けぇ がるね?日記

ネパールの首都、カトマンズから発信しています。

2005年06月

中日新聞、愛・地球博特集

パラス皇太子夫妻来日関連で、こんな記事があった。
 
夫妻とも普段着で、しかもどこかレストランのよう。ネパールのメディアでは、このような写真はまず撮れないだろう。
 
とまあ、ただそれだけのご紹介。

クマリ 対 ジャイ・ネパール、映画館比較

カトマンズの古い映画館を改装し、最新の音響システムと快適な座席とサービスを提供する、Quest Entertainment社。
 
この会社による最初の映画館は、王宮南門前の「ジャイ・ネパール映画館」。次の事業は、プタリサダク奥の「クマリ映画館」である。最近、クマリの方ばかりに行っていたが、昨日久しぶりにジャイ・ネパールで映画を観てきた。そして図らずしも、両方の設備を比較してしまう結果となった。
 
結論。クマリの方が良い。
 
まず画面の明るさであるが、断然クマリのほうが明るく、かつ映像がシャープである。映画自体、ハリウッドものとボリウッドでは「写真」の質が違うが、両館共通の「CMフィルム」や「予告編フィルム」で比べてみた。
 
また映写画面も、クマリの方が大きい。
 
クマリは、元々大きな箱であったのを2分割し、クマリ1とクマリ2という、シネコンもどきに作ってある。ハリウッドものはクマリ1で上映が多く、私自身、クマリ1での上映しか観ていない。ということで、次の課題は、クマリ2の施設チェックである。
 
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昨日は午後、政府主要官庁本省のある「シンハダルバール特別区」で、国軍施設での「ガス爆発事故」があった。
 
すわ、特別警戒区で爆弾事件か?と色めきだったが、事件ではなく「事故」という情報しかなかったため、映画などに行ってた次第。
 
国軍駐屯施設台所で、漏電による引火でプロパンガス爆発。国軍兵士12人負傷。という、大本営発表にケチをつけられるようなネパールでは.....ない。

私が注目するのは、宮内庁の対応

ネパールのパラス皇太子夫妻、愛・地球博の賓客として訪日のため、7月4日ネパールを出発される。
 
この件、日本国外務省プレスリリース。
 
7月7日、ネパールの「ナショナル・ディ」=国王誕生日に博覧会場で開催される「ネパールの日」式典・行事出席が、今回のメインイベントであろう。また、官・民各組織主催のレセプションや交流も行われるだろう。
 
今回の日本訪問は、「王室・皇族に対する自由な発言」が社会的に保証されており、かつ、ネパールの隣国でもない国に対する、皇太子として初の訪問であると記憶している。パラスさんが、皇太子としてはじめて、国際社会の風に当たる機会ではないだろうか?
 
さて、私が注目しているのはただ一点。日本「宮内庁」の、パラス皇太子に対する対応.......それだけである。故ビレンドラ国王一家は、日本との確固たるつながりがあり、皇室・王室の交流もきちんとあった。一代さかのぼる、マヘンドラ国王一家も同様。
 
さて今回日本の皇室が(というか、宮内庁が)、ギャネンドラ国王一家の「王権」(を背負って来日されるパラス皇太子夫妻に)に対し、どのような対応をされるのか。注意して、注目したいと思う。
 
今回の日本訪問。ただ単に「キッコロ、モリゾー」とたわむれる物見遊山と見せかけて、実は、今後の日ネ関係の行く先における【重要なターニングポイント】となる可能性がある。
 
そんな風に考えるのは、穿ちすぎであろうか?
 
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さて日本で、博覧会場等で、皇太子夫妻と出会う(を見る機会のある)皆さん。【皇太子妃】にもご注目を。
 
神の与えたもうた美貌の、絶世の美女、皇太子妃ヒマニ殿下である。
 
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パラス皇太子夫妻は日本の後、韓国を訪問され、7月22日にご帰国の予定。

ネパール アート スーベニア 業務連絡

ショップの業務連絡です。
 
ご好評いただいております「シルバーガネーシュ携帯ストラップ」の在庫、残り少なくなっております。
 
実は材料であるシルバービーズのうち、現在のデザインに欠かせないものが入手困難となっております。在庫完売後、次の商品は「デザイン変更」となること確実ですし、しばらく製作できなくなる可能性もあります。
 
運良く、代替ビーズが見つかる可能性もありますが、確実ではありません。
 
ということで、ご購入はお早めに。売り切れ御免で、ごめんなさい。

デウバ前首相、上げたり下げたりか?

2.1体制以降新設された、王立職権乱用委員会。国家レベルの汚職を追及する組織である。ここで、今日ひとつの決定がなされた。
 
デウバ内閣時代、ネパール最大の祭り「ダサイン」に合わせて、首相手元予算から配分された合計380万ルピー(邦貨約590万円)にのぼる「ボーナス」の正当性・汚職嫌疑につき、デウバ前首相と6人の前閣僚、そして、27人のボーナス受給者に対する調査が行われてきた。
 
本日、この事案については【汚職に当たらない】との決定が下された。
 
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さて、デウバ元首相であるが、汚職疑惑の本丸と云える別件「メラムチ上水道計画」に関する汚職で、同委員会に拘束されている。
 
今回、より規模の小さな案件で「無罪」との判断が下ったことから、今後の本丸汚職疑惑をどのように予想することが出来るだろうか?
 
首相お手元金の配分疑惑では、国王に大変近い閣僚も、調査の対象となっていた。国王派の人間に対しても、公平に調査しました。という、ポーズになった。そしてまた、汚職疑惑を政治的に利用し、国王体制に異を唱えるもの全てを処罰する委員会ではありませんとの、次の展開への布陣を敷いたとも云える。
 
小さな疑惑を不問に付すことで、より大きな疑惑を叩きやすい環境を作り上げたとも見える。狙いは、デウバ前首相であり、そして、現在は取りあげられていない「より大きな疑惑」を抱える、あの御仁とも見える。
 
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ネパールという国は、借金を踏み倒すぐらいの人間でないと出世しない文化(?)がある。そしてその踏み倒しは、個人のレベルではなく、対国家・国庫という金額であれば、より大物。
 
疑惑に対して、素直に非を認めたりしては絶対にダメ!
 
正直者は、政治家やリーダーにはなれない。
 
1990年の民主化では、国民にとって「民主主義を掲げるリーダー」は、輝ける希望の星であった。そして15年。国民は希望を失い、信頼できるリーダーがどこにも見つからないジレンマに陥っている。
 
せめて、【美学】の感じられる不正を!というのは、ネパールに対して失礼であろうか?

