92e3dbbf.jpg 「3月21日からは、一緒に働らかれへん。みんな、ごめんなさい」そう言って、僕は6人のショップスタッフに頭を下げた。
 昨年10月末に大阪心斎橋筋にオープンした、フェイススパサロン「VACANCES:ヴァカンス」を1日でも早く黒字転換するために、6人の立ち上げスタッフを辞めさせる事態を引き起こした。集客のために冬の寒い日も街頭でビラ撒きをしてくれていたスタッフを辞めさせるのは本当に申し訳なかった。

 この時ばかりは心底、自分のバカさ加減を嘆いた。経営センスのなさ、読みの甘さ、一か八かのビジネスモデル・・・どれをとっても僕は経営者失格だった。

 この、フェイススパ「ヴァカンス」は昨年、美容業界では有名なヤマノグループから出資を受け立ち上げたヤマノリテイル株式会社が運営している。同時にスキンケア商品もヴァカンスブランドで開発し、その社長を僕がやっている。

 「速効、勝負顔」をコンセプトに15分のフェイシャルエステのサービスを1,890円で提供する「フェイス・スパ」という業態と、スキンケアの行程を出来るだけ省いき効果を出す、4点のスキンケア商品のメーカーをヤマノリテイルで展開している。

 僕にとって自己資金以外で会社を経営するのは初めての経験だった。

 36年間、常にもっと上の世界で仕事をやりたいと思って行動していた僕が掴んだプロジェクトが、このヤマノリテイルだった。ヤマノグループへの2年にわたるプレゼンを経て、昨年5月に会社が立ち上がった。

 設立当初は意気揚々で「成功」以外全く頭になかった。しかし、いざ蓋を開けてみると、思い通りにコトは運ばず、設立から10ヶ月後に「ヴァカンス再生計画」を自ら発表する結果となった。

 そのヴァカンス再生計画の中に人員削減があった。残った店舗スタッフも大幅な減給、僕を含めた男性スタッフは給料全額カット。好調な、ウェブ上でのコスメ販売に資本を集中させる。売上計画、経費計画をゼロから見直し3ヶ月で黒字転換させ、当初の目標通り上場を目指すというものだ。

 その再生計画で一番最初に僕がしなければならないこと、それが「みんな、ごめんなさい」と告げることだった。

 今日から始まる「破産か?上場か?ウノシュージ・ノンフィクションライブ」リアルタイムで全て公開し、できれば応援してくれる皆さんと体験を共有したいと考えました。

 励まし、叱咤、激励、お待ちしております。


 以上、
 ウノシュージ