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2020年6月14日、ANAWingsが運用する最後のボーイング737-500「スーパードルフィン」が最終フライトを迎えた。最後の便となった福岡羽田線のANA254便(NH254便/AC6264便:福岡→羽田)にはJA306Kが充当された。





【そもそも「ボーイング737-500」って一体?】
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ボーイングの旅客機のうち、「7□7」という名称を持つ機材を分類すると、
707:DC-8とならぶ第一世代を代表するジェット機
717:MD-95を引き継ぎ生産されたリージョナル機
727:ボーイング唯一の3発エンジン機
737:1967年から現在まで製造が続くベストセラー機
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737-800、日本の737では最多勢力を誇り大手・中堅のエアラインでよくみる機材(画像はスカイマーク所属機)

747:通称「ジャンボジェット」、航空機の大量輸送時代を支えた名機
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747-200、一般的に「クラシックジャンボ」といえばこれ(画像の機材はアメリカ空軍所属の「VC-25:エアフォースワン」)

757:ボーイング製ジェット旅客機ではなぜか日本に納入されず
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757-200、日本では納入機材もなく、乗り入れ便数の少なさから757が来ただけでも愛好家が集まりやすいという(画像はアメリカ空軍のC-32)

767:国内線・国際線でよく見る、日本の旅客機ベースの軍用機では最大勢力を誇る
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767-300、日本メーカーが共同開発に参加したことで日本でもよくみる機材となった(画像は日本航空所属機)

777:通称「トリプルセブン」、今日日本の空を飛ぶ最主力機
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777-300、747シリーズに代わるベストセラー機のひとつ、超長距離便でもお馴染み(画像はキャセイパシフィック所属機)

787:愛称「ドリームライナー」、ANAがローンチカスタマーと日本との関わりが深い
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787-8、ANAがローンチカスタマーとなり開発された。初期に納入された機材特有の「787」ロゴが特徴的

と多くのバリエーションが存在する。(特に、747は日本専用モデルである747-400D、747-SRシリーズがあるなど737・747・767・777・787は日本でもよく見る機材の一つである)
 
737シリーズは単・中距離路線向けの機材として全世界の航空会社に納入されているが、その中でも「737-500」の新造導入機は「ANAWings」の前身会社の一つであるエアーニッポン(ANK)がただひとつの例であり「JA306K」をはじめとするANK新造機は「4K」のボーイングカスタマーコードを持つ唯一のグループといえる。また、ANAグループの737-500にはエンジンカウルにイルカのデザインがペイントされており、1995年の導入以来737-500には「スーパードルフィン」の愛称が付けられている。

ANAの737-500引退により、日本の空から「737クラシック(「737-300・400・500」で構成されている737第2世代の総称、737シリーズの特徴である『おにぎり型エンジンカウル』はこのグループで確立された)」は去ることになるが、737クラシックのDNAを受け継ぐ第3世代機(737NG)が日本の空を支える屋台骨となる。


[画像(機材形式:撮影地(機材番号:特徴があれば記述))]
737-500:大阪国際空港(JA307K:373-54K最終納入機材で、737-500自体でも最後にデビューした機材として知られている)
737-800:神戸空港(JA737N)
747-200:大阪国際空港(29000:2019年のG20大阪サミットで飛来、747-8ICベースの機材への更新準備が進む)
757-200:大阪国際空港(09-0015:2019年のG20大阪サミットで飛来した随伴機のひとつ)
767-300:大阪国際空港(JA601J:東京オリンピック特別塗装機のひとつ)
777-300:関西国際空港(B-NHQ)
787-8:大阪国際空港(JA817A:まだ「787」ペイントが施されていたころのもので、順次他機材と同じデザインへの変更が進む)


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