ネパール流、仕込みの舞台裏

昨日、某所にて、大変興味深い考察が出来た。
 
7月前半、日本での「日本−ネパール関連のイベント」について。準備をするのは日本側だけでなく、ネパール側も宿題を抱えて奔走中。うーむ。結果だけを見るだけでなく、最終的な結論から【物事に至る経緯】を推測し、そこから、いろいろ分析せねばならぬな......外野席にいる私としては。
 
また、秋にも予定されている、国際社会での動き。国と国としてのネパールと日本。そして、ネパールの近隣国。その時、ネパールの内閣が現状のままかどうかは分からないし、直前の「スーパーびっくり」でひっくり返ることもあるが、現状ではそうか。ふむふむ。なーるほどね。
 
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何かとバッシングされることもある日本。こんな情勢の中、日本に対して【好意的】な対応をすべく努力してくれる国の存在は、大切だよね。
 
個別の案件や人と人の付き合いでは、まあ、時にいろいろあるのが人間社会。しかし、基本的なところで「日本=好きな国」という対応をしてくれるネパール国家とネパール市民の存在は、大変有り難いと思う。
 
また、お隣の超大国インドも、日本に対して好意的外交の歴史がある。
 
日本経済の投資。南西アジア諸国にシフトしてゆく可能性はないかな?ネパールは、例え治安問題が解決しても、日本にとっては巨大なる投資市場とは「成り得ない」とは思う。それでもなお、インドと日本の経済的つながりが巨大になることで、スピルオーバー(電波漏れ)的波及がネパールにも及ぶ筈。そして、その程度の効果でも、ネパールにとっては「小さくない」経済活動を及ぼすのではないだろうか?
 
そのためには、現在ネパールの「前時代的経済法規」や「壊滅的社会インフラ」を何とかしてもらったり、ネパール側に頑張ってもらうべき点は多い。しかし、現在の大混乱を終結させて出現する「近未来ネパール」は、全ての面においてバージョン・アップをした「よりベターな体制」であると信じたい。
 
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ネットを通じて、カトマンズに居ながら、日本の情報が手にはいる。そして、カトマンズで出会える情報もある。この二つを「近視眼的に」「遠視眼的に」見つめることにより、視覚に立ち上がる「立体3D」がたまらない。
 
こう云うのを、知的興奮というのだろうね。
 
ネパール社会に首まで浸かっている我が身にとっては、日本からの「ネパール関連情報発信」は、とても有り難い存在である。心から感謝したい。
 
同時に、ネパールでのネパール情報との出会いにも感謝したい。

コウモリ男と、ナグチャンパ石鹸

本日、ぽこっ.....と時間が空いたため、セイヤッ!と映画を見てきた。スターウォーズに引き続き、カトマンズ市内「クマリ」映画館。
 
で、バットマン・ビギンズ。う〜む。コウモリ男は、チベットで修行した訳ね。う〜む。謙さん、弱すぎ。CGのヨーダ大先生の方が、100倍(・∀・)カコイイ!!
というか、渡辺謙をキャスティングする必要はなかったんじゃなかろうか?日本向けの営業か Σ(゚∀゚;) 
 
宅配ピザのバイトで頑張る、クモ男くんの方が、おばさんは好きだな。
 
しかし、映像的には渋くてカッコ良かった。バットマンの造形美。特に、あの羽が開くところなど、グッドデザインマークをあげたい。
 
ところで私の席のすぐ側に、その手のご商売系女性2人を侍らせた、ガマガエルそっくりのおやぢが座っていた。まず女性たちを座らせ、自分は場内暗くなってから席に付くという「面割れ配慮」をしていたが、上映中にいちゃいちゃで、周囲の注目を独占。
 
女性たちは、タメルのピンク・マッサージパーラーか、チャベルあたりのキャビンレストランの女性だろうか?見ていて悲しくなるほど、人生の疲れを滲ませた雰囲気を漂わせていた。
 
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さて、夕方事務所に戻ると、2週間近く到着が遅れていた「ナグチャンパ・ビューティ・ソープ」が、やっと届いたとの連絡。さっそくサンプルをゲット。
 
この石鹸。箱に入っていても、濃厚な、甘いナグチャンパの香りが漂っている。そしてお風呂で使う間は、一転香りがしない。しかし風呂上がり、甘い香りが我が身からふわふわ漂いだし、シアワセ感に包まれる。
 
日本でも人気を誇る香りの、純正品ソープ。来週にはネットショップに登場させる予定。カトマンズからクーリエ代金を払っても、日本で買うよりお得!な設定を予定している。
 
6/27追記 ナグチャンパ・ビューティ・ソープの販売を開始しました。詳しくは http://nepalas.com/Products/Nagchampa/NC_Soap.html をご覧下さい。

ドクター伊良部、名医です!

2001年6月以降、何となくの不調感と、ずーっとお付き合いしてきた。今日、ひょんなところからその原因が、おぼろげながら見えてきた。
 
日本の中で暮らしていて、日本での評価を第一の基準に置いていて、ネパールに仕事のためにやってきて、仕事が終わったら日本に帰り、そしてその後の人生でネパールに二度と来なくてもOK!という人たちに、【日本人だけれどネパールで暮らしていて】【日本に帰らずネパールで一生を送る覚悟でいて】【ネパール社会の信用を抱えている】私の立場を、認めさせること自体【無理】であるということ。
 
ネパール人の宗教観。ネパール人の道徳観などより、日本人には、日本社会での評価が優先するのは仕方ない。
 
だって私だって、日本で何と云われても、生活しているネパール社会で認めてもらえれば、生きていけるもの!
 
ただし、日本の社会では、ネパールと云えば.......というイメージがあり、それを逸脱する姿などというのは、(一部のネパール愛好家を除き)世間から求められていないのだ。それなのに私は、日本では伝えられない部分やサイドでの「ネパールの姿」を、何とかして表現したい、伝えたい。と、空回りしていたんだな。
 
日本には日本の正義があり、ネパールにはネパールの正義がある。両方正しくて、両方正しくない。こんな厄介なものの「中間」に、どっぷり浸かり続けて正常でいられるはずがない。
 
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一方、ネパール。
 
内閣筆頭閣僚、政党リーダーから庶民まで。金は借りるものであるが、踏み倒して当然。そして、平然としていられる人間が立身出世する。悪いことをするのも、小さな悪事は犯罪であるが、国家的犯罪は許されてきた。
 
という、なかなか素晴らしいお国柄である。
 
こういう社会相手に、個人レベルでの誠実さを、意固地に示し続けたら.....人間なんてそりゃ、疲弊して当然。
 
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日本とかネパールとか関係なく、誠実な個人に対して、こちらも誠を尽くせばよいのだ。同時に、ネパール社会に顔向けできない理不尽を求められたら、蹴飛ばせばいいのだ。そして、蹴飛ばし続けてきたことを、自分で自分に「よくやったね」と、認めてあげればよいだけのこと。
 
生きていくためには、お金が必要。お金を稼ぐためには、妥協も必要。しかし、出来ない妥協を「出来ない」としたことに対し、「日本人としてダメなんじやないか?」なんて考えなくてもいい。だってそれは、ネパールとか日本とかじゃなく、私個人として「やりたくない」ことだったんだもの。
 
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とまぁ、そんなことをつらつらと、奥田英朗さんの「イン・ザ・プール」と「空中ブランコ」を読んで感じた。ドクター伊良部、トレビア〜ン......と、すぐにかぶれてしまうところがまた、私の単純すぎる所以なのだけれど。
 
今の私に「こーゆーのが必要なんじゃないかな?」と、ネパールまで届けてくださった某先輩に、心から感謝したい。
 
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ところで昨夜、自分の名前をググってみたら(自分の名前をgoogle検索してみること)、いろいろ楽しかった。
 
