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2020年10月10日、能勢電鉄は平野駅・光風台駅に設置している乗客向けアンケート「のせでんBOX」への質問回答として、山下駅2・3・4号線ホームに残っている「反転フラップ式発車標」について2020年度中の更新(LEDまたはLCD)実施を発表した。
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【そもそも「反転フラップ式発車標」とは?】
「ATOS」や「SUNTRAS」をはじめとする現行の列車運行管理システム普及に伴い、鉄道駅ではLCD・LED式といった『デジタル式』の発車標が広く普及、直近ではLCD・LED式の「デジタル式個体同士での世代交代」も見られるようになってきています。その中においてもしぶとく残り続けている『アナログ式』発車標の代表格に挙げられているのが「反転フラップ式発車標」です。
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▲京急本線・京急川崎駅で現在も使用されている反転フラップ式発車標

現在では、より多くの情報を提供でき、突発的な運用変更などにも柔軟に対応できる「LCD式・LED式」への換装が進んでいるものの、阪急電鉄では雲雀丘花屋敷駅、岡本駅、相川駅、富田駅、総持寺駅の各駅では2019年10月の駅名変更に対応した仕様で使われ続けています。

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大阪国際空港のLCD式案内表示(南ターミナル出発用)、2019年11月には北・南共にLCD式への換装が行われた。

【山下駅の発車標:現状】
能勢電鉄山下駅の発車標は2・3・4号線ホームに各1カ所づつ、コンコースに1カ所、通路に2カ所設置されており、2019年9月の時点では、
・コンコース:ホームごとの列車情報
・通路:川西能勢口方面行きの先発列車情報
・ホーム:ホームごとの列車情報(1号線は未設置)
のパターンで表示されていました。
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▲コンコース発車標(2019年9月時点)
1号線(日生中央行き)・2号線(川西能勢口方面行き)・3号線(妙見口・川西能勢口方面行き)・4号線(川西能勢口方面行き)とホーム出発信号機の設置方向にあわせたのりば案内と列車情報の表示が行われています。

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▲通路発車標(2019年9月時点)
次の川西能勢口方面行き列車の発車ホームと種別行先、発車時刻の情報を掲示しています。これは、川西能勢口方面行きの列車が到着するホームが出発駅によって異なるためだ。

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ホーム発車標(2019年9月時点)
発車標は階段を上ってきたところに設置、表示内容はコンコースと基本的に一緒ですが、2号線ではこの駅独自の運用形態から「1号線経由の日生中央行きです」が表示される時があります。

[2020年7月時点]
コンコース、通路の発車標がLCD式に換装され、表示形態も大きく変更されました。
コンコースは日生中央行き、川西能勢口方面行き、妙見口行きの行先別表示に変更、それぞれ最大2列車までの発車時刻と種別行先・のりばが表示でき、途中停車駅や緩急接続の情報を表示する列車がある川西能勢口方面行きの発車標には備考表示欄も設置されています。
通路発車標はそれまで川西能勢口方面行きの表示しか表示できなかった場所の表示上限が3列車に変更され、各行先の先発列車の種別行先・発車時刻・のりば案内が表示されるようになった。

現在、能勢電鉄の反転フラップ式発車標は山下駅2・3・4号線ホームにしか残っておらず、この3台が更新されることにより能勢電鉄発車標設置駅では全駅の表示システムが「LCD・LED式」に統一されることになります。


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【解説:能勢電鉄の発車標】
能勢電鉄では、同じ方面へ向かう列車が複数のホームから発車する駅(川西能勢口駅・平野駅・山下駅・日生中央行駅・妙見口駅)のうち、高架駅・橋上駅ではない妙見口駅をのぞく4駅に「発車標」を設置しています。

[川西能勢口駅4号線・5号線]
川西能勢口駅では、阪急・能勢電鉄ともに「改札口:LCD」「ホーム:LED」の発車標が使用、能勢電鉄ではこのホーム発車標がはじめてのLED式・LCD式採用例となっています。このうち5号線は平日朝・夕の2列車と当駅止列車が使用しており、4号線と5号線で使用する階段・エスカレーターが異なるため発車標が設置されています。
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川西能勢口駅改札口発車標(2017年:LCD換装直後のもの)
このとき阪急側の発車標は反転フラップ式からLCD式への換装直前であり、この過渡期には3号線(阪急用・能勢電鉄用)の両方で「特急日生エクスプレス 日生中央」が表示される現象も見られました。

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川西能勢口駅5号線ホーム発車標
特発列車(日生急行)の臨時運行に伴い消灯されているものの、川西能勢口駅では各ホームで2列車まで(3号線は阪急管理のため阪急と同一の仕様)情報を表示(3段目はスクロール案内)できます。川西能勢口駅では発車順序・種別・行先・発車時刻・備考欄のすべてが1段に表示される仕組みになっているため、他駅と比べかなり横幅が広くとられています。


[平野駅:1・2・3号線ホーム]
平野駅ではホーム発車標のみが設置されており、3ホームいずれも「LED式」のものが設置されています。
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平野駅発車標(2号線)
平野駅は3ホームすべてに発車標が設置されており、3号線は朝ラッシュ時・出庫車両用として使用されています。

[日生中央行駅1・2号線ホーム]
日生中央行駅では、ほぼ終日にわたり2つある「のりば」の両方から列車が発着するため、LED式の発車標がコンコース・ホームにそれぞれ設置されています。
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日生中央行駅発車標(画像先頭車車側灯横付近)
コンコース発車標はLCD式導入前に更新されたためLED式のものが設置、基本的な表示機能はLCD式と大差ないものの(日生中央駅では次発列車に関する備考欄がついていない)、運行情報等をスクロール表示する表示欄はついていません。
ホーム発車標は平野駅と同一仕様で、発車順序・スクロール表示を含めた詳細情報の表示が可能。