では、サクサク行きましょう。

前回の記事では『ヒラメのバケ釣りは、手を出さない方が良い釣りの1つだ』と最後の方で言いました。

なぜか?
理由はそんなに難しい話ではありません。
  • そもそも、釣るのが難しい
  • 釣り方が難しい
  • 船賃が高い
  • 道具が高い
  • 道具立てが難しい
この5つ。

それでは、順にみていきましょう


①『情報』に、踊らされてませんか?

ここ何年か『10枚釣れた!』『ヒラメの数釣り』だとか、バケのヒラメ釣りでは良い話が『つりし△』とかで出ていますよね。

でも、ちょっと考えてみてください。

『フィッシュイーター』と言えば、食物ピラミッドの上位にいる魚ですよね。

本来、もともとの個体数が多い魚ではないはず。

そんなもん『釣りやすい魚』な訳がないんですよ。

確かに、海の状況次第では5枚、10枚と釣れるかもしれません。

しかし、それも『状況次第で可能なだけ』の話。

餌釣りのくせにボウズもありうる釣りなんです。

ブリのジギングに行ったことがある方なら、一度は遭遇したことがあると思うんですが…。

例えば『6名乗船で船中15本の釣果』というのがあったとしましょう。

この時『一人2~3本釣れたのかな~』なんて考えてしまいませんか?

しかし実際は『1~2人でほとんど釣ってしまい、2~3人がノーフィッシュ』っていう事が起こります。

しかも、割と頻繁に。

これと同じことが、バケヒラメでもあるんです。

『餌釣りだから、釣れないなんて言うことはないでしょ~』と高を括っていると、ボウズを食らって『こんなはずじゃなかった…』って泣きを見ることになるんですね…。

そんな訳で、ビギナーだけでなく『甘い考えをしがちな釣り人』『自分にとって都合の良いようにしか考えられない人』には、オススメができないんです。

そういう人に限って、船長のせいにしたり、道具のせいにしたり、情報のせいにしたりしますからね。自分の想定の甘さを棚に上げて…。


②.コレさえ何とか出来れば、意外と何とかなってしまうんですけど…

そして、さらにヒラメ釣りを難しくしているのが
  • 噛みつき型の魚なので、アタリが小さい
  • フッキングするタイミングが取りにくい(餌が口の中に入っているのかが分かりにくい)
  • 骨ばっているのでバレやすい
  • 餌付けが難しい
この4点。

私自身は『餌付けが難しい』っていうのが、一番大きな理由だと思っています。

仕掛けに餌をセットするんですが、完璧にセットできたら、餌の小魚(大女子)が尻尾を振って泳いでくれるんですよ。

失敗するとどうなるか?

大女子がブレードのごとく回転します。

枝糸は撚れる・捻じれるので、自分の仕掛けに絡みまくって、釣りになりません。

当然、ヒラメは食ってくれません。

しかし、この位ならまだ良いんです。まだ仕掛けにセットできてますから。

仕掛けにセットするときに大女子を折る・潰すなど、少々スプラッタな状態になってしまい、餌付けをやり直ししなければなりません。

海の状況や体調・体質によっては、このせいで船酔いになる事もあります。(ウチのオトンがこれでした…)

正直に言いますと…。私はいまだに『餌のセット』が苦手です…。


③船賃が『割高』なのは、なぜ?

バケ(マスナタと言った方が通じる方も多いかも)を使った釣りですが、しゃくる事で『アイスジグ(ラパラ)』のように、ランダムにスライドし続けます。

竿の上下で『スライドアップ(?)』『スライドフォール』するとでも言いましょうか。

これを利用して、仕掛けにつけた擬餌針や餌をスライドさせて『生きている餌みたいに』動かすことができます。

個人的な意見ですが『錘や餌を動かし続けて興味をひかせて、針に食いつかせる』のが、ヒラメのバケ釣りだと思っています。

そうすると、錘があっちこっちに動き回る訳ですから『とてもオマツリしやすい釣り』になってしまいました。

船長の立場になって考えると『快適な釣りしてもらいたいが、人数は乗せられない…』となるのは当然の事。

中には『オマツリを外して回るのが面倒くさい…』と考える船長もいるでしょうけど(笑。

どちらにしても『人数をのせると、トラブルが多発する』ので『あまり多くは乗せられない』訳です。

そして、乗船者数が減れば売り上げが減ってしまうのですが、経費(人件費・燃料代)は変わらないのはご理解いただけると思います。

それをカバーするには単価を上げるしかありません。

事実ヒラメ釣りと比べて、定員いっぱいまで乗船できるカレイ釣りなんかは¥2,000-くらい安くなっています。

これに納得できる人でないと、ヒラメ釣りは難しいでしょうね。



④道具が高額になってしまう原因は、コレ

さて、これから始めようとする人にとっては『道具がない』ことが一番のネックになってきます。

最近では『レンタルタックル』を釣り船で用意している所もあるので、ハードルが下がっているのですが。それでも、そんな船はまだ少数。

つまり、基本的には『全部こちらで用意する必要がある』んですね。

ぶっちゃけると、PE3号~4号が300M巻けるリールに、2M前後の80号~120号の竿であれば、釣りはできるんです。

やり易いかどうかは別としても、とりあえずはでてしまうんです。

では、何が一番高いか?