このサイトに関する評価みたいなものもネット上に散見され、ずいぶん昔に「泣き言が多い」と空の下を評していた同一サイトが、リニューアル後ストレートさがなくなった.......と、またチクリ評していたりしたのも見つけた。
 
平和な日本で、お金も払わず読んでいて、政情不安な国から実名晒して発信する趣味のサイトに、何を期待しているんだろう?現地から発信しています.......という、何だか使命感みたいなものに囚われたりせず、だらだらと自分の書きたいことを垂れ流すのが、このサイト。という、ゆる〜い気持ちで、なが〜く続けられたらね。
 
楽しいから続けているのであって、辛くなったら休んでしまおう。ずーっと楽しくなければ、止めちゃえばいい。
 
まあ全てにおいて、考えすぎるのを止そう。そう思った一日。

雨期入りし、あの方もご帰国

酷暑と水不足の続いていたカトマンズであるが、やっと雨期に入った。
 
いやはや、インドでは気温摂氏50℃。ネパール、タライ地方では40℃を超えた。カトマンズは、35℃で歴史的酷暑.....だって、標高は軽井沢と同じの高原都市だもの(緯度は奄美とほぼ同じだが)。30度を超えると、カトマンズは水不足と相まって、ヒーヒー、カラカラになってしまう。
 
カトマンズ盆地をしっとりと湿らせる、しとしと優しい雨を見るに、喜びが湧いてくる。これは日本では感じられなかった、大陸特有の情念だと思う。ネパールでは、雨は降る季節にしか降らない。だから、乾期の末期は乾燥して埃っぽく、水が恋しくて恋しくてたまらないのである。このあたりが、量の多少はあれ、年間を通して雨の降る日本と大きく異なるのだ。
 
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水に恵まれていた事務所(集合住宅)も、さすがに朝4時間、夜3時間の時間給水となって数日経った。それでも、1日で7時間も水が出るのは、カトマンズでは画期的に素晴らしい。
 
巨大なバケツを買い込み、浴室内に水の貯め置きをしないと、シャワーも浴びられない。そんな生活も、雨が続けば解消されるかな?と、淡い期待でワクワクしている。
 
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さて本日夕方、中東諸国歴訪から国王夫妻ご帰還となる。
 
巨額の銀行ローン未払い、税金滞納、不明朗な金銭関係と、連日のように新たなスキャンダルが出てくる、ギリ筆頭閣僚。彼に対する処分も、この金曜日あたり、陛下から下されるだろうか?
 
何故金曜日か?陛下がお好きな曜日のようだ......というのが、過去の事例から推測される。ただそれだけのこと。

古代ルンビニに思いを馳せて

昨日6/21、カトマンズ市内において、ルンビニ「マヤ堂」考古学調査報告書の贈呈式典があった。
 
1980年代、当時のマヤ堂は基壇に植えられた巨大な菩提樹(20世紀初頭に植えられた)の根がレンガ造りのお堂を深刻に侵食し、倒壊の危機にあった。これを憂慮したルンビニ開発基金LDTが、全日本仏教会JBFにその修復を依頼したのである。その後、ネパール政府考古局DOAとも協議し、修復のための考古学的発掘調査が3者の協力により、1992年〜1995年。引き続き、整理検討調査が1995年〜2003年まで行われた。
 
この発掘調査の中で1995年2月、アショカ・ストーン(マーカーストーン/印石)が発見され、1997年、ルンビニはユネスコ世界遺産に登録された。まさに、この印石の発見があったからこその世界遺産!と云っても過言ではない。
 
この発掘、そして整理検討調査を通して、現地で指導に当たられた、JBF派遣の考古学者、故 上坂悟先生に敬意を表したい。そして、最終報告書完成を目前にして、2003年急逝されたことが残念でならない。
 
そして今回JBFにより報告書が完成され、ネパール側パートナー、そして関係諸機関に贈呈されたのである。
 
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報告書の中で注目されるのは、やはり印石についての考察である。
 
ネパール政府はじめ、一般的に、古代インドマウリヤ王朝第3代アショーカ大王(在位BC268-232)が、釈尊生体の地に「置いた」と説明されてきた。
 
今回報告書の中では、この印石がアショーカ大王訪問以前から「安置され、信仰の対象とされていた」可能性について明言している。そして、マヤ堂近くに大王により建立された「アショーカ石柱」の碑文解釈として、
 
釈尊生誕地と伝えられる自然石を保護するため、柵または壁をともなった建造物を設営し、また石柱を建立した。
 
とするための、学術的根拠を明示されている。
 
印石の価値だけでなく、それを守る形に存在する、古代レンガの方形空間が、インド古代史、仏教史、そして人類にとっての、偉大なる世界遺産であることが再認識される。
 
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今回の報告書完成が契機となり、現在の【ネパール政府が建てた】、遺跡保護の観点から見て不十分な「新マヤ堂」を今後どうするのか?貴重な遺跡全体をどのように保全するのか?建設的論議が立ち上がることに期待したい。ネパール政府が【印石だけ】に注目するあまり、その周辺のマウリヤ時代から始まる遺構の保全に、無頓着になっている悲しむべき事実がある。
 
諸行無常は釈尊の教え。遺跡もいつかは消えてなくなるもの。執着すべからず.......なのだろうか?
 
それにしても政府は、3年を目処にバイラワ(ルンビニ最寄りの都市)に国際空港を完成させる!と、ルンビニを見せ物にする(綺麗な表現では、宗教観光誘致)路線に揺るぎない。
 
ああ。釈迦族の末裔を自称する、ネワール民族「シャキャ氏族」の現観光大臣からしてこうである。希望は薄い。ユネスコさん、何とかして!と、涙目になるしかないのであろうか?
 
釈尊が王宮を飛び出し、大インドの地で悟りを開かれたこと。現在ネパールの情けなさを噛みしめるに、実に深い、古代浪漫である。

News of Nepal サイト、要チェック!

ネパールのニュースをネットで拾う.......って、日本在住「ネパール者」の皆さんも、毎日やってらっしゃると思う。
 
メジャーなところでは、nepalnews.com や kantipuronline.com であろうが、最近、うほっ!と、ニュースの拾いものが出来るサイトがある。
 
News of Nepal 英語サイト
 
ここは、元々芸能雑誌カーマナで有名な出版元が発行するネパール語日刊紙、ネパール・サマチャールパットラの英語版サイトである。以前は、カトマンズのネワール・コミュニテイーに基盤を置いた「首都の地方紙」であったが、最近、なかなか、英語版ウエブサイトが面白い。
 
かつて、nepalnews.com の主筆であったベテラン・ジャーナリスト、ラナ氏が現在 news of nepal サイトで「ぶいぶい」云わせているのがその原因である。その分最近、nepalnewsサイトはありきたりのニュースばかりで、スクープ性が大低下。
 
さて、今日のnews of nepal に、以下のような記事があった。
 
現在中東各国を訪問中の、ギャネンドラ国王夫妻。カタールの首都ドーハーで開催された「ネパール・プロモーション・フェア」の、まるっきりのやる気のなさを批判している。
 
国王による開催式典と、その後の視察が終わると同時に、展示ブースが空になった.......という。今回のフェアは、国王夫妻に見せるため「のみ」に開催された、と批判している。ただし、国王が会場を離れてすぐのことなのか、カタール国を出国された後なのか、英文が(わざとなのか)分かりにくい。元記事は、ネパール語紙カンティプールということで、さっそくネット検索した。
 
