2009年10月
2009年10月13日
成功とは? 幸福とは?
先日、香山リカさんの「しがみつかない生き方」(幻冬舎新書)を読みました。
この本の序章で、
“なぜ「ふつうの幸せ」が手に入らないのか”
“「飽くなき成功願望」ゆえに満たされない”
ということで、「成功」や「幸福」になる為の書籍に傾倒する人たちへの疑問を示しています。
書籍には、
「年収○千万円」
「○○ナンバーワン」
「本当の願望をかなえる」
「いかなる問題も解決する」
といったことが書かれており、それらはかなりレベルの高い“幸福や成功”だということです。
ところが、それらの“成功法”の本を読んだくらいで、それらの幸福や成功を手に入れられる人はほとんどいないはずであるとおっしゃっています。
また、本気で「本当に幸せになる為には、全国でナンバーワンの営業をしなければ…」と思っている人も少ないのでは?とのことです。
そして、このような“成功法”の本を買う人に、改めて
「どのくらいの幸福が欲しいのか」
を聞いてみると、
「そこそこの生活ができるくらい」
「普通の幸せ」
といった答えが返ってくるのでは?とも述べられています。
これは、客観的な幸福と主観的な幸福とにかなりのズレがある人たちを診療されてきた結果、導き出された考えのようです。
客観的には十分幸せであっても、それを“幸せである”と思えない人たち。
このような人たちは、自己実現に向けての向上心や成長欲求を刺激するという利点の裏に、“自分の現状に気づかない”という欠点が生まれてしまうのです。
「年収○千万円」
「○○ナンバーワン」
「本当の願望をかなえる」
「いかなる問題も解決する」
成功法の本や教材は、このようなキャッチコピーで購買をあおります。
この時読者は、
「年収○千万円でなければ成功とはいえないのではないか?」
「○○ナンバーワンを獲得しなければ成功とはいえないのではないか?」
と考えてしまう恐れがあります。
しかし、このように考えて手に入れようとする幸福や成功とは、本当に必要とする幸福や成功とはかけ離れています。
成功や幸福には「こうある“べき”だ」とするものはありません。
すべて本人の自由なのです。
アップマープ・ファクトリーでは、「成功」「幸福」について次のように考えています。
“自ら価値を見いだしたことを実現させる為に行動を起こしている状態”
成功や幸福とは、何かモデルや基準があるわけではなく、自分が「好きだ!」と思ったことを目指せば良いのです。
また、それを手にするということは、“実現し、達成すること”ではありません。
“実現し、達成する”ために、行動を起こしている”時”こそが、「手にしている」と考えています。
もちろん、“実現し、達成すること”も重要ですが、その為に行動を起こす瞬間を積み重ねていれば、おのずと結果はついてきます。
アップマープでは、掲げた目標が、「本当に求めるに値するものなのか?」を重要視し、それを導き出すワークからはじまります。
もしも、掲げた目標が広告やキャッチコピーに踊らされて導き出されたものであるとすれば、それを手にすることができない可能性が高くなります。
むしろ、手にする必要もなく、「うまくいかなかった」と悲観する必要もないのです。
あなたが考える“成功や幸福”とは、本当にあなた自身が必要としていることでしょうか?
あなたの“成功や幸福”は、「他の何かと比べてどうか?」というものではありません。
あなた自身が価値を見いだしたことが、成功であり幸福なのです。