『バケ』なんですよ。

1本あたり、安くても4000円弱。中には1万円を超えるものもザラです。

『竿とリールの方が高額になるんじゃないの?』と疑問がわくかもしれません。

理由は難しいことではありません。

バケは、どうしても複数本必要になってしまうからです。

バケのヒラメ釣りの『ジャンキー』な皆さんは、だいたい『オレンジがあれば、まぁ大丈夫だよね』とは言うんです。

私も、過去の記事でそう書いた記憶があるんですけど…。どれだっけ…。

とは言え『その日の当たりバケ=この色のバケによくヒラメが当たってくる』って言うのがあるのも事実。

何が言いたいかというと『オレンジ1本だけだと、他の色が当たりだと対処ができない』訳です。

するとどうなるか?4本、5本と増えてしまうんです…。

すると…どんどん財布が薄くなってしまうんです…。

でも、すこし想像してみてほしいのですが『周りが釣れている中で、自分だけ釣れていない』状況って…。初釣りでも悲しいものがありませんか?


⑤『どれを重視するか?』次第です

先の方で『この位の竿とリールがあれば、とりあえずできてしまう』と言いました。

ただし『やり易い(釣りがしやすい)かどうかは別』とも言いました。

しかし…


1.リールに必要な事

まずはリールの話。

そもそもバケって、重量が500g~600gあって、さらに『引き抵抗の強い錘』なんです。

それを引っ張る訳ですから、リールにも相応の負担がかかります。

ちなみに、私がヒラメ釣りを始めたころのタックルセッティングですが…
  • 竿:ショートブレード203(アルファタックル)
  • リール:SLS小舟XH(シマノ)
  • 道糸:PE2号(各メーカー)
これで、余市で500gのバケを振っていました。

このセッティングで、どのくらい前に始めたかが分かると思うんですが(笑。

それはさて置き。

このセッティングだと、竿は問題なかったんです。

リールも言うほど問題はなかったんですが…。

釣りをしているうちに、サイドプレート(ハンドルとは逆側)が『カパカパ』言っているのに気づいてしまい…。

それで『ジガーEV(オシアジガーの廉価版 シマノ)』を使ってみたわけです。

すると…

『船用のリールは巻取りも早い訳ではないくせにハンドルが重い』というのに、気づいてしまったわけですね…。

原因は『サイドプレートの固定方法』なのか『ボディ剛性が足りない』なのか。正直分かりません。

しかし間違いなく言えるのは、快適に釣りをしようとすると、リールの頑丈さもバカにできないという事です。


2.竿について…

『アタリが小さい』『バレやすい』といった問題を解消しようとすると『柔らかめの竿を使えばいいんじゃないの?』と考えるかもしれません。

それだけを考えればよいのであれば、大正解だと思います。

ただもう1点『バケをしゃくる必要がある』釣りな訳です。

効果的にバケをスライドさせようとすると、ある程度の竿の硬さ・張りが必要になってしまうんです…。

ヒラメで使うバケの重量ですが(船・海域によっても多少違ってきますが)日本海側では500g~600gを使うことが多いです。

それだけの重量を持ち上げる必要があるのですから、竿はある程度硬さがないとダメなのは、ご理解いただけると思います。

つまり『硬さ』と『柔らかさ』の相反する要素が必要になってくるわけです。

ここで『何を重視するか?』『どこを妥協するか?』で迷路に迷い込むわけですね。

あと、使う人の筋力・体力を考慮すると、ドツボにはまります(苦笑。

そんな訳で、竿の選択肢がアホみたいに多くなってしまいます。

例えば『値段』。

安ければ重くなったり、柔らかすぎたり、硬すぎたり。

それなりの値段の品物は、リールシートの位置や、ガイドスペックが気に入らなかったり、カーボン製なので折れないように気を付けたり。

(そうそう折れるものではありませんが、折れるときは折れますから…)

などなど、面倒くさいことに気を遣ったり、きちんと考えられる人・トライアンドエラーができる人じゃないと、難しいんじゃないでしょうか。

ちなみに『そんなもの、考えていられない!』というなら、パワーと体力で何とかするのが現実的です。(それが嫌なら、頭を使いましょう。)


繰り返しますが、今回はあくまで『私の独断と偏見』が多分に含まれています。

しかし『敷居の高い釣り』なのは、間違いないのではないでしょうか。

それでもヒラメ釣り、やってみたいですか…?



追伸

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

フェイスブックページへの『いいね!』や記事へのコメント、本当にありがとうございます。

さて。

バケやタックル全般ですが『今なら、中古があるんじゃない!』と言いたいのも分かります。実際に、私もよく利用しています。

しかし、これもあまりお勧めができません。

『バケのゆがみが分かりますか?』とか『ボロボロすぎて使わない方が…』っていう理由もない訳ではないんです。

それ以前に『よく使われる重量(500g~600g)のバケは、ほとんど出回らない』んです(涙。

そして、売っていたとしても、すぐに売れてしまいますし、欲しい色が見つからない事が殆どです。

値段が、新品と変わらないなんて言うこともありますしね…。

なので、中古もデメリットをよく考えて利用したいですね。





にほんブログ村 釣りブログへ