10日付読売Web記事・ブックスタンドによると、河出書房新社の第41回文藝賞山崎ナオコーラさんの「人のセックスを笑うな」と、白岩玄さんの「野ブタ。をプロデュース」の2作が決まりました。
 河出書房新社文藝賞サイトの投稿の呼びかけには「既成の枠にとらわれない、衝撃的な作品を お待ちしております」とあります。たしかに、タイトルだけ見ると「衝撃的」ではあります(山崎さんの「ナオコーラ」は「既成の枠にとらわれない」ペンネーム?かも…本名だったら「衝撃的」!)。いずれにせよ、問題は中身ですね。
 
 文藝賞の第1回(昭和37年度)受賞者は言うまでもなく高橋和巳悲の器」です。
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 その後も、第2回(昭和38年度)真継伸彦
第17回(同55年度)田中康夫なんとなくクリスタル
第18回(同56年度)堀田あけみ1980アイコ十六才
第22回(昭和60年度)山田詠美ベッドタイムアイズ
第27回(平成2年度)芦原すなお青春デンデケデケデケ
第38回(平成13年度)綿矢りさインストール」など数々の名作・話題作を生み出してきています。
 積読がたまっているので、読めるかどうかわかりませんが、今回の受賞作、機会があれば読みたいものです。