私たちがよく利用するkantipuronline は、このカンティプール紙の英語版である。しかしこの記事、ネパール語でのみ出稿されており、英文記事だけのチェックでは見落としてしまう。
 
「ネパール語の読めない皆さん。ネパール語の記事に、こんな面白いのがありましたよ」と、英語で抄訳してくれたんだね。これは、上記ラナ氏の「仕業」である。彼はラナ宰相一族の出身であり、特に王室関連に独自のネットワークを持っている。そして国王に対しても、云うべき意見を云う御仁である。
 
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さて、元記事は大変面白かった。
 
今回のフェア、事前準備が最悪で、届くべき展示物が届いていない。また、国王到着の15分前になっても会場は準備中で、ネパール政府の役人までが椅子を並べたり、赤絨毯を敷くのを手伝ったりと、めちゃくちゃな状況であった様子。
 
ネパール宮内庁が、現場で「キレた」状況も、生々しく伝えている。また、国王に対し、今回のいい訳を述べる駐カタールネパール大使に、陛下からキツーイひとこと。
 
「今、この場で云うべき事ではないでしょう」
 
あ゛ー、状況が目に浮かぶ。
 
何とか国王夫妻に見せて、体面を確保した後は、展示ブースが次々と閉鎖。5日間のフェアであったが、初日に半分の展示が空っぽになったとのこと。その後も、ブース早じまいがあい続き、国家と民間の予算の無駄遣いとなった模様。
 
国王にだけ見せれば、それでOK.......って、まるで文化大革命時代の中国&毛主席みたいではないか。

7政党、市長選挙ボイコットを決定

(文字通りの)王国政府......というか、国王政府の発表した、「市長レベル選挙」に対し、(旧応答派を除く)主要7政党は、「参加せず」の決定を下した。
 
現在の国王親政政府自体が、1990年に制定された憲法に違反しており、また反民主的である。このような、存在意義からして認められない現体制が呼びかける選挙は、断固ボイコットする!ということである。
 
7政党側が主張しているのは、国会下院の再招集である。ここで、挙国一致内閣を作り、ネパールの諸問題に取り組むというのがその主張である。しかしこの国会自体、下院議員の任期はとっくに満了している。1992年、国王が最初に全権を掌握する「以前」の状態に戻せ!と主張しても、これが本当に民主的なのかどうか、疑問の余地もある。
 
また、7政党側が国民に対し、国会再招集後の、具体的政策を示せないでいることも大問題である。汚職噂根強い政党リーダーたちが自己反省することなく、また彼らを国政の第一線に返り咲かせることとなる国会再招集は、広く市民の支持を集めることは難しい。
 
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結局は、マオ派が武力を背景とした実効支配する地方があり、ネパール全土で総選挙を行える状態にないことが、問題の根幹である。
 
では、出来る部分から選挙をしましょうよ.......という国王側の呼びかけは今のところ、政党居士(意固地)諸氏から拒絶を受けている。
 
現在の状況は、1990年民主化の「前」に戻っている。あの民主化は、民主主義という「お金と手間と政治家と国民の真摯な努力」がないと育たない、厄介かつ現代国家に不可欠なシステムを、理解し実行することなく「丸呑み」したに過ぎない。結果、消化不良を起こした。
 
次に獲得すべきなのは、ネパール式に噛みくだき、実行可能な民主主義である。この時、政治家も国民も意識と行動を変革させる必要があるのは明白である。「まず自分の利益」を追求するのではなく、「国民の最大公約数的幸福」を追求し、その結果として「我が身も安楽」となることを理解し、実行することだ。その課程では様々な矛盾や不幸も生じるが、国のあるべき姿と希望があれば、乗り越えていけるだろう。いや、乗り越えなければならないのだ。
 
名ばかりの、反民主主義的であった「ネパールの民主政治」に対し、時代を逆行させるという危険な賭をしてまで「試練」を与えた国王の行動は、後年の歴史が評価を下すであろう。
 
それにしても、もう充分な試練を与えられているにもかかわらず、役に立たないネパールの政治屋たちが情けない。反省のないところに未来はない!という典型であろう。

メディア VS 国王政府、ガチンコ対決

2.1体制後、ネパールのメディアに対する規制が強化されている。
 
その中でも最たるものは、民間FMラジオ局に【一切のニュース放送を禁止する】というもの。カトマンズだけでなく地方においても、コミュニティに根ざしたニュース情報番組で、市民の支持を集めているFMラジオ局であった。
 
現在、内閣筆頭閣僚ギリ氏の(踏み倒しと表現できそうなレベルの)銀行ローン未払い事件発覚などに端を発し、ジャーナリストや法曹界が、論理と倫理を主張した抗議行動も激化している。現状では、政府の出した通告や活動の違法性を指摘し、デモ行為などで拘束者が出ている(数時間後に釈放されている模様だが)。
 
しかしこの状態が続けば、現政府「自体」の存在根拠論争と、論点がエスカレートする可能性もある。悲劇的なのは、旧態依然とした指導者を変えることの出来ない=反省のない=国民の心底からの支持を掘り起こせない政党勢力という、ブラックホールが存在することである。
 
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職業団体の抗議活動に対抗するためか、政府は「もしFM局がいかなるニュースであっても放送した場合、厳格に対応する」という通告を再度発した。
 
これに対してFM各局は、毎晩8時、「国王中東外遊」関連のニュースを放送している。さあ、ニュースを放送したぞ!政府はどうする?という挑発であるが、その内容は国王の国外での華やかな活動である。政府としても、手の出しようがない。
 
と、まるで、とんち合戦か?
 
本来、実務のレベルで対応すべき タンカおやぢ(別名を通信情報大臣)は、国王内閣の単なる「おしゃべりおやぢ」でしかない。国王ブレーンの破綻が垣間見られる昨今。国王帰国後、そろそろリフォームかな?という感じがする。
 
21世紀のネパール。押さえても押さえきれないものがあること、あの方も理解しているはずである。

身の上相談掲示板に、想う

日本での【ネパール人配偶者の就職】について、活発な意見交換が行われている【ネパール・身の上相談掲示板】。ネパールの空の下サイトを、細々と続けてきて、管理人として実にうれしいのは、現在のような掲示板を通じたやりとりが出来ることである。
 
ネパールという国は、旅行するならいろいろな情報がある。また、旅行会社などにお金を支払うことにより、旅行に関わる様々な便宜やサービスを受けることも出来る。
 
しかし、一歩、ネパールとの関係を踏み出せば......情報がない、情報にアクセスできない、どの情報が正しいのか途方に暮れる事ばかりである。私自身、まだネットのなかった時代にネパール生活を立ち上げた。運が良かったのは、いろいろなご教示を下さる先輩方が、身近にいらしたこと。大変な幸運に恵まれた。
 
ネットの時代の今、ネパールと人生で関わる人の数が急増していると想う。そしてまた、本当にほしい情報へ、いかにアクセスするかという問題は変わらず存在している。ネットを通じて、掲示板で有機的に、情報の交換が出来るのは素晴らしいと想う。
 
特に今回のような、管理人自身経験のない相談事の場合、文殊の智慧を提供下さるみなさまの存在が、非常に有り難い。
 
現在のネパールも別な意味で厳しく、時に挫けてしまう。しかし、みんな懸命に生きているんだ!私も負けてばかりいちゃ、ダメだ!と、大きな勇気をいただくことばかりである。
 
今後とも、空の下2つの掲示板を、存分にご利用いただきたい。

我が亭主のプライドは、時に破滅的でR

 
河合克行氏
 自民党選出衆議院議員。比例中国ブロック選出。当選2回。
 衆議院外務委員会
 
そうか。外務大臣を補佐される、当選2回の若手議員さんなのだな....と理解した。これ、今日の話。
 
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以下、昨日の話.......
 
