?

■そうっすね。じゃあ音楽自体は普通にJ-POPをチェックしていたって感じなんですね。

小学校3年、4年くらいの時に、お家にラジカセが届いて。「なんだこりゃ?」って思ったら、「音楽を聴くやつだよ」って言われて。
で、兄ちゃんとおかーと田園書房(過去に宜野湾市にあった書店。CDの販売、レンタルなども行っていた)行って。
俺はクレヨンしんちゃんとかさ、そういうアニメ映画のサントラだったり、そういうのを見てたんだけど、
兄ちゃんはB'zとかT-BOLANとか調べてきてて、「やー今の時代こんなの聴くばーよ」って言われて。
で、俺T-BOLAN買わされて。

■お兄さんは年齢いくつなんですか?

俺の一個上。

■当時聴く音楽に差はあったりしました?

いや、音楽に興味を持ち始めたのは二人一緒。

■なるほど。ていうか田園書房懐かしいですね。あそこは割りと良いCDショップで、僕も中古CDとか探しに行っていましたよ。
それからはどんな音楽を聴いていたんですか?

BLANKEY JET CITYとか。

■へえ、そんなのも聴いていたんですね。色々ホントに聴いていたんですね。

SPACE SHOWER TVかなんかで、、、、、違うな。
なんか昔、夜中にやってたアングラな番組があって、それでBLANKEYの「ダンデライオン」、、、だったかな?
なにかで(宜野湾市)大山のところが使われていたんだよね。

■PVですか?

そう。大山のところでPV撮っている。
あと、ラジオとか聴いててさ。なんかそれでBLANKEYが出ていたら聴いたりしていて、なんかかっこいいってなって。
他にもTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTとか聴いていたし。
周りは皆ビジュアル系ばっかり聴いていたから、Xとかもある程度曲とかは知っているし。
LUNA SEAとかGLAYとかラルク(L'Arc~en~Ciel)とか、、、。
ラルクなんてライブ行ったからね俺。コンベン(宜野湾コンベンションセンター)に。

■マジっすか!? じゃあそれはホントに好きだったんすね?

うん、好きだった。
でも、そこの延長線上でハードコアがくるわけよ。だからXとか聴いてても物足りなくなってる自分がいて、、、

■よりコアなところに行ったんですね。

そうそう。それと小学校5年ぐらいからは洋服にもこだわってた。

■なるほど。そんな洋服が好きだという部分が転じて北谷にblendをオープンしたと思うのですが、どうして北谷にオープンしたんですか?

なんか、皆が那覇でドメスティックブランドとかを買っている時に、俺Ride Hot(北谷町でBMXを始めとするBIKEを多く販売しているショップ)で買ってたわけよ。

■BMXを中心にお金をかけていたんですか?

そう。バイトして金貯めて、BMXに金かけて、FOXのTシャツを着てた。
だからドメスティックブランドとかそんな知らなくて。

■FOXってBMXにも通じているブランドなんですか? 自分はあまり知らないのですが、モトクロスっぽいイメージを持っていました。

Ride Hotがモトクロスとかのパーツも置いていたから、それの流れでFOXとか着ていた。

■なるほど。ちなみに僕はタイチさんに対して音楽で言えばレゲエがすごく好きという印象を持っているんですが、レゲエはBMXをやっていたあたりから好きだったんですか?

そんときはレゲエ聴いていたね。
でも中3ぐらいかな? 中3ぐらいの時にBMXの先輩が「これ聴いてみー!」っていって三木道三の「MIKI-FM 1998メガヘルス」を持ってきて。そっからだね。
で、「おもしれー。これ何?」って聞いたら「レゲエ!」つって。
そこからレゲエばっか聴いてて。でもその時一緒にヒップホップも聴いていたんだよ。

■その時のヒップホップはどういったアーティストを聴いてました?

金無かったからさ。CDショップのヒップホップコーナーも少なくて。
とりあえず名前あるのを、、、、、ZEEBRAとか、YOU THE ROCK。

■代表的なアーティストだったんですね。

あとレゲエで言ったらMOOMINとかしかなくて。その中からジャケ買いしてた。
その中にBUDDHA BRANDの「人間発電所」もあって。

■おお、ジャパニーズクラシックじゃないですか!

だってあれ安いじゃんね。値段。

■確かにそうっすね(笑)

で、中学校の時に見て、なんかすごいなって思って。安いしジャケット厳ついし、買ってみようってなって。

■確かにジャケット厳ついですよね。DEV LARGEがズボンに札束突っ込んでるあたりとか(笑)

そんなこともあって聴いていた。
だからレゲエもヒップホップもどっちも聴いてはたんだけど、ヒップホップは洋楽の方がかっこいいと思ってて。

■それは意外ですね。

スタイルが好きだったな。あのダボダボした格好とか。

■なるほど。ではヒップホップで一番最初にやられたアーティストは誰ですか?

オリーブ(OLIVE OIL)さん。

■OLIVE OILさんなんですね。そう考えると、割りと最近なんですね。

でも、Nujabesとかは知ってたよ。聴いてたし。
レゲエばっか聴いてなかったから。他のやつもちょいちょいは知っていた。
MTV見たりさ、それでBusta RhymesのCDとかも持っているし。

■Busta Rhymesも意外ですね(笑) J Dillaとかも聴いてましたか?

全然わからんかった。ここ3年とか、4年くらいで知っていったよ。

■まあ、とりあえず一発目の"ガツン"はOLIVE OILさんなんですね。

そうだね。しかもさ、DJ SinkichiさんからCD貰ったわけよ。
blend開いて、それからRITTOもヒップホップ頑張ってんだって思っていて。

■そのときは現状のヒップホップシーンにそこまで触れていない感じだったんですか?

うん。だからblendに来るお客さんに教えてもらっていたもん。

■それは内地から帰ってきたからっていう感じですか? それとも単純に触れてなかったっていう感じですか?

単純にだよ。俺音楽のシーンとここまでリンクするなんて思って無かったからさ。お店開いた時。

■じゃあ最初から音楽的な繋がりを強くしようっていう意識はなかったんですね。

無かったよ。ただ俺はもともと音楽が好きだったからっていう。

■今blendに多くのCDやレコードがあるのを見ていると、完全に音楽とリンクしたお店になっているじゃないですか? それも最初から狙っているのかと思っていました。

いや、そんなことはない。

■流れのまま行ったらそうなったみたいな?

そうそうそう。だからオリーブさんのも、最初うちのお店に置きたくなかったもん。
俺聴いたばっかりだしって言って。他の人達みんなに当たったよ。

■そんな事があったんですね(笑)

うん。でも後々好きになった。
DJ TAKAYAっているでしょ? あの人が沖縄帰ってきて、Sinkichiさんとかとリンクしてて。
音洞(沖縄市にあるCLUB。深夜喫茶という名目で営業をしている)とかで回していた時期で。
そのときにオリーブさんはSinkichiさんから教えてもらった。
あの、なんだっけ、、、"OIL WARS"?

■ああ、ミックスCDですよね。

そうそう。それとあとRUMIの声が入っているやつ。あの2つのCDが好きで。
その2つをSinkichiさんから、「タイチこれ聴いてみ」って渡されて。

■色々ありつつオリーブさんを知っていったんですね。

だからヒップホップはビートから入ってて、ラップから入っていないわけよ。
雰囲気で聴いているのかな。音楽に関しては。

■リリックの内容がどうだっていうことではないんですね。

かっこいいと思ったらかっこいいし。だからハードコア聴いて、それからレゲエに行っても、まだハードコアは好きだったし。
全然聴かないとかでは無かったわけよ。それと一緒だよ。全部。だから今でもレゲエ好きだし。
ただ昔のレゲエしか知らん。新しいやつはあんまりわかんない。

■今までの話しを聴いてると、思ったより雑食な感じなんですね。

音楽まで"blend"しちゃった感じだよね。

■そうですね(笑)見事に名は体を表したんですね。

名前から来ているけど、結局そういう風になる運命なのかなって思ったよ(笑)

■タイチさんの同級生は音楽をやっている人が多くいますが、音楽をやろうと思ったりしたことはありますか?

いや、俺はBMXやってての服屋なので。
音楽やっている奴がうちの服を着ているけど、どちらかと言えば最初はスケーターとかライダーの人達の方が着てくれるんじゃないかなって思っていたよ。お店的に。
でもCOCOLO BLANDもヒップホップっていう感じはしたんだけど、デザインが好きだったからバックボーンは関係なくて。
だからいきなり「TERRYさん(TERRY THE AKI-06)好きだろ?」って言われても、「いや、TERRYさんは後から知ったからさ」っていう感じだったから。

■なるほど。僕は逆にTERRYさんや韻踏合組合でCOCOLO BLANDを知っていったので、それは少し意外に感じますね。
では、今のblendやタイチさんという人間が形成される上で、影響を受けたアーティストはいますか?

Sinkichiさんかも。Sinkichiと早い時期に出会って良かったなって思う。

■Sinkichiさんとはどのタイミングで知り合ったんですか?

今のSinkichiさんの嫁がATOMICS時代の後輩で

■へえ。そんな繋がりがあったとは。

そう。それで内地から帰ってきて、お店の物件探している時期に、「タイチさんにでーじ紹介したいハコがある」って言われて。
最初は普通に拒否ってたんだけど、そいつがもう「お願いお願い!」ってしょっちゅう言われたから行ってみて。それでその時に初めてSinkichiさんと出会った。
だからアーティストで初めて友達になった人ってSinkichiさんかも。

■すごい巡り合わせですね。

その後もお店オープンしたときに来てくれて。
色々話聞いたら「この人めっちゃすごい人じゃん!」って思って。
そっから考え方とかも超影響された。

■本当に人間的な部分まで影響されたんですね。

ラヴ&ピース的なノリってあるさ? 「音楽で解決したい」とか。
そういう思いがとっても強くて、そんなしてまで考えている人とは初めて会ったし。

■確かにSinkichiさんはそういうマインドを持っているイメージがありますね。

ピースとかそういうのじゃなくて、ただ単に視野が広くなった。超ツンツンしてたからさ。

■そうなんですか?

うん。「友達いらん!」って思ってたから(笑)

■ははは(笑)

服屋をやるのに(笑)

■じゃあRITTOさんとかI-VANさんとの関わりが高校の頃からありつつも、めっちゃ遊んでいるわけではなかったんですか?

ちょー遊んでたよ。でも、高校2年くらいまでかな? 俺がサッカーやめてからあんまり遊ばなくなって。
そこであいつらがヒップホップハマってて。俺はレゲエが好きだったから。

■なるほど。では話を戻しますと、Sinkichiさんとは早い時期に繋がっていたんですね。blendがオープンしてからなのかと思っていました。

嫁さん繋がりだね。

■当時から嫁さんだったんですか?

いや。彼女でもなかった。

■じゃあホントに結構前なんですね。

そうだね。

■そんなタイチさんにズバリ聞きたいのですが、「洋服屋」という立ち位置にいて、ミュージシャンとかを見た時に、服装を気にしたりしますか?

うーん、、、RITTOがうちの洋服めっちゃ着てくれてさ。「しーじゃー」のPVの時からなんだけど。
俺あれ聞いてなかったわけよ。

■PVで着るってことをですか?

うん。それで着てくれて嬉しいんだけど、なんかそのときは、恥ずかしいから着なくてもいいのにって思っていてさ(笑)
ありがとうって感じなんだけど、、、

■リスペクト感が恥ずかしいってことですか?(笑)

そうそう(笑)そういうのが恥ずかしかったりしてて。
I-VANもPVとかでキャップ被ってくれたり、皆がステージで着てくれたりしてさ。背中が痒いっていうか(笑)
でも「これ着て」って言っていたわけではないからさ。

■皆自然に着ていたんですね。

それから洋服を譲ったりしたのは去年の夏ぐらいから、RITTOとI-VANだけ。
サポートをしているって言うようになったのもそのぐらい。
チーチョンのTシャツに関しては、お世話になってるからってことでAKAZUCHIメンバー全員に上げたけど、そのあと「しーじゃー」のPVで自然と着てくれたね。
その後チーチョンTシャツが欲しいって他の人から言われるようになったけど、、、どうしようかなーっていう感じ(笑)

■売らないんですか?(笑)

いや、売るよ。売るけど、、、、、なんかめんどくさいんだよね作るの(笑)

■(爆笑)

ただそれだけ(笑)

■RITTOさんが着たことでお客さんが増えたりとかしました?

いや、お客さん皆があれ見て知ったわけではないし、別に宣伝になるっていうほどビッグでもなかったしさ。
I-VANが着た時も、、、"逆さblend Tシャツ" ぐらいからかな、反応があったのは。
それを着た時ぐらいから、「あれが欲しいんですけど」って言われるようになった。
チーチョンのやつもRITTOがもっと有名になってからかな。
欲しがって県外からお店に来たお客さんもいたし。

■すごい。県外からもいたんですね?

「あのTシャツないんですか?」って言われて、「すみません、作ったら連絡します」つって。
もう3年経ったけどどうしよう、みたいな(笑)

■うわー(笑)

やばいよね(笑)

■それはヤバイですね(笑)しかし"逆さblend Tシャツ"はいいですよね。

あれは、、、各ジャンルに一人ずついるっていう

■なんですかその狙い(笑)

スケーターにも1人いて、ライダーにも1人いて、DJでも1人いるし。
ダンサーではI-VANが着てて、RITTOも着てて、、、

■そうなんですね。あれ俺も欲しいですよ(笑)

一応あれの基準があって、単純に俺が食らわされた人だよね。

■リスペクトみたいなのがあるわけですね。

この人だったらもう、「着てくださいよ!」みたいな。
だからさ、、、超大きい犯罪起こしてもいいし(笑)

■ははは(笑)

「やばいよお前!」みたいな。食らわしてくれた人にはあれを着させたい(笑)

■でかい犯罪起こしてTシャツが貰えるってヤバイですね(笑)

でもホントに超スケベな奴がさ、、、

■何の話ですか?(笑)

超スケベな男の子がいたとして、本当にプレイボーイで俺を食らわしてくれたら、プレイボーイ担当で上げる(笑)

■ジャンルを問わないとはこのことですね(笑)

うん。ジャンル問わないってことで。

■そういう考えがあったのは知らなかったですけど、あのTシャツは本当にレア感を感じますよ。

だからお客さんとかも欲しいんだったら、皆何かで俺を食らわしてっつって

■それはいい考えですね(笑)

起業して社長クラスになって、めっちゃ沖縄動かしてて、お前すごいなってなったら上げるだろうし。

■そういう面白さがあるんですね。

うん。そう。

■話は変わるのですが、今プッシュしているブランドってありますか?

うちのお店以外でってこと?

■それはどちらでも良いです。blendにあるものでも良いですし、置いていないものでも。

新しくやる予定もないしな、、、

■じゃあ今は今のままでっていう感じなんですか?

もうちょっとオリジナルは出していかないとな、、、「すいません!」っては思っているよ。
ただ元々セレクトショップでやるって考えだからさ、中々作ろうって思わないわけよ。

■blendのオリジナル商品はオープン当初からあったんですか?

ないよ。お客さんついてから作った。
最初はチーチョンの方が最初だもん。どっちかと言ったら。

■あ、そうなんですね。

、、、、だったはずよ(笑)

■定かではないと(笑)

いやもうなんだかんだ結構長いからね。うちのお店。

■オープンしてからどれくらい経ちますか?

今7年目。

■え!? うそ!? そんなになります!?

1月で7年経つよ。

■じゃあタイチさんが23歳とか24歳ぐらいの時にオープンしたってことですか?

うん。

■そもそも僕と知り合ったのっていつ頃でしたっけ?

オープンしてしばらく経ってからだったよね。割りと後だったよ。

■それにしても、7年目だとは思わなかったです。なんだかもう少し短いと思っていました。

だから22歳で決めて、一年間金貯めて、23歳で作って、24歳で開けた。

■今考えたら、沖縄のストリートでCOCOLO BLANDを見始めたのって、そのぐらいの時期かもしれない。思い出してきた。

でしょ。

■blendではI-PATHも取り扱っていますけど、ATOMICSにもありましたよね?

うん。置いてた。

■その流れもあって取り扱っているんですか?

いや、まったく。I-PATHはずっと好きで。ATOMICS入る前から好きだったわけよ。
だから別にATOMICSがやってようが、ムラサキ(スポーツ)がやってようが、やろうとは思ってた。
商品もバッティングしていいやって思ってたし。まあ数も少ないから、支障を来さんってのもあるけど。

■BMXをやっていて、スケボーブランドであるI-PATHが好きっていうのも、なんだか不思議な感じがしますね。

だってBMXは靴全然なかったんだもん。etniesしかない。
だからスケシュー買ってたんだよ。今はたくさんあるけど。

■あ、そうかなるほど。それは考えてみたら確かにそうですね。

でも、I-PATHはオフシューで履いてた。あれでBMXはやってない。

■BMXの時ではなく普通に履くものとして履いていたわけですね。

BMXのときは履けないというか、乗れない。なんかゴツゴツしてたし。だからBMX向きじゃない。

■でかいですもんね。

18歳か、19歳の時かな? 最初に買ったの。そっからI-PATHはずっと履いてて

■そこからずっとって考えるとかなり好きなんですね。

オールヘンプのビッグフットのシューズ買ったんだけど、そのときからI-PATHはヤバイってなって、オシャレ履きしてた。
だからお店でもスケート寄りっていう意識では取ってなかったし。

■単純に好きだったんですね。

うん。バスケットシューズなんて履きたくなかったから。

■そうなんですか?(笑) 所謂B-BOYイズムがバッシュにはあると思いますが、

小学校の時とかに2足ぐらいは持ってたけどさ、結局BMX買ってからだよね。
そっからはスケシューしか履いてない。ナイキとか一切履いてない。

■自分はバッシュも好きですが、スケシューのファットな感じも良いですもんね。

I-PATHだったり、etniesだったり、Emericaとかも履いたことあるし。

■Emericaってblendにもありましたっけ?

いや、ないよ。

■なにかI-PATH以外にスケシュー置いてませんでした?

今はAREthがある。I-PATHとAREthだけ。

■ああ、そうだ。AREthでした。忘れていました。
また少し話が変わるのですが、そんな多くの洋服や音楽をまさに"ブレンド"しているタイチさんは、沖縄のヒップホップシーンに対して、どういう印象を抱いていますか?

なんか、、、視野狭いかなって思う。
一応、ローカルっていう部分は大事なんだけどさ、でも同じローカル同士で競い合ってもっていうかさ。

■イベントの数や種類も増えましたもんね。

イベントとか被っても、選べるくらいになっているってことさ?
お店をオープンした当初なんて、2ヶ月に1回内地からゲストくるってだけでパンパンになってたしさ。
そんなイベントは1つだったんだけど、それがもうたくさん出てきて、被るぐらいにあって。
それで競い合うのはいいんだけど、それを本当に潰そうとする人だっているし。
めっちゃ頑張っているのに、「あいつら駄目だよ」っていう愚痴とかも聞くしさ。
そういうのじゃなくて、そこは皆で盛り上げようよみたいな。

■確かに、変ないがみ合いが見えたりする部分はありますね。

ヒップホップもそうだし、服屋だってそうだと思うよ。
結局みんな自分のとこが1番って思っているかもしれない。

■そういった考えによって否定が生まれるんですかね。

その考えが駄目ではなくてさ。一応俺も一番かって聞かれたら、自分のお店が1番好きなお店だよ。でも他の人よりも、他のお店のことを毛嫌いとかはしていなくて。
そこはもう、大人だしさ。お客さんにまでそんなことを言うのってどうなんだろうって思う。全体的にね。

■全体的にですか。

ヒップホップとか、音楽もそうだけど、沖縄に対してかな。全部そうさ?

■ストリートシーンに対してってことですよね。

チャラ箱だってそうだし、普通のクラブだってそうだし。皆で盛り上げたい。俺は。
囲うのもどうかと思うし。

■"囲う"というと?

「お前がうちのお客さんだろ?」っていう。言われてお客さんやるのも嫌さ。
他のところで買ったからって、変なこと言うのも嫌だし。
ヒップホップも、クラブもそんな部分あると思う。
だからそこら辺は置いといて、視野広くして、皆で上がっていきたい。そうしたら、お金に関しても儲かるよって思うしさ。

■内側に向くんじゃなくて、皆で外向いていこうっていう、、、

うん。そういう風に全体で盛り上がってもいいんじゃないかな。
チャラ箱でやっている子達もいるし、好きなようにアンダーグラウンドでやってる奴もいるし。
人間は好き嫌いもあるから、それを毛嫌いするのはありだよ。
でも、それを口に出してまで言う必要無くね? みたいな。
こいつらがなかったら、自分たちも無いでしょっていうね。
チャラ箱から音楽入る人もたくさんいるしさ。

■そうですね。そこからリスナーが様々なイベントに興味を持つ可能性もありますしね。

変にハーコーぶって先輩立てるとか、そういうのも嫌だし。
だから、上からあいつはどうとかこいつはどうだって、言う人に限って動いてない人ばっかりだからね。

■感じる部分はありますね。

馬鹿にしているとか、見下しているとかじゃなくて、もっと視野広げてもいいんじゃないってさ。
これだけ沖縄注目されてるんだから。
皆「あの人嫌いなんでしょ?」とかって言うけど、逆に言ったら、俺みんな嫌いだからね。

■ははは(笑)でもホントに、数年前はほとんど外向いていないっていうか、中に向かって中だけでやってるみたいな人が多くいた気がします。
だから最近はそこから変わってきているのを感じますよ。

でも一応、俺はめっちゃ努力してる。そこら辺は。
あんまり話合わないなって思う同業者でも、仲良くしようと思うし。そのショップのことを悪くは言わんしさ。
そこら辺よりかも、もっと盛り上げようっていうか、自分の事のほうがいっぱいいっぱいだし。
他のとこ気にするほど暇ねーよ、みたいな。

■自分の事でいっぱいいっぱいっていうのは、何かに打ち込んでいる人なら思う瞬間がありますよね。

アーティストとかもたくさんお店に来るから、色んな話聞くけどさ。
イベントにしてもさ、自分達がやりたいイベントとお客さんが求めてるイベントは違うわけで、もうちょっとお客さんのこと考えても良かったりしないかな。そう思ったりする。
だからもっと入り口広くしてあげてもいいと思うし。
やっぱ客とアーティストの"間"なんだよね。
お客さんもたくさん話するし。「イベントどうだった?」って聞くし。
で、それをアーティストに伝えて面白く思われなくても、理想と現実って相当かけ離れてるからさ。
もうちょっと視野広げてもいいんじゃないかな。クオリティと下げるって言うのとは別でね。

■すごく良い意見で身に染みます。

でも、それは俺の先輩なんかがやってるの見たらそんな感じだった。
Ride Hotの比嘉さんとか。

■近い先輩がそういうマインドだったらいいですね。

シンジロウさん(沖縄のブランド"XOSYSTEM"のクリエイター)だってそうだしさ。
あの人もショップの奴ら皆集めてアクション起こしたりするし。
そういうところを見てると、自分のとこで終わらしたくないなっていうのもあって。
だから俺はそんな感じで皆と絡みたい。で遊びたい。
皆で盛り上がってたら、皆でウハウハになるじゃんね。最終的には。

■"皆で"っていう部分は、とても重要ですね。

「視野を広げて下さい! そんなネチネチしたらダメよ!」(笑)

■僕も切に受け止めます(笑)。では次の質問ですが、今日本でヤバイと思うアーティストはいますか?

最近?ずっととかではなくて?

■どちらでも良いですよ。

待ってよ、、、いすぎてわからんな、、、色んなジャンルでたくさんいるし。

■いないなら、それでも良いですよ。

うーん、、、

■では、今比率的に多く聴く音楽ジャンルはなんですか? やっぱりヒップホップになりますか?

全体的に。でもハードコアは身内のやつばっかり聴いてて。
逆にレゲエは新しい奴とかはあんまり知らない。Major Lazerぐらい。
Major Lazerだけチェックしている。

■Major Lazerですか。僕は名前を聴いたことしかないです。

RIDDIM、ビートメイカーなんだよね。革命を起こしてる。完璧に。

■そんなすごい人なんですね。

超レゲエブームが来た時に、ショーン・ポールとか、エレファントマンとかがきて、DIWALIっていうビートにみんな衝撃食らって「やばい!」ってなってたんだけど、その時よりも衝撃受けているのがMajor Lazer。

■どこの人なんですか?ジャマイカですか?

いや、元々なんか、四つ打ちの人で。

■あ、そうなんですね。なんだか特殊な流れですね。

そうそう。レゲエに興味があるっつって、やったらプロモーションも上手くてさ。
帰ったらYouTubeで見てみてよ。映像も超かっこいいし、「マジで!?」ってなるよ。
ファレルともやってるよ。

■すごい。ファレルともやってるんですね。

Diplo知ってる?

■はい、知っていますよ。

DiploはMajor Lazer

■え!? そうなんですか!?

そう。DiploがMajor Lazer。レゲエで出すときにはMajor Lazerでやってる。

■Diploはすごい新しい感じというか、斬新ですよね。

EDMでもないし、ダブステップでもないし、いいとこ取りだけどなんとも言えない超カッコイイの作るね。
ああいうのが好きなんだはず。だからMajor Lazerだね。今一番好き(笑)

■お、ここで決定しましたか(笑)

なんだかんだYouTubeでもずっと見てるし。お店閉めて作業している時とか。
あと、METRO BANK(レゲエサウンドユニット)の奴に「Major Lazerの新しいのないば?」って言って、そしたらミックス作ってくれたりする。
「お店で流すだけでもありがたい!」って言われて。

■ミックスくれるんですね! いいですね!

でも、軽くミックスした感じだよ。

■だけど今その話聴いていい考えだなって思いました。プロモーションみたいな意味でも。

でもあいつはそんなつもりはないよ。
焼くのもめんどくさいし、ちょっと曲かけながら、チェックしながやったんじゃないかなって思うけど。

■でもミックスにしてくれるっていうのは、とてもアーティスト的で良いと思いますよ。

最近のレゲエの話を全然してなかったんだけど、「Major Lazerって人わかる?」つったらMETRO BANKのコメショウがでーじ喜んで。
「カズマが持ってるから作らすよ!」って言って、CD焼いて持ってきてもらったのが始まり。
それで次の奴を持ってきた時はミックスでくれて。
とにかくMajor Lazerは好きだね。大御所すぎるけど。

■大御所なんですね。

ジャマイカで何万人とか入るからね。

■ええ!? やば!!

ヒップホップの人もやってたりとか、やり方も上手くてすごいよ。

■Diploは僕も結構前にミックスCDで初めて聴いて知ったんですけど、斬新な音楽をしていて、驚いたのを覚えています。

Major Lazerも是非YouTubeとかでチェックしてみて。

■バッチリチェックしてみます! それでは最後の質問になるんですけど、blendの今後の新し動きや、タイチさん自身の今後はどのような動きを企んでいますか?

ねえ。そこが一番悩んでるわけよ。

■悩んでいるところなんですね(笑)

結局夢も叶えちゃってさ、

■それはお店オープンするっていうことですか?

うん。お店をオープンする夢を叶えちゃって、時間も結構経ってるから。

■そうですよね。7年ですからね。

だから、新しい子を1人入れて、外に出たいっていうか、、、

■おお、マジすか!?

遊びたい(笑)

■なるほど(笑)

もうさ、「ごめん、お店あるから」っていう言い訳が通じなくなってきている部分も出てきてて。
だからといってお店閉めるわけにはいかんし。

■閉めちゃだめですよね。

ただうちのお店がちょっと他のお店より独特過ぎて、音楽と近すぎるから。
それで来る人と相手できる人がホントいなくて。
ずっと3、4年くらい探しているんだけどさ。

■そんなに探しているんですね(笑)

ただ、募集はしていないので。

■自然に出会いたいんですね。

「やりたいです!」って言われたら逆に拒否るから言わないでねって感じ。
そこらへん天邪鬼なので。

■そんなことを考えていたのは意外です。

20代に働き過ぎたので。掛け持ちもしてたしさ。
だから"もっと"視野を広げたいかな。"もうちょっと"じゃなくて。
色んなとこ見たいし。

■自由に動ける時間が欲しいんですね。

うん。で、色々オリジナルとかを頑張っていくっつったら頑張らんといけんから、そこはいつも通りな感じで(笑)

■そうですね、いいと思います(笑)

だから最近のお店のテーマは"適当にストイック"なので。

■なんかそれはまた意味不明な感じですね(笑)

でも、なんとなくわかる?(笑)

■わかります(笑)でも、わかる人にしかわからない気もしますね。プレイヤーとか。

いや、だからしっかりやることやって、それを表には出したくないよねっていう意味の簡単な例えだよ。適当にストイック!

■モットーみたいな感じですね。

なんか美浜の人間交差点みたいになってるからな(笑)

■ははは(笑)位置的にもそうですよねあの辺は。色んな人が入り交じっている感じ。

だけどホントに皆サポートしているからさ俺。
アーティストとかの、ホントにしょうもない話から全部。色々答えてるしさ。

■お悩み相談所みたいな(笑)

もうそろそろなんか、音楽でメイクマネーして、うちで物買ってよって感じするよ。俺にとってそれが一番の恩返しだから。
それができてるのは、正直RITTOだけだな。あいつは今音楽の収入で物買ってくれるからさ。そういう奴がもっと増えてくれたらって思うよ。

■RITTOさんもバリバリ活躍していますもんね。

他にも、CHOUJIとか超すごいさ? 
音楽にあんまり興味は無かったけど、この前DEMO CD貰って。
動きは好きだから。

■CHOUJIさんもすごいですよね。活動の仕方は幅広くてホントにすごいって思います。

リンクは全然ないけど、考え方も動き方も面白いし、なんか応援したくなる。
DEMO聞いたけど、WEST SIDEノリでやっているからあんな風に見えるだけだよね。
もしあれでSHINNYのビートに乗せたら多分、普通の言葉として聴けるだろうし。
韻も固く踏めるから、こいつすごいなって思う。

■やっていることがWEST SIDEっていうだけで、ラッパーとしての活動の仕方はまったく囚われていないですよね。あの偏らない感じは自分もすごく尊敬しています。

言っていることも普通のストリートでやっているヒップホップと変わらないし。CHOUJIはカッコイイ。
あいつも多分俺と一緒で中間管理職なんだよなー、そういう気がする。音楽の立ち位置的に。

■でも、タイチさんは自分から行くというよりは、お店をやっているので自然に受け手になることが多いじゃないですか?
そういう立ち位置でアーティストからもリスナーからも様々な意見を聞くと思うので、ホントに"間"にいる人だなって感じます。

そこでお互いの意見を聞いててさ、どっちかが歩み寄ったら、ちゃんとしたイベントになるって思うさ?
ヒップホップにしてもレゲエにしても、四つ打ちやエレクトロのシーンににしても、沖縄のイベントはどっちかって言ったら自己満足が多いので。もう少しアーティストはお客さんの気持ちを考えてもいいかなって思う。

■客観視するっていう意味でも、リスナーとしての見え方は大切になりますよね。

でも、リスナーもリスナーでもっと広げる必要がある感じはする。
ヒップホップやってるやつって、ヒップホップ聴かない奴も多いさ。
RICK-Cとか多分あいつハードコアばっか聴いてると思うし(笑)

■RICK-Cさんはそういうバイブスがありますよね(笑)

そうそう。だからリスナーに対してもそういうことは思うよ。もっと音楽の幅広げてみればって。

■確かに、一方に偏って欲しくはないですよね。

音を楽しいと書いて"音楽"なので。
洋服だってそうだしね。色んなとこの洋服見て、自分が好きなとこ行けばいいと思うし。「あっちのしか着ない」とかではなくてさ。
そういう考えを持っているから、俺は洋服屋さんをやっているっていうのもある(笑)

■1つのブランドだけを着ることで、しがらみのようなものが生まれているのを感じる瞬間はありますよね。
アーティストがブランドの服を着ることで良く思う人いるんだろうけど、悪く思う人もいるような、そんな気がします。

だから最近皆がblend着てステージとか立ってくれると、素直にありがとうって思う。
その子が宣伝したくて着ている感じもしないしさ。宣伝をしているって言う風に見えるかもしれないけど。

■変に捉える人もたくさんいますからね。

「新しいのができたら上げてます」って言い出したのは本当に去年のRITTOとI-VANに対してだけだからね。
他のアーティストは皆blend Tシャツ買ってるからね。ホントありがたいよね(笑)

■中には「貰ってんのかな?」って思っている人もいるだろうから、そういう風に言うのはいいかもしれませんね。

あとは"逆さblend"の人達に上げてるぐらい。他の人達は皆買っているよ。

■では僕も何か貰えそうな分野があれば猛頑張りしたいと思います(笑)
今日は普段聞くことができないショップ店員としての意見を聞くことができたので、とても貴重な時間でした。
今後もblendの活躍に期待しています。ありがとうございました!



(2015.5.14. インタビュー)


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