実はこの外務大臣政務官殿のネパール訪問、我が亭主も私も全然知らなかった。昨夜、ネパールの民放イメージ・チャンネルのニュースで、外務大臣政務官殿の到着を知った我が亭主.......家に帰るなり、
 
「もう、俺たち、ジャーナリストとして情けなさ過ぎる。Nepal Art Souvenirを始めて以来、カトマンズの日本大使館からは俺たち、メディアの人間のリストから外されているに違いない」
 
と、吼えだした。ネパールのメディアで、河合氏が
 
Kawai, parliamentary secretary for foreign affairs, and member of House of Representatives
 
と紹介されたのが原因。亭主の耳には、secretary(次官)とforeign affairs(外務)という言葉だけが残ったらしく、とにかく「次官だ次官だ」と騒いでいた。外務省・谷内正太郎事務次官がこの時期、ネパールくんだりに来られる筈はないし、まあ落ち着けとなだめたが止まらない。
 
どうせ、現地のフリーなんて、日本の本流社会からは「カウント」されない訳よ。特に外交などと云う、序列の社会からはね。しかも今回のことは、別にニュースの上で「絶対に押さえておくべき」ポイントでもなかったと思うしね。
 
オトコとしてのプライドを満足させたいなら、もう一度ネパール国営テレビに戻るべし。ネパール国内において(だけの)体制派的本流の報道に復帰できる。
 
さもなければ、ネパールのジャーナリスト協会で政治的な力を身につけ、ネパールの政治勢力として台頭すべし。
 
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最近の我が家での「マイブーム」は、ごはん(ネパールのインディカ米)に【日本のふりかけ】をかけて、その上にタルカリ(ネパール・カレー)を混ぜて食べると云うもの。特に、「おとなのふりかけ」シリーズは、ネパールの国民食ダルバートに合う。絶品!
 
で今朝、昨夜の一件でふてくされていた私が食卓を離れている間に、亭主は自分のごはんに「ふりかけ」をかけて食べ始めた。
 
でね......そのふりかけはね......ふりかけじゃなくて.......使い切り1回サイズ小袋の「出汁(だし)の素」だった。どっひゃ〜!
 
昨夜、的はずれな論理とプライドで私を悩ませたから、天罰が当たったのである。その出汁の素、化学調味料を使わない天然粉末鰹だしであったため、そのままご賞味いただいた。ザマミロ ( ´,_ゝ`)
 
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まあねえ、亭主としては「本職」「天職」と信じているメディアの仕事が、ネパール国内的にも規制強化。日本からの仕事も、様々な理由で低調ということで、面白くないんだよね。
 
ああ、貧すれば窮するとは、こういう事だろうか?石川啄木を思い出した。
 

トークショーから見る、世相

カトマンズで主に見られている(ネパールの)テレビは、【国営ネパール・テレビ NTV 】(正しくは公社であるが、国営放送としか云いようのない局なので敢えて国営と表記)、と、民放の【カンティプール・テレビ KTV】。
 
この両局には、それぞれ看板トークショーがある。両方とも、世間に名の知れた男性司会者が、政治家や評論家を中心に、時には芸能界などからもゲストを迎え、世相について激論を交わす。
 
国営NTV のトークショーを仕切るのは、「ネパールで一番失礼なジャーナリスト」として有名なB氏。彼は国営放送の局員ではないが、パンチャヤト時代からNTVのための番組を多数制作してきた実績がある。故ビレンドラ国王の信頼も厚かった御仁であり、政治的にはコングレス党バッタライ派。
 
しかし彼の番組、特に2.1政変後、精彩を欠いている。現体制派の論客は、出演交渉を拒絶しているようだし、反体制派を迎えた場合、編集段階で厳しい検閲と規制を受けている模様。従って、番組は骨抜きとなる。
 
実際はただの虚勢に過ぎないB氏の横柄さも、最近曇りがち。どうも現体制は、B氏を「親インド派」と目している感じがする。
 
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一方、民放 KTVのトークショーは、2.1体制後元気がよい。
 
先日は、ギリジャ・コングレスの知識人政治家と、パンチャヤト時代からの筋金入り親王派政治家との鼎談であった。コングレス氏は殆ど噛ませ犬状態で、高齢の親王派翁が吼えまくっていた。
 
司会者のD氏は、元々は国営放送でウェスタン・ポップのミュージックビデオを紹介する番組で有名になった御仁。当時は衛星放送がなく、D氏が司会する「サンデー・ポップ」という番組は、大変な人気であった。
 
その後、民放各社で娯楽番組や、ネパール・ポップや歌謡曲のミュージックビデオ制作で実績を積んできた。小柄ではあるが、なかなかオシャレな、自意識過剰オヤジであり、ネパール版久米宏と云えるかもしれない。
 
そしてD氏は、【ご学友】である。故ディペンドラ皇太子と親しく、王室に独自のコネクションを持っていた。2001年の事件直後、惨劇を生き延びた王族軍医の(主催者不明の、実にミステリアスな)記者会見を仕切っていた姿は、異様なほど印象的だった。王室の「家族スイッチ」にも、迅速に対応したんだな......ヤツは。
 
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昔、統一共産党が政権を執った時期には、えっ?と云うほど「共産党シンパ」のキャスター、芸術家がテレビに出演し、共産主義プンプンの芸能番組が放送された。そして、9ヶ月の政権終演と共に、それら番組も打ち切られた。
 
ネパールの放送事業というのは、実にあからさまに、時の政治の影響を受けるもの。それにしても、ニュースでは現政府批判スクープを連続している民放に、王室直系と見られる看板キャスターとは。非常にネパール的な、ねじれ現象だ。

ローカルバスは、危険と認識すべし

昨日金曜日、カトマンズ盆地の東隣カブレパランチョーク郡で、ローカルバスをマオ派が襲撃する事件があった。
 
先日来、ローカルバス絡みの死傷事件が続いている。状況を見るに、
 ・ローカルバスに、国軍などの兵士が同乗していた。
 ・走行中の国道で戦闘が始まり、巻き込まれてた。
という、パターンが見られる。金曜日の事件も、バスに同乗していた兵士を襲撃したものであったが、2人の市民が巻き添えでなくなっている。
 
ローカルバスに、制服・武器携行で治安兵士が同乗することもあれば、私服で乗り込んでいる場合もある。バスの運行側も、兵士に「降りてくれ」とは云えない、力関係もある。
 
これから夏休みに向け、ネパールの「観光地以外」を旅する方もいらっしゃるであろう。危険に巻き込まれぬよう、くれぐれも、くれぐれもご注意願いたい。適切な判断と、小さなお金をケチらないこと。
 
ネパールの村の生活に身を置くことは貴重な経験だが、それが却って、ネパールの人たちの迷惑に結びつく可能性があることも考えたい。もし、日本人が乗ったローカルバスが襲撃されたら。そして、日本人が巻き添えになったら。事件のイメージだけで、ネパールを訪れる日本人観光客が減ることだってある。日本政府の出す危険情報が、引き上げられる可能性だってある。
 
ネパールの名もない命が、虫けらのように踏みにじられていることへの怒り。同時に、旅する外国人としての判断。
 
それでもなお、ネパールは場所さえ選べば。きちんとした手配と情報があれば、旅行を楽しめる国である。また観光が、国の基幹産業のひとつでもある。あなたが来てくれることが、ネパールを支えている。

スターウォーズ、見てきました

スターウォーズ エピソード掘観てきた。
 
今を去ること28年前、徳島の中学生であった自分が、映画館で「ひぇ〜っ」とたまげたあの映像の、しかし訳の分からなかったストーリーの「謎」が、ひとつ、またひとつ.......
 
前半はちょっと辛い部分もあったが、後半、日本語字幕なし(そりゃ当然)の英語だと云うことも忘れて、映画に没入してしまった。えっ?英語が得意かって。いえいえ。フォースで理解したんですな、アナキンくん。
 
私がまだ日本にいた頃公開されたスターウォーズでは、すっかり歳をとっていたオビワン、そしてヨーダ大先生の若き活躍を観られて実にうれしかった。機銑靴離ビワン、検銑困離愁軈ツ垢素敵すぎる。
 
日本ではまだ公開されていないらしいのでネタバレは避けるが、今回のラストシーン。遥か銀河を遡る28年前のストーリーが、さあ、これから始まるのか......って感じで、徳島の田舎映画館と、カトマンズのドルビーデジタル完備の映画館の時空が、メビウスの輪として繋がった一瞬であった。
 
この遙かなる物語を30年近く引っ張り、富と名声を築いたルーカス大先生は天才だ!うふ。宇宙戦争も観なきゃ。ねっ、スピルバーグ大先生。来年はインディアナ4もあるようで。うふふふふ。楽しみすぎ。
 
3時間、浮き世を忘れられた。

ネパール極西部での衝突

昨日6/7、ネパール極西部カイラリ郡(インドと国境を挟む郡の中で、西の端から数えて2番目。中西部の中核都市ネパールガンジより、ずっと西)を走る【東西ハイウェイ国道】で、治安部隊とマオ派の衝突があった。
 
新聞報道に因れば、治安部隊14名、マオ派5名(6名との報道もあり)、市民1名の死者が出ている。マオ派については、死者を隠す(被害を小さく見せるため)ことが行われるため、実際にはこれ以上の死者が出ている可能性も否定できない。
 
国道から北側のジャングルをパトロール中の治安部隊が、マオ派部隊に襲撃されたのがきっかけとなり、激しい戦闘が国道で展開された模様。市民の死者は、たまたまこの時現場を通りかかったバスの乗客である。
 
市民が利用する民間のバスが国道を走っていたら、戦闘に巻き込まれてしまった.......ということ。バスに乗って国道を移動、という普通の市民生活が、戦闘に巻き込まれてしまう悲劇。
 
チトワンでのバス爆破も、上記戦闘も、外国人が足を踏み入れる場所で起こったことではない。しかし、だからと云って、ガイジンは大丈夫と安心していいのだろうか。
 
ネパールを旅行すること自体が危険なのではなく、事態を認識することなしに、危機感を持たないことが危険なのだと思う。例え観光地であっても、ローカルバスに乗っての移動は、いつ何時攻撃対象にされるか分からない。国内移動は航空便を勧めるが、陸路の場合は「外国人観光客」の車であることをアピールしておくことが大切だ。例えば、外国人専用のツーリストバスを利用するなど。
 
もしあなたの旅が、定評ある旅行会社の主催旅行・手配旅行であるなら、旅行社側が安全に配慮してくれているはず。むやみに怖がり、無用なキャンセルをすることはない。状況が無理であれば、旅行社側が催行中止を申し出る。それがない限り、現状では必要以上に心配しなくてよいだろう。
 
もしあなたがネパールを愛してくれているなら、問題のない旅行範囲の中でこの国を訪れてくれることは、ネパールに対する最大級の愛情表現。
 
それにしても、目に見えない【境界線】のこちら側とあちら側で、人命の重さが全然違うこと。口の中に入った砂を噛みしめている。そんな思いである。やりきれないこの思いを、いつまで抱えていかねばならぬのだろう。

泣きたくなる。でも、泣かない。

チトワン郡でのバス爆破事件。未だに、事件の背景が見えてこない。
 
現場の惨状は、ネパールのメディアが伝えている。日本ではカットされていたが、幼児を含む罪のない市民の遺体が、いくつもいくつもいくつも。彼らに、彼女らに、あの子供たちに、生きる権利はないのか?
 
カトマンズで守られた私たちは、明日を信じて生きている。しかし、たまたま、政府・反政府の衝突する地域に生まれ、生きている人たちは、人間ではないのか?ネパール国民の中に、守られるべき国民と、命を踏みにじられる国民の【区別】がされていいのか?
 
私たち外国人は、【ガイジンは攻撃対象外だから】と、心を落ち着ければよいのか?
 
何なんだよ、この国は。
 
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ダーブルというインド系健康食品・自然薬品の企業がある。ネパールでも現地法人を立ち上げ、夏の時期など「パック入りフレッシュジュース」が人気を集めている。輸入品に負けない、いや、より美味しいのだ。
 
現在旬の「マンゴージュース」のテレビCM。かわいい女の子がマンゴーの絵を描きつつ鼻歌で
 
「ミニミニ マンゴー」
(ベース+リードギター、ブリティシュロック系の重低音で)ドドドドドンドン
「ミニミニ マンゴー」
ドドドドドンドン
 
(続いて、永遠の名曲We will rock you ばりに)ドンドン シャン ドンドン シャン (リードギターがエッジを効かせて)ジャーギュワギュワ、ギューワッワ
 
Queen をここまで見事にぱくったCMは、世界に類を見ない。すごいぞ!
 
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あの、地雷に吹き飛ばされて亡くなった赤ちゃんに、ミニミニマンゴー、飲ませてあげたい。
 
バカヤロー、ネパール。
 
《追伸》
事件について、マオ派最高指導者プラチャンダの声明があった。これはマオ派が行った間違いである。治安部隊を対象にした攻撃が、間違いにより市民に降りかかってしまった。とのこと。
 
やりきれない。

G・シャハ作詞 「明日は誰にも分からない」 全訳

昨日抄訳を掲載した、現国王作詞の歌謡曲を全訳しました。出来るだけ原文に忠実に訳しましたが、所々(歌手に確認の上)意訳した部分もあります。
 
全体として、希望を失うな!というメッセージが基調ですね。しかし、決めのフレーズで「でも、確実なことなんて無いよ」と、すっと引いているところがまた、いかにもネパール男的なスタンスです。
 
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《明日は誰にも分からない》
 
作詞: G・シャハ
作曲: ディパク・ジャンガム
歌手: ディパク・カレル
 
 
あどけない眼差しに、何の罪がある。
瞳に涙をためて、生きていかねばならない。
あたたかな日差しはもう射さないだって?
地平線に明日、日は昇らないのかい。
明日は誰にも分からない。
明日は誰にも分からない。
 
未来にある幸運を、誰が知っているのだ。
躍る心と喜びを失った空虚で、自分を見失うな。 
見る間にチャンスはやって来る、誰を待つこともなく。
押しとどめても流れゆく河、逆流することはない。
明日は誰にも分からない。
明日は誰にも分からない。
 
勇気ある者は、棘(いばら)の道も歩いてゆける。
心惹かれるバラの花は、枯れても泣くことはない。
乾ききった唇にも、色めくほほえみを受け入れよ。
森中が紅に染まることなしに、しゃくなげは咲かないじゃないか。
明日は誰にも分からない。
明日は誰にも分からない。
 
あどけない眼差しに、何の罪がある。
瞳に涙をためて、生きていかねばならない。
あたたかな日差しはもう射さないだって?
地平線に明日、日は昇らないのかい。
明日は誰にも分からない。
明日は誰にも分からない。

釣られた、朝日、読売と共同

チトワン郡でのバス爆破事件、大変悲惨な出来事となった。
 
今回の事件報道に付き、現在、日本の新聞報道で一番納得できるのは、毎日新聞ネット版。
 
カトマンズでは一時期、死者の数か53人という報道が出た。国営ラジオ・ネパールの地元記者が情報源として、ラジオニュースで放送されたのが原因だと思う。しかしその後、カトマンズでも死者は30人代後半に修正された。
 
朝日、読売、共同の記事は、センセーショナルな死傷者数に釣られた模様。
 
いずれにしても、罪のない市民を巻き込む破壊活動は、弁解の余地のない悪行である。即刻、このような行動は止めるべきである。
 
カトマンズでは、マオ派の犯行と見られているが、現在まで犯行声明は出ていない。今回の事件の裏に何があったのか、注意して探り出す必要を感じる。印象だけの即断は控えたい。
 
また、ジャングルサファリで有名な「チトワン郡」での事件であり、観光地での爆破では?と不安を抱かれた方も多いだろう。事件の場所は、通常の観光地から離れ、また幹線国道ではない地元道路である。爆破されたバスの路線も、まず外国人は利用しないものであった。
 
ということで、通常の観光地域内ではなかったこと。付け加えたい。逆を云えば、観光地以外の場所に踏み込む、スタディーツアーは充分な注意が必要と云うこと。
 
取り急ぎ、日本の報道を補うべく、カトマンズからお伝えする。

誰か明日を見たのかい.....って

ネパール歌謡界で「オトコの泣き言」を歌わせたら、右に出る者はいないと云われる歌手。ディパク・カレル。彼はその、哀愁を帯びた歌声と裏腹に、本職はネパール大蔵省のキャリア官僚である。
 
でもって、我が亭主の従兄弟であったりもする。カレル氏の父親は、我が亭主の母の実兄であり、ネパール式表現をすれば「兄さん」(ネパールで従兄弟=カズンというのは、遠縁の親戚あたりを指す)。
 
さてこのディパク兄さんが、新曲をレコーディングした。題名は
 
「誰か、明日を見たのかい(直訳)」=「明日は誰にも分からない(意訳)」
 
あたたかな日差しはもう射さないだって?
地平線に明日、日は昇らないのかい。
明日は誰にも分からない。
 
見る間にチャンスはやって来る、誰を待つこともなく。
押しとどめても流れゆく河、逆流することはない。
明日は誰にも分からない。
 
などというフレーズがあり、もの悲しい短調のメロディーが無常観を漂わせている割に、歌詞には強気もちらほら見えている。しかし、決めのフレーズが「明日は誰にも分からない」であり、やはり無常観に落としている感じである。
 
もし、他の作詞者であれば、どこにでもあるネパール歌謡曲であるのだが。実はこの唄の作詞者、G・シャハ氏である。彼の亡き父は、王様詩人と文芸界で評価の高いMBB・シャハ。G・シャハ氏自身も、愛国歌謡の詩人として名が知れている。
 
そう、G=ギャネンドラ!現国王その人である。
 
人前では絶対に表情を崩さず、鉄仮面な現国王。強硬派、タカ派、反民主派と云われることの多い国王であるが、一面、詩作を趣味とする文人でもある。このあたり、国王親政のためのクーデターを成功させた父王、マヘンドラを模しているのかもしれない。政治でも、詩作でも。
 
それにしても、現在国政の最高権力を握る方に「明日は誰にも分からない」と云われてしまうと、はらほろひれ〜って感じもしてしまう。鉄仮面陛下の、はじめてのタメイキ!として、歌詞の深読みをするのは興味深いし、ちょっと怖い。
 
この曲、カスレ ボリ デケコ ツォラ は、未だCD/カセットでの販売はされていない模様であるが、国営ラジオ・ネパールで時々流れている。また、国営ネパール・テレビではミュージックビデオ制作の企画があるが、政治的にも解釈できる歌詞をどのように映像化するか?頭を抱えつつ進行中である。
 
現在の日本で考えれば、花田家のテーマソングにいかがであろう?

エベレスト山頂で、ケコ━━━━(・∀・)人(・∀・)━━━━ン

去る5月30日、ロータリークラブ100周年記念登山隊3名のネパール人男女が、エベレスト登頂に成功した。
 
この中で唯一の女性隊員モナ・ムレパティさん(24)は、シェルパ民族以外のネパール女性としてはじめての登頂者であり、男性隊員はペムドルジェ・シェルパさん(23)と、カミ・シェルパさんであった。
 
これだけであれば、ああ、最近はネパールの人も、自分の興味や冒険のためにエベレストに登るのね......というだけなのであるが。実はモナちゃんとペムドルジくんは、登山のトレーニング中に芽生えた恋人同士であり.......と、これだけでもまあ、あり得る話。
 
 
新聞報道によれば、二人は以前から心密かに「エベレスト頂上で結婚式を挙げようね」と相談していたそうである。が、この計画は家族にも内緒であった。モナちゃんはカトマンズ出身のネワール民族。ペムドルジくんは、チベット系シェルパ民族出身という【異カースト】ということも、その原因としてあったかもしれない。
 
昨日ヘリでカトマンズに帰着した二人は、ロータリー記念事業としてのエベレスト登頂成功と、世界初の頂上結婚式を世間に公表し、一躍ネパール・メディアの花形となったわけである。
 
ネパールのメディアも人の子。悲惨なニュースより、この手の目出度い、ネパール社会の新しい風を感じさせるニュースには、諸手を挙げてガンガン報道するんだな。
 
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ネパール語の古い云い方で、異カースト間で結婚することは、例え両家が認めた上でのことであっても(古い時代には認められなかっただろうけど)、【ポイラ・ジャネ】=【駆け落ち】と表現される。
 
既婚女性が、夫以外の恋人と駆け落ちすることもこのポイラ・ジャネであり、ヒンドゥー社会では本人のみならず一族郎党に及ぶ不名誉とされてきた。
 
例外として、モンゴル系の民族では、人妻であっても魅力があるから駆け落ちの相手が出てくる=いい女。他人の女房をさらうのは命がけであり、それを成功させるオトコは勇気ある=いい男。と評価される場合もある。しかしこの場合も、妻を寝取られた夫側は賠償を受ける権利が発生したりするらしい。
 
今回のモナちゃんとペムドルジくんは、お互い独身であったから、まあシンプルなポイラ=駆け落ち婚と云えるだろう。
 
普通の状況であれば、双方の家族も心配したり反対したりという状況が考えられるが、彼らの場合、ロータリークラブ、メディア、世間が「感動した!」と拍手をしているという【追い風】状態。昨日はロータリークラブ主催の馬車パレードや、登頂を祝うセレモニーまであった。
 
若者らしい、無謀なほどの勇気あるモナちゃんとペムドルジくん。幸せになってもらいたい。しかし結婚は、するのは簡単。維持するのは互いの努力が必要。これからも互いを尊敬し、愛のある家庭を築いてもらいたいものだ。
 
と、15年ほど前、ジャパニとバウンというポイラ・ジャネ婚をしたおばはんは、しみじみ思うのであった。

風太君と兄弟げんかと、ぶほっ、と熱波

ここカトマンズでも、NHKテレビ国際放送によるニュースが見られる。また、ネットを通じた新聞報道や2ちゃん系情報も手にはいる。
 
海外という遠い場所にいるから、かえって日本のニュースが気にかかるという部分もある。自宅にはテレビが2台あるが、そのうちひとつは(私が家にいて起きている限り)ずーっとNHKがつけっぱなし。だって、他に日本語をしゃべる家族がいないんだもの.......
 
さて、レッサーパンダの風太くん。立ち姿が大評判。つーか、レッサーパンダというのは解剖学的にも、後ろ足で直立しやすいほ乳類みたいだね。他にも直立するレッサーパンダ続出だが、でも、風太君の立ち姿はかわいい+異様+衝撃的美しさだね。あははははは。
 
こーゆーのが大ニュースになるっちゅーところに、故国日本の平和さが象徴されているね。ところで、うちの駄犬スパイク君も、えさを持ち上げると後ろ足で立って歩いたりするんだけど。CM出演依頼はありまへんか?
 
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続いて、某有名家族のご不幸。
 
何だか、岩井志麻子(漢字合ってるかな?)のどろどろ小説みたいだな。成人し、家庭を為した後の兄弟・姉妹っちゅーのは、【他人の始まり】的な部分もある。しかし、親の葬式くらい外面(そとづら)よく出したいよね。
 
それにしても、兄弟だけでなく、離婚した元妻(母)、兄弟の嫁たち、父の最期を看取った女性.......と、みなさま、キャラが立ちすぎだわ。家庭内の出来事なんて、所詮は当事者でしか分からないこと。これが日本全国、ワイドショー劇場的に注目を集めているのかな?我が故国では?
 
相撲はここネパールでも人気が高く、我が亭主も「タカノハナサ〜ン、ドウナリマスカ」と気を揉んでいる。若兄ちゃんのことや、先代貴乃花、先代二子山親方のことは知らなかったので(そりゃ当然か)、説明したら目を丸くしていた。
 
フランスのシラク大統領あたりは、EU憲法「オオ、マイガーット」と頭を悩ませつつ、「ハナダファミリーハ、デスネ」と、オタッキーに持論を展開していそうな気もする。
 
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さて、カトマンズ的な話題と云えば......熱暑。昨日6/1ついに、カトマンズで35℃を記録。11年ぶりの記録的酷暑。
 
インド国境に近いタライ地域では、軒並み40℃以上を記録。暑さによる死者も、毎日報告されている。
 
例えばインドのニューデリーなど、45℃を超える暑さになる。しかし湿気が少なく、ネパールの暑さよりマシに思える。(雨期にはいると気温は下がっても、湿気で不快さが上がるそうだが)しかも、クーラーという文明の利器もある。カトマンズの場合、一般的なクーラーの普及率が低い。つーか、クーラーがないと耐えられない日は、毎年2〜3週間程度であり、無くても我慢できるということ。状況、単純に比べられない。
 
今がまあ、その、酷暑の2〜3週間であり、黙ってガマンせい!という気もするがまあ。暑い!というのがトップニュースになる新聞を見て、ああ、束の間でも、カトマンズだけの見せかけでも、平和なニュースっていいなぁ.....と感じたのは私だけだろうか?
 
今年の雨期入りは、例年より1週間程度遅い、6月第3週を見込んでいるとのこと。雨が降り出せば過ごしやすくなるが、今度は自然災害が心配。
 
やれやれ。な、ネパール暮らしである。

お久しぶりです

6月の声を聞き、いやはや、時の流れの速さを感じる。しばらく書けないでいたこと、ご容赦願いたい。毎年ある、ちょっとしたスランプである。単なる怠け癖との声もある。
 
f74edfe7.jpgさて、5月25日には、世界第3位の高峰、カンチャンジャンガ峰登頂50周年の式典があった。(これに先立ちマカルー峰の登頂50周年式典もあったが、カトマンズにいなくて欠席)午前中は、カトマンズ市内初登頂者の馬車行列など、市民による華やかな歓迎式典があった。写真はハイヤットホテルで挙行された、メインセレモニー後の記念撮影。会場が暗く、全体像を写せる位置からでは光量不足。中途半端な写真になってしまった。
 
パラス皇太子夫妻が臨席した式典は、外国からの参加者にも理解できる内容であった。が、その後、皇太子夫妻退席後の文化芸能ショーとディナー・パーティーは、主催のネパール側がガンガン盛り上がる内容であった。
 
身内が歌う。身内が踊る。司会も全てネパール語。普通の外国人には、ちと辛い内容に見えた。メインセレモニー後は、主催者身内の慰労会....ってこと、ネパールではよくある。
 
エベレスト50周年の時は、国王臨席でフォーマル色が強かったから羽目は外しにくかった。その代わり後日、ホテルの宴会場を借り切った、身内だけの「慰労大パーティー」があったもんね。
 
とまぁ、大昔、日本の山屋の末席を汚していた私が祖国を離れ、流れ着いたネパールで、しかも夫婦そろってネパール山岳関係者による「身内」扱いの幸運を得られているというのはありがたい限り。
 
今年の秋は、日本女子登山隊によるエベレスト登頂30周年のお祝いがカトマンズであるし(ネパール登山協会NMA主催/日本からは西遊旅行が式典参加ツアーを主催するらしい)、来年はマナスルの登頂50周年。NMAによれば、日本人400-500人の参加を見込んでいるとのこと。本当にこんなに、大挙して訪れてくれるのか?NMA、仕切りきれるのか?という一抹の疑問符も脳裏をかすめるが、エベレストに次ぐ、いや、エベレストを越えた【メガ・イベント】を、ネパール側は期待しているのを感じる。
 
日本が絡むと、ネパールは期待してくれる。これはネパール人の日本人に対する、絶対的な好意・友情に基づくものである。この気持ちには、私も自分の出来る分野で協力をしたいと思う。
 
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この他、いろいろ感じる出来事も間々あったが、それについてはまた明日と云うことで........ふぇり〜
 